Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

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アドラーが説く「幸せ」になるために必要なこととは?@「医師こそリベラルアーツ!」連載第5回

2024年08月17日 | 医学と医療
「医師こそリベラルアーツ!」の連載第5回が,日経メディカル「Cadetto.jp」にて公開されました.いままで岐阜大学にて29回のリベラルアーツ研究会を開催しましたが,各回で行なった私のミニレクチャーを紙面で再現する企画です.

今回のタイトルは「幸せになるために必要な『利他の心』とは」で,前回取り上げたフランクルの師アルフレッド・アドラー(1870―1937)による心理学について解説したベストセラー「嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健著)」を読みました.アドラーは自己の成長に加えて,他者の利益や社会への貢献を両立することが,幸せをもたらすと考えました.具体的には,「共同体感覚」「劣等感の克服」「自己決定と責任感」「目的志向」の4つが重要なキーワードです(図).これらのアドラー心理学を現在の医療者に当てはめたらどうなるか,また「利他の心」が大切な理由と「利他主義」で成功を手に入れるとはどういうことか議論しました.また私が大きく影響を受けた名著,稲盛和夫「生き方:人間として一番大切なこと」と,アダム・グラント「GIVE & TAKE:与える人こそ成功する時代」についてもご紹介しました.



さて第6回の課題図書は,ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」(河出書房新社,2018)と新井紀子「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社,2018)です.これからの人工知能(AI)時代をどのように生きたら良いのかを考えたいと思います.なお本連載は,医師・医学生限定コンテンツで,医師または医学生の方は,会員登録すると記事全文がお読みいただけるようになります.

第5回『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』幸せになるために必要な「利他の心」とは



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