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先々週の日曜日は、
息子がリーダーをしている演劇のお披露目の最初の日でした。
大体はホールで初公演なのですが、
今回は野外でだったため、
雨が心配でした。
でも、今にも泣き出しそうな空のまんま、
舞台は無事終わりました。
マフィアがモチーフだったので、
ほとんどの俳優が黒づくめのスーツを着ており、
それはそれはかっこいい仕上がりになってました。
黒づくめって、
かっこよく見えるんですね!
マフィアのグループの抗争劇、
とにかくどちらのボス役の俳優さんもかっこよくて、
手下役の息子よりそっちに目がいっちゃって!(笑)
アクションがうまい俳優さんが何人もいたので、
めちゃ殺陣がキレッキレでした。
俳優さんたちの熱演に支えられて、
息子が脚本、音響、演出など舞台裏のほぼ全てで頑張った公演は成功し、
わたしたちもわざわざ見にいってよかったなと思いました。
もう一つは、
某芸能事務所の某有名俳優演出の演劇の裏方をやった公演が、
渋谷の劇場でありました。
これまでの数ヶ月、
演出をされたその俳優さんの下で、
演出助手としての経験を積ませてもらいました。
クローズドでの公演。
マーさんを夫に見てもらい、友人を誘って見に行きました。
役者さんもプロで力のある方々ばかり、
そして脚本もかなり有名なものだったこともあり、
3時間、笑いあり泣きありの、素晴らしい公演となりました。
やはり直に演劇を見るっていうのは、いいですね。
役者の熱量が伝わってきて、
グイグイ引き込まれていく・・・。
息子は舞台裏で演出家と俳優たちの間を行ったり来たり、
様々なことに対応する責任をなんとか果たせたようです。
公演後、ホールで息子を探していますと、
見にこられていた方々の中に、
テレビでお顔をよく見る俳優さんたちがチラホラ。
オーラを消してらして、よく見ないとご本人とわからない人、
すごく目立ってる人、色々。
ミーちゃんハーちゃんなわたしは、やはり息子よりそっちに目がいっちゃって・・・。
一緒に行ってくれた友人は、
息子が生まれた時からよく知っていてくれてる人。
「はーちゃんがこんなになって、おばちゃんは嬉しいわ〜」なんて一緒に喜んでくれ、
お誘いしてよかったなと思いました。
この公演を持って、このグループは解散。
打ち上げをその日の夜にやり、
息子は終電を逃し、
他の方々と朝までカラオケ店でいたようで、
よくある朝帰り。
少し寝て、今度は大学へ。
ぼんやりした頭で「ああ、〇〇ロスだ〜」と呟いておりました。
現場に身を置き、
いわゆる演出家VS俳優陣のガチンコ勝負を目の当たりにした数ヶ月。
いろんなことを見て聞いて、
動いて、
色々考えて、
色々悩んで、
一回り大きくなったように感じました。
息子は、
その演出をされた俳優さんにとても可愛がってもらっていたようで、
個人的にご飯に連れて行ってもらったこともあったようです。
長年舞台やテレビで活躍されている方なので、
「一本筋が通ってて尊敬できる人」と
申しておりました。
どんどん積極的に交流をしていく前向き人間なので(誰に似たのか?マーさんに違いない)、
こんな風に、
色々な人との出会いの中で学んでいくのだろうと思いました。
久しぶりに家族全員が家にいる昼間、
食事に皆で出かけ、
そこで経験したことを熱く語る息子を見ながら、
のんびりぼーっとしてた子供の頃が思い出され、
同じ人間とは思えない部分も。
もうすぐ二十歳を迎え、文字通り大人の仲間入りをする、
その大きな節目にいることを改めて気付かされ、
母としては、
なんか一人息子が遠くに行ってしまったように思えて、
嬉しいのと寂しいのの半々気分になったのでした。
ああ、わたしこそ「息子ロス」かも!(笑)
そろそろ子離れしないとなと思いました。
それぞれポチッとして応援していただけると嬉しいです。
どんなに大変でも途中で投げ出さずやり通してる点だけは、褒めてやりたいと思います。
こういう現場に身を置くと、普通の職場以上に厳しい言葉や態度に出会うことが多いようです。
なよなよしていては決してやっていけない場。
だからこそ打たれ強くなって行ったのでしょう。
ただ、皆が自分の好きなことに邁進している場でもあるので、想像を超えた素晴らしい出会いもあるようです。
もう親としての役割は終わった、彼を取り巻く人々に教えられ、叩かれ、支えられて生きていくのだろうと思いました。
自分で信じた道に全力投球。
色んな素晴らしい方々に囲まれて、
息子さん、この道に進まれても別の道に進まれてもきっとかけがえのない経験になられたことでしょう。
中途半端に投げ出すことが多い中、
息子さんも息子さんを信じるご家族も拍手です!