えびの高原は、もう秋の気配。ススキの穂も紅く色付き始めて、ひんやりとした風が吹き抜けていきます。 天気がよいと,不動池の水はコバルトブルーなんです。 北海道でもコバルトブルーの川や池を沢山見ましたけど,ここの池の美しさも負けてはいないぞ。
NHKの朝の連ドラで,「ちりとてちん」という番組をしてました。 落語を題材にしたこの2巻は,なかなか面白い。 「笑酔亭梅寿謎解噺」というとうり,古典落語の魅力にとりつかれてしまった金髪トサカ頭の不良少年が,続発する怪事件を解決するという落語のミステリーです。
田中啓文さん,3作目を待っています。
「深海のイール」 ハヤカワ文庫
文庫の帯には大型映画化決定と書いてある。 コピーは,「世界中で次々と起こる海難事故。牙をむく海の生物たち。果たしてその裏に潜む衝撃の真実とは?」。
面白いと思える部分と,冗長で難解と感じさせる部分があるが,それでも一気に読み切ってしまった。
近頃,奥田英朗の作品にはまってしまった。 大藪春彦賞や131回の直木賞,柴田錬三郎賞などの受賞作品はもちろん面白いのだが,今の時期は,旅とオリンピックでしょう。
北京の前,アテネのオリンピックゲーム紀行文「泳いで帰れ」は,面白い。 野球観戦なんか,辛辣でそうだそうだなどと思ってしまう。
港町食堂も紀行文です。「奥田さんには港町を探索してもらって紀行文を書いて頂きたいんですよ。それで,港には毎回船で入りたいんです。」
稚内・礼文島編を読んでいると,去年の北海道ツーリングが思い出されてきます。 来年はまた,バイクで北海道に渡ることにしよう。
今年の夏は,異常に暑いと思いませんか?
で,今年の夏は,エアコンの効いた部屋から一歩も出ずに本を読むと言う日が多かったのです。
タイトルで選ぶので,中には読むのをやめたくなる物もあるのですが,たいてい,頑張って最後まで読むのですね。 しかし,ロバート・M・パーシングの「価値の探求 禅とオートバイの修理技術上巻」は,下巻まで読む気力が出ませんでした。
表紙のショベルヘッドのエンジンの写真に惹かれて,買ったのですけどね。 残念。
7月16日(水)
パラパラとテントに落ちる雨の音で目が覚めたよ。 う~,ゆううつ。
起き出してみると,夜の内に少し降ったみたいだけど,いまは降っていない。 パラパラとテントに落ちていたのは,木の葉の滴が落ちてくるのでした。 よかったよかった。
テントの周辺は一面の霧。 テーブルと椅子をセットして,まずはコーヒーからですね。
コールマンのスポーツスターにシュコシュコとポンピング30回。 盛大に炎があがるのだけど,すぐに落ち着いた青い炎に変わります。 昔からシューシューと音を立てて燃えるホワイトガスストーブが,好きなんです。 プリムスなどのガスの方が便利なのは判ってるんですけどね。
キャンプの朝は,温泉!と言うことで,東大沼温泉に行ってみたら,午前の営業は終了していた。 それではと,近くの流山温泉にも行ってみたが,こちらも終了。 まいったなぁ。今夜の宿は,函館のYGHなので,撤収ものんびりゆっくりしていたら,こんな事でした。
しかたがないので,五号線の函館新道に入らずに旧道の大沼国道に入って,やっとななえの温泉を見つけてさっぱりしました。 どうも,毎日,風呂には入らないと落ち着かないような体質になってきたみたいです。 若い頃,ツーリングをしていたときは,夕方,お風呂代わりに水道の水をかぶってましたけどね。
函館では,フェリー乗り場を確認した後,函館駅前へ。 お昼ご飯は,函館朝市の食堂で,ミニうに丼でした。
食事の後は,函館港近くに保存されている明治の雰囲気が漂う赤煉瓦倉庫群を見てから,YGHへ。
函館YGHは,想像していたのと違って,ビジネスホテル風。ツインの個室になっていて,ベッドが2つ入っているだけのシンプルな作りでした。
霧の函館山 夕方になって,山に霧がかかるようになってきた。 山頂のレストランで食事をしながら夜景を楽しもうと思ったのだが,だんだん霧が深くなってきて最後はほとんど見えなくなってしまった。
外に出てみると,中国系の観光客や修学旅行の子どもたちで大混雑。 早々に,退散しました。
函館山を取り巻く霧は中腹くらいから上だけのようで,ロープウェーで下っていくと,函館の夜景が綺麗に見えてきます。 前に来たときには,函館花火大会と重なっていて,夜景も花火も綺麗に見えたのでしたが,今回はちょっと残念でした。
ロープウェーの乗り場からは,ぶらぶらと散歩がてら歩いてYGHへ。 YGHの前のスーパーで朝食を調達してから帰りました。駐車場には昔,私も乗っていたBMW-K100RSが停めてありました。やれ具合が,年期を感じさせますね。
そうそう,ここのYGHは,ホットコーヒーと牧場アイスの無料サービスがありました。 なかなかのおすすめの味です。若者達は,カップ麺で簡単に食事をすませていました。
7月17日 函館~高速フェリー~青森===東北自動車道===福島
ユースゲストハウスATOMA 泊
7月18日 福島===東北自動車道===日光----群馬(草津温泉)
草津高原YH 泊
7月19日 草津---志賀草津道路--長野==中央道==東名名神--京都
京都 新築の宇多野YH
外国人のマナーにはついて行けない
7月20日 京都===名神中国自動車道===下関
下関火の山YHが満室のためビジネスホテル 泊
7月21日 下関==九州自動車道==(小林)===鹿児島着
青森から鹿児島まで、一人で運転して来たのだが、やはりちょっと辛いものがある。 高速道路上での速度超過取り締まりも、レーダーや覆面での追尾などに何回も遭遇した。 幸い、一等賞をもらうことはなかったけど。
今なら、高速道の土日割引などを使えば、だいぶ旅費の節約になりそうだ。
7月15日(火)
朝食の会場は,リスや小鳥が集まる林の前。 林を抜けた先には,支笏湖が見える。
なごみますねぇ。 支笏湖って,日本一水のキレイな湖なのだそうですね。 しらなかった。
朝の食事もバイキング。 私は普段は小食なのですが,ツーリングや旅に出るとお腹がすくんですね。 空いていなくても,食べなければ損だと思ってしまうんです。
で,お代わりもしてしっかり食べましたよ。 これで,また数キロは太ったんだろうなぁ。
荷物を車に積み込んでから,支笏湖畔散歩。 ホテルの敷地から湖畔までは,結構急な崖を降りていくことになります。 でも,今朝たべた分のほんの少しのカロリーでも消費できたらと頑張って歩きましたよ。
支笏湖からは,美笛峠を越えて洞爺湖へ向かいました。 途中,「フォーレスト276」と言う道の駅でトイレ休憩。 車を停めていると,となりにロングツーリング仕様のスポーツスターが走り込んで来ました。
トイレは,いっぺん2階フロアに上がってから,階段で一階に下りるようになっているのですが,トイレの入口には自動演奏ピアノが置いてあって,クラシックのピアノ曲を演奏していました。 去年来たときは,ちょっとビックリしましたね。
しばらくして車を出そうとして,何気なくバイクをみると,エンジンキーがささったままになっていました。 よっぽどせっぱ詰まった状況だったのでしょうね。 持ち主を捜したのですが,そこら辺に見あたらなくて,そのまま出発しました。山の中の道の駅ですから盗難の心配は少ないのでしょうけど。
洞爺湖では,サミットでエコをアピールした洞爺湖ビジターセンターの「エコ・ギャラリー」などを見た後,西口火口サイドを走って虻田洞爺湖ICから高速で南へ向かいました。
道央自動車道は,昨年までは「長万部」の次の「国縫」で終わっていたのですが,今年は24km南の八雲まで伸びていました。やっぱり最新版でないと,2007年版のツーリングマップルじゃいけません。
森町では,国道から少し離れた森駅前のお弁当屋で,いかめしの駅弁をゲット。 デパートでよく開催されている全国駅弁フェアなどにも出店している奴です。 冷えてしまうとそれなりですが,熱いうちに食べると美味い。
東大沼キャンプ場に着いたのは,午後も早い時間でした。 観光客で一杯の大沼公園は,大沼をはさんで反対側になるので,とても静かなキャンプ場です。
ここは無料ですが,水面には駒ヶ岳の姿が映る,短い草地の素晴らしい環境のキャンプ場ですね。 トイレも炊事場も新しく,本当に気持ちよく使えました。
車やバイクの乗り入れは出来ないが,駐車場からテントサイトまでは遠くないので,そんなに不便には感じません。 テントサイトは道路沿いに長く広がってもいるので,車を路肩に停めて荷物を下ろす事もできますし。
ただ,近くに大きなスーパーなどが無いのが困ります。 クーラーボックスに食材を買い込んでからキャンプ場に入るべきですね。
キャンプのメニューは,ちゃんこ鍋でした。 左に睡蓮のさく湖面,前の森の向こうには駒ヶ岳がみえるんです。
今夜のテントは,ダンロップの2人用ツーリングテント。 コールマンのテントの出番は無しでした。
7月14日(月)
帯広といえば,豚丼と六花亭のさくさくパイでしょう。 トイピルカ北帯広YHを出発して,帯広の街に向かう途中,あちらこちらでラリーカーを見ました。
そう言えば,昨日もラリーカーとすれ違ったし,ナイタイ高原ではスバルのラリー仕様車の撮影が行われていましたね。
Rally11-13 JULY 2008 Hokkaido
六花亭では,「雪やこんこ」「白樺羊羹」「ストロベリーチョコ」をお土産に買ったあと,賞味期限3時間という「さくさくパイ」をコーヒーを頂きました。
店の前の一方通行路から大通りにでると,トラックの上にラリーカー。昨日でラリーは終了しているので,移動するラリーカーにあちらこちらで遭遇するのですね。外観も排気音も迫力です。
しまった。 ラリーの日程に合わせて,旅行を計画すれば良かったなぁ。
帯広から南に下って,タクローが,何もない春ですと歌ったえりも岬を目指します。
フンベの滝は,地下水が岩の崖の中腹から吹き出ています。 北海道は,このような滝が多いですね。道路脇に車を停めてパチリ。 水しぶきが涼しいですねぇ
切り立った絶壁とトンネルが続く黄金道路から,お花畑のような草原の続く百人浜を走って,えりも岬の風の館に到着。やっぱり結構な観光客の数ですねぇ。
でも,ツーリングバイクが少ないのが残念。
えりも岬からは,襟裳国道を走って苫小牧を目指すのだが,こちらの道は変化のない退屈な道がえんえんと続く。
目的地がえりも岬でなければ,R226天満街道を使ってショートカットすれば,ずいぶん時間短縮になりそうだ。
今夜の宿は,支笏湖畔にある「休暇村 支笏湖」。 夕食は,さすがにウニはなかったものの,イクラやイカ,新鮮なさしみなどを自分でどんぶりにのせて食べる「どんぶりバイキング」。
海鮮丼でもジンギスカンでも天丼でも,なんでも良いのだけど,一杯目はご飯少しにイクラや鮭,カニなどを山ほど乗せた海鮮丼と,二杯目はイクラ山盛りのイクラ丼を食べて幸せ。
林の中の静かなホテル,天然温泉,小鳥の鳴き声,心なごむホテルでした。
昨年,能登で開催されたバイブズ・ミーティングの今年の開催場所が決まりました。
参加受付時間やスケジュール等の詳細はまだですが,今年は近県なので参加できそうです。
THE16th VIBES MEETING in YAMAGUCHI
開催日: 10/11(Sat)~10/13(Mon)
開催地: 山口県山口市 阿知須 きらら浜特設会場
参加費: 3000円 中学生以下無料
7月13日(日)
今日の空は曇りだけど,気温は上がりそうだ。 ナビに行き先をセットして,YGHのスタッフの見送られて,出発。
YGHから摩周湖に向かう途中の林の中の直線路で,無線機が一瞬だけ叫んだようで,「ん?」。
200m位走った所でレーダー探知機が反応したときは,三脚の手前30mほど。 しっかりと,こちらを見ている方と目が合ってしまいましたね。 危ない危ない。
なんとか無事に通過して,摩周湖第1展望台へ。 霧の摩周湖って,秋の観光シーズンなのでしょうかね。
日曜日のせいか,摩周湖台3展望台も結構な人出です。 帯広方面に向かうにはちょっと遠回りになるんだけど,ここまで来たら神の子池と裏摩周展望台からの景色はぜひ奥さんにも見せたいので,頑張ってハンドルを握ることに。
阿蘇の白川水源も爽やかなんだけど,ここのブルーの湧水には和まされる。
池から流れ出す水は,結構な水量で,手を入れると 冷たくて気持ちが良いんです。
オンネトー ここも時間によって水の色を変えると言いますね。 別名:五色沼の水の色は、
グリーンでした。 ここはもう,松山千春の故郷,足寄町なんですね。
後の山は,雌阿寒岳と(1499m)と阿寒富士(1476m)。 晴れていればなぁ。
足寄町の道の駅で休憩,そして上士幌航空公園のキャンプ場を見に行くが,ここもテントは一張りも無い。 で,淋しいので,今夜もキャンプは無しと決定。
東大雪ぬかびらYHは,個室対応はできなかったので,帯広のトイピルカ北帯広YHを予約。
ナイタイ高原を走っていると,阿蘇のやまなみハイウェイと似たような雰囲気がありますね。 ただ,周りの広大さと放牧されている牛が,黒と白のホルスタインと肥後の赤牛の違いはありますけどね。
富良野・美瑛や北見,帯広などの北の方では,広々とした畑が広がっている所が多くて,いろいろな作物の花がさいている,いわゆる北海道らしい風景の所が多いのですが,美幌峠や三国峠を越えた釧路や帯広十勝辺りになると,牧草畑や牧場が多いですね。 気候のせいもあるのかな?
今夜の宿,トイピルカ北帯広YH