大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

C型クランプ

2009-11-08 22:16:04 | Weblog
これも一応 道具の内に入ると思う。 これももらい物だ。 このクランプは板材をはぎ合わせる時、その両端をクランプして はぎのズレ(目違い)を無くす為に使った。両端をクランプすると 中ほどで 少しでも板に反りが有ると、目違いが発生するものだ。 その時は当て木を置き 上から玄翁で叩く。 すると接着剤のぬめりで上手く目が合うので 素早く端金で締め付ける。 癖の悪いブナ板のはぎを、この方法で幅広の板材にした。
この方法は 接着材が乾かない段階で素早く行う必要がある。 材が接着剤を吸い込んでしまうと どうにも成らない。 時間との戦いだ。 だがブナは乾燥が良くないのか、木の性質なのか、とんでも無く癖の悪い材が在り、 ずいぶん苦労した。 このクランプは その思い出の品物なので使う予定は余り無いが もらって置いた。
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昇降盤の鋸刃

2009-11-08 21:58:41 | Weblog
これも一応道具に入るか。 これは以前関係していた工房から解散する時にもらって来た昇降盤用の鋸刃だ。 305×2.2の縦引用の刃で五条製だ。 これには色々思い出がある。 これを使ってブナ材を50ミリ幅に割いていた。 材の性質で鋸刃を挟みつける場合がある。 その場合有る程度無理しても押し切ってしまった方が安全な気がする。 ぐずぐずすると摩擦熱で刃が高温になり、木が焼けてくる。 その内に、熱で刃がよじれて大変危険な状態になる事がある。押す事は出来ても引く事は出来ない。 フットSWの無い機械では電源を切ることも出来ず、立ち往生する。 そんな場合 どうにもならない場合は 素早く飛び下がり逃げるしか無い。 まあこれが適切な対応かどうかは知らないが、機械は壊れても人が怪我するよりはましだろう。 横切りなら大きな問題は無いので、良いが 縦切りは注意すべきだ。 シリコンスプレーを使い滑りを良くする場合も有るが、塗装に影響する場合も有るから、余り多くは使わない。
今は 鋸刃は有るが機械本体が無いので遊んでいる状態だ。 さすがに昇降盤は我家には持ち込めないだろう。
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