さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

オリンピックでは金メダル以外は敗者で終わる

2021年08月09日 | らくがき

日本人女性格闘家、柔道やレスリング、ボクシングなど、たくさん金メダルを取りましたね。すごく強カッコイイ。かわいかったりすると、おじさんは胸キュン。メダルを噛んだりはしないけど。(あいつは懲役実刑でいい)

一方で、何人もが銀メダルで泣いていました。くやしいでしょう。負けて終わりというのは悲しいのもわかります。世界大会だから、人類で2番なんですが。

オリンピックのすごさは、想像しただけでも雲の上の闘いです。かけっこで考えてみよう。クラスで一番速く走れたら一目置かれます。クラスで一番の連中が運動会で競争すると、そうそうは勝てません。でも学校で一番速い奴がいて、尊敬されます。そして学校代表が出る区大会で勝つのは容易ではありません。その区の代表が出てくる都大会に勝てば、関東大会があり、その上に全国大会があります。どんどん選りすぐりのすごい奴と闘うことになるのですが、ピラミッドの頂点に立つと日本代表となるわけだ。

そしてついに国代表が集まるオリンピックとなるわけですが、どんなすごい連中の闘いなんでしょうね。格闘技なら、ひとつ勝てれば2回戦で負けても一勝一敗で五分。考えてみれば、トーナメント方式では1回戦で半分が負けて、それで終わる。負けに行っただけなんですね。おそらくそれまでは長い道のりで全部勝って代表になってきたのに。柔道やレスリングなど、投げられたりすればほんの1~2分で終わりなんて。きっと呆然自失でしょう。

鉄棒にかけた内村君、金メダルを取ると思っていたでしょうに、予選で落ちて終わってしまいました。ずっと引きずるかもしれません。でもそれまで世界選手権やオリンピックでいったい何個金メダル取ったの?

吉田沙保里さんは、以前4個目のメダルを取れず、最後に負けたと泣いていました。今回のオリンピックでは金を取った選手のインタビューをしていましたが、自分が負けた事を話していました。心の傷はまだ癒えないようでした。

しかしね、あの人は世界大会を16連覇して、その間に206連勝したとか。10年以上、努力を積み重ねて国代表となり挑戦してきた世界中のすべての人をくじいてきたのです。どれだけの人たちを絶望的な気持ちにさせて、泣かせてきたか。で、最後に一回負けて、それが「敗者で終わる」という気持ちになっちゃうの?

こういう人たちって、全勝のうちに辞めればよいのか。いや、それでは悔いが残るでしょう。それ一筋で生きてきたのに、途中で辞めるような気持になっちゃうでしょう。しかしやりきるということは、いつか負けることです。素晴らしい功績を残した、と言われても、きっとなぐさめにはならずにくやしさを引きずるでしょう。負けることがずっとない人生だっただけに。

頂点に立って金メダルを取るということに目が引かれますが、自己の限界や敗戦と向き合うことを考えさせられるオリンピック観戦でした。


港町ブルース・コンプリート

2021年08月03日 | らくがき

またも「旅行するな」という御触れが出ました。
旅に出て酒を飲むという我がライフスタイルは
どおすりゃいいのか、タコのふんどし!

森進一の「港町ブルース」が好きなんですが、
すでに歌詞に出てくる港町はすべて訪れ、
酒も飲みました。というわけで家にいる時間を
使って編集してみました。

♪あなたの影を、引きずりながら、
みィ~~~な、とォ~~~~~♪

港町ブルース・コンプリート