アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

引き上げる…♪

2015-10-19 10:49:31 | Weblog
バー・レッスン。
終盤のロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール。
5番ポジシオン→ルティレ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール→5番ポジシオン
アン・ドゥオールとアン・ドゥダーンを交互に、全部で8回。
右側が終わったところでメグちゃんが、何か納得いかないような微妙な表情をしている。
ん?どした?
「引き上げるってイメージはあるんですけど…、5番に脚をおろすとトルソーも下がる…
そうか。そこに気付いたというわけね
はい、それじゃぁサポートするからゆっくり脚を動かしながら、感じてください。
右脚前5番から右脚をルティレに引き上げるとき、左側のトルソーも同時に引き上げる。
ルティレからデブロッペ・ア・ラ・スゴンドをするとき、左側のトルソーを引き上げます。
5番ポジシオンに脚をおろすときの力のベクトルは、脚は下に、左側のトルソーは上に、です。
メグちゃんの左のウエストよりちょっと上に手を添えて、脚の動きに合わせてトルソーに“上へ”の合図を送ってあげる。
「…っへぇぇ…、こぉいうことが引き上げるってことなんだぁぁ…
そういうことです
「んじゃ、センセイはいっつもこうやって脚と一緒に身体も動かしてるってこと?」
そう。
いちいちアタマで考えてはいないけど、そのコントロールが身に付いてる。
「はぁぁぁぁ…、引き上げるってそういうことかぁぁぁ…はぁぁぁ…
ふぅん。
ソコに関心が向いている今が良いチャンスだな
それならば、理屈やイメージで理解しようとするより現実的に直接的に理解する方が早いな
「あのね、ちょっと私の肋骨の下のところに軽く手を置いて…」
いい?
5番ポジシオンで立っているけど、これは引きあがっていない状態なの。
引き上げるっていうのはね、こういうことよ、とコントロールを変える。
んっふぁぁぁっ…
フサさんも、同じように私の肋骨のところに手を置いてみて…。
…、こうですよ…
「あぁ、ほんとだ、上がってる…
ね、わかったでしょ?
脚の動きとソレが常に連動するのよ。
「そんなコト出来るようになるのかな…、自分でわかるようになるのかな…
うん、それは大丈夫よ、スグに出来る。
足元はポジシオニングしなくていいから重心を土踏まずの上に置きましょう。
両腕を上に伸ばして、肩が耳に付くくらいにどんどん上に伸ばしていきます。
これ以上上に上げたらカカトが床から離れそうってなるくらい上に上に。
5番ポジシオンに脚を収めましょう。
バスト・トップ、肋骨を下げずに、肩の力を抜いて腕を下げます。
ほら、出来たでしょ
「…み゛ききき……ぃ…
うん、二人とも、まっすぐでキレイなトルソーになってるわよ
「なんか、肋骨のまわりにヨロイを巻かれてるカンジぃ…
うん、そうだね。
ソレでトルソーを支えてコントロールするのよ。
もう一度やってみよう。

「…ききききぃ……
そうそう、キレイよ、ふたりとも
この吊り上げを練習すると、きちんと背筋も使っていることも感じられるでしょ
「ったぁぁ、もうヤセたような気がする
いや、このコントロールが身に付けば、マジでちょっとサイズダウンすると思うわよ
センター・レッスンでもアンシェヌマンをはじめる前に毎回両腕を上に伸ばすメグちゃんなのでした。
いまごろ、筋肉痛になってるかも…。
オフィスでC3PO みたいになってたりして…
センター・レッスンのことは、また明日ね
コメント
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