アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

鍵はアームス…♪

2015-10-16 09:00:01 | Weblog
センター・レッスン。
バットマン・タンジュの終盤にパ・ドゥ・ブーレとピルエット。
パ・ドゥ・ブーレはルティレにピック・アップするほうね。
右脚バットマン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド×4回→左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→右にパ・ドゥ・ブーレ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→左にパ・ドゥ・ブーレ→左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→右にパ・ドゥ・ブーレ→4番プレパラシオン→ピルエット・アン・ドゥオール
順番は大丈夫よね。
では、どうぞ

ん~、惜しいねぇ、ポール・ドゥ・ブラ…。
以前よりもかなり良くなっているんだけど、もう一息。
脚の動きとアームスの動きを対比させてみるとさ…。
左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール 右がアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド
右脚ルティレ、左脚ルルヴェ 右アームスをア・ラ・スゴンドに開く
右脚ルルヴェ、左脚ルティレ 左アームスをドゥミ・スゴンドに
左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール 左がアン・ナヴァン、右がア・ラ・スゴンド
って関係になるのよ
はい、もう一度どうぞ

うん、そうそう
そうやってそれぞれの位置関係をカウントにぴったり合わせていくと、ひとつひとつのパが粒だって見えるようになるし、きちんとまとまって見えるようになる
エシャッペの練習をしたあとは、パ・ドゥ・バスクとコントゥルタンのシンプルなアンシェヌマン。
コントゥルタンは跳ばないでグラン・ロン・ドゥをするほう、アンサンブル・ド・ミューズでいうグランド・コントゥルタンで。
右脚前5番クロワゼから→パ・ドゥ・バスク→左脚前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→左脚前大きい4番クロワゼ→右脚ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンをしながらコントゥルタン→左脚前大きい4番クロワゼ→ピルエット・アン・ドゥダーン→右脚前大きい4番クロワゼ→左脚ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンをしながらコントゥルタン→右脚前大きい4番クロワゼ→ピルエット・アン・ドゥダーン→左脚前5番クロワゼ→パ・ドゥ・バスク→右脚前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール
このアンシェヌマンの鍵
パ・ドゥ・バスク→コントゥルタン→コントゥルタン→パ・ドゥ・バスク
ピルエット・アン・ドゥオール→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーン→アン・ドゥオール
という順番になっているということ。
交互に、ではないからクロワゼの方向やピルエットのプレパラシオンの形を間違えないように気を付けましょう。
じゃ、一緒にやってみようね。

あ、クロワゼの方向を大切に。
深く入りすぎると横向きになっちゃうわよ。
ん~、脚の動きとアームスの関係性にまだ迷いがあるみたいだね。
それとアンシェヌマンの順番でちょっと迷ってるかな?
ここにも小さな鍵 があって
パ・ドゥ・バスクにはピルエット・アン・ドゥオール
コントゥルタンにはピルエット・アン・ドゥダーン
その組み合わせをはっきりつかめれば、プレパラシオンのポジシオンで迷うことはなくなるわよ
最後に、方向転換の感覚を磨くアンシェヌマン、やってみようか
右脚前5番クロワゼ→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→右脚軸大きい4番、右アームスがアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド→左脚でロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンしながら右に方向を変える→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、左アームスがアン・オー、右がア・ラ・スゴンドでポゼ→左脚前5番→右脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ→左脚軸大きい4番、左アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→右脚をロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオールしながらフェッテ→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、左アームスがアン・オー、右がア・ラ・スゴンドでポゼ→右脚前5番クロワゼ→左脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ→右脚軸大きい4番、右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド→左脚をロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオールしながらフェッテ→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、右アン・オー、左ア・ラ・スゴンドでポゼ→左脚前5番→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→左脚軸大きい4番、左アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→右脚でロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンしながら左に方向を変える→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、右アン・オー、左ア・ラ・スゴンド
じゃ、一緒にやってみようね
アームスで動きをリードするイメージをもつといいのよ。
ポゼでは必ずポワン・タンジュ・ドゥヴァンのクロワゼね。

ん~、そうか
ここでの鍵
このアンシェヌマンの構成もアン・ドゥダーン→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥダーンになっていること。アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールが交互になっていない、ということ。
アン・ドゥダーンでもアン・ドゥオールでもプレパラシオンは大きい4番クロワゼで同じ。
アン・ドゥダーンのときは、ア・ラ・スゴンドのアームスを軸に巻きつけるように引き上げることでトルソーの方向転換をリードする。
アン・ドゥオールのときはアン・ナヴァンのアームスを巻き上げることでフェッテの回転をリードする。
アン・ドゥダーンのあとのポゼではポワン・タンジュ・ドゥヴァンの脚と同じ方のアームスがアン・オー、アン・ドゥオールのときは反対のアームスがアン・オー。
です。
来週のレッスンまでに解決しておいてね~





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お目にかかりたい…♪

2015-10-15 09:00:20 | Weblog
先日読み終えた『百寺巡礼』第一巻に、秋篠寺の項もありました。
ここの御本尊は薬師如来で、大元帥明王立像も秘仏として有名だそうです。
そして伎芸天がおわします。
伎芸天、もともとはヒンドゥー教の神様。
仏教に採り入れられて守護天となったお方。
ただ残念ながら日本では彼女に対する信仰はあまり広がらなかったようです。
お姿もこの秋篠寺の一体のみだとか。
で、伎芸天
その名の通り、芸事の守護神。
著者の筆に導かれつつ掲載されている写真を見れば、なんとも奥ゆかし気で嫋やかな仏様である。
あまり身を飾っておられず、つつましやかでもあり、それゆえにコケティッシュな感じもする。
過去にも著名な作家たちがこの仏様に魅せられて一文をものしているそうだ。
そして胸に響いたのが著者の言葉。
この天女の前では―中略―現世利益的なことはいまさら祈るまでもない、という気がする。
はっとした。
あぁ、そうか、それが本当なんだろうな。
願ったり祈ったりするのではなく、ただ仏様と向き合う。
静かに向き合うことで何かに気付く、感じる。
ときによっては何も気付けず、感じられないかもしれない。
でも、それもまた善し、なのかもしれない。
そんなふうに思えた。
秋篠寺、行ってみたいな。
奈良だ。
日帰りが出来なくはないだろうけど、それでは味気ない。
伎芸天さまにゆっくりお会いして、そのあとは奈良公園で鹿と遊ぶ。
そんな一日があってもいいかも…。
新幹線で大阪まで行って、そこから近鉄に乗り換えて…、かな?
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そんなときもあるよね…♪

2015-10-14 11:14:37 | Weblog
毎日ブログを更新していると、記事にするテーマがないな、という日がある。
日頃書いている記事はどんなものか、カテゴリーを考えてみる。
なるべく生徒のみなさんの役に立つようにレッスン内容について。
アンチエイジングをはじめとして健康に関すること。
読書のこと。
ハンドメイドのこと。
見聞きしたもののこと、テレビとか映画とか…。
日常のちょっとした出来事、ニュース、気付いたこと。
大体はこのくらいでしょうか。
で、そのなかのどれにもテーマを見つけられない日がある。
それが今日です
昨日のレッスンに関しては…。
ん~、とくに新しいエクササイズを採り入れたりはしなかったし、メンバーの動きやペースにも注意をしておくべき問題はなかった。
読書のことは…。
あ~、『百寺巡礼』の一巻を読み終わりはしたが、その読後感を1冊ずつ書くべきか、10冊読み終わってから書くべきか、う~ん…
ハンドメイドのことは…。
小さなアイデアがひらめいてデザインが決まり、これから生地の買い出しに行くところだからねぇ…。
日常のちょっとした事は…。
とくにこれといって興味を引かれるような出来事もないなぁ。
あ、コンビニのコーヒー 引換券が当たったくらいか…
ねこあつめのにぼしが40000にぼし集まったり…
はぁぁぁ~、何も思いつかないぃぃ~
そんな日もあるよね、あっていいよね。
何も思いつかない、という記事を一本書けたわけだし…
ま、これから生地と『百寺巡礼』の続きを買いに出かけるから、何かテーマになりそうなものが見つかるかもしれないわね
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型…♪

2015-10-13 08:53:33 | Weblog
日曜の夜、ちょっと遅い時間にテレビをつけたら市川猿之助がゲストに出ていた。
どういう番組なのかは不明だが、ギターを抱えた福山雅治のほかにも2~3人の出演者がいた。
で、福山が歌い、猿之助が即興で踊るという流れになった。
曲は『夢芝居』、かつて梅沢富美男が歌って大ヒットした曲。
猿之助が、1番は男、2番を女で踊るという。
ほぉぉぉ…
セットの陰から猿之助登場。
歌に合わせた当て振りなんだけど、こぉれが…。

お見事
スーツ着て茶色の革靴はいているそのままのなりで踊ってるのよ。
それなのにちゃんと男は男に、女は女に見える。
うわぁぁぁ…
あ゛…、思い出した。
もう随分前のことだけど、坂東玉三郎丈が紋付に仙台平で、道成寺だか藤娘だかの素踊りを披露されたことがある。
鬘も豪奢な衣装もないのに、扇子一本でちゃんとその景色が見えた。
あの時思ったんだ。
素踊りで見せられてこそ本物だ、って…。
スーツに革靴の猿之助しかり。
が身に付いていればこそなんだな。
女舞の型、男舞の型、それぞれに決まった所作。
そういうものがきっちり身に付いているからこそ、即興で演じても見せることが出来る。
クラシック・バレエだってそう。
基本のポール・ドゥ・ブラも身に付いていないのに、ただうにょうにょと腕をくねらせても白鳥にはなれない。
正確な4番アラベスクが身に付いていなければ、エクステンション・アラベスクは美しくない。
破り得る型があっての型破り。
改めて勘三郎丈の言葉を思い出した。
良いものを見たと思えるひとときでした




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バレエ、それからアンチエイジング…♪

2015-10-12 09:01:20 | Weblog
センター・レッスン。
バットマン・タンジュの次はエシャッペのアンシェヌマン。
右脚前5番から→エシャッペ→右脚後ろ5番ドゥミ・プリエ→エシャッペ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→エシャッペ→2番ドゥミ・プリエ→左脚前5番シュル・レ・ポワント→左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒エシャッペ→左脚後ろ5番ドゥミ・プリエ→…………
2番ドゥミ・プリエのとき内腿、カカトを押し出すイメージでターン・アウトを守りましょう。
2番ドゥミ・プリエをするときにアン・バに下すアームスの動きが遅れないように気を付けましょう。
はい、ふたり一緒に音楽でどうぞ

ふぅぅむ…。
「ふたりともぉぉ、2番プリエは脱力するところじゃないよぉぉ」
つぎのシュス・スーに立ち上がるためのバネをためるところ。
たとえるなら、カカトの下にいっぱい水を含んだスポンジがあって、そのスポンジを押してじわぁぁぁ~っと水を全部絞り出す、そんなイメージ。
足首の力を抜いてカカトを落っことす動きはプリエではありません。
ピルエット・アン・ドゥオールの練習をしたあとはアッサンブレ。
先週までと同じアンシェヌマンで
確認のためにちょいと見本をみせよう。

…そ、そんなに早いテンポじゃありません もっとゆっくり…その半分…
おや、そうかい?
あ、そうか、そうか、そうだね。
ではどうぞ

おぉ
メグちゃん、シャンジュマンからアッサンブレへの切り替えのところ、問題は解決したみたいね
「今日はちゃんと出来てる感じです、なんでだかわかんないけど…
え゛…
それはねぇ、シャンジュマンのあとのドゥミ・プリエでちゃんと床を押せていて、中途半端に浮き上がっていないから、よ。
それともう一つ、パ・ドゥ・ブーレとシャンジュマンとのつなぎがスムーズに出来ているから、です
最後にグラン・ワルツ。
アンシェヌマンは先週と同じ。
早速音楽でどうぞ

おぉぉっとぉ…、ソコかぁぁ、メグちゃん
アッサンブレ・アン・トゥールナンのとき、バットマンした足の爪先が天井を向いているのはどうしたワケですかい
「ぁはぁぁぁ…
あなたはジャンプ力もあるししっかりバットマンも出来るから逆に目立っちゃうのよぉぉ。
「けへへへへ…
Sさんはね、ピルエットのプレパラシオンを正確に、丁寧に。
パ・ドゥ・ブーレから4番ドゥミ・プリエまではあくまでもアン・ファス。
当然視線もアン・ファス。
トルソーはアン・ファスになっているのに顔が斜めを向く、というのは特殊な指定がない限り ですよ。
4番ドゥミ・プリエでのプレパラシオンのとき両足の位置が捻じれないように気を付けましょう。
ポール・ドゥ・ブラをしてレッスン終了。
楽しいレッスンでした
続いてアンチエイジング・レッスン
マダム・スガノムシュウ・スガノも2週間ぶりですね。
「どこか辛いところとかありませんか?」
「いいえ、とくには…
「私は肩がちょっと…」
はい、それじゃ肩周りを解せるエクササイズもしましょうね。
いつもの通り仰向けでのメニューのあと座って体側のストレッチ。
「わお、ムシュウ・スガノ、随分柔らかくなってる
「そうですか…
うん、いい感じ。
トルソーが捻じれなくなってるしね
僧帽筋のストレッチと肩甲骨周りを動かすエクササイズをしてからバーに掴まっていつものメニュー。
「うん、マユミさん、お腹周りが強くなってきた
「ムシュウ・スガノ、背中の伸びがさらに良くなってる
ふたりとも好調ですね。
最後にホップ&タッチをしてレッスン終了。
「2週間空いちゃったら、なぁんか思うように動かない感じがする」
それが分かるってことは、それだけ進化してるっとことですよ
ではまた来週~
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『百寺巡礼』…♪

2015-10-11 11:08:30 | Weblog
こんどは何を読もうかな、と書店に出かけた。
いちおうチェックしておいた新刊もちょっとページを捲ってみる
ん…、これはパスしよ…。
んじゃ、いよいよ『箱根の坂』かな、と講談社文庫の棚へ…。
でもね、随分前からちょっと気になっているものも講談社文庫にはあってね…。
なぜかしらそっちのほうに目が行っちゃう。
『百寺巡礼』 五木寛之著
なぜ気になっているかといいますと…。
もうずっと前に同タイトルのテレビ番組があったの。
著者自身がいずれかのお寺を訪れて、紹介していくというもの。
奇をてらったところのない淡々とした番組で、それだけに著者の感動や感想が明瞭に伝わってくるような番組だった。
そのとき初めて五木寛之という作家を“見た”わけ。
すでに高齢であられたと思う。
ちょっと長めの豊かな髪といいすっきりした細身の立ち姿といい声といい、ま、私のストライクゾーンにハマった。
作品よりも作家の姿に先に出会っちゃったワケです、それも様子の佳い大人の男性である作家に。
興味をもったのはその時その年齢からの作家に対してであり、彼の言葉。
だから大作『青春の門』も『四季』も『朱鷺の墓』も読んだことがない。
その時以降の作家本人の考え方や感じ方、興味の在り処、息遣いがわかるようなものを読んでいる。
『他力』とか『生きるヒント』とか『おとなふたりの午後』とか…etc.etc.…。
で、『百寺巡礼』
番組の中で作家の口をついて出る
美しいな
素晴らしいな
という讃嘆の言葉が耳に残っている。
ことさらな抑揚もなくワザとらしい身振りもない。
その作為のなさゆえにかえって感動の深さを思わせるような言葉の印象が深い。
そのことが思い出されて、一巻目を手に取ってページを捲ってみた
『…そんな旅の途上で、私はものに憑かれたようにモノローグをつづけ、語り、文章を書いた。…』
…、あぁ、そうだ…、モノローグ…、モノローグ…、まさに…。
あの番組で見た作家の佇まいが脳裏によみがえってきた。
そうなると、コレを読みたい、で決まりです。
当分の間は『百寺巡礼』です…10巻まであるんだもぉぉん
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読後感…♪

2015-10-10 09:29:26 | Weblog
葉室麟著 『春風伝』
読み終わりました。
この文庫を手に取ってよかったと思います。
『春風伝』、すなわち高杉春風暢夫の一代記ということですが…。
晋作をはじめ松陰門下生が松陰の墓碑を立てるシーンがあります。
そこで同志の一人がいうのです。
春風というのは穏やかそうで、高杉さんの名としては似つかわしくない、と。
それに玄瑞が応えます。
春には春疾風(はるはやて)というつむじ風が吹く。晋作はまさに春疾風のような男だ、と。
あぁ、なるほどねぇ、たしかに…と納得しました
藩の意向で江戸に出たのに勝手に脱藩しちゃうし、上海でも一暴れも二暴れもするし、京へ行ったり長崎へ行ったり江戸へ行ったり、またまた脱藩したり…、まさに神出鬼没、疾風迅雷。
ただ暴れまわっているだけでなく、暴れながらしっかり見て見抜き、考えている。
そして晋作自身の才能もさることながら、周りの人にも恵まれていた。
その筆頭が周布政之助。
逸る晋作を抑えるために十年間暇をやるという。つまり藩政には関わるなと。
晋作のことを
「藩の存亡がかかった瀬戸際に抜く伝家の宝刀」
としてとっておく、というのだ。
藩内の勢力争いなどに巻き込まれて命を落さぬようにという配慮である。
ただこの伝家の宝刀はもろ刃の剣にもなりかねない危険な力を秘めている。
それが高杉晋作という男だ。
西郷と出会い、坂本竜馬と出会い、疾風怒濤の如くに動き、戦い、勝ち、また勝つ。
そして幕長戦争に勝利してのち、まるで燃え尽きるように死を迎える。
その最後の時は穏やかだ。
まさか畳の上で死ぬことになろうとは本人も思っていなかったかもしれないが。
「わたしは魁でしたから、先に行かせてもらいます」
明治維新という回天のときを引き寄せるためだけに、それに要する時間だけを生命として天から与えられたような人生だ。
享年27歳8か月。
若すぎる死だが、その周辺に悲愁や無念の陰はない。
おもしろきこともなき世をおもしろく
十分に生きたと、満ち足りた人生だったと、そう思えたのだろう。
春疾風は最後に穏やかな春風となって天に帰っていった。

追記
辞世は
おもしろきこともなき世をおもしろく 住みなすものは心なりけり
と伝わっている。
でも、下の句は野村望東尼が付けたものです。
だから晋作の本当の辞世は上の句のみと私は考えています。
上の句だけで晋作の思いは完結しているように思えるからです。
三十一文字の体裁を整えるために望東尼があえて下の句を付けたような気がします。




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左側…おりょ…♪

2015-10-09 09:43:13 | Weblog
ユキさんマユミさんも、そのバランスならドゥー・トゥール回れるハズなんだけどねぇぇ。
「あのね、ワタクシは、ドゥー・トゥールを回ってはイケナイとは、一度も、言ったことは、ないからね
「…てへへへ…
はい、それではアッサンブレのアンシェヌマン。
右脚後ろ5番から→右アッサンブレ→タン・ルヴェ→左アッサンブレ→タン・ルヴェ→右アッサンブレ→タン・ルヴェ‐左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→パ・ドゥ・ブーレ→シャンジュマン⇒左脚アッサンブレ→タン・ルヴェ→…………
シャンジュマンのつぎのアッサンブレで出遅れないように気を付けましょう。
シャンジュマンをアッサンブレを跳ぶためのプレパラシオンだとイメージするといいですよ。
まずは2分の1のテンポで、それぞれのパを確認しながら練習
タン・ルヴェはきちんと5番ポジシオンを守れているか。
タン・ルヴェのあとク・ドゥ・ピエ・デリエールで着地するところでも、まずはきちんとタン・ルヴェを跳べているか。
ではオン・テンポでどうぞ

お…、あぁ、そこか…
「ユキさん、あのね、ク・ドゥ・ピエ・デリーエルに下りたあとがね…」
パ・ドゥ・ブーレに移行するところが遅れてるの。
ク・ドゥ・ピエ・デリエールにおりたら即、ピケ・ルティレ
そこで間を取ると、次の動きから次々にカウントがズレていってまとまらなくなるのよ。
もう一度、オン・テンポで練習
うん、ユキさん、タイミングが分かってきたね
それではテンポ・アップ。
アレグロのテンポでどうぞ

うん、マユミさん、ちゃんとまとまってる、いいわよ。
あた、ユキさん、落ち着いて、落ち着いて…
そのあと3拍子の短いアンシェヌマンを練習して、最後にグラン・アレグロ。
上手奥で左脚アティチュード・ア・テール・クロワゼから。
右にデヴロッペ・ルルヴェ・エカルテ・ドゥヴァン→シャセ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→左にデヴロッペ・ルルヴェ・エカルテ・ドゥヴァン→シャセ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→右にデヴロッペ・ルルヴェ・エカルテ・ドゥヴァン→シャセ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→左脚前5番クロワゼ・シュス・スー→右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼでポゼ→右脚ピケ‐アラベスク→シャセ→左脚ピケ‐アティチュード・アン・トゥールナン→右脚ピケ‐アラベスク→シャセ→左脚ピケ‐アティチュード・アン・トゥールナン→右にピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→ピケ・アン・ドゥダーン→トゥール・シェネ→→→→ポワン・タンジュ・デリエール‐ポゼ
音楽を聞きながら順番や動線の確認をして
大丈夫ね、じゃ一人ずつどうぞ

おぉっっとぉぉ…、ユキさん
ぁいやアナタも…、マユミさん
ピケ‐アラベスク→シャセ→アティチュード・アン・トゥールナンのところは、上手奥に向かって移動しましょう。
「斜めの角度を深くとるのよ。次のピケ・アン・ドゥダーンとシェネのための距離を十分に用意しておかないとね」
そのためにシャセも上に弾むんじゃなくて、横に距離をとる動きをした方がいい。
はい、もう一度

ん。よろしいでしょう。
では左側を

ゆ、ユキさん
「す、すいません、もう一度やらせて…
はい、落ち着いてどうぞ

びみょ~にアヤシイ感じだなぁ…
次回までに左側の問題点を解決しといてね~
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火曜日のエクササイズ…♪

2015-10-07 14:19:20 | Weblog
昨日の火曜日はスタイル・メイク エクササイズ
いつものように仰向けになって腹式呼吸。
お腹の動きが分かりやすいように、お臍のしたあたりに手を置いてね。
この腹式呼吸、背中で、とくにウエストの後ろあたりで床を押すようにお腹を窪ませていく。
このやり方は体幹強化のためのドローインと同じ。
ゆっくりしっかり息を吐ききる、そしてお腹を緩めて吸う。
きちんとやればこれだけでも体幹トレーニングになる
腰やお尻周りのストレッチやハムストリング、股関節周りのストレッチ。
グラン・バットマン。
そして内腿でボールを潰すエクササイズ。
これは内転筋群に効果あり。
「ねぇ、トモコさん…、ダンサーでもアスリートでもないのに、トモコさんみたいにここまで脚の筋肉を万遍なく使ってる女性ってあんまりいないだろうね
「そうですねぇ…
はい、それではボールに背中を預けてゆっくり反りましょう。
両腕は頭の上に伸ばしてね。
「…はぁぁぁぁ~…
ゆっくり呼吸しながらしばらく静止。
今度はボールを少し腰のほうにずらして、もう一度反りましょう。
「…ふはぁぁぁぁ~…
うん。
気持ちがいいわね
腹斜筋強化のエクササイズや腹横筋強化のエクササイズをして、最後は座って首や肩、腕のストレッチ。
ゆっくり首を回していると、ほわぁぁんと緊張が抜けてくるのが分かるわね。
「人が住まなくなった家が手入れ不足で老朽化が加速するのと同じでさ、人間の身体もしっかり動かして手入れをしてないと、老廃物が溜って劣化が加速するってことよね」
「そうですねぇ、ほんとに…
最後にゆっくり立位体前屈をした後、大きく大きく伸びをして、脱力。
「気持ちいいねぇ」
「ふふふ~…
見た目の印象が実年齢に逆行していくトモコさんなのでした
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小さな出来事…♪

2015-10-06 11:19:26 | Weblog
日曜日の午前中、ランチタイムにはちょっと間がある頃。
小学校低学年の男の子とお父さんの楽しげな声が聞こえてきた。
ふたりでどこかへ遊びにいくのかな、とそんな感じ。
近くの公園か河原へ、キャッチボールかサッカーでもしに行くのかしら。
少年は久しぶりにお父さんと遊べるのが嬉しいらしく、はしゃいでいる。
お父さんの声が聞こえてきた。
「ほら、気をつけないとあぶないぞ
お父さんも息子と遊ぶのを楽しみにしているようだ。
少年は嬉しさいっぱいで走り回っているらしい。
「おい、そうやって走り回ってるところんでケガするぞ
そのとき、
走る~ころぶ~血が~で~る~
爆風スランプのランナーのメロディーで少年が元気に歌いだした。

う…うまい…うまいなぁぁ
なんという反応の良さ。
なんというユーモア。
子供って、脳みそまで運動神経がいいんだよなぁ。
元気にそのフレーズを繰り返しながら、ふたりの気配は遠ざかっていった。
思い出すたびに楽しくなる小さな出来事だった
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手も脚も…♪

2015-10-05 10:09:01 | Weblog
センター・レッスンのバットマン・タンジュの終盤。
エシャッペ2回→ルティレ‐ルルヴェ‐パッセ→4番プレパラシオン→ピルエット・アン・ドゥオール
エシャッペが終わったとき、ルティレする側のアームスをアン・バに。
アン・バのアームスはルティレと同時にアン・オーに。
ルティレ‐ルルヴェから4番プリエに“落下”してはいけません。
はい、音楽でどうぞ

おぉ、タンジュをするときにトルソーがブレなくなった。
強くなったね
ただ、ピルエットのアン・ナヴァンのアームスをもっと気を付けて。
手首や肘を曲げすぎないようにね。
では、ピケ‐ルティレとパ・ドゥ・ブーレの練習を。
右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→ピケ‐ルティレ→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→ピケ‐ルティレ→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→ピケ‐ルティレ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→パ・ドゥ・ブーレ→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→…………
ピケした脚でドゥミ・プリエに下りるとき、ク・ドゥ・ピエする脚の膝下が撥ね上がらないように気を付けてね。
はい、音楽でどうぞ

お…おりょ…
そこは修正が必要だねぇ。
「メグちゃん、左脚でピケするときにアン・ドゥオールが壊れてるよ」
そしてちょっと小指側に重心が落ちてる。
ピケするときはカカトを引かないことよ。
カカトを前に押し出すイメージでピケしましょう。
じゃ、もう一度どうぞ

うん、そうね、そうやって気を付けていれば大丈夫。
丁寧にやっていればターン・アウトを守れるようになるからね
「パ・ドゥ・ブーレのルティレの引き上げは間に合ってましたか?」
うん、そこは大丈夫。
キレイなパ・ドゥ・ブーレができてる。
アッサンブレのアンシェヌマンを練習してから最後にグラン・ワルツ。
アンシェヌマンは先週と同じで。
今回気を付けてほしいのはね、
右脚軸のピケ・アラベスクから左脚軸&右脚アティチュード・ア・テールに下りたとき、左脚の膝を曲げない
ことです。
先週気が付いたアームスのイメージも忘れないでね。
では、音楽でどうぞ

…ん
……あれ
………おりょ
コレコレ、ピケ・アラベスクするときのアームスがうんにょと変な曲線つくってるよぉぉ
「てへぇぇ…脚のことに気を取られてぇ…
そうねぇ。
あのね、なぜ膝が曲がっちゃうかというと、アラベスクの脚をおろしているのではなく、脚が落っこちているからですな
脚が落っこちるのと同時にトルソーも落っこちてるからさ。
ちょっとゆっくり見本を見せるね。
右脚ピケ&左脚アラベスク→1番ポジシオンシュル・レ・ポワントを通過→左脚の上にそっと重心を移す→アティチュード・ア・テール・クロワゼ
ね?
「… …う~~ん…」
はい、もう一度、音楽で

ん、膝が曲がった瞬間のことを自分で認識できるようになってきたね。
そうやって丁寧に修正していきましょう。
「…今日はなぁんかイメージどおりにコントロールできないぃぃ…
ま、そういう時だってあるわよ
それでも、ちょっとずつ進化してるんだから。
あっ…て自分で気づけるようになってるのがその証拠よ。
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変化…♪

2015-10-04 11:58:55 | Weblog
今年は珍しく秋の訪れが早くて、穏やかな陽気が嬉しい。
夏物の手入れをしたり、片付けをしたりしていたら、ふと模様替えをしたくなった。
もっとも、大々的にというわけではない。
ちょっと、ちょこっとしたい、そんな感じ。
まずは玄関脇の棚。
飾り棚にしている段と引き出しの位置を替えてみた。
あら、いいわね。
目線の高さとのバランスがいいじゃない
引き出しを下の段にしたら使い勝手がよくなった。
どうしてもっと早くに気付かなかったのかしらねぇ
そうしたら今度は棚板の縁の部分が気になりはじめた。
ん~、ペンキを塗るという手もあるが…。
ふと思いついてマスキングテープを貼ってみた。
あぁら、いいじゃないの。
無骨な感じがなくなった
つぎは、そうだ、キッチンの調味料入れを新しくしよう。
もう随分長く使ってきたものねぇ。
ここらでラックごと新調しよう。
以前から見かけていて、いいな、と思っていたものを購入。
ワクワクしながら設置してみた。
うん、いいわね、いいわ。
それから収納場所での配置を替えたり、読まなくなった文庫本を買い取ってもらったり。
あとはちょっとした雑貨を収納するボックスが欲しいんだけど、なかなか出会わない。
ひとつ、サイズもカタチもいいなと思うものがあったけど、色と柄がねぇ…
そこに目を瞑って設置しても、4日目には腹が立つと思う
まぁ、ものとの出会いも縁だからな…、気長に探そう。
それにしても、収納にしても物の配置にしても、数年前にそうと決めたときはそれがベストだと思ったのにね。
今となっては、なんでそんな風にしちゃったかねぇ、と苦笑するところもなきにしもあらず。
自分自身というものが、そんな風に変化し続けてるんだな、と思う。
それを成長といえるか否かは不明だけど
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こちらを先に…♪

2015-10-03 09:11:52 | Weblog
前回は『箱根の坂』を読もうと思って書店に買いに行ったのに、つい『大盗禅師』に手を伸ばしてしまった。
今回こそ、と書店に出かけてまずは文庫新刊コーナーへ。
…ん?…ん?…ん?…
ある一冊の帯の文字が…。
高杉晋作
う~ん、これは…
多少の知識はある。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』や『世に棲む日々』にも当然出てくるしね。
魅力的な人物だと思っている。
でも彼を主人公にしたものは読んだことがないよな…、ないと思う…。
ちょっと、1ページ目を読んでみよ…
……………………。
うん、いいなぁ…。
さて…、新九郎さん(北条早雲;箱根の坂)か、晋作さんか…。
ん~、新九郎さんのことはまだほとんど知らないしなぁ…
知ってる人の方が先かなぁ…。
それに好きな作家が書いたものだし。
ん~、よし、新九郎さんは次回だ…
『春風伝』 葉室麟 著 新潮文庫
んふ…カバーのイラストも素敵
でも、なんで『春風伝』なんだろう。
高杉晋作って春風ってイメージではないけどなぁ…。
どちらかというと疾風とか颶風とか、そんなイメージなんだけど…。
まぁ詩作を好んだり三味線を爪弾いたりするあたり、粋人のイメージはある…。
粋人のイメージから駘蕩とした雰囲気を連想しないでもないけど…。
あ、だから春風か…。
と思いつつ帰りの電車で摘み読みしていたら…。
なあんと、諱が春風(はるかぜ)なんですって…
高杉春風暢夫さん
こぉれは存じませぬでした
さぁ、それでは、著者の先導に従って、高杉晋作さまに御目文字仕ろう
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パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン…♪

2015-10-02 08:07:50 | Weblog
センター・レッスン。
バットマン・タンジュの練習のあとはタン・リエ。
一番シンプルなスタイルでアン・ナヴァン・エ・ドゥ・コテ。
右脚前5番クロワゼから。
クロワゼ・アン・ナヴァンのときは、アン・オーに引き上げるアームスでトルソーを前方斜め上に引き出すイメージで。
移動が完了したポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼのとき、エポールマンを大切に。
アン・オーとア・ラ・スゴンドの関係は、アンダー・バストを通ってそれぞれの指先を結ぶラインが、大きな円周を描くとイメージするといいわね。
「あぁ、ユキさんの場合はね、自分で思っているよりもちょっと大袈裟に、顔を正面に向けたほうがいいわよ」
はい、音楽でどうぞ

うん、いいわ。
アームスの動きに遅れもないし
では、久しぶりにピケ‐ルティレ。
そのあとシンプルなアンシェヌマン。
右脚前5番から。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ピケ‐ルティレ→2 右脚ポワン・タンジュ‐ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ‐ルティレ4 左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐ドゥミ・プリエ→5 パ・ドゥ→6 ブーレ→7 左脚前5番ドゥミ・プリエ→8→シャンジュマン⇒…………
右側だけ、4セットね。
音楽でどうぞ

ふむ…。いいじゃない
ちょっとオン・テンポでやってみて

問題ないねぇ
それならば…。
「パ・ドゥ・ブーレのところをね、アン・トゥールナンにして…、アン・ドゥオール
ちょっとカウントで練習してみて…。
大丈夫だねぇ、そのままオン・テンポでどうぞ

うん、アン・トゥールナンも安定している。
では反対側をどうぞ


お、おりょ…
左のパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンがぁぁ…。
「あのね、ユキさん、回転というか方向転換のスピードにルティレが間に合ってないのよ…」
方向転換しながらルティレをするというよりも、ちょっと大袈裟な言い方をするならば
ルティレに脚を引き上げることで、方向を変える
とイメージしたほうがいいわよ。
そしてルティレの脚は必ず軸脚の膝の前に引きつける。
方向転換が先走ってルティレが遅れると、軸脚の膝裏に引きつけることになっちゃうからね、それは間違い。
せっかく安定した動きができるようになってきてるんだから、細部を正確にやりましょう
最後にシャンジュマンにアームスを合わせる。
うん、アームスの動きがスムーズでいいわ。
脚の動きにも、アームスにもがある。
その型を大事にしましょう


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自分につっこむ…♪

2015-10-01 09:07:31 | Weblog
megumiさんへ。
コメントありがとうございます。
お手本にしたい方、見習いたい方、高齢だけど素敵な方って沢山いらっしゃいますよね

さて、ちょっと笑い話になっちゃうかもしれませんけど…。
先日、ふと見たいと思ったDVDがあったのでPCを操作していたら…。
10年前に踊った≪瀕死の白鳥≫の、練習中の動画が見つかった
およ…、ちょっと見てみよう…。
下手奥からパ・ドゥ・ブーレ・スウィヴィで登場。
ん~、5番ポジシオンはキレイだけど、パ・ドゥ・ブーレはもっと細かいほうがイイでしょ
上手奥で向きを変えて、センターに向かって移動。
んぁ 骨盤の向きがびみょ~にズレてないか
ピケ・アティチュード・エファセ・デリエール。
こらぁ…、グラン・バットマンじゃないんだから…
センターでまずは左脚を伸ばして座り上体はカンブレ・アン・ナヴァン、そこから左脚をロン・ドゥしてデリエールに。
そんな“スパ~ン”と回さなくても…、ゲーム盤の矢印じゃないんだから…
左脚デリエールのポジシオンから後ろにカンブレ。
うぅわぁぁ…、イアナバウアーって、なんじゃそりゃ…
立ち上がってアティチュード・デリエール・ルルヴェ・クロワゼ。
立ったなぁ…バシッっと…。
上手前に向かって移動。
なんか…、みょうにノリが良くないか…
センター奥に向かって移動、左右交互にアームスの高さが変わる。
んげ…、腕が長ぇ…
……………………。
なんてキレのいい白鳥…、元気だねぇぇ…
どこが“瀕死”なんだ…
儚いとか、嫋やかとか、幻想的とか、哀愁とか、悲哀とか、そんな言葉とは縁がなさそうな…。
なんともアグレッシヴ
こんなに突っ込みどころ満載の≪瀕死の白鳥≫って…
う~ん…、リベンジ…しなくちゃ、だな…。
101歳で1500mを1時間30数分かけて泳ぎ切る女性もいらっしゃるのだ。
≪瀕死の白鳥≫3分14秒、踊れないことはあるまい、…と思いたい
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