【ピンストップ in 鹿児島】が、ドルフィンポートで開催されますね。
ピンを貰ってもなぁ。
早々に、公園の最前列に陣取った観客のみなさんたち。 ロケット発射時刻までは、まだ2時間30分程もあるのですけどね。
公園のテントには、JAXAの関係者がマイクロウェーブ中継のアンテナと発射地点画像を映し出すモニターを設置していました。
公園の緑地広場の半分を駐車場に解放、あとの半分の緩やかに下りになっているエリヤが展望エリアです。
もう一段下がった広場も展望広場になっていて、携帯やスマホのカメラ、コンパクトデジカメやミラーレス、一眼デジカメなど、カメラの展示会か!というくらい。
中には、超望遠の長尺レンズをつけたカメラを3台も4台も持っている人もいて、ロケット人気がうかがえます。
発射10分前から、公園にもカウントダウンの放送が流されました。 自然に10秒前からカウントダウンコールが始まり、5,4,3,2と雰囲気は最高潮に達します。
0がコールされた瞬間、ロケット下部からまばゆい光と猛烈な白煙が立ち上りました。
ロケットがゆっくりと上昇を始めてから数秒遅れて、地響きのような轟音が私たちの耳に届きました。
青空を切り裂くように、ぐんぐん速度をあげて上昇していくロケットを見ていると、心が震えるようでしたね。
どうして、こんなに感動するんだろう。
打ち上げが終わった後、長野と神奈川から来ていた若者たち、石川から来ていた母娘と挨拶をしてお別れしました。
自転車や小型バイクで、ロケット打ち上げを目指してきていた若者たちもそれぞれ出発していき、30分も経つと、駐車場は空っぽになってしまいました。
雨の降り出しが後に伸びたようで、明日の降水確率は70%。
これじゃあ、中止の判断をするしかないですね。 ショップの担当者とも相談して、涙をのんで中止と言う事にしました。
午後からは晴れ間も見えるのかもしれないのですけど、市房ダムまでの往復では、午前中、雨合羽を着て走らないといけないようだし。
日曜日に延期しようか?とも考えたのですが、土曜日曜の天気も雨模様みたいなので、それも諦めました。
甲突川沿いの桜も6~7分咲きになってきて、天気さえ良ければ春の桜を満喫できたのですけどねぇ。
12時間前(10時21分発射予定)くらいから、組み立て棟から発射地点へロケットが始まるとの事だった。
22時くらいに6km先にある宇宙センター大崎射場を見てみると、気象観測と避雷針の役をしている2基の鉄塔周辺には無数の赤いランプが点灯していて、その間には白く輝くロケットが見えている。
予定よりも早めに、移動をすませたみたいでしたね。
寒くなってきたので、プリムスのガスコンロで沸かした白湯を飲んで、体が暖まった所で断熱になるエアマットを敷いて、ダウンシュラフに潜り込んで眠りました。 お酒でないのが、情けなし!(涙)
だけど、寒くて夜中に目が覚めてしまった。
バイクに積んでいた雨合羽を持ってきて、服の上から着込んでみてもまだ寒い。
種子島は、そんなに寒くはないだろうと勝手に思い込んで、インナーシュラフもシュラフカバーも持ってきていないし。 3月ですからねぇ。 甘く見たら、ダメですよねぇ。
テント内を温めるために、コンロに火をつけてみたけれど、消すとすぐに寒くなってしまいますね。
で、寒さ対策でひらめいたのは、今回、持ってきただけで使っていないミニタープ。
シュラフの上に2枚折りにしたタープを掛けてみると、これが大正解。
そのあとは、朝までぬくぬくと眠ることができました。(笑)
朝、6時。 ロケット組み立て棟の横に、H2Aロケットがみえています。
港から町に出て、すぐ右手の所に小さな食堂があったので、バイクを駐めて昼食にすることに。
10人ほどいたお客さんのほとんどが、チャンポンを食べていたので、ここのおすすめなのかな。
細麺で野菜たっぷり、なかなか美味しかったですね。
電話で居場所を説明している人の声が聞こえてきたのだけれど、「モモクロのばあちゃんの食堂にいるんだ」と。
ここがそうなのか。人気アイドルグループ、【ももいろクローバーZ】のメンバーの一人は、種子島出身だと聞いてはましたが。
壁に貼ってあるポスターは、ももクロみたいでした。
おなかがいっぱいになった所で、海沿いを走る快適な道を南に向かって走り出しました。
この国道58号線は、鹿児島市の西郷銅像まえを基点にして、海を渡ってここまでつながっている海上国道なんですね。 沖縄の那覇までつながっているんじゃなかったかな。
中種子町のAコープで買い出しをすませた後、南種子町の長谷展望公園に向かいました。
フカフカの芝生の上にテントを設営して、今夜の宿の準備は完了です。
駐車場の横の広い芝生のサイトには、駐車場にするのでしょう、石灰で区画を引いてありました。
車の駐車に影響がない端っこにテントを張っているのですが、テントの数はそんなに多くもないですね。
かえって車中泊をする人の方が多いようです。
芝生の上に、寝袋だけで仮眠している猛者もいましたが、誰にでも真似できるスタイルではないですね。
星のきれいな夜ですが、放射冷却でどんどん冷え込んで来た夜だったので、寒かったでしょうねぇ。 ③へ
ロケット見学の際の、携帯から投稿した画像がひどかったので、画像の大きさを変えて見やすくしました。
どうして、あんなに画像が小さくなってしまったのだろう?
26日に予定されていたH2A28号機の打ち上げを見るために、2泊3日で種子島に行ってきました。
朝、8時40分出港の【フェリーわかさ】に乗るために、自宅を出たのは6時40分です。
時間が早いようですが、「いつもよりも車が多いので、1時間20分前に受付をしてくれ!」と言われてましてね。
南側の岸壁には、屋久島行きのフェリーが停泊していて、その横をジェットフォイルの高速船
【トッピー】が、独特のガスタービンエンジン音を響かせながら出港していきました。
風が強くなってきたので、海は時化るかな?とも思ったのですが、錦江湾をでるまでは穏やかな航海が続きます。
指宿沖では、【薩摩富士】ともよばれている【開聞岳】の紹介があったりして、船は順調に種子島に向かっていきます。
船室でゴロゴロしていると、ちょっと船が揺れはじめたような。 その時に、ちょうど【本土最南端 佐多岬沖】とのアナウンスがあったので、デッキにでてみました。
なんと、海は大荒れで、3階のデッキまでしぶきが飛んでくる始末。 なにかに掴まっていないと歩くのも大変なくらいでした。 船が揺れるので携帯は落としそうになるし、やっとシャッターを押せたときには、灯台はこんなに小さくなっていました。(笑)
1時間20分位で西之表港に着くのだけれど、この間に船酔いした人もだいぶいたようです。
船に弱い人は、大隅海峡を渡るときには、酔い止めが必須かもしれませんね。
西之表港に着いたのは、定刻を5分過ぎた12時15分。 乗り込むときには最初だったバイクは、下りるのは最後の最後です。
お腹もすいてきたので、どこかで昼ご飯をと思いながら船を下りてはみたものの、初めての町は、どこがどこやらさっぱり分からない。
とりあえず乗用車やトラックのあとに付いて町の方に向かいました。 ②へ
キャンプ場を撤収して、宇宙科学技術館を見学に行ってきました。
南種子の町中をバイクを走らせていると、何人もの制服姿の小中学生が歩いている姿を目にしました。
なるほど、春休み中に登校する事と言うと、今日は学校の先生方の離任式なんですね。
帰りのフェリーで、本土に向かう先生方の見送りで、港は賑わっていました。
離島の多い鹿児島県ですが、新年度が始まる時期には、あちらこちらの港で見送りのセレモニーがみられます。
宇宙留学生も、卒業で島を離れるみたいで、テレビ局が取材に来ていました。
軽やかなリズムの【ビタースイートサンバ】は、オールナイトニッポンのテーマ曲でした。
あ、まだ、変わってなかったんだ。
昔と同じ曲を聴くと、何となく嬉しいですね。
パーソナリティは、ナイナイの岡村隆史でした。
キャンプ場に一台だけ残っていた大型キャンピングカーの家族は、場所を移動したようで、いつの間にか居なくなっていました。
ちょっと不用心なので、バイクをテントサイドに移動させて、ZZZZZ
祭りの後のように、誰もいなくなった公園です。
打ち上げが終わった後で、射場が見える展望台に行ってみました。
これくらい近くからみられると、大迫力なのでしょうねぇ。
長谷展望公園には、福岡ナンバーの小型バス位もあるキャンピングカーが連泊しているだけです。
あちらは、三世代七人なので、賑やかなのでしょう。
温泉にも入って来たし、そろそろ晩ごはんの仕度に取り掛かりましょうか。