ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ラングドックの恵み

2006年11月02日 | 映画の話

Photo_108 「五月のミル」ルイ・マル監督。とても心に残る僕の大好きなフランス映画の中の一本。都会から田舎の実家に集まった家族が繰り広げる人間模様を描いた映画。何よりも素晴らしいのは、その田舎の生活の描写だった。ザリガニ採りやサクランボ刈り、庭での食事、卵焼き、ワインといった何気ない描写が心憎い。たぶん、その風景は南フランスのラングドックだと思う。ザリガニ料理やサクランボ、ワインが名物の地域だ。クアトロで使っている白ワイン「ヴィオニエ」もここで造られる。ワインに関しては、ラングドックはとても気候に恵まれており、生産量は多い。フランス・ワインの4割を生産すると言われる。気候に恵まれ過ぎて質より量という地域だ。しかし、現在ラングドックは変わった。イタリア・ワインに影響されたのか、スーパー・ラングドックと呼ばれる伝統よりも質そのものを重視する若い作り手によるワインが流行してきた。もちろんクアトロの「ヴィオニエ」もその中のもの。
さて、そんな背景を持つラングドックから素晴らしい贈り物です。収穫されたばかりのグリーン・オリーブが届きました。ワインのあるところには、オリーブありなのですが、ワイン同様この地域のオリーブも自然の恵みを充分に受けており、素晴らしく美味しいのです。茹でて塩漬けにしただけのもので、何の保存料も使っていません。あまり日持ちはしません。早めにクアトロで南フランスの恵みを味わってください。ご希望の方には、少量でしたらお分け出来ます。お申し付けください。(200g1260円)

コメント (1)
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