この鉋は6年以上前に入手した物だ。 刃を台に挿入しておらず 添付して保存した物で台は乾燥ですっかり変形してもう刃が挿入できない状態で入手した。 結局そのまま長く保管するだけだった。 最近この鉋を取り出して 刃の入る溝を薄鑿の突き鑿で削り 刃を仕込んだ。 何とか刃は仕込めたが 台の狂いがすごいので 台を削り修正した。 だが刃先は 台下端と合わない。 グラインダーで削り 刃を付け直した。 これでどうにか使える状態だ。 だがまだ木端返しの具合が悪いので もう少し調整が必要と思う。 長く放置したままだったが これで一応使える様になった。 今度は少し使って見よう。 こう言う道具は案外使い方が 難しくて 上手く使いこなせ無いだろうと思う。 慣れて無いから無理もない。 道具とはそいう言う物だろう。 綺麗に整備して 使ってやれば 道具も喜ぶだろうとと思う。
今日は午前中 強い風と雨になった。 予報通り暖かい日だった。 午後になると雨は止み日も差し、益々暖かくなった。 やはり春一番が吹いた様だ。 本格的な春は来た様だ。 寒い日が有っても 着実に暖かくなって来ている。 水分を含み生暖かい風が吹くと それは春の風だ。 湿り気も心地よい。 庭に出て見ると ボケが2から3輪咲いていた。 良い色だ。 栄養が足りないのか花が咲いても 実は落ちて大きくならない。 だけど毎年こうして花を付ける 貴重な木だ。 よく見るとこの色は独特だ。 庭の外には 白梅も有り今が見頃だ。 季節は着実に巡り過ぎ去って行くようだ。