昨晩、家にたどり着いたときは、道は乾いていましたのに、今朝は真っ白に雪景色、これから半年、雪に埋もれた生活が始まります。昨日の京都が嘘の様、寒い京都と、とは言え、日なたはまだ暖かく、紅葉も11月下旬がピークと言われていましたが、この温暖化12月に入っても、紅葉真っ盛り、十分に楽しみました。
大阪城に登り、大阪城公園、そして今回の演奏会場大阪城ホールが目の前に観客数1万6千人収容、明日はその内、一万人が合唱団員で埋めつくされます。
大阪・京都はイチョウの街路樹が多いのに驚きました。何処までも一直線にまっきっきと伸びていました。
東福寺
京都の紅葉は北から南に、山から市外に下りてくると言われています。通天橋からの眺める庭園、名作庭家、重森三玲の方丈庭園を見ることができます。
南禅寺
広大な境内には「もみじ」が幾重にも重なり大変美しく、少しはなれた水路閣へ抜ける道も紅葉で埋めつくされていました。
永観堂
敷地内には「永観堂幼稚園」があり子供たちの賑やかな声がしていました。ここは「もみじの永観堂」とも言われるだけあって木が燃えるような赤、イチョウのジュウータンにカメラが殺到していました。
池に映るもみじの木々
大原三千院
合唱の仲間と別れて、昨日やって来た娘と今日から二人旅、朝から冷たい雨が降りしきる中、大原三千院へ、ここは京都のはずれ、標高も高く、紅葉はピークを過ぎ、杉苔の上に落ち葉の模様が
銀閣寺
みんなと南禅寺から「哲学の道」を通り銀閣寺と思ってましたが、時間がなくて断念、娘と二人で訪ねてみました。
美しく手入れの行き届いたお庭、その中に、苔むした屋根、崩れ落ちそうな木造建築物、いかに保存が大切か分かるような銀閣寺、今日も修復中でした
詩仙堂
ガイドブック、ネットで「隠れ穴場」と、人は居ないかな、静かに楽しむ事が出来るかなと、皆同じような事を考えます。何処からともなく、集まってくる観光客、真紅のジュウタンを踏みしめて
真如堂
紅葉5大スポットに掲げられています。境内にはイチョウ・もみじと数多く絵になる風景です。
下賀茂神社(賀茂御祖神社)
世界文化遺産です。「糺すの森」を抜けてご祭神へ、京都は鴨川を中心に町づくりがされて鴨川の下流れから下鴨さんと呼ばれています。1月の蹴鞠、5月の葵祭りと賑やかです
上賀茂神社(賀茂別雷神社)
二の鳥居を入ると細殿の前に一対の「立砂」円錐形の麗しい御神体山をかたちどったので一種のひもろぎ、これは銀閣寺の庭内にもありました。紅葉もこの「もみじ」のみ、側には寒椿が白・赤ともみじに取って代わろうとしていました。
朝、三十三間堂を訪ねて観ましたました。
中央の中尊を中心に左右500体合計1001対の「十一面千手千眼観世音」像はすべて木造ヒノキ材の「寄木つくり」頭上の11の顔と40種の手に表現されています。
ここも木造の観音様、虫食いが進み、修復に多くのお金が掛かるとか、ご寄付をと、個々彼処に、小銭をポロリと
先日、大学の講座「仏像を読む」と題してこの「十一面千手千眼観世音」について講義を受けた事思い出しました。帰り際、急に思い出し、立ち寄る、何かの導きでしょうか。朝一、静かなひと時でした。
今回は紅葉三昧、毎年毎年繰り返される紅葉とは言え、その年の気候で色合いが違うようです。毎年同じ所でで同じ木の紅葉を観に来る方がいました。今年は寒暖のさが激しかったので美しい紅葉を見ることが出来たと言っておられました。一昨年はクリスマス頃の京都、今回は紅葉真っ只中、何時来ても見飽きない町です。