さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

塩の湯の露天風呂 2

2015年02月27日 | 東北シリーズ



塩の湯に宿泊し、さっそく川沿いにある露天風呂へ。



作並温泉を思い出すような、長い長い階段を下りていかなければなりません。
かなり急だし、あまりの長さに御年配の方々はちと大変でしょう。



浴衣一枚で行くわけですから、寒いのなんのって…w(゜゜)w

  

廃墟となっている旧館があります。むかしはここが本館で、風呂は近かったとw
いまは封鎖されておりますが、3年前は入れなくても中をのぞくことができました。
古き良き木造の建物で、大部屋が並んでいました。大人数でやってきての雑魚寝が
主流だったようです。



風呂に入る一画だけ使われているわけだ。



混浴です。(*´д`*)ノシ
誰もいなかったので、カメラを出したわけだ^^

奥の赤い暖簾の向こうが女性専用のエリア。最近増築されたようですね。



ここの温泉は鉄分が多くて、タオルを湯船の横に置くと茶色く染まってしまいます。
それはもうとれない^^ なので終始あたまの上に乗せておかなければなりません。

素敵な女性が入ってきて、そうやっていてくれればいいのに♪

先週の蔵王では、露天風呂で濡れたタオルを頭の上に乗せていたら、冷たい風が
吹いてなんとバリバリに凍りました!ここではそれほど寒くはなかったです。
それでも雪の世界ですから、熱くなってきて湯船から出ると、すぐに体がすごく
冷たくなります。

まわりに人がいないと、湯船のへりに両足を乗っけて、両腕も出してひんやり
させるのが好きです。それが一番の贅沢ですなぁ。。。



こちらは内風呂です。二つの湯船はそれぞれ源泉が違っていて、湯の色も違うんです。
なかなか贅沢なフルコースなのですぅ。


雪深し那須塩原 1

2015年02月25日 | 東北シリーズ



山形に続いて、雪の那須塩原へ行ってきました。吹雪の蔵王から東京に帰ったら
暖か~い!と思いました。なにせあちらは冷凍庫のなかのよう。

一週間置いて那須塩原に来たわけですが、雪一色にもフフン^^という余裕(^益^)b

さてここは、目的地の「塩の湯」の手前にある福渡温泉。車で来たので、宿にチェック
インの前に川沿いにある露天風呂に入るのもいいかな、と立ち寄ったのです。



少々雪道を歩きます。雪が、まるで片栗粉の上を歩いているような感覚。気温が
とても低いのでしょう。きめの細かい粉のようで、踏むとキュイッキュイッ!という
感じなのです。水っ気がまったくありません。



さてありましたー。中央の小さな小屋が露天風呂です。



湯舟が見えるでしょう?せっかく来たのですが、あまりの寒さで、この気温のなかで
素っ裸になる気にどうしてもなれず、やっぱりやめておいたのでした。あとから
おっちゃんが二人来て入っていましたよー。



3年前に一度来た旅館です。古くて風情のあるお宿ですぞ。



温泉はこんな感じがいいですよねー。

仲居のおばちゃんに初めてか、と聞かれ、2度目であり、年配の当主は元気にして
いますか、と聞いてみました。

へ?誰?と聞くので、

80はゆうに超してらっしゃる、レジェンド感あふれる御老人ですよ。風呂で一緒に
なり、見回りに来た番頭さんに、○×代目当主です、と紹介されたのです。

あ~、会長のことかしら~。

ああ、そう呼んでらっしゃるのですかー。客が使った風呂の椅子や桶を片付けて
いましたよ。

えっ!おかしいですね。。。違うのかも。。。 とおばちゃんは考え出す。

いや、当主だって紹介された御老人ですから、何人もいるわけないでしょう。
そもそも他に客もいなかったし^^; もしかして、片づけなんてしそうもない?

蹴っ飛ばして歩きそうですよっ!(笑)

従業員には厳しいヲズィーサンなんですね^^; それにおばちゃんは男風呂の
なかで何をしているかなんて見られないしネ(^益^; 何にせよ、元気でやって
らっしゃるということで^^



窓からはお隣の旅館が見えます。真下に川が流れていて、その横に露天風呂が
あるんですー。


山形をあとにする 5

2015年02月23日 | 東北シリーズ



雪をかぶっておりますが、斎藤茂吉の石碑でした。山形出身ですからね。
師匠の伊藤左千夫は好きですが、茂吉さんは読んだことありませんー。
大正時代にウィーン大学やミュンヘン大学に留学した、偉いお医者さんだったの
ですねー。



ここにも共同浴場がありました。温泉にはホテルで何度も入ってきましたからね^^



中に餡が入っている和菓子のようです。



自然の造形美。



さて山形駅に戻ってきました。便利なネットをつかって喫茶店の情報を得ておりました。
ジャズ喫茶です。



中には古いジャズのレコードがぎっしり。古風なマッチが置いてあるのも嬉しい。
最近はコーヒーや酒を飲むところでも禁煙だったり肩身が狭かったりですからね。



常連客と話をして、次に何のレコードをかけるか相談していました。いい感じの店です。



帰りに山形駅に入っている酒屋で、「東光」の純米吟醸を買おうと来たときに決めて
おりました。新幹線に乗る前に、「あるある♪」とチェック。先に「ずんだもち」を
買って、最後に買おうと思って戻ったら、そこだけ棚がカラ。

 すみませ~~ん、東光の純吟お願いしまーす。

と出してもらおうと思ったら、「ありませんー。それは本数出ないんですよね…」と
きたもんだ!





       
                 さっき見たのに…。


蔵王の温泉街を歩く 4

2015年02月21日 | 東北シリーズ



帰る日の朝となりました。樹氷を見に来たのに、この天気じゃどうせ山頂は
吹雪でしょう。あきらめて山形駅へのバス・ステーションへ向かうことにしました。

ちょっとタイミングが悪いことに、一時間に一本のバスが出たばかり。
しかたなく近所の温泉街をぶらりと散歩。



おおお、ドカ雪。中央のロシア帽をかむっているようなのも家でしょ?
左の川は、温泉が流れていて湯気がたっています。



雪かきしないでつぶれないんですかねー。あちこちで屋根の雪を降ろしていましたよ。



こういった共同浴場があちこちにありました。狭くて混浴…ってことはないよね?



シイタケの裏側というか、アート?



都会に住んでいるから珍しく思うのでしょうが、雪景色はきれいでいい。
毎日の雪おろしはとても大変でしょうけれどね~^^;


樹氷を見に行くのだが 3

2015年02月19日 | 東北シリーズ



さて夕方になって樹氷を見に行きました。今回の旅のメイン・イベントです。
夜にはライトアップがあるのですが、寒いし夕食時間に重なるし、昼間でも
きれいに見えるだろうと思って早目にしたのです。

ゲレンデの始まる麓では、こんな景色でした。しかし下から見て上のほうは雲に
包まれています。これで樹氷原が見えるのか?

まずはロープウェイに乗って樹氷高原駅へ登ります。乗客はスキー客と樹氷を
見に行く見物客とが半々。しかし途中で雲の中に入り、吹雪いてきました…。

こりゃあイカン、と思いつつも、ロープウェイを乗り継いで山頂駅まで切符は
買ったし、とにかく上に向かう。

椅子がものすごく冷たい。激しく吹雪いてきて、ロープウェイがぐおお!と風に
あおられて揺れる。視界はほとんどなくなった。下には樹氷原が広がっている
はずなのだが。猛吹雪で真っ白なトンネルを抜けている感じ。異次元の世界だ。

冷凍庫の中のような寒さ。ふっと眠くなり、一瞬変な夢を見る。寝込んだら死ぬよ!
ってわけないんですが、ほんの10分程度なのに、すごく長く感じました。。。



山頂の景色はこうです…。吹雪いていて、とても歩けません。歩いて行っても
ただ真っ白な世界でしょう。ここは標高1700m。真冬ならこんなもんかね。



すべてが凍りついていて、表示にはマイナス13度。外は風がすごいので体感温度は
マイナス20度以下?



電話、かかるんでしょうか。受話器を取ったら手にはりついてとれなくなりそう。



窓越しに、ぼんやり樹氷が見えました。これが一面に広がっているはずなんです。



木がこんなふうに雪だるまになって、見渡す限り並んで連なっているはずなのにー。



ポスターが貼ってありました。こんな風景をみなさんにお見せできなくて残念です。

       

こちらはチケット。ライトアップすると幻想的な景色なのかなー。



ソフトクリームが氷ついておりました。これってユーモア???

これを食べる気にもならず、さっさと中腹の樹氷高原駅へ降りることにしたのでした。



ここは標高1300mほど。これなら少し外を歩くこともできましたが、樹氷は
こんな感じで、真っ白でないから絵になりませんねー。



ううむ。もう少し春が近づいてきてから来るべきだったのか?しかし温度が上がれば
樹氷も溶けてきてしまうのでは…。天気のいい日に?しかし標高1700mで、真冬に
カラリと青空なんて日があるのかな?

ここまで読んで下さったみなさん、「蔵王 樹氷」で画像を検索してみて下さい。
それが見たくてクソ寒い雪山に登ったんですよー。フル装備したつもりでも、
ものすごく凍えたんですからー(´;д;`)ノ