手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

信仰の先達との別れ

2022-07-12 | 聖書のことば
(↑「石巻ど根性ひまわり」、いよいよ開花か??!)



わたしに聞け、ヤコブの家よ
イスラエルの家の残りの者よ、共に。
あなたたちは生まれた時から負われ 胎を出た時から担われてきた。
同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで 
白髪になるまで、背負っていこう。
わたしはあなたたちをつくった。わたしが担い、背負い、救い出す。

                         イザヤ書46章3〜4節


結婚して関東圏に生活の基盤を据え、

その機会に所属する教会もかわって30年近く。


わたしたちが今の教会にお世話になった頃、

バリバリお元気でお仕事されていた方や

教会の奉仕を積極的にやっておられた方々、

わたしが子供を産み育てる中で、

いつも見守って祈り支えてくださった方々の数人が

このコロナ禍の中、

天寿を全うされて次々と天に召されていきました。


90歳以上までお元気でいらした方々がほとんどでしたが、

このコロナ禍のもと、

葬儀が密葬になり、

最期のお別れが十分できなかった方もおられました。


今回はその中の一人の女性の話を。


特にわたしの息子が小さかった時は、よく声をかけ、

時にお小遣いまで下さって、

自分の孫のように可愛がってくださいました。

ご夫妻で教会に来られていて、

その息子さんも教会のメンバー。

「教会の顔」のようなご夫妻でした。


でも、歳をとられ、教会まで毎日曜日来るのが難しくなり、

なかなかお顔を見る機会がなくなって来ていました。

でも、お元気でおられると息子さんから聞いておりましたので、

突然のお別れが来るとは想像しておらず・・・。


ここ最近一日の大半を眠られるようになっておられたとか。

亡くなったその日も、ご主人様、孫たちや子供夫婦に囲まれながら、

リビングで横になっておられて、

たまたまお孫さんがその方のそばにいたら、

目の前でコクッと亡くなられたというのです。


家族親族の見守りの中で、眠るように天に召されたNさん。


その話を息子さんから聞いた時、

とても悲しく寂しかったけれど、

一方で何か清々しい亡くなり方だなと感じたわたし。

息子さんもその大往生を見届けた安堵感からか、

爽やかな顔をされていたので、ずいぶん慰められたのでした。


そして後日、その息子さんが、

教会学校を終えて子供たちを送り出したわたしのところに近づいてきて、

見せてくださったのは一冊の単語帳でした。

そこには聖書のみ言葉がたくさん書かれていました。

「さすがですね〜」と言いながら拝見していたら、

突然わたしの名前が出て来た・・・。

その1枚には、詩篇のみ言葉が書かれていて、

その横に「〇〇さんからもらった」と書かれていたのです。

わたしがかつてNさんにお手紙を書いた時、

その手紙に書き記したみ言葉を、彼女は単語帳に転記し、

一緒にわたしの名前も書いておられたのでした。


それを見た時にはさすがに涙がドバッと溢れました。


 Nさんが、聖書のみ言葉と共に日々を歩まれ、

人の送った手紙や葉書の言葉も大事に受け止めて生活されていたことがよくわかって、

どれほど励まされたことでしょうか。


キリスト教会は、その人の社会的な肩書きがどうであれ、

世的なことは一切関係のない集まり。

一人の人として神様と出会い、

神様と共に歩む人々の集まり。


世の中がどう変化していっても、

ある意味、ここは変わらない一つの空間であるわけです。


もちろん信仰的には同じであっても、

社会に生きる者たちですから、

性格は違って当然ながら、政治信条が異なったり、

生活環境が異なったりはあるのですが、

あまりそこにはお互い首を突っ込まないし、

相手を尊重している。

もちろん献金の額でその人をはかったりもしないし、

役職も与えない。


ただただ信仰的な部分でのつながりです。


世の中、色々な関わりやら集まりやらがありますが、

そういうシンプルな集まりの中に長くいることができたのは、

 Nさんとの日々、そして別れを通しても、

わたし的にも本当にありがたいことだったと思いました。


出会いがあれば別れがある。

だからこそ、

こういうしがらみのない一つ一つの出会いを大事にしないとなあ・・・。


天に召された方々に思いを馳せ、そんなことを思いました。


↓二つのランキングに参加しています。
それぞれポチッと押して応援してくださると嬉しいです。
励みになります。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手帳へ             



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 思わず購入した鬼灯(ホオズ... | トップ | 第7波と夏の計画と・・・・キ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (れお)
2022-07-12 20:06:09
まんじゅう顔さん。
アーメンですね。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2022-07-12 21:30:19
れおさん、こちらこそです。
前のコメントでの、れおさんの教会のご婦人のお話も心に残りました。わたしたちには手本にする良い先達がおられること、感謝なことですね。
返信する

コメントを投稿