大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鑿3丁 修理完了

2021-02-16 21:57:22 | Weblog
先日 布田天神骨董市で入手した 鑿3丁は 取敢えず修理完了した。 後はもう少し研ぎ直しは必要だと思う。  刃先の錆びた物は使って何度か研ぎ直していないと、本当の切れ味は判らない様に思う。  今回真中の鑿は 錆取りと研ぎ直しだけで柄はいじって無い。 右と左の鑿は 柄に割れが有り、柄も短くなっていたので 付け直している。 柄の材料は 柘植を使った。 左側の鑿柄のシミの様な物は 柘植材の表面の薄皮の一部です。 これを削り取ると、その部分が凹むので そのまま残して有ります。  柘植は昨年 刈り取った物でまだ乾燥が不十分かも知れません。  暫く使ってどうなるか様子を見る予定です。 

これで修理の楽しみは終わりですが、もう少し時間を掛けて丁寧にやれば良かったかも知れない。 2月も中旬となり 大分暖かくなりました。 外出には良いのですが、2月の高幡不動骨董市は中止となり 行く所が無いのは残念です。 さすがに少し自粛疲れです。  
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追入鑿 貞栄 六分

2021-02-16 19:18:41 | Weblog
先日入手した 3丁の鑿の中の1丁です。  柄の付け替えを行いました。 今回も柘植を使いました。  柄の長さは125ミリとして、柄の径は19ミリとしています。 割と細い柄で 関東風と言う感じでしょうか。 この柘植には節の様な黒い点が幾つか有ります。 特に問題は無いと思いそのまま使って居ます。 ダークウヲルナット色のOILを塗って有ります。  桂は以前の物をそのまま使って居ます。 但し桂の 鍛接部分に一部剥がれが有ります。 替えが無いので取敢えずそのまま使って居ます。 いずれ付け替えするかも知れません。 

この柘植はまだ乾燥が十分では無いように思います。 暫く様子を見て 問題が無いか確認する予定です。 細い材なので 19ミリの丸棒にした状態で、芯は棒の中心に来ています。芯持ちですが、割れは無い様です。 柄の材として金木犀も確保しているので、いずれ使って見たいと思っています。 柄の交換が終わったので、刃の研ぎ直しを行っています。 これで2本の修理は終わり、 最後の1本は 研ぎ直しだけで良いと思います。  
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