きょうは、マフラーの交換作業。だって、ロングツーリングもキャンプツーも自粛中で、暇なんだもの。
自分のバイクは、ハーレのエンジンとしては古い、排気量1450cc TC88エンジンです。
ハーレー社では、ツインカムエンジンと言っているのだけれど、普通「ツインカム」というと『DOHC=ダブル・オーバー・ヘッド・カムシャフト』ですね。
「ツインカム88」だと「カムシャフトが2本あるOHV」と言う事なんで、紛らわしい。
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このツインカム88シリーズのアキレス腱は、強力なスプリングでカムチェーンをテンショナーに押しつける方式なので、走行距離が伸びと共に合成樹脂のテンショナーは磨耗して、ついにはバラバラに破壊されてしまう。
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磨耗が進んで来ると、クランクケース辺りエンジンから異音が聞こえ始めるので、そのままで乗り続ける人はほとんどいないだろうけどね。
対処法として
① カムチェーンテンショナーを交換する方法
3万kmから5万kmで、また交換が必要になる
② TC96から採用された油圧化キットテンショナーに交換する
スプリング式からすると、テンショナーの磨耗は相当抑えられるので、耐久性の向上が期待できそう③ ギアカム化すると磨耗の心配なしに正確に作動するので、パワーアップの効果も見込めるようだが、高速で回転するギヤから発生する音が気になるという声もよく聞く。
1回目の修理は、走行距離12万km時点。 これは、驚くほど長持ちした。
2回目はジェームズなどの社外品で修理を試みたのだが、修理後わずか23000km走行で異音発生。
そして3回目は純正部品で対応したのだが、それでも36000km走行した時点で異音が発生しはじめた。
さすがに、テンショナーの交換の度に、腰上を分解するのにもうんざりしていたので、油圧化に変更したのでした。
油圧テンショナーに交換後、まだ27000km余りしか走らせていないので、スプリング式との比較がまだできないのだが、オイルポンプも吐出量の多いものに交換するので、耐久性の向上に期待したい所です。
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取り外したオリジナルのオイルポンプ