お盆も終わりました。 昔、おふくろや婆さま達が、「盆には地獄の釜の蓋が開くから、暑つなっと」と言ってましたが、本当に暑い夏です。
熱中症になる危険を冒してまでバイクに乗って走る気力も起きないので(^0^;)、もっぱらDVDなどを見て過ごしています。
あれ?リオ・オリンピックも高校野球も、熱戦が続いているのに?と思いますよね。
テレビは残念なことに、帰省中の孫の【アンパンマン】に占拠されていて、ゆっくりとスポーツ観戦というわけにもいかないんですよ。
久しぶりに、スタインベックの名作、【怒りの葡萄】を見ました。 1939年公開の映画ですが、やはり良い映画は、何回見てもいいですね。
映画を見ていて、昔は気づかなかった場面がいくつもありました。
ボロボロのトラックでルート66をオクラホマからカリフォルニアを目指して移動するとき、オートマン峠やニードルズの町などのシーンがありました。
道祖神でツアーを組んでアメリカ西部を走ったときに、オートマン峠を走ってからニードルズのモーテルに宿泊したのを思い出しました。
オートマン峠を越えて、ニードルズはもうすぐそこです。
怒りの葡萄を見たのはハーレーに興味が無かった頃なので、こんなシーンにはまったく気づきませんでした。(^0^)
ルート66,全行程走破に挑戦してみたいですね。
たまぁにカラオケに行くと、重富のFX乗りさんが朗々と唄う映画の主題歌がある。
木下恵介監督の名作で、高峯秀子・佐田啓二主演の『喜びも悲しみも幾歳月』は、VHSテープを買って何度も繰り返して見ている映画です。
映画は、 三浦半島の観音崎燈台の階段を二人が歩く場面から始まります。
カラオケや歌集では、1番から5番まで、中には一番から4番までしか載せてないのですが、映画の中では幻の歌を入れた6番まであるんです。
序章: 俺ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の
無事を祈って 灯をかざす 灯をかざす
冬: 冬が来たぞと海鳥なけば 北は雪国 吹雪の夜の
沖に霧笛が 呼びかける 呼びかける
春: 離れ小島に 南の風が 吹けば春来る 花の香便り
遠い故郷 思いだす 思いだす
夏: 朝に夕べに 入り船出船 妻よがんばれ 涙をぬぐえ
燃えてきらめく 夏の海 夏の海
秋: ・・・・・ ・・・ ・・・・・・・ ・・・・・
・・・・ ・・・ ・・・
終章: 星を数えて 波の音きいて 共に過ごした 幾歳月の
喜び 悲しみ 目に浮かぶ 目に浮かぶ
夏の次に、映画では佐渡の嵐の防波堤の場面で流れる歌がありますが、これは、どんな歌集にも収録されていないんです。
前からずーっと気になっていたのだけど、何度聞き返しても、最初の4小節を聞き取ることが難しい。