つれづれなるままに  397  大阪めぐり Ⅴ

2007-12-09 18:22:42 | 雑記

大阪のホテルは中津、地下鉄駅真上、大阪駅まで歩いて10分ほど、調度歩くには良き距離、5日間、皆でおしゃべり、賑やかに歩きながら、夕食の場所をブッショク、大阪は美味しいものがタンとあると聞きましたが、余り美味しいものには当たらず、帰り際に食べた200円の「かけうどん」ちくわをのせ、あっさりし一番安く、美味しいかったような気がします。たこ焼きも、お好み焼きも食べましたが、札幌で食べるのと変わりがないよう気がしました。

 

 

まず、大阪をチョッピシ知る為に、定期観光バスに「観(み)だおれ・くいだおれ」1日コースに乗車する事にしました。バスは満員、観光客は全員2階にガイドさんは下の座席でガイド、どうもガイドさんの顔が見えないと調子が狂いますね。

 

 

 

乗車して程なく水上バス

大阪の中心部を流れる大川をクルーズ、歴史あふれる大阪の街を川面から眺めました。

 

 

 

 

川岸は桜が紅葉し、春の桜もいいですが、紅葉も、一番美しい時期なのでしょうか、川面には水草がゆったりと流れ、川岸は公園になっているようです。ほどなくして大阪城が見えてきました。

  

 

 

 

豊臣秀吉ゆかりの大阪城は波乱に満ちたお城で、1583年、築城を開始、城を築き上げましたが、秀吉没後1615年大阪夏の陣で落城、その後、2代将軍徳川秀忠により1620年から10年の歳月をかけて再築、しかし1655年落雷により焼失、今の建物は明治以後だとか、余りにも近代化エレベーターで5階まで、城と言う感じではなく展望台に登ったと錯覚しました。天守閣に上がり大阪城公園の紅葉、大阪城ホールの眺めはグーでした。

         

 

         

 

 

 

店頭の人形で有名な「くいだおれ人形」小さい、もっと大きい人形と思っていましたが、阪神タイガースが優勝する度に、この道頓堀にドボン、さぞつらい事でしょう。

 

 

 

 

「たこ焼き教室」自分の食べる分は自分で3個のみ、焼きあがるまで3分その間、「たこ焼き音頭」 たこたこ・・歌は忘れました。北海道にも「イカ音頭」イカイカ  イカイカ、イカソウメン・・・と

 

 

 

 

大阪の下町新世界のシンボルタワー通天閣に、現在の建物は2代目、上がエッフェル塔、下がパリ凱旋門と言う奇妙なデザイン「天に通る高い建物」の意味だそうで、ここから大阪の街も良く見渡せました。

5階で「福の神」ビリケンさんと対面「足の裏をコチョコチョ」お金が貯まるとか、ビリケンさんの足の裏は深くえぐられ、足の裏ではなくもうすぐ足首に達する事でしょうか。ビリケンさんの「ぬいぐるみ」を買い求めました。毎日足の裏を「コチョコチョ」 今日もまたパソコンの上に置いて、コチョコチョと・・・・。欲張っています。

         

 

 

 

通天閣から歩いて阪神電車、「昔なつかしチンチン電車」とか、電車は全て木造の古き時代そのもの、街の中をそれもモースピードで走っているのにはびっくりしました。札幌のノロノロ電車ではありませんでした。電車は住吉大社で下車、秀吉が寄進した太鼓橋を渡り、今日のコースは終わりました。

 

 

 

 

 

新しいビルが立ち並ぶ駅周辺、そして下町の賑やかな通り「くいだおれ」だけあって飲食店が多く、人通りも賑やかな商店街、もっと時間があったら、お店、一軒一軒、覗くだけでも楽しそうな街でした。

 

         

 

 

 

  

 

 

 

午前中「なんばグランド花月」を見に行きました。西川きよし、桂文珍、宮川大助・花子と、いずれもテレビでしかお目にかからぬ面々、劇場の前のお店に吉本喜劇役者の顔のカステラ、12ヶで450円、「焼きあがったら持っていってあげるよ、並んでなさい」。と出来立ての熱々をみんなで、口にほうばりました。さすが大阪人、商売うまい。吉本喜劇を観に朝早くから並んでいるお客さんにもサービス「うまいよ、うまいよ」と・・・。大阪ものんびり歩けば楽しい街なのかもしれません。今度はゆとりを持って、下町をあるいてみましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


つれづれなるままに  396 作庭家 重森三玲  Ⅳ

2007-12-08 17:33:27 | 雑記

作庭家、重森三玲(ミレー)は本名は重森計夫、歴史的有名な画家ミレーの名から付けたようです。子供たちも全て画家の名が付けられているそうです。

今回は重森三玲庭園美術館を札幌から予約し実際に住んでいる、自宅から続く庭園を見せていただきました。 苔と石が組み合わされ書院前からみる枯山水庭園は部屋の内部からも鑑賞するように出来ていて 茶を中心に日々の暮らしがあったことがわかります。

 

 

 

周りには船を表し正面の石は三つの島を表現しているそうです。

 

 

 

  「みのがさ」

右の木は「みのがさ」と言う木で、1本の木から2種類の葉が、葉先が3つに割れている、葉の中に丸い葉が隠れているので「みのがさ」と言うそうです。

                  

 

 

             

 

 

茶室は約300年前の建物、この襖の絵が東福寺で見ることが出来る方丈市松模様です。この電気のかさは、彫刻家、ノグチ・イサムの作品で二人は交流があり、よくこの庭園を訪れていたそうです。

 

 

 

紅葉の名所東福寺この重森作方庭園があります。石組みとスギゴケ昭和13年に作られ、石は庭にあった廃石のリサイクルとか

 

 

 

 

 

これも作庭家、重森の庭、「八相の庭」と命名され近代庭園とされている。

西庭、「龍の庭」とも言います。龍が海中から昇天する姿、周りの白砂と黒砂は雲、竹箒は稲妻をあらわしている。

東庭は「不離の庭」 これは、熱病になった子供を山中に捨てられたとき、その子供を黒犬と白犬が子供を守る、その周りのにはオオカミが子供を食い殺そうと集まっている。これも重森作、哀れなので写真はカットしてきました。

 

 

 

長い旅行も目的があり、紅葉、美術館とブログを書くようになって、しっかりと見聞きするようになりました。次は大阪の印象も書いてみたいと思います。

 

 

 

 


つれづれなるままに  395  ご朱印帳 Ⅲ

2007-12-07 10:06:19 | 雑記

今回でご朱印帳が3冊目となりました。

ご朱印は平安時代に諸国の霊場を巡礼する時、有り難い経文を浄書写経したものを、お寺に納めて、自分や家族の無事息災を祈願した証としてお寺の宝印を戴いて巡礼した事が始まりです。「納経印」とも言いわれています。

ご朱印を戴いたご朱印帳は自分の命が尽きた時、お棺の中に入れていただきます。

初めは、平成8年10月31日「金比羅宮」四国を旅した時から始めました。

今年で11年目、数えてはいませんが100ヶ所ちかくになるでしょうか。ただ残念な事にだんだんと毛筆で書いていただける、神社、神宮、寺が少なくなり、判が多くなりました。今回も観光客が多いせいでしょうか。すでに出来上がったご朱印の紙を「300円」ですと手渡され、ご利益も半減したような気がしました。


つれづれなるままに  394  赤く染まった参道 Ⅱ

2007-12-06 14:42:06 | 雑記

昨晩、家にたどり着いたときは、道は乾いていましたのに、今朝は真っ白に雪景色、これから半年、雪に埋もれた生活が始まります。昨日の京都が嘘の様、寒い京都と、とは言え、日なたはまだ暖かく、紅葉も11月下旬がピークと言われていましたが、この温暖化12月に入っても、紅葉真っ盛り、十分に楽しみました。

 

大阪城に登り、大阪城公園、そして今回の演奏会場大阪城ホールが目の前に観客数1万6千人収容、明日はその内、一万人が合唱団員で埋めつくされます。

大阪・京都はイチョウの街路樹が多いのに驚きました。何処までも一直線にまっきっきと伸びていました。

 

 

東福寺

京都の紅葉は北から南に、山から市外に下りてくると言われています。通天橋からの眺める庭園、名作庭家、重森三玲の方丈庭園を見ることができます。

          

 

 

南禅寺

広大な境内には「もみじ」が幾重にも重なり大変美しく、少しはなれた水路閣へ抜ける道も紅葉で埋めつくされていました。

 

 

 

永観堂

敷地内には「永観堂幼稚園」があり子供たちの賑やかな声がしていました。ここは「もみじの永観堂」とも言われるだけあって木が燃えるような赤、イチョウのジュウータンにカメラが殺到していました。

 

 

                 池に映るもみじの木々

 

大原三千院 

合唱の仲間と別れて、昨日やって来た娘と今日から二人旅、朝から冷たい雨が降りしきる中、大原三千院へ、ここは京都のはずれ、標高も高く、紅葉はピークを過ぎ、杉苔の上に落ち葉の模様が

 

  

 

銀閣寺

みんなと南禅寺から「哲学の道」を通り銀閣寺と思ってましたが、時間がなくて断念、娘と二人で訪ねてみました。

美しく手入れの行き届いたお庭、その中に、苔むした屋根、崩れ落ちそうな木造建築物、いかに保存が大切か分かるような銀閣寺、今日も修復中でした

   

 

 

詩仙堂

ガイドブック、ネットで「隠れ穴場」と、人は居ないかな、静かに楽しむ事が出来るかなと、皆同じような事を考えます。何処からともなく、集まってくる観光客、真紅のジュウタンを踏みしめて

 

 

 

 

 

真如堂

紅葉5大スポットに掲げられています。境内にはイチョウ・もみじと数多く絵になる風景です。

 

 

 

 

 

下賀茂神社(賀茂御祖神社)

世界文化遺産です。「糺すの森」を抜けてご祭神へ、京都は鴨川を中心に町づくりがされて鴨川の下流れから下鴨さんと呼ばれています。1月の蹴鞠、5月の葵祭りと賑やかです

 

 

           

上賀茂神社(賀茂別雷神社) 

二の鳥居を入ると細殿の前に一対の「立砂」円錐形の麗しい御神体山をかたちどったので一種のひもろぎ、これは銀閣寺の庭内にもありました。紅葉もこの「もみじ」のみ、側には寒椿が白・赤ともみじに取って代わろうとしていました。

  

 

 

朝、三十三間堂を訪ねて観ましたました。

中央の中尊を中心に左右500体合計1001対の「十一面千手千眼観世音」像はすべて木造ヒノキ材の「寄木つくり」頭上の11の顔と40種の手に表現されています。

ここも木造の観音様、虫食いが進み、修復に多くのお金が掛かるとか、ご寄付をと、個々彼処に、小銭をポロリと

先日、大学の講座「仏像を読む」と題してこの「十一面千手千眼観世音」について講義を受けた事思い出しました。帰り際、急に思い出し、立ち寄る、何かの導きでしょうか。朝一、静かなひと時でした。

 

 

 今回は紅葉三昧、毎年毎年繰り返される紅葉とは言え、その年の気候で色合いが違うようです。毎年同じ所でで同じ木の紅葉を観に来る方がいました。今年は寒暖のさが激しかったので美しい紅葉を見ることが出来たと言っておられました。一昨年はクリスマス頃の京都、今回は紅葉真っ只中、何時来ても見飽きない町です。

 

 

 

 

 


つれづれなるままに  393  京都神社・寺三昧  Ⅰ

2007-12-05 22:00:49 | 雑記
京都は思いのほか寒く、長めのダウンを着る訳が分かったような気がします。5~6度とは言え底冷えのする寒さに、さすがの私も、ホカホカカイロを買い求めました。
いったい京都には幾つの神社、寺があるのでしょうか。周りすべてが寺、神社、目星を付けて観て回っても1日に拝観する数は知れたもの、
今日無事8日間の旅を終えて帰ってきた。大阪5日間、京都3日間、長い旅でした。
帰って一番喜んだのは、お猫のダニーちゃん、もう私のお布団でお寝んねです。