ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

痛風の素

2006年11月07日 | パスタの話

Photo_112 先月、魚市場にボラの卵が並んだ。自家製カラスミに挑戦しようかシェフも迷ったようだ。市場の仲買さんがそのボラの卵からカラスミを作ることになり、出来上がりを見守ることにした。熟成が進み、今日出来上がったカラスミを分けて貰ってきた。カラスミのスパゲッティを今日からの販売です。イタリアでもサルデーニャの方では食べるし、そのパスタも有名だ。「スパゲッティ・ボッタルガ」という名前になる。
今日、クアトロのママはお友達とランチ終了後、街へ遊びに出かけた。留守番の父にシェフが「カラスミと松茸のスパゲッティ」を賄いに作ってくれた。男同士の友情というか、鬼の居ぬ間にというか、贅沢な賄いを味わった。カラスミが歯にくっついている。そのねっとりしたところが、カラスミの良いところだなどと、行儀わるく「シーシー」やっている。松茸も中国産だが、訳ありで安く手に入った。カラスミに負けずに香りがたち、こちらも「クンクン」と鼻を効かせて味わった。
休みの前の日は、痛風持ちの父と知りつつ痛風の素でも食べさせてくれるのは、優しさなのだろうか。

コメント (3)
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