つれづれなるままに 875 8月観劇会 劇団文学座

2009-08-30 10:18:35 | Weblog
施設「むくどりホーム」訪問を終えて、午後は「えんかん」に、今回は浅田次郎原作「天国までの百マイル」久しぶりで心にしみる芝居でした。
「えんかん」毎月2,800円年間33,600円郵便局からの引き落とし、年6回公演、1回に付き5~6千円位でしょうか。2000名ほどの会員、運営もすべて会員で行っています。

浅田次郎氏は執筆するジャンルも幅広く、映画やドラマ化された作品が数多くあります。鉄道員「ポッポヤ」、オーマイ・ガアッ、プリンスホテル、その他多数映画化されいますが、今回の「天国まで百マイル」も2000年に八千草薫、大竹しのぶ等の出演で映画化されています。

今回は劇団文学座によるお芝居、受付、折り紙が配られました。今回主役の佐々木愛さんが急病の為、皆さんで折り鶴を折り、病床の佐々木愛さんの元に届けるとの事、私も久しぶりで2枚いただき鶴を折り、千羽鶴に加えていただきました。

物語は男3人、女1人の兄弟、父は早く亡くなり、母一人で子供たちを立派に育て上げました。とかく末っ子は手のかかる者、羽振りのよい時は、何億もの金を動かしやがてバブルがはじけ、一文無し、兄弟はおろか妻、子供とも別れて、キャバレーの女性の家に転がり込み、悲惨な生活をしていましました。ある日母が重い心臓病と分かり母を助けるには、もはや奇跡に頼るしかない中、天才的心臓外科医がいる病院があると言う、兄貴たちが諦める中、母をおんぼろ車にのせ奇跡を信じ100マイルの道をひたすら走る末っ子、母との百マイルの道乗り、自分がいかに無償の愛情に包まれ、人の善意に支えられて生きてきたかと言うことに気づき、これは母の命を救うことによって、自己の再生の道のりでもある事に気づきます。原作者浅田次郎氏の実体験とも言われています。