日曜日、春の陽気に誘われて、薩摩半島の南西部に位置する野間半島までバイクを走らせてきました。
日置の山間部を走る初めての道を選んで、のんびりとバイクを走らせていると、こんな風景も見えてきて、思わずバイクを駐めてみました。
緑の森に、体育館の赤い屋根が映えて、とても良い雰囲気の静かな場所でしたねぇ。
加世田からかって勤めたことのある【万世】、そして【小湊】【大浦】などを走り抜けて、笠沙の野間岬に向かいました。
昔は陸の孤島とよばれたことも或る野間地区ですが、だいぶ道路工事が進んで、もうすぐ前線2車線の走りやすい道になるのじゃないかな。
笠沙恵比寿や野間漁港、集落が集まっている野間池と言われる池のような入り江をぐるりと回ると、ウィンドパーク展示館が見えてきます。
東北大震災から後、風力発電などは珍しくもなくなりましたが、ここは当初、九州電力が風力利用のための実験施設だったんですよね。
ウィンドパーク展示館のすぐ横にある狭い上り坂を、2速と3速を使いながらバイクで登って行くと、野間半島の頂上部に出てきます。
10基建てられている風力発電の風車は、グォングォンと低い音を立てて回ってました。
5つめの発電機の手前から、展望台に上がっていくと、リアス式海岸の展望が開けます。
空は青いし、陽射しは温かいし、風は柔らかいしで、RZ250の親子タンデムや還暦ライダーだと言うスズキ ジェベル、ゼファー750なども訪れてきました。
広場の隅にバイクを駐めて、小さなストーブと湯沸かしを取り出して、珈琲を沸かして飲むのもいつも通り。
坊津方面は、若干春霞がかかっていました。
途中で買い求めてきた【春の花見弁当】を開いて、久しぶりに春を満喫したツーリングでした。
帰り道のお土産は、山に生えていた【ツワブキ】の若芽でした。
皮を剥いてから水にさらしてアク抜きをしたツワを、牛肉と一緒に炒めて醤油と砂糖で味付けをした料理は、我が家では大好物です。