さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

上諏訪での滞在

2024年01月30日 | 関東甲信越


ホテルのチェックインまで、いつも諏訪湖畔をブラブラします。ここにきて湖を
見ないわけにはいきませんしね。しかし今の季節は寒い。。。


有名な片倉館、温泉施設です。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地にもなりました。
何度も来ていますが、まだ入ったことないんです。温泉宿に泊ったり、最近定宿に
している「上諏訪ネオステーションホテル」には、広くて立派な大浴場がある。
サウナ、ミストサウナ、水風呂、温泉が揃っていて、3時のチェックイン時に入れば
だいたい誰もいないし、夜や翌朝にもたっぷり入る。なのでここに入る気にならない
のです。


同じ敷地内に美術館を発見。観光案内所などでは全然宣伝してないのでは?
ヒマなので入ってみる。するとこちら地元出身の彫刻家、画家などの作品が展示されて
いました。つまり失礼ながらB級の作品群。しかしピカソやセザンヌなどを置いて
なくたって、こちらの風景などを描いた作品や、中学生の絵なども展示されていて
それなりに面白かった。こういう美術館もふらりと立ち寄るにはいい所です。


まだちょっと時間があったので、ずっと気になっていた喫茶店「トミー」が営業中
だったので入ってみました。


おおお、昔ながらの伝統的喫茶店。都会には消滅した空間です。御老人がひとりで?
頑張っていました。


「フルーツサンデー」はおいしかったですよ^^

ホテルに入ったらすぐにたっぷり1時間以上温泉に入る。ミストサウナに入ると、
いい温度の湯気が降ってきて全身を包む。花粉症に毒された体を洗い流してくれる
ような気になる。このところ夜に鼻が詰まって口呼吸、口と喉がガラガラになって
咳き込み、「温泉の湯気の中に包まれて寝たい」と願っていたのがかなった気分だ。
これで少しは寿命が延びたかな?


そして夜は左の「とんちん」、そして右のスナック「ポンパドール」である。実に
ほとんどの客が、この2軒をはしごするので、だいたいは左で飲んだ客と次で
再会するのである。ちなみに両方の店員さんたちも行き来をしております。ほぼ
経営が合体している雰囲気。


左が店長。もう何年も季節ごとに来ているので、準常連になっております。常連の
お客さんたちにもすっかり覚えられています。ここは時間制飲み放題。なので何度
記憶を失ったことかw 必ずポンパドールにも行くので、その前に泥酔しないように
気を付けるようになりました^^; この店の看板娘が誕生日を迎えており、この日は
お祭り状態になり、狭い店内でクラッカーが鳴り響きました。


そして酔っ払ってポンパドールに突入。さっき「とんちん」にいた客がみんないる。
なんと隣の看板娘もやってきた(その間は店長一人で対応)。するとママさんが
「誕生日のお祝いにシャンペン開けてよ!」とリクエスト。この店ではママさんの
ファンが多く、みなさん競うようにシャンペンを開けて、その度に座っているみんなに
振る舞われるのです。俺も何度もご馳走になっているので、ついに俺が振る舞うことに。
まあ良心価格なので、それほどには。。。(^益^;A


甲府から諏訪湖へ

2024年01月28日 | 関東甲信越


二日酔いの頭を抱えて甲府から諏訪湖へ向かいます。今日も天気がいいぞ。


先頭車両の一番前に座りました^^ まもなく南アルプスが見えてきます。


右手のほうには秩父方面の山が見えます。


こりゃ右手の赤岳か、左手の甲斐駒ヶ岳だったか^^; とにかく山深く入って
行くのよ(^益^;


こりゃ左だから甲斐駒ヶ岳。


山の上のほうが雪です。まだ真っ白になるには早いのか。


霧ヶ峰に向かって行き、まもなく上諏訪です。


何度もお伺いしている「うなぎのうな藤」に入りました。毎回「うなふじ」なのか
「うなとう」なのか、聞こうと思いつつ忘れるw


店内は広いが、なぜか何度来ても同じ小上りの同じ場所に座る。不思議にいつもそう。
そこが空いていて、そこに案内されるのです。ちなみに前回と同じく、靴を脱いで
段を上がるところで足がつった。イテテテ、、、とデジャブー⊙.☉ 

なんかココ、呪われてるの?地縛霊がいて俺に憑りついているの?初めて来たときに
そいつが俺に一目惚れしたりしたの? ただ俺の老化現象?


諏訪湖はすぐ近くだ。さすがに空気が冷たいので、地元民で散歩をしている人は少ない。
観光客は皆無の季節。


おおお、凍り始めているじゃないかー。波が打ち寄せると、氷がジャラジャラと
音を立てる。これから寒くなって気温が下がると湖は凍りつくのです。


*画像は「諏訪市観光ガイド」より転載

そうすると、「御神渡り」(おみわたり)という現象が起ったりします。それは
諏訪湖が全面結氷すると南の岸から北の岸へかけて氷が裂けて、高さ30cmから1m80cm
位の氷の山脈ができます。これは諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命
(女神)のもとへ通った道筋といわれています。(長野県HPより)

昼夜の温度差で氷が砕けるとき、轟音を立てるそうですぞ。女の子に会いにいくとき、
轟音を立てていくのかよ^^; しかし近年の温暖化のおかげで、なかなかこれは見られ
なくなっているようです。織姫と彦星はいつまでもデヱトできるっつ~のに、こっちは
温暖化で会えなくなってしまったとーw


2月に来ればもっと凍っていて、運が良ければ御神渡りも見られるが、花粉が始まると
北海道に避難してしまうので、それは見られないなあ。。。

この夜いつもの酒場に行くと、「なんでこんな寒いときに来たの?観光客は誰も
来ないよ」と笑われました。暑かろうが寒かろうが、酒は飲むんです!


甲府・諏訪・伊那の酒場に御挨拶

2024年01月26日 | 関東甲信越


来月から5月まで、花粉を避けて北海道にプチ移住。その前に友人と順番に酒を飲み、
いきつけの酒場にも御挨拶、そして年に何度か行く甲府・諏訪・伊那の酒場にも
行っておかないと(^益^)b このブログでは実に何度も出てくる場所ですが、まあ
季節も微妙に違うし、画像をご覧下さい^^;

例によってまずは各駅停車で甲府に向かいます。ここは「勝沼ぶどう郷」。向こうの
丘の上に「ぶどうの丘」が見えています。マンズワインやメルシャンワインにも
寄ってみたいが、徒歩ではなかなか行けない距離なんですw


左側の窓際に座れたので、ちと日差しが暑いがこっちのほうが景色がいい。ここでは
昔の駅のホームが見えるのです。


むかし使われていた頃には、あの木はなかったのか、それとも小さかったのかな?


ホームの移動と共に駅の名前も変わったわけだな。


中央線は高尾から山の間を通ってきますが、甲府が近づくと開けた盆地が広がり、
ああ来たな、という気分になります。会津もそうだよねェ。


盆地になると、ぶどう畑が続きます。近年ワイナリーがすごく増えてますよね。


そして富士山が見えるのである。


富士山は自分の住んでいる所が「正面」で、違う方向は「あっち側」とか「裏側」とか
言います。頂上付近は、きれいなプリンの形ではなく、ちょっと飛び出しているところが
ありますよね。甲府から見ると真ん中あたりなのであまり目立ちません。でも御殿場や
沼津のほうから見ると、それが右の端にあります。俺はそれがいいと思うんだけど、
甲府のバーのマスターは「あっちから見ると欠けて見えるだろ」と否定的(^益^;


前回もそうでしたが、長年通ってきた「くさ笛」はテレビの影響かとっても混むように
なってしまったので、空いている「えいじ」にしました(ちなみにこっちだって
酒場放浪記のロケがあったんですよ)。いつものように味わいのあるマスターと楽しく
話が出来ました。

そして2軒目はバー「ノア」に。ドアを開けようとすると、中からマスターの楽しそうな
声が聞こえてきた。いつもの友達とワイワイしてるのかな?と思ったら、なんと若い
お嬢さんと二人きり。こんなことはここに通い始めて初めてだぞ!?

「なんかお邪魔だったかもしれませんが・・・」と仲間入り。マスターのテンションは
いつになく高く振り切っている。なにせ美形のまだ20代。ほとんどの常連さんたちは
同世代ですからね^^; 御殿場の人だということで、いつしか富士山の話になる。
俺はどちらかというと「あっちが正面」派。だって裾野まできれいに全体が見えるじゃ
ないですか。

夕方から飲み始めて5時間を過ぎた頃、すっかり酔ってしまってリミッター解除。
甲府から見た富士山ってさ、手前の山の上にチョロッと顔を出してるじゃん。それって
しょんべんするときチャック開けて、チン〇ン出したみたいじゃね?
・・・とヲヂサン下ネタ暴発。

おねいさんは下品発言を嫌がるどころか笑い転げて椅子から落ちそうになった。そして
じゃあ御殿場から見た富士山はどうなんですか?と追撃を期待してくる様子なので、
あっちは全部丸出しだから、露天風呂で歩いてるフル〇ン!と、いま思い出すとアホ
らし過ぎて恥ずかしくなるが、そんときゃ3人で大笑いしたのでした。さすが酔っ払いw
ちなみに常に一緒に飲んでいるマスターも、遅い時間になるとベロンベロン。

いや3時間以上飲み続け話し続けたので、少しは真面目な話もしたんですよ。。。

最後にマスターは「さきち・はいつも静かに飲んでるけど、今日はどうしたんだよ!」
とか言いましたが、「それはマスターも同じ!いつも渋いダンディーな雰囲気のくせに
こんなにはじけてるのは今日初めて見ましたよ」と返してやりました。

日付の変わる頃、マスターには「またね」と挨拶し、お嬢さんとはお別れ。「今度
来るのはいつですか?」と聞かれても、「季節が変わったらふらりとね^^」と答える
しかありませんー。「それじゃあ再会できる可能性はとっても低いですね」とお別れw

旅と酒場は一期一会がつきもの。出会いと別れの想い出を重ねていくのです。。。


最後は両毛線と高崎線に乗る

2024年01月23日 | 関東甲信越


さて上毛電鉄に乗ってやってきた西桐生から少し歩いたところにあるJR桐生駅から
両毛線に乗って高崎に出ます。今回はローカル線乗り鉄の旅でした。


赤城山がきれいに見えています。観光客はほとんどいなくて、乗客のみなさんは
地元の方々ですから山なんぞ全然見ていません。カメラで写真を撮るのがちと
恥ぢかしいぞ^^;


高崎で昼飯を食っていこう。


駅ビルに「おぎのや」がありました。これは駅弁日本一になったこともある横川駅の
名物駅弁の店です。横川から軽井沢に抜ける山道は急坂なので、気動車を連結する
ためにしばらく停車するので、ホームに釜飯を売りに来るのです。みんな買ってたの。

それが新幹線が出来て廃線!横川の釜飯駅弁は消滅し、ドライブインだけになっ
ちゃったのです。

それにしても、高崎ー軽井沢間は、運賃が770円で、新幹線料金が1870円!
俺はいつも特急料金なんかもったいないから各駅停車の旅なんですが、ここは
在来線が廃線になったもんだから、強制的にバカ高い新幹線に乗らされる。不愉快だ。
そりゃあ山を突き抜ける長~いトンネルを掘るのには莫大なお金がかかったことで
しょう。早くて便利になりましたよ。でも俺には前のほうがよかったんだけど!



コップ酒の「赤城山」を飲んでいたら、すぐに釜飯が出てきました。もう注文する
前から作ってるな? この釜、陶器でもったいないから昔は駅弁を食べたあとに持って
帰りました。ひとり暮らしを始めたとき、これでご飯を炊いてたんですよ^^
今回は食堂だから、流石に持って帰ることはできません。


さて最後は高崎線。といっても、湘南新宿ラインで「小田原行き」です。全部乗ったら
長げえ!都心に向かう電車なので、途中から混みだして車両は乗客でいっぱい。
ローカル線で地方をぐるりと回ってきましたが、これで帰宅という気分w


おおお、この貨物車両、現役?


酒、ウィスキー、温泉、そしてローカル線を堪能した旅でした(^益^)ノシ


大川美術館も閉まってるぜ

2024年01月21日 | 関東甲信越


「須藤家」が閉まってやがったので、山の上の大川美術館に向かった。坂だ~w


上に登ると街が見渡せる。真ん中の黄色い看板がドン・キホーテ。「♪ドンドンドン、
ドンキ、ドンキ、ホォ~テェ~♪」という曲が耳につく。みなさん「ドンキ」って
呼んだりしますよね。「ドン」って、スペイン語での「ミスター」みたいな敬称です。
だから「ドン・キホーテ」なんです。「ミスター・キホーテ」、「キホーテさん」
なんですよ。「ドン・ジョバンニ」とかあるでしょ。だから「ドンキ」っていうと、
「ミスターヤ・マダ」とか「タナ・カ氏」みたいに違和感あるんですけどw


ま、しかたないか。。。


あれっ!!!! こっちも閉まってるのか。。。 さあてホテルのチェックインまで
時間があるが、どうしよう???


静かでいいが、寒いんだw


これはなんだ? 管理人室?


途中の住宅地にもあるではないか。


消えかかっているが、よくみると「低区量水室」と書いてある。こういうときに
便利なグーグル。「登録有形文化財(建造物)」だそうです。「配水池の水位を知るため
「ベンチュリー」型量水器(電動水位計)を設置した建物」と書いてあるが、よく
わからんな。。。まあ町に水を配るのに、どれくらいきちんと水がきてるかな?と
確認する設備のようです。


さて街に戻ってきました。よさげな喫茶店も見つからず、「ドン・キ」があるので
行ってみませう。


街には人が歩いていないのに、ここには人がたくさんいるぞ! すごく大きな店舗。
酒売り場を見てみたが、さすが安物ばかりだ。吹き抜けにベンチがあったので、
ようやく腰を下ろす。昼からずっと歩きっぱなしだったよ。古い建物も美術館も
やってないし、疲れた。。。


おお、これも「歴史的建造物」ではないか。


いまどき珍しくウォシュレットもない、昭和なホテルでした^^ 常に「安い順」で
ソートかけて予約するからなあ~(^益^;


夜は初老の御夫婦がチャキチャキと運営する酒場に。会津若松から一週間、福島から
新潟、群馬とぐるり一周してきました。