フェリーが新潟港に着岸したのは、定刻06:00でした。 雨はほとんど止んでいるのだが、それでも雨具をつけないと濡れてしまう。
面倒くさいなぁと思いながら,ブーツカバーや雨具をつけて下船の準備をしていると、「ETCの電源が入らなくなった」と焦るMさん。
電子ホーンを鳴らした時、どうやらヒューズを飛ばしたらしい。
自分で適当に取り回した配線なので、ヒューズボックスがどこにあるか探すことから始まるんですね。なんとか探しあてたヒューズは、水が入ってショートしたのか真っ黒。 ありゃぁ。
下船してすぐの道路脇にバイクを停めて点検です。
すぐ脇を、下船したバイクの列がどんどん通り過ぎていきます。
「え?着いたそうそうに,トラブルかよ」みたいな目で見られるのが哀しいですね。
ヒューズを交換して、無事ETCが復活。 これで予定通り、新潟のディーラー2店舗を廻った後、高速で金沢に向かうことができます。
紫竹山(これ,最初は読めなかったんですよ)にある24時間営業の「ガスト」で朝食を摂ってから,ハーレーディーラーを2店舗回りました。 で,2軒目に行くときに,私は7号線を直進して高速道路方向に入り込んでしまったのでした。
一般道を使うのなら,ナビの指示通り左車線にルートをとって8号線に乗らないといけなかったのですけど。 これは,みんなに迷惑をかけてしまいました。[E:crying]
「ハーレー・レイクウッド」を出て,新潟西ICから高速で金沢に向かいました。
新潟から金沢への道は、雨も止んで空も明るくなってきています。
で、雨具の上は脱いでしまって、ズボンとブーツカバーだけ(何人かは、立派なゴム長を履いていましたが)で走っていたのです。でも,でも北海道を走ってきた身には、この蒸し暑さは耐え難い。
もうさすがに降られることは無いだろうと、途中のSAで全員雨具を脱いで、快適に走っていました。
突然私のバイクの左側を、サイドバッグのカバーを手で示しながらて追い抜いていく青いウルトラ。 あれ?社長!
ん? 左のサイドバッグの蓋に手を伸ばしてみると、蓋が閉まっていない。 全財産をいれたウエストポーチも入っているんだし、ありゃぁ、中身は大丈夫かいな?
路肩にバイクを停めて蓋のロックをしっかりと締めてから、また金沢を目指した私でした。(ホッ)
気持ちよく金沢を目指している薩摩6人衆。 直江津の春日山城(上杉謙信の城でしたっけ)を過ぎた辺りから,トンネルが30近く続きます。
いくつ目のトンネルだったのか,トンネルの出口に近づくと,外は真っ白い雨の膜で覆われているではないですか。
その雨の中に,飛び込んでいくような形になってしまった私たち。
もう,危ないなんて言っていられません。 慌てて,路肩にバイクを停めて雨具をつけました。 なんだかなぁ。
雨で前が見えない,曇って前が見えない,蒸し暑い,汗でウェアがビッショリ濡れているのがわかる。
そんな状態で,金沢の町に入りました。 金沢東ICで降りるとディーラーはすぐ近くだったのに,金沢森本ICで高速を降りてしまったものだから,もう大変。
ナビはあっちだ!こっちだ!と言うので,それに振り回されるようにあちらこちらとバイクを走らせて,疲れ切ってしまいました。
結局,ディーラーまで辿り着かないまま,金沢駅前にある宿に行くことにしました。 今度は,ナビが一発で連れて行ってくれました。 なんでじゃ?
バイク2台は玄関前に,4台は2台づつ車の駐車スペースに駐めてからホテルに。
ホテルの部屋に入って,汗ビッショリになった服を引きはがすようにして,シャワーを浴びました。 やっと生き返ったような心持ちです。
ナビにあちらこちらと振り回された一日でした。[E:bearing]
※ 夜は,金沢駅前の寿司屋に。 金沢の魚介もなかなか美味しいですね。
ホテルに帰ってくると,フロントスタッフが「このヘルメットは?」と言うので,雨に汚れたようなヘルメットを見てみると,Hさんのじゃないですか。 チェックイン時に,フロントに置き忘れたみたい。
みんなで,「あぁ,それは要らないらしいよ」「捨ててもらって結構です」などと,本人を目の前にして言いたい放題。 これが言える仲間だから,長い旅も一緒にできるんですよね。
明日は,滋賀県の長浜に嫁いだ「さつまおごじょ」と,琵琶湖畔で会う約束をしているので,楽しみです。
天気予報では,明日の京都,大阪地域は晴れですが,蒸し暑くなりそうです。