アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

リズムの基本の基の基の≪基≫…♪

2016-02-14 11:52:33 | Weblog
大人になってからバレエを始めた方と一緒にレッスンしていると、ある共通していることがあるのに気づく。
ことに、楽器の演奏や歌を習ったことがないなど、楽譜が身近になかった人に共通しているかな。
どちらかというと、小学校の音楽の時間以来ロクに楽譜を見たことがない、という人は多い。
みんな、言葉は知っているのよね。
4分の4拍子、4分の2拍子、4分の3拍子。
ま、ここまでが一般的な知識かな。
一応小学校で習ってはいるんですよ、4分音符が4つ、2つ、3つってね。
あ、8分音符があるってことまでは習うね。
で、すぐにきっちり忘れる
楽譜というものを目にすることなく数年、数十年が過ぎてしまうと…。
4分の4拍子とか4分の3拍子とかの4/43/4を、数学的な分数と思い違いをするようになってるのね。
だから
「カウントをしっかり…っ、これは○拍子よ…っ」
って注意しても
「…?…?…?…」
な反応になっちゃうことが多い。
とくに4分の3拍子ではそうだわね。
数学的に考えれば、
4分の4=1
4分の2=2分の1=0.5
4分の3=7割5分=0.75
が正解だからね…
でもね、音楽の場合そうじゃないんですよ。
4分の4の≪4分≫4分音符のこと。
4分の4の≪の4≫4つで1小節という意味。
で、基準になる4分音符、記号では のひげのない形。
両手をパン と打ち合わせてみましょう…、それが1拍。
じゃ、アナタがパン と1つ打つ間に、隣の人がパン! パン! と2つ打ちます。
そのパン! パン!が8分音符+8分音符=4分音符。
8分音符は コレです。
ま、分かりやすく例えるなら、4分音符は靴1足、8分音符は靴の片方だけってことですな。
どうですか?
少しは分かってきましたか?
ここまででん゛~ だと、たぶん8分の6拍子は理解できないと…おもひます…
オマケ
Q.三三七拍子は何拍子でしょうか? 

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豊穣なるひととき…♪

2016-02-13 08:49:56 | Weblog
地下鉄の出口から地上に出て道なりに歩いて行く。
左には日生劇場、そして帝国ホテル。
ほんのりとした明かりの元に人だかり。
わぁぁぁ~、懐かしいぃぃ~、日比谷公会堂
もう随分来ていなかったなぁ…。

               

昨日は、毎週日曜日にテレビ朝日で放送している
『題名のない音楽会』
の収録観覧が日比谷公会堂で開催されたのです。
収録観覧に参加するのは3回目。
メグちゃんを誘って出かけました。
オーケストラは新日本フィル、指揮は井上道義さん
第1部は≪アメリカン・クラシック≫と銘打って、アメリカの作曲家の作品を紹介。
ガーシュウィンの“ラプソディー・イン・ブルー”の冒頭やバーンスタインの“ウエスト・サイド・ストーリー”の抜粋。
「んあ゛~~、血が踊るぅ~~…
「んふふふ…
最後にちょっとだけ扮装を変えた指揮者が登場して、コープランドの“ビリー・ザ・キッド”。
井上さんの茶目っ気たっぷりの指揮ぶりも目を楽しませてくれます。
第2部は≪日比谷公会堂さよなら音楽会≫と銘打って、日比谷公会堂にゆかりのある作品を紹介。
ショスタコーヴィッチの“ジャズ組曲”は、つい踊ってみたい、振り付けしてみたい、と思ったほど楽しい曲でした
日比谷公会堂は2016年3月31日をもって休館になるそうです。
老朽化ということもあるのでしょうが、文化財としての価値も高いことから、残すための方策が検討されているようです。
数年ぶりに足を運んだホールですが、本当に素敵なところです。
1階と2階合わせて2000余のキャパ。
今回、私たちは2階の下手寄りの席だったのですが、客席から舞台が近いの。
そして音響効果が抜群に佳い。
2階席にいても舞台上の肉声が聞き取れるほどです。
本当に素晴らしい劇場だったんですよね
本物のレンガを使った建物、本物の石の床、プロセニアム・アーチから伸びる天井と左右の壁に施された金色の装飾、掲示されている古い座席表、ロビーの柱の下部を飾る金の装飾、…………。
どれを見ても、そこが劇場という特別な空間であるということを表現しています。
残すべきところは残し、改善できるところは改善して復活して欲しいと思います。
「新しくなったらまた来たいですね。どんな風に変わったか、またオーケストラを聞いて感じてみたい
うん。
本当にそうだね。
あと1ヶ月余りで休館にはいるという劇場でのコンサート、その場所にいて音楽を楽しめたこと、いろいろな所が変化するであろう劇場の最後の姿を目近に見ることが出来たこと、人生において滅多にない幸せな時間でした
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バランセ…、アン・ナヴァンとアン・ナリエール…♪

2016-02-12 09:15:45 | Weblog
10日から花粉が飛び始めた、とニュースで発表がありましたしねぇ…。
私の場合、昨日までのところはセーフですが、今日以降いつはっくしょんとくるか…。
さて、センター・レッスンでバットマン・タンジュ。
右脚前5番アン・ファス。
右脚でバットマン・タンジュ・アン・クロワ×2、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド×4のあと。
右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→右軸大きい4番→右にピルエット・アン・ドゥダーン→左脚前4番ドゥミ・プリエ→右にピルエット・アン・ドゥオール→右脚後5番⇒……
ピルエット・アン・ドゥダーンの最初のスポットを決めること、4番ドゥミ・プリエに下りるタイミング外さないこと。
ユキさんが音楽に合わせて練習するあいだ、ピルエットのところで
「下りて… 右…っ
「左…っ 下りる…っ
と声を掛けてあげる。
ふむ…、けっこうスムーズに動けたねぇ…。
んじゃ、もう一度

ん、いいねぇ。
一か所だけ、ちょびっとアームスの動きが惜しかったなぁ…。
「私ね、アン・ドゥオール⇒アン・ドゥダーン⇒アン・ドゥダーン⇒アン・ドゥオールとか、アン・ナヴァン⇒アン・ナヴァン⇒リヴァース⇒アン・ナヴァンとか、切り返しが好きなのよ
「…あぁ、はい…」
「以前にジュニアだった生徒に“よくもまぁそんなに次から次に…まるで悪魔のようだね”って言われたことがある…
「あら…ふふふ…
続いて前回練習したロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンからプレパラシオン、そしてピルエット・アン・ドゥダーンの短いアンシェヌマン。
うん、いいわね、全体の流れが落ち着いてきた
一週間の間にユキさんの中で解決策が見つかったみたい。
では、新しいパの練習を
とはいえ基本はバランセ、3拍子
左脚軸で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ。
右脚でエファセ・ドゥヴァンにトンベしてバランセ・アン・ナヴァン→左脚でエファセ・デリエールにトンベしてバランセ・アン・ナリエール→右脚で…………

アームスは、
アン・ナヴァンのときには右腕が頭よりも高い位置でアロンジェ、手先を通して見上げるように。
アン・ナリエールのときは右腕をアン・バにして遠くを覗きこむように。
はい、音楽でどうぞ

うん、ちょっと惜しいところはね、
エファセ・ドゥヴァンにトンベするのと同時に左脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールに引きつけること。
エファセ・デリエールにトンベするのと同時に右脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールに引き入れること。
このふたつ。
ここの動きが遅れると脚が残って見えるから、そのせいでリズムを外しているように見えちゃうの。
じゃ、ちょっとだけ変化させてみよう。
左脚軸で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ
右脚でエファセ・ドゥヴァンにトンベしてバランセ・アン・ナヴァン→左脚でエファセ・デリエールにトンベしてバランセ・アン・ナリエール→右脚でエファセ・ドゥヴァンにトンベしてバランセ・アン・ナヴァン→左にパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオール⇒左脚でエファセ・ドゥヴァンにトンベしてバランセ・アン・ナヴァン→右脚でエファセ・デリエールにトンベしてバランセ・アン・ナリエール→左脚でエファセ・ドゥヴァンにトンベしてバランセ・アン・ナヴァン→右にパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオール⇒…………

2つ目のバランセ・アン・ナヴァンの動きはダウン→アップ→ダウンで左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールに収めて、それがパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンのプレパラシオンになる。
パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンは左脚前5番ドゥミ・ポワントに収める。そこから左のバランセ・アン・ナヴァンに切り返す。
はい、音楽でどうぞ

うん、パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンを始める直前にちょっと迷いがあるね…
来週はスムーズに落ち着いて動けると思うわよ。
そうしたらまたちょっと変化をプラスしましょうね
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ペンネーム…♪

2016-02-11 09:26:51 | Weblog
月ごとの文庫本発刊予定日を見ることの出来るサイトがある。
好きな作家や好きなシリーズものなどについてときどきチェックしている。
発売日、出版社&文庫名、タイトル、作家名、価格が発売日順に一覧になっている。
作家名のところにカーソルを置いて、下へ下へと見ていくわけですが…。
毎回毎回、面白いなというか、やれやれ…というか、つい苦笑してしまう事がある。
それは、作家のペンネーム。
司馬遼太郎とか葉室麟とか塩野七生とか宮部みゆきとか、まともな名前=ペンネームはいいの。
夢枕獏だって別に気にならない。
あるんですよ、
なんじゃこりゃぁ
なペンネームが…。
キラキラネームの域からもはみ出しちゃってるような。
なんて読むのかねぇ…。
ふざけてんのか…。
何か思い入れでもあるのかねぇ…。
まるで宝塚の源氏名かマンガの登場人物名のような…。
ま、語呂が良かったんだろうなぁとか、アナグラムなんだろうなぁとか元ネタの想像がつくものもある。
ナニ考えてそんなペンネームにしちゃったのかねぇってのが結構多い。
で、毎度のことながらそんなペンネームに行き当たったとき、その作家の作品名に興味が至ることはまずない
そんな頓狂なペンネーム名乗って喜んでるのは単なる独りよがりか内輪受け、どうせロクなもんじゃあるまい、という偏見をもっているのかもしれない…
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体幹のバランス力…♪

2016-02-10 10:10:37 | Weblog
「いやぁぁ~、今日は飛んでますねぇぇ、花粉…
そうか、やっぱり、いよいよ、花粉症の季節に突入かぁぁ
私は杉花粉による花粉症持ちです。
杉だけだからそう長い期間ではないけれども、快適ではないのは事実よね。
朝の起床時に6連発×1回、外出先で4連発×1回、帰宅して7連発×1回、ときには寝る前に7連発×1回のくしゃみ。
これが毎年のパターンです。
面白いことにレッスン中はほとんどくしゃみは出ない。
目のかゆみや鼻づまりはない。
で、一か月足らずで終息する。
毎年、マスクを着けなければと思うが一度も着けていない
昨日思った、マスクを着けたほうがいいよね……。
さ、それはさておき、レッスン、レッスン
エクササイズの順番はいつもと同じ、ゆっくり腹式呼吸から。
仰向けでのストレッチと軽い筋トレ。
ターン・アウトして軽く膝を曲げた脚をアップ&ダウンするときには、膝を立て足裏を床に付けた方の脚が動かないように一人ずつ横についてサポートしてあげる。
「…ぬ…くきき…」
横向きになってお尻周りの筋力アップや股関節のためのエクササイズ。
そして体幹強化のためのメニュー。
下側の前腕と膝の外側でトルソーを支えて腰を上げる。
理想は立っているときと同じ真っ直ぐなトルソーをキープすること。
「ナオさん、もうちょいと腰、上がんない?」
え゛…っ
ではもう一つ、体幹のバランス力強化のためのメニューを
ナオさんは初めてだからちょっと説明するね。
肩と手首が垂直になるように両手をつきます、両手の間隔は肩幅に。
坐骨と膝が垂直になるように両膝をつきます、両膝の間隔は肩幅に。
右腕を肩の高さに、左脚を腰の高さに、同時に上げます。
背骨が真っ直ぐに連なっているのを感じながら顔は床に水平に。
そのままカウント8×2のあいだ静止。
右左交互に各2セット。
ナオさんの腰が逃げないように横に立ってサポートしてあげる。
ん~、やっぱり体幹がちょいと弱いねぇぇ。
トモコさん、ちょいと身体を貸しておくれ
右腕と左脚アップして
「ほら、見てごらん、お尻の高さが変わらないでしょそれに上げた脚と反対の方にお尻が逃げてないでしょ
「あ、ほんとですねぇ、まっすぐだ
でしょ
「私たちも何度もサポートして貰いながら微調整してここまできたんだから、ナオさんも大丈夫よ
うん、丁寧に積み重ねていけば身体が応えてくれるからね
最後に背筋群と大胸筋に効果のあるメニューをやってレッスン終わり。
「ふぁぁぁ…視界が広がったぁぁ……、気のせいか鼻の通りも良くなったような…
身体が温まった血流が良くなったってことよね。
さぁて、薄着の季節になってから慌てなくてもいいように、ボディをブラッシュ・アップしましょうね
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アラベスク・ソテ…♪

2016-02-09 09:53:13 | Weblog
アラベスク・ソテ
バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズスタイルでご説明をしていますが、もう随分前のことなので、ここで改めてご説明したいと思います。
基本の1番アラベスクで練習してみましょう。
動きの構成を分解してみると…。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ。
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地する。
これが基本のアラベスク・ソテです。
連続して行う場合は
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地する。
右膝を伸ばしながら左脚を下して1歩前にステップ、右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ。
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
という構成になっています。
もっとも大事なことは
跳び上がる軸脚の膝・足首・爪先を伸ばしきること
です。
よく“高く跳び上がれないから膝や足首まで伸ばす余裕がない”という人がいますが、それは大間違いです
プリエで貯めたバネを使ってしっかり膝を伸ばし足首を伸ばし爪先を伸ばして押し上げないから跳べないのです
そして決して忘れてはいけないのは、トルソーを真っ直ぐに支える、ということですね。
まず右脚軸で1番アラベスクをして下さい。
右脚の上にきちんと重心がのっていますか?ポワン・タンジュ・デリエールした左脚の爪先に体重が残っていませんか?
軸脚の土踏まずの上にお臍が位置していますか?
骨盤を前に押し出すようにして状態が後ろに反っていませんか?
左脚=動作脚側のウエストが縮んで上体が傾いていませんか?
両方の鎖骨とトップバストは同じ高さでエファセの方向を向いていますか?
そのまま、反動をつけずにルルヴェをしてみてください。
トルソーが正しく支えられているなら、軽くルルヴェに立ち上がれるはずですよ。
ルルヴェが出来たなら、今度はドゥミ・プリエをしてみましょう。
アラベスクする動作脚の高さは低くてもいいのですよ
グラグラしないで静止していられますか?
安定したアラベスク・プリエが出来ているのなら、そこから斜め前方に向かって跳び上がり、同じアラベスク・プリエに着地してみましょう。
いかがですか?
上体を反らしたりして無意味な力を使ってはいけません。
自分のアゴと鼻の頭を結んだ線の延長線に沿って跳び上がるようにイメージしてみて下さいね。
それでも、膝や足首を伸ばしきれない、床にめり込むような重い動きになってしまうというのであれば、それは跳躍するのに必要な筋肉の筋力不足です。
脚の筋肉だけではなく、腹筋群や背筋群の筋力も不足しています。
丁寧にタン・ルヴェの練習をして、筋力アップを心掛けましょう。
そうすればキレイに軽やかなアラベスク・ソテが出来るようになりますよ




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バランセ、そして…あらぁぁ…♪

2016-02-08 09:42:02 | Weblog
さて、先週練習したバランセ、ちゃんと3拍子を理解出来てるかしら?
まずは基本の動きを音楽でどうぞ


あぁららら…。
ナオさん、それじゃぁ3.5拍子だよ…。
修正、修正。
では、今回はバランセのあとに一つパを繋いで、小さな小さなアンシェヌマンにします
右脚アティチュード・ア・テールから。
右にバランセ→左にバランセ→右にストゥーニュ・アン・ドゥダーン→ポゼ⇒左にバランセ→右にバランセ→左にストゥーニュ・アン・ドゥダーン⇒……

ストゥーニュも1 と分解して考えると動きやすいわよ。
まず自分でカウントしながらパの確認をして下さいな。
1→2→3→1→2→3→1→2→3→1→2→3→
おぉ…っ、メグちゃん、ナニナニ?
「す、ストゥーニュに移るところが…
はい、はい。
そこはね…。
普通の3拍子はダウン→アップ→アップだけど、次にストゥーニュを続ける直前はダウン→アップ→ダウンで、最後のダウンのところをポワン・タンジュ‐プリエに。それがストゥーニュのためのプレパラシオンになるのよ。
右のストゥーニュなら、右ピケ→左脚前5番ドゥミ・ポワント→回転、という動きです。
どうですか?
解決しましたか?
じゃ、音楽でどうぞ

ん、うん、ちょっとずつ整ってきたわねぇ。
1拍、1小節、それぞれの長さを感じられるようになればもっと余裕のある動きが出来るようになるわよ
もうちょっと膨らませてみようか
上手奥から下手前に向かって。
右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼから。
1番アラベスク・ソテ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐左脚ソテ→1番アラベスク・ソテ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐左脚ソテ→1番アラベスク・ソテ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐左脚ソテ→右脚ピケ→左脚前5番ドゥミ・ポワント・ポゼ→左にバランセ→右にバランセ→左にストゥーニュ・アン・ドゥダーン
順番とカウントを確認して
はい、一人ずつ、音楽でどうぞ


おぉっっとぉぉ…、そこにも問題があったかぁぁ…
アラベスク・ソテも右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐左脚ソテも跳ぶのよ
「…へ…?」
空中で膝と足首と爪先を伸ばす
「…………
ん~、ここはまず1番アラベスク・ソテの修正が肝要だわ
じゃぁね、1番アラベスクをして、ソテだけ続けてごらんなさい。
まずは見本を…………、こんなふうにね
はい、音楽でどうぞ

ぬぅぅぅ…ん…
ダブルアクションで反動をつけちゃダメだってばぁぁ…
よぉぉし、来週のレッスンで何をしなければならないか、が決まったな
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ちょっといいこと…♪

2016-02-07 09:54:15 | Weblog
昨日のこと…。
ショッピングモール内のショップに入ろうとしたら男性とぶつかりそうになった。
お互い咄嗟に足を止めてセーフ。
そうしたらその男性、軽く頷いて
「どうぞ
と先を譲って下さった。
私と同世代くらいの、ちょっと好い感じの紳士だった。
「おそれいります
なんて言葉が自然に出るものだわね。
あ゛…、ついでにニッコリしておけばよかった…
そして、帰りに自宅近くのコンビニに立ち寄ったら…。
私より一足先にドアを開けて店内に入った方が、ドアを支えて待っててくれた。
大学生くらいの若い男性だった。
なんていうのかな、とってつけたようなわざとらしさが全然なくて、そういう行為が身に付いているって感じだった。
「ありがとうございます
と自然に言っちゃうわね。
あ゛ぁ…っ、ついでにニッコリしておけばよかった…
昨日に限らず、こういうことってよくある。
雨の日、狭い歩道で行き会ったときに、こちらより先にひょいと傘を傾けてくれる人。
大抵は若い男性ね。
若者=傍若無人ってイメージがなきにしもあらずなものだから、ちょっと意外な感じがする。
でも幸せな気分になれる。
いいことがあったな、と思える。
そして、見習おう、と思う
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Riequeです ―13―製作中…♪

2016-02-06 12:44:06 | Weblog
Riequeのバッグ作り、ゆっくりですが進めています。
もともと私のバッグ作りの背中を押して下さったのは、和物の古着専門店鳥澄のオーナーなのです。
私が普段使いにしているRiequeバッグをご覧になったオーナーが気に入って下さって、そのご縁で和のバッグを作らせて頂けることになったんです
“Riequeバッグのボックススタイルは変えないで”
というオーナーのご希望のもと、サイズや持ち手の長さをご相談しながら決めて完成したのが以前にご紹介した和のバッグ。
私は鳥澄バッグと呼んでいます
で、現在第2作目を製作中です。
前作では持ち手に帯締めを使ったのですが、今回は共布で…。
で、バッグ本体のヴォリュームとのバランスをどうしようかな、と長いこと試案してました。
お、これならいいかな
というアイデアが浮かび、いろいろとイメージを膨らませているうちに日が過ぎていきます。
あ゛、こうしたらもっと素敵になりそう
とイメージが決まりました。
銘仙の古布を広げて型紙を置き、慎重に裁断。
まずは細かいパーツ作りです。
このパーツ作りがね、数もまぁ多いし作業も細かいのでちょいと時間がかかります。
繊細な古布は安直にやり直しをすることも出来ないので、一刺し一刺しって感じで針を進めるわけです。
昨日、ようやくパーツが揃いました
これからパーツを本体の生地に縫い付けるんですが、一番気を遣う作業です
本体表地と内袋とにそれぞれパーツをとりつけたら、それぞれバッグの形に縫い上げて、それをまた一つに縫い合わせて…。
作業はたくさんありますが、ひとつひとつが楽しいものです。
作業をしながらいつも思うんですよね。
ミシンが発明される前はすべてどんなものでも手縫いだったのよね、って…。
十二単も奥女中の打掛も、ロココ時代のドレスもみんな手縫いで仕立てられているのよね、って。
時間はかかるんですけど、針を進めていくのはやっぱり楽しいですよ
鳥澄バッグ第2作目の完成をお楽しみに
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…からピルエット・アン・ドゥダーン…♪

2016-02-05 08:51:21 | Weblog
センター・レッスン。
先週練習したバロッテの基本の《基》を…。
右脚前5番から。
ドゥミ・プリエ→8 ルルヴェ→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ‐プリエ→2 右前5番ルルヴェ→3 左脚ポワン・タンジュ・デリエール・エファセ‐プリエ→4 左後5番ルルヴェ→5 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ‐ルルヴェ→6 右前5番ルルヴェ→7 左ポワン・タンジュ・デリエール・エファセ‐プリエ→8 左前5番エファセ・ルルヴェ⇒…………
さっそく、音楽でどうぞ

ん、ちょっと惜しいところがあるな…。
5番ルルヴェのところで動作脚の引きつけがちょっと遅れてるよ。
5番ルルヴェに引き上げるところは、軸脚がルルヴェして動作脚を引き付けると考えるより、動作脚が押し戻されるから軸脚もルルヴェに上がる、とイメージしましょう。そのほうが5番ルルヴェへの動作脚の引きつけが素早くなる
はい、もう一度

ん、いいわね。
それでは先に進みましょう
バロッテ・パール・テール
5番ルルヴェのところがソテに変わる。
ポワン・タンジュした動作脚を引きつけながらソテ。
ソテは必ず5番ポジシオンに両脚をまとめなければなりません。
引きつけが遅れたり中途半端だったりすると、前後の動作脚をひょいひょい踏み替えるだけの動きになっちゃいますよ
片側ずつ練習しましょう、音楽でどうぞ

お、なかなかいいわ。
ちゃんと空中で5番ポジシオンが見える
つぎはパ・ドゥ・ブーレ‐ピルエット・アン・ドゥオールの練習。
うん、回転が安定してるわね。
それに大きい4番クロワゼに下りるときのアームスのコントロールが良いわ
そうか、今回は回転ものの調子がいいのか…
ならばアン・ドゥダーンの練習もしましょう
右脚軸で大きい4番クロワゼ→左脚をロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンしてクロワゼ・ドゥヴァンに方向転換→左脚ア・テールに重心移動→右脚バットマン・クロシュ→右脚軸、左脚はク・ドゥ・ピエを通過→右脚軸で大きい4番クロワゼ→ピルエット・アン・ドゥダーン→左前5番クロワゼに下りて→ストゥーニュ・アン・ドゥダーン→右脚軸で大きい4番クロワゼ⇒…………
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンをしながら方向を変えるところは、動作脚がドゥヴァンまで動いてきたときにはトルソーもエファセの方向に向きが変わっています。
ロン・ドゥ・ジャンブの終わりと重心移動、それに続く方向転換までの間がもたれないように気をつけましょう。
では音楽でどうぞ

う~ん、ロン・ドゥ・ジャンブの終りからの部分、重心の移動が遅れてるよ。
もう一つ。
ピルエット・アン・ドゥダーンをクロワゼで終わったら、間をおかずにストゥーニュ。つまり、下りたらすぐに捻る…
大きい4番クロワゼとロン・ドゥ・ジャンブは間をとって、それ以外の繋ぎの部分は一瞬で、そんなイメージね。
「下手に間を作るとユキさんはそこで何か考えちゃうからね…
「あ…えへへ…
じゃ、もう一度音楽でどうぞ

うん、随分よくなってきた
カウントに合わせるっていうのは、どの動きもただ同じ長さで動くということではなくて、どこに間をもたせるか、どこの間を詰めるか、を考えてメリハリを明確にすることでもあるのよ。それが身に付いてくると、踊りが平面的でなくなるの。
また来週、練習しましょうね
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キレイな背中…♪

2016-02-04 09:07:44 | Weblog
女優の桃井かおりさんがCMでキレイな背中を見せている。
64歳だというのに、お見事だなと思う。
CM自体は“いつのまにか骨折”に気を付けましょう、というものです。
背中を丸めて脱力したような悪い姿勢を長年続けていると、背骨の一方向にだけ過剰な圧が掛かかり続けて、椎骨の一部が潰れてしまう。
一つの椎骨がそうやって傾くと周辺の椎骨にも更に負担が掛かるようになり、そこも潰れる。
その結果、背中がガクッと曲がってしまうわけです。
また、圧迫骨折が原因になることもある。
たとえば尻もちをついた時などに、椎骨が上下から圧迫されて潰れる骨折。
いずれにしても、予防には筋肉の支えが不可欠なんですよね。
薬やサプリメントで骨を丈夫に保つことは大事だけど、それだけでは片手落ちなの。
骨だけ丈夫でもそれを正しく支え続けることが出来なければ、いずれは……
正しい姿勢を維持するためには上体にある沢山の筋肉にちゃんと働けるだけの筋力がないとね。
正しい姿勢を保ち続けるだけでも有効な筋トレになる、といわれるほどですもん
何歳になっても、高齢であっても美しいひとはいる。
その美しさって姿勢の美しさであり、佇まいの美しさだと思う。
近所でときおり見かける高齢の女性がいる。
お顔をみれば70代だろうなと思う。
デニムを履いたお尻の位置は高く、板のように平らなお腹、引き締まったスレンダーなボディ、そして澱みのない歩き方
いつ見かけても素敵だなと思う。
その人は、たまたま運よく偶然にそんな美しい姿を維持出来ているわけではないと思う。
その姿を維持するために必要なこと、出来ることをきちんとやり続けているんでしょうね。
最初に書いた桃井かおりさんは女優だ。
『女優なんだから美容にもお金をかけてるし、キレイで当たり前でしょ』
と言い訳するのは簡単。
女優さんと自分は違うから、と言い訳するのも簡単。
言い訳したとき、道が分かれるんだと思う。
一方の道は高齢になっても美しい佇まいでいられる道、もう一方の道は残念な姿になる道。
どちらを選ぶかは人それぞれ。
一度選んだ道を引き返すってのも有りだしねぇ。


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内腿の筋力アップに…♪

2016-02-03 09:17:04 | Weblog
寒い日が続いていますからね、しっかりエクササイズして血流を良くしましょう。
いつものように仰向けになって腹式呼吸から。
腰回りのストレッチ、後ろ腿や股関節周りのストレッチ。
昨日はもう一つ、内腿とお腹の筋肉強化のためのエクササイズをプラス。
左脚は90度に膝を曲げて足の裏を床につけます。
右脚は90度よりも浅く膝を曲げて横に倒します。
右脚の足首を伸ばしてアップ&ダウンを4回。
次に足首をしっかり曲げてアップ&ダウンを4回。
左側も同様に
というエクササイズです。
ではご一緒に…
→2 →3 →4 →5 →6 →7 →8 …………
「動かす脚につられて骨盤が揺れちゃダメですよぉぉ」
「……っはぁぁ…
「…ぅえぇぇ……
ね?
内腿をしっかり意識できるでしょ。
「これって…、立てた膝も、開いたり閉じたりって、動いちゃいけないんですよね」
うん、それはダメ
試にちょいとサポートして上げようかね
メグちゃんの立てた膝が外に逃げないように支えながら、骨盤も動かないように手を添えてあげる。
ほれ、これでどうぞ
→2 →3 →4 →5 →…………
「…っくく…
んじゃ、ナオさんも、どうぞ
→2 →3 →4 →5 →…………
「…え゛ぇぇぇ…
どれ、トモコさんは…。
→2 →3 →4 →5 →…………
うん、うん、いいねぇぇ、さすがだ
あのね、みんな。
「は?」
ワタクシの身体とみんなの身体と、基本的な構造は同じだからね。
ってことは、ワタクシの身体に可能なことはみんなの身体にも可能だからね。
きちんと続けていれば、必ず出来るようになるわよ
昨日は、なぜ体幹を強くした方がいいのかとか、サルコペニア肥満やロコモティヴ症候群について、のお話もしました。
そして骨盤底筋群を強くしておくことが大事だってことも。
骨盤底筋群が弱って緩んじゃうとね、若いうちからオシメが必要な状況を引き寄せちゃうわよ。
「え゛ぇぇぇ~、ヤダぁぁぁ…
でしょ。
骨盤底筋群一つを鍛えればいいってわけじゃなくてね、それに繋がる、それを支えるいろいろな腹筋群をきちんと活性化させないと意味がないのよ。
「そうかぁぁ…、ん~、よぉぉぉっくわかったぁ…」
一緒にレッスンを楽しみながら、健康なグッドルッキングボディをキープしましょうね
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キサラギ…♪

2016-02-02 09:20:58 | Weblog
昨日こんな文字を目にしました。
衣更着
ん?なんだ、なんだ?
なんて読むのかな、どういう意味?
イコウギ…。
イコウチャク…。
エコウギ…。
イサラギ…。
…サラギ……
……キヌサラギ……
そうか…っ
キサラギ=如月だ…っ
そうかぁ…そうよねぇ…まさしく…
寒いから(きぬ)=着物を更に着る=重ね着する時期、ってことなのね。
素敵な言葉だなぁ
ちょっと調べてみたら、ほかにもいろいろな文字を当てたキサラギがありました。
それぞれに、旧暦二月ごろの自然の在りようを表現していました。
ただ寒いとか気温が○度ではなく、身近な自然に目を向けて季節を感じる感覚を大事にしいたいなと改めて思いました


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バランセの練習を…♪

2016-02-01 09:01:37 | Weblog
あぁらぁぁ…、ふたりともぉぉ…。
「脚を振り回してるだけよぉ、それじゃぁ…」
5番ポジシオンからバットマン・デガージェ・ア・ラ・スゴンドを繰り返す練習。
ナオさんは腰まで前後に動いてる。
これは早々に修正しなくちゃ
まずア・ラ・スゴンドの位置を確認。
5番ポジシオンの前からであろうと後からであろうと、真っ直ぐにそのア・ラ・スゴンドのポイントに向かってデガージをして、真っ直ぐに5番に引きつけます。
5番からア・ラ・スゴンドまでの動線、ア・ラ・スゴンドから5番までの動線が弧を描くような曲線になってはいけません。
動作脚を5番に引き戻すときに、骨盤が軸足側に落ちてはいけません。
では音楽でどうぞ

う゛~~ん…、ちょっと良くなったかな…。
デガージェした脚を5番ポジシオンに引き戻すのであって、ペタン ペタン とはたき落とすような動きをしてはいけませんよ。
さて、バランセの練習をしましょう。
メグちゃんはもう何度も練習してるけど、ナオさんは初めてだからね。
まず基本の《基》から。
サイド・ステップ。
右にダウン→アップ→アップ⇒左にダウン→アップ→アップ⇒………
あ゛~、やっぱりねぇぇ…
ナオさん
ダ→ウン→アップ→アップ⇒………
って、それじゃ4拍子じゃん。
3拍子、拍はみっつ
プリエ→ルルヴェ→ルルヴェ⇒プリエ→ルルヴェ→ルルヴェ⇒………
よし、じゃ形にしましょう。
右にトンベして左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐プリエ→左脚ピケ‐ルルヴェ→右脚ピケ‐ルルヴェ⇒左にトンベして右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐プリエ→右脚ピケ‐ルルヴェ→左脚ピケ‐ルルヴェ⇒………
ピケ‐ルルヴェのとき、もう一方の脚に体重をのせないこと。
体重をのせない脚はポワントにして軽く床から浮かす。
はい、音楽でどうぞ

う゛~~~ん…
ふたりともぉぉ…、それじゃお行儀の悪い御殿女中のナントカ音頭だよ…
トンベのとき重心をきちんと移していないから骨盤が傾く。
ク・ドゥ・ピエ・デリエールのターン・アウトが失われている。
トンベしてプリエは飛び降りて脱力、ではありません。しっかり床を押す。
そうだ、ふたりとも腰骨に手を当てて、それで自分の動きを見てごらん。

「…か、傾いてる…、うぅぅ…
それはね、上体の移動が遅いからよ。
見本を見せたり、私の動きに合わせてごらんなさいと一緒に動いたり…。
少しずつ修正して随分よくなった
ワルツ=3拍子はね、あくまでも1→2→3→1→2→3→。
3拍子もどき、というのはない
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