これはその温泉の裏から見たところ。
お風呂がある場所です^^
入ってみると客はとっても少ないようで、おばーさんがひとりで応対しました。
日帰りで風呂に入りたい、と伝えると、「あ~そうですか」と
まるで珍しいもんでも来たような様子。
内装がとってもレトロ。曲線がとってもオサレですよねェ~(^益^)b
このお馬ちゃんはコインを入れれば動くのかしら。。。
片づける気力も出ないのをほうっておいたら貴重な博物館になっちゃった、
というところでしょうか(^益^)
さてさて、ポープの詩、「髪の毛盗み」の読書会は毎夜続いております。。。
ちょっと御紹介いたしませう^^
冒頭で主人公のうら若き乙女、ベリンダちゃんはここちよい眠りから目覚めます。
ベッドの傍らにはかわいいワンコがひと足さきに起き出して体を震わせています。昨夜は夜更かしをしたせいか、ベリンダは時計が鳴っても枕に顔をうずめ、しばし心地よいまどろみを楽しんでいます。その上には空気の精、小さなシルフが飛んでいます。これは目には見えないが、乙女の守り神でもあるのです。
What guards the purity of melting Maids,
In courtly balls, and midnight masquerades,
Safe from the treach'rous friend, the daring spark,
The glance by day, the whisper in the dark,
When kind occasion prompts their warm desires,
When music softens, and when dancing fires?
'Tis but their Sylph, the wise Celestials know,
Tho' Honour is the word with Men below.
何がやさしき乙女の純潔を守っているかって?
宮廷の宴会で、深夜の仮面舞踏会で、
たくらみをもった友だちから、大胆な男から、
日中の流し目、夜のささやきから、
うれしい出来事が熱くなるような欲望をかりたてるとき、
音楽が心を和らげ、踊りが火をつけるときにですよ。
それは他でもない、シルフなんです。賢い天使は知っているんです、
貞節なんてのは、地上に住む人間が使っている言葉なんですけどね。
~というわけで、ベリンダちゃんは遊び好きで、ちょっと気をつけなきゃいけないお嬢さん。
それを目に見えない精霊が一生懸命守っているんです。
前に「古典主義」っていう言葉でポープを御紹介しましたね^^;
この格調高い詩形を御覧下さい。
1~2行目の'melting Maids', 'midnight masquerades' このmで統一された単語の連続。こういうのを頭韻と言いますが、すばらしひ音の連なりではあーりませんか^^
'The glance by day, the whisper in the dark,' 真ん中で切れて、同じ形がふたつ続き。読んでみるとわかる調子の良さ^^
そしてどの行も弱強のリズムが継続して(日本語だと七五調みたいな?)、二行づつ韻を踏んでいます。
御覧下さい、最後の音が、ふたつずつ同じ発音になっているでしょう?この完璧な詩形が生み出す洗練された優雅さ、その美しさよ!・・・なんてマニアックすぎるか?(^益^;