さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ロシアに

2018年08月23日 | らくがき

ロシアに行ってまいります。

イルクーツクというモンゴルの北、ロシアの中央部に飛行機で
行き、そこからリストヴャンカというバイカル湖のほとりに
行きます。むかし秘境で、いまリゾート地?

イルクーツクに戻ってから、シベリア鉄道で2泊3日、
ハバロフスクという町へ。ここはヨーロッパに行くとき、
何度も飛行機で上空を通過しましたね^^ ついに降りる!
居酒屋でいつも名前だけ聞いているお嬢さんと、初めて
お話する
ような気分だよ。この街を通るアムール川の水は
冬に凍って釧路にまで流氷となっていくのです。この3月
見られなかったけど!


そしてふたたびシベリア鉄道でウラジオストクへ。以前に
小樽の港で、「ロシアのウラジオストクはすぐ近くじゃねえか」
と思ったのがきっかけだったか。



酒はウォッカか?いろいろ調べると、「夜道はひとりで歩くな」
とか書いてある。強盗が多く、警察官(偽物も多数らしい)も
危ないらしい。今まで凍えるアイスランドの冬でも、夜でも湿度が
高すぎて歩くのもしんどい真夏の上海でも、ジプシーや
ひったくりの多いイタリアやスペインでも、イギリスの田舎町の
暗い夜道を歩き通しても、俺は酒を飲み歩いてきたのだが。
ロシアはなんか怖いじゃねーかっ。田舎町で地元の常連しかいない
酒場ののれんをくぐると、一斉にみんな黙って俺に視線が
集まるなんてのは慣れっこなんだが、今回ほどアウェー感
マックスのなかで酒を飲むのは初めてだろう。そういえば
ロシア旅行記をネットでいくつか見てみたが、夜の街で飲み
歩いている日本人はあまりいないようだ。こりゃパイオニ~ア!

ロシア人は、普段笑わずに怖い顔をして話をするらしい。
でも中身は親切らしいぞ。ロシア語で何か怒られたら、きっと
親切なんだと思って「スパシーバ!」=「ありがとう」と
言えばいいんだな?



ロシア語のつづり、アルファベットじゃねーもんだから、
エジプトの古代遺跡に書いてある文字みたいだよ。もう
「ごめんなさい」「ありがとう」「あなたは美しいです」の
3つだけでいくよ。英語を話すと嫌がられるらしいから、
もう勢いだけで勝負するよ。一般的に笑顔を見せない文化
らしいから、「郷に入っては郷に従え」で、こちらも何を
言われようが
怒った顔で日本語を話せば仲良くなれるさ。


ハラショー!


三鷹を徘徊

2018年08月22日 | 関東甲信越



三鷹を散歩しました。近い割には行ったことがなかった街です。すごく暑い日でしたが、
BSの「郷愁の街角ラーメン」に出てきたラーメン屋に行ってみました。本屋と居酒屋と
ラーメン屋は、わが人生で数えきれないほど行きました。ラーメンでいいますと、
行列ができるような人気店にもだいぶ行きましたし、ミシュランに掲載された店も
いくつも行ってみました。国内旅行をしたときには、昼はご当地ラーメンが楽しみ。
しかし最近のマイブームは、淡路町の「栄屋ミルクホール」みたいに「昭和の店が
残っているような」ラーメンです。いつなくなっちゃうかわからないしね^^;



ここもいつも行列らしい。私は12時前に来たので、前にいたのは3人だけでした。



ちょっと贅沢に「チャーシューワンタン麺」。スープが正統派の古き良き東京ラーメン
でしたよ。ここは麺が珍しく、なんか一晩寝かせるこだわりのストレート麺。なんか
微妙に蕎麦を思わせるニュアンス?



クッソ暑い日にラーメンをかきこんだもんだから、大汗をかいて外に出る。↑これは
肉屋か魚屋か?ガラスケースが重要文化財もんだぞ。そういえば、むかし駄菓子屋に
並んでいたガラスケース、今どこにもなさそう。大人になってから子供時代に通った
下町の駄菓子屋を回ったら、すべてなくなっていたなあ。俺が子供のころにバーさんが
やってたからなあ。



さて、ここは太宰治が滞在していたアパートのあった場所。そこは肉屋を
営んでいて、太宰の作品にも登場するのです。プレートが貼ってありま
したが・・・。



これはねーだろ、いくらなんでもひどすぎる。



そのゴミ置き場から2ブロックほど行ったところに、「太宰治文学サロン」が
ありました。彼が通った酒屋さんがあった場所なのだそうです。入場料無料!
なかでは係員の女性二人が歓待してくれて、原稿なども展示されていましたが、
主に太宰が三鷹に住んでいた逸話やゆかりの場所などの説明が出ておりました。
内部は撮影禁止だったので、気になる人は行ってください^^;

そういえヴァ!どこか地方の飲み屋で、隣に座ったおやじが「太宰がここらに住んで
いた」と言いだして、「うっそ~ん?」なんて言った覚えが。それはどこだっけ?
思い出せないときはググる。 ・・・ おお、甲府のバーだったか。思い出した。
調べてみたら、治君、甲府には8ヵ月も住んでいなかったじゃん~^^;
釧路の啄木を思い出します。ちょっといただけで記念館ときたもんだ。

もし俺が太宰とか啄木みたいな有名人になったらすごいよ。「ゆかりの地」の数が
半端じゃないよ。無数のゴミ置き場にプレートっつーかー、全国津々浦々の飲み屋の
ババーが「あいつぁここに座った」と「名誉席」ができるよ?

まー「ゆかりの女性たち」の関係図では、上記のおふたりにちょっとだけ負けるかも
しれないけどね。(^益^)w



灼熱のなかを歩いて中央線をまたぐ陸橋へ。



ここは太宰のお気に入りの場所だったそうです。プレートがありました。



実は酒場放浪記でも来ていましたね^^



長~いぞ。歩いていると、イタリアの橋が崩れ落ちる事故を思い出しましたw



すごい数の線路。三鷹は中央線だと通過駅だけど、東西線や総武線のターミナル
でもありますからね。


奥多摩湖から月夜見山を越えてゆく 3

2018年08月22日 | 関東甲信越



ここはどこか? 地図を見て、奥多摩湖のとある場所から細い山道を登ってゆくと、
いずれ
途切れて「奥」という地名が書いてある。運転している友人がそれを見て
「ここに行きましょうよ!」
と提案してきた。こんな人、めずらしいよね。地図の
中で一番小さい文字で書いてある行き止まりの
場所に行ってみたいなんて。まあ
そいつの車だし、運転は任せっぱなしだし、結構でしょう。
これが山道をだいぶ
登ったところだった。いくつか家が散在していましたが、子供なんていたら
通学は
できるのか?大人の人たちは、お仕事どうしているんでしょう。むかしはほぼ自給
自足で
生活していたんでしょうけどね。



↑ 大丈夫です。私はいま喘息治療中で禁煙中。最近は煙草を吸えるところも激減して
いるので、
友人はドライブの行程中に喫煙可の場所を親切にもメモっておいてくれた
のでした。
必要なかったですけどね^^;



こういうとこ、携帯電話なんて通じるのかなー。



車だと、歩くと2時間はかかる奥地の山村から、あっという間に降りてこられます。
ここは
奥多摩湖畔のサービスエリア。寂れてました。一番右のおみやげセンターが
開いていたので
入ってみると、クワガタやカブト虫を販売していました。外国産の
でっかいやつもいました。
ここで養殖しているようですね。




上のほうにある店は廃墟となっていました。ここは湖のほとりにあるといっても湖面は
見えない。
どういう団体客が来たっていうのだろう?



湖の反対側に渡り、少し行くと地図に「山のふるさと村」というのがあるので行って
みました。
車だとちょいちょい足を延ばして、いろいろ行くことができるんだなあ。
それも2~3㎞離れて
いても数分だったりするので、徒歩&公共交通機関(しかも
ローカル)専門の私からすると新鮮な
驚き。

「ふるさと村」って何があるんだろ?山に住むきれいなお嬢さんがいたりしてね。

さきち・さん、そんなんいるわけないでしょ。田舎のおばちゃんに決まってますよ。

などという会話を経て到着してみると、なんかロッジ風の建物。親子連れの観光客が
来る
ようなところでした。そしたらなんと、スタッフのうら若いお嬢さんがにこにこと
話しかけて
きました。この近所に住む野生動物の骨の展示品を指さして「これは何の
骨でしょう?」なんて
質問をしてきました。あとで車に乗ったとき、「さきち・さん、
いましたね・・・」と友人は
まだ動揺しているのでした^^;

さて、上の画像はその建物の裏から少し歩いたところの奥多摩湖畔。雨が降ってきて
いたので、
せっかく奥多摩湖に来たのに湖の写真を一枚も撮れてなかったのです。
しかしここは入り江に
なったところで、広い湖面を写すことはできませんでした。。。



さて車はどんどん山を登り、奥多摩湖の南に位置する月夜見山の山頂に到着です
(ものの10分)。
ちょうど雨もほぼあがった瞬間でした。



湖面の下のほう、ドラム缶を並べて浮かべた、徒歩で渡れる橋があるのです。そこを
歩いて
みたかったけれど、通過したときには雨が降っててなあ。



東方面。



ダムがあります。下で見たときは、どどどと迫力の放水でしたぞ。俺もここから放水
すると、
山にしみて奥多摩湖に入り、多摩川を経て東京湾にたどり着くのか、もしくは
水道管に入って
俺ん家の蛇口から出てくるのか。



奥多摩周遊道路を下ってゆくと、蛇の湯温泉やら数馬温泉といった東京とはまったく
思えない山村の温泉郷がありました。



やがて秋川渓谷(東京サマーランドの前を通っているやつだ)に出て、拝島からの
支線の終点、武蔵五日市に出るのでした。

武蔵五日市はターミナル駅だから、駅裏あたりに飲み屋横丁みたいのがあるかな、と
探してみましたが、なんかベッドタウンで住宅ばかり!そういうとこってヤダネー!

というわけで、古き良き心の憩いの場、居酒屋を求めて車を走らせるのでした。
こういうときに「スマホがあれば」となるわけですが、私はガラケーだし、友人は
携帯電話さえ持ったことがない。それもまた悪くないって^^;


奥多摩駅は山小屋風 2

2018年08月20日 | 関東甲信越



東京で一番西のはずれにある駅、奥多摩に到着です。なんか山のロッジ風ですね。



おお、すぐ横にはセメント工場か。秩父みたいだな。



2階はしゃれたレストランになっていました。夏のシーズンだけに、混んでましたね。
やはりここも外国人旅行客がうじゃうじゃいました。都心に近くて便利だからかな。



駅のすぐ横にある観光案内所には、昔の写真がはってありました。改修しながら昔の
建物を使っているんですね。「氷川駅」と書いてあります。そっちのほうが古い由来を
持つ名前なんでしょうが、ウケ狙いで改名しちゃったんでしょう。



お向かいさんにはバスステーション。観光客はさらに山奥、日原鍾乳洞のほうに
行ったりするのでしょう。ごった返していましたよー。



おおお、古い感じのおみやげ屋さん。



アップにしてみましょう。(^益^)b



か~わいい建物は八百屋さん。「三河屋」という看板は、この右手奥にある旅館です。
左には蔵のあるお屋敷、右は神社というすごい立地。



「奥多摩」ってくらいだから、多摩川です。これが調布を通って川崎に出て、
それから羽田空港の横を通るのか~。ここで立ちションをしたりすると、俺のしっこが
調布花火会場の横を通って、海外へ飛び立つ飛行機を眺め、それから東京湾に入る
わけなんだな~。


奥多摩周遊 1

2018年08月18日 | 関東甲信越



一瞬ここはどこ?となりそうですが、東京都の西半分です。東京といっても、何百キロも
離れた離島あり、へき地どころか山奥の集落もあるのです。公共の交通機関がほとんど
ない田舎もあります。今回は珍しく車でそういう所へ。友人に乗せてもらいました。

1.福生市 米軍基地があります。オスプレイは見られるでしょうか。
2.羽村市 名前は知っていても行ったことがありません。どんなでしょ。
3.二俣尾 「1Q84」に出てきた駅です。
4.奥多摩駅 東京の一番西のはずれの駅。むか~し行った覚えが。
5.奥多摩湖 「レストセンター」なんて地図に書いてあるが?
6.「山のふるさと村ビジターセンター」だそうで。
7.月夜見山の頂上にまで道路があるのだ。
8.ちらほらと温泉地や山村の集落があるらしひ。
9.武蔵五日市で酒を飲もうと思ったが。

さあどんなドライブになることやら。


まずは福生市です。米軍基地の鉄条網も見たし、その近所の派手な商店や飲食店も
見かけましたが、横須賀と同じで気分が悪いので、日本らしい旧商店街にやって
きました。シャッターの閉まっている店が多く、これぞ正しい日本の地方。



こういう店が開いていればなあ。昼飯の時間ですからいたしかたなし。



開いてりゃ食べてみたい古き良き時代の中華そば。
別の普通に開いている中華料理店に入りました。「なんでも300円!」というメニュー。
「きゅうりの山椒風味」も「牛肉の黒胡椒炒め」も「エビチリ」も全部同じ値段とは
なんと大胆。私はやきそば、友人はラーメンとチャーハンという定番の注文でした。
あ、私は運転しないのでビールを飲みましたが。友人は酒を1滴も飲まないのです。



福生のマンホールは七夕。マンホールに描かれてちゃ、一年中会ってる
じゃないかなあ~。



突然「澤乃井酒造」を通過。東京にも酒造がいくつかあるんですよね。
あまりうまくないが。



奥多摩線の二俣尾駅に到着。「1Q84」で「フタマタオ」と言ったほうがなじみが
ありますね。たしかにすごく田舎。

なんと無人駅でした。2時間に3本という感じですからねェ。



当然単線だ。



「二俣尾から乗りましたよ」という切符が出てくる機械がありました。
いくらでもインチキができそうですが、利用者の良心に基づいた運営というわけだ。



すごく田舎な雰囲気ですが、新宿から1時間ちょっと。しかし電車の本数は少ないし、
朝の上りと夕方以降の下りは混んでて大変だろうから、住むのも楽じゃないかな。