ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ささやき作戦/第一弾

2006年11月21日 | ワインの話

Photo_125 さて、昨日のブログのつづきです。
テイスティングが難しいものでは無いと解って頂いたとして、さらにテクニックを身につけるとさらにテイスティングが楽しくなり、はては上客待遇を受けるチャンスも芽生えます。まず、そのひとつとして、クアトロの父がよくお客様に伝授するもののひとつに「ささやき作戦」があります。
その第一弾。選んだワインを持ってきたときに、そのワインのボトルの形をチェックします。ラベルを読むとそのワインの身元や味わいまで推察がつくようになってはいるのですが、これは中々の知識が必要。ボトルの形なら簡単に覚えられます。それは、写真左のようないかり肩のビンは、フランス・ボルドー・タイプのワイン。右のなで肩で胴の太いものは、フランス・ブルゴーニュ・タイプ。さらに、細いなで肩のビンはドイツ・ワイン。もちろん、それ以外の形のビンも色々あります。やはり、ワインはフランス・ワインが主流で、ボルドーとブルゴーニュは双璧を成しています。他の国でワインを作っても、ボルドー・タイプのワインを作ればいかり肩のビンに、ブルゴーニュ・タイプのワインを作れば、なで肩胴太のビンを使うのが一般的です。甘口のドイツ・スタイルのワインは細いビンに、これらの分類に入らないものや、入りたいと思わない作り手のワインは変わった形のビンを使うようです。それでは、ボルドー・タイプはどんな味といっても、それを覚えるのも大変です。それは、いずれ飲みながら覚えていくとして、とりあえずビンの形を覚えましょう。
さて、ささやき作戦ですが、テイスティングの始めにワインを見せに来たら、ここでささやきます。「おっ、これはボルドー・タイプのワインか」とか、「ブルゴーニュ・タイプなんだ」「ドイツ・ワイン・タイプだから、少し甘口なんだな」とかいった具合です。これ以外の形のビンのときは「・・・」黙っていましょう。次のささやき作戦に勝負を賭けます。
これを聞きつけた店側は、がぜんそのお客様に注目するはずです。これは、上客かもしれないと。すると、色々そのお店の特別情報を引き出すチャンスが芽生えます。クアトロの父もその辺を聞きつけると目を輝かすのです。さて、つぎの「ささやき作戦」はまた次回。

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