(↑↓「モルック」ってご存知ですか?
「モルック」とは、
フィンランドのカレリア地方の伝統的なゲーム
「キイッカ(kyykkä)」を基に、
1996年にフィンランドのLahden Paikka社によって開発されたスポーツ。
地面に並べられた木のピン(スキットル)に、
木の棒(モルック)を投げて倒し、獲得した点数を競います。
すごく簡単なゲームですので、
今ちまたで人気ですね。
学校や地域の子ども会などでやったことのある子供も結構います。
この度、うちの教会でも購入。
礼拝の後に大人たちも楽しんでます。
今回は教会学校の子供たちと楽しみました)
うちの教会には、
まーさんくらいの年齢の御大が
日曜日、元気に通ってきておられます。
お家が教会の近くということもあり、
歩いてすぐなので、
それが可能ということもありますが、
それでもすごいこと。
わたしくらいの娘さん夫妻が近くに住んでおられるので、
週に何度か訪ねて様子を見ておられるようですが、
基本一人暮らし。
でも、
今お元気だからといって
何もなかったわけではないのです。
わたしの知ってるここ30年の様子を思い返しても、
お母様の介護、ご主人様の介護、
自分の怪我や病気など、
いろいろな経験を経てきておられます。
そういう方だからこそかなと思うことがあります。
例えば、
わたしに対する声かけでも、
他の方と違うんですね。
「〇〇さんはよくやってらっしゃるよ」
よく聞く言葉かもしれませんが、
この言葉ってすごいなって思うんです。
大体、よく言われるのは、
「〇〇さんは大変ですね」という言葉。
まあ、これはいいのですが、
最近ある人から
「どうして〇〇さんばかりそうなるの?」なんて
言われて、ちょっとモヤモヤ。
悪気のある言葉でもなく、
正直なお気持ちでそうおっしゃるのだと思います。
確かに、
病気をしたり、手術をしたり、
義母の介護で思うようにできないこともたくさんあったり。
他の方から見たら、
「ああ、大変!」って思われるのでしょう。
でも、当の本人は、
その言葉を聞いてその人に悪気がないとは分かっていても、
「何だかなあ」と思うこともあります。
確かに大変なところもあるし、
今年はいろんなこともあったし。
でも、人生ってそういうもの、
そういういろんな時があると思って、
本人は受け止めてる部分も多いのです。
不幸を全部背負ってるなんて思ったことがない。
ところがこの93歳の女性の方は、
この日も、わたしに近づいてきて、
「最近はどう?」
「お義母さんの様子は?」
「よくやっておられるよね〜」
「偉いわ〜」って言ってくださる。
その言葉が
キュッと身に沁みるんですね。
きっとこの方も
「大変だなあ」と
自分の経験も重ねて感じておられると思うんです。
でもそこの部分で声はかけない。
その一つ先の言葉、
「そんな中、あなたはよくやってらっしゃる」
と言ってくださるんです。
この違い、ありますでしょ??
それはご自身の経験からくる共感や同情だけでなく、
そんな生活を受け止めてなんとかやってる
「わたしへのエール」が含まれているんですね。
自身が経験したからこそ出てくる言葉。
きっとその人もかけてもらって嬉しかった言葉なのかな。
そのほんの短い言葉が、
わたしの心の中の
いろんなものどど〜〜っと溶かしていく。
振り返ってみたら、
ブログで繋がってる方々の中にも
こういう声かけをしてくださる方が何人もおられる。
ご自身の経験からの言葉でしょうが、
ありがたいなあと感じています。
さてこの方、
わたしに対してだけでなく、
どんな方に対してもそういう感じ。
受け身にもならず、自分から。
あれくらいの年になったら、
自分のことばかりになってしまいがちですよね。
その存在や一つの言葉が
静かに周りの人を癒す・・・。
人を認め、人にエールを送る言葉。
彼女みたいにはなれなくても、
彼女のような歩み方を少しでもしたい。
本当にそう思い、
我が身を深く反省もしました。
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励みになります。
私も介護中は色々な言葉をかけて頂きましたが
励ますつもりで言って下さってると思いつつも
「○○じゃないだけ良いと思わなきゃ」
「○○だったらもっと大変だよ」
というような言い方をよくされて
なんだかなあと思っていました。
私の両親が早く亡くなっているから
両方の親の介護が重ならなくて良かった
って言われたこともありました。
そんな事が良い事だと思えるはずがないです。
自分が経験したことはもちろんですが
していない事でも、相手の気持ちを思いやって
声掛けできる人でありたいですね。
私も反省することが沢山です。