さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

身延山久遠寺へ 10

2017年02月28日 | 関東甲信越



身延駅からバスで20分ほど。バスは「降りたいところを言ってくれればどこでも
止まります」と親切なローカル路線。でもPASMOが使えたぞ。

というわけで、身延山の麓に到着しました。ここは日蓮宗の総本山、久遠寺が
あるのです。



ここは日蓮聖人が鎌倉時代、13世紀に造ったお寺。久遠寺の本堂のまわりには、
沢山のお寺、僧侶の住む坊があり、多くの人たちが修業をしています。
ここは三門といって、本堂への入口です。



くぐっていきますと…。



正面に壁のような?



ぐわー!怪談ではない、階段!



菩提梯といって、高さ104m、287段。南無妙法蓮華経になぞらえて、7区画に
作られているそうです。その踊り場でゼイゼイ。。。

野球少年たちが往復しておりました。私は一回登っただけですが、最初のほうで
かなり息が上がっている様子だったので、この少年たちはいったい何度登ったの
でしょうか。

じじばばたちはかなり大変そうでした。これ登らなきゃ本堂に行けないの?



ここは覚りに至る階段ということで、登りきると涅槃の本堂に至り、覚りの喜びが
生ずるそうです。タールで黒くなった肺、酒で腫れた肝臓、二日酔いでやや痛む
頭、邪念で溢れる心が清まるのでしょうか。



本堂に到着。天気に恵まれたし、心身が清まらなくても健康に感謝です。



本堂の奥に、山の上まで行くロープウェイがあるはずだ。おおっ!「まもなく
ドアが閉まります」というので、切符はどこで買うの?中で?と迷いながら、
とにかく乗り込む。

するといきなり下がる?! 山の上に行くのに下がる???



この下には駐車場がありました。。。 画像の真ん中に、ガラスに映ってバスが
見えるでしょ?本堂の裏には大きな駐車場があり、そこから20mくらいをこの
エレベーターが往復しているのでした。なんでえ、階段を登らなくても車でここ
まで来られるのかあ。というわけで、下についたら降りずにそのまままた上へ。



本堂のさらに奥に行くと、ロープウェイがありましたー。こっちかィ。


沼津から身延へ 9

2017年02月27日 | 関東甲信越



沼津の朝を迎えました。頭だけ見えている富士山におはようさんです。



御殿場で東から、沼津で南から富士山を眺めましたが、今度は西へ向かいます。



お別れの時間になると、隠れてしまいました~。



富士駅で乗り換え、身延線に乗ります。例によってのんびり各駅停車の旅。
特急と各駅停車が1時間に1本ずつ。



身延線に乗って北上すると、だんだん富士山の形が変わってきます。西から富士を
眺める構図になってきました。富士山の南側には、ぴょっこり峰があるのですなあ。
沼津では頂上の左に見えていた剣ヶ峰が、やや右に動いてきました。いや動いている
のはこっちなんですけどね^^;



なんかでっかい神社を建設中?



身延駅に到着。降りたのは俺ひとりだったような。



なかなか景色のいいところです。山の空気が澄んでいる感じ。



あ~、たぶん桜の季節にはきれいなのでしょう。。。


沼津の夜はバーで 8

2017年02月25日 | 関東甲信越



ホテルの窓からの富士山。沼津港よりやや東なので、富士山は下半分が手前の
山に隠れてしまいます。



なんか変なもんを連想しそうで、美しくなーい。



昼間にたっぷり新鮮な刺身を食ったので、居酒屋はやめておく。バーをはしごする
予定なので、アルコールなしの夕食だ。駅の近くに古典的なラーメン屋を発見。



ワンタンメン。どんぶりもそうだが、味もむかし懐かしい。



というわけで、一軒目はこちらの「梅邑」。



バーはこうやってひっそりと奥まっていないとね^^

バーテンダーは超ベテランで、85歳になるとかおっしゃっていました。
音楽も渋い選曲のレコードをかけており、すべてがタイムスリップしたような
レジェンド感であふれています。

カウンターに座ると、左には近所の会社で働くおしゃべりな常連、右には寡黙な
初老の常連。とてもカメラを出して撮影できる雰囲気ではありません^^;

一杯目は果物のカクテルをお願いしました。いまの時期、静岡ならばみかんか
苺かな、と思いきや、ライムを勧められました。なかなかの一品。

老バーテンダーと少し話をすると、なんと東京下町、向島で育ったそうです。
俺の高校は向島だあ~。「もうだいぶ昔のこと」とおっしゃっておりましたが、
竹鶴を飲みながら下町の話をしたのでした。



二軒目は「フランク」。ここのバーテンダーも80代だな。奥様(?)と若い青年の
バーテンダーもおりました。



こちらはブラッドオレンジのカクテル。イタリアを思い出す。こちらの地方では
この赤い品種も少しばかり作っているそうです。

店は先ほどの梅邑に比べて明るくて賑やか。順番が逆のほうがよかったな…。

2杯目は「是非おすすめフランク・ハイボール」を注文。何か特別なのかな?と
ウィスキーはストレートが基本の俺なのだが、せっかくなので注文してみる。
「フランク・ハイボールをください」と言うと、「はい、ハイボールですね」
というお返事。 ん? 違いがわかりませんでした。。。



しばらくすると、お隣に老夫婦が座りました。44回目の結婚記念日だそうです。
その日は生後4日、生まれたばかりの4人目の孫を見てきたそうです。実に
嬉しそう。

その旦那さん、この「アスケイグ」が大のお気に入りの様子。スコットランドの
西のはずれ、アイラ島のウィスキーです。レアもので、「これが最高!」と
大絶賛。



そうまで言われりゃ俺も飲むしかない。俺の好きなスモーキーさはほとんどなく、
次に好きなキャラメルや蜂蜜のような熟成感もほとんどない。老バーテンダーは
「クレゾールみたいな」とおっしゃってましたが、まさにそのような薬品臭。
はっはっは。それだけ聞くと大はずれみたいに思えるでしょうが、これはこれで
たまーに飲むには悪くない。ダンディズムを気取るときにはいいかぁ?

隣の旦那さん、結婚記念日だからといってこれが飲みたくて来たのでしょうが、
俺のほうを向いてこのウィスキーの賛辞ばかりやり過ぎ。奥さんはウィスキーに
関心がないようで、つまらなそう。あっちを向いて孫の話でもしなきゃあ。


沼津港大型展望水門びゅうお 7

2017年02月24日 | 関東甲信越



豪華な刺身定食を食ったあとは、ぶらりと海辺のほうへ向かう。するとこんな
でっかい水門があった。「びゅうお」(view男?)という変な名前がついているが、
展望台があるらしい。するとそこから富士山が見えるかな?



すごいデカさ。このコンクリートが降りてきて水門を閉めるのかー。



100円を払ってエレベーターに乗ると、おお見事な眺めなり。



南から見る富士山は、ここが一番の眺めでしたね(^益^)b



西のほうには南アルプスが見えました。これからそちらに向かうのです。



通路を歩いて行けばあちら側に行けます。あそこを渡るとき、「落ちたらたまらんな」
と心をよぎる。。。 よぎったときに、私のへその下についている干し柿に似たものが
ギュウっと収縮する。女の人の場合はどうなるの?



港方面。さっきいた魚市場や深海水族館が見えます。

ここを降りて、駅へ戻るバスに乗りました。



駅の手前で「アーケード名店街」というバス停があったので、降りて散歩にしました。



駅から離れる距離に比例して寂れているので、週末だというのに、ここらはだいぶ
閑散としております。人の少なさに比例して、建物が疲弊しています。



アーケードの骨組みが朽ちかかっています。落ちないだろうな?



高度成長期に日本中でアーケードが作られました。屋根があると雨でも人が賑わう
だろうという狙いです。しかし近年はその老朽化が進み、改修するよりも取り払った
ほうがいいという流れだそうですね。空き店舗が増えると、ちょっと薄暗いイメージ
ですからねェ。


沼津港での昼食 6

2017年02月22日 | 関東甲信越



沼津港の魚市場。立派な海産物がたくさん並んでいます。車で日帰りなら別ですが、
これから内陸部に入って富士山の西と北に向かうので、お買い物はできません。



おお、タコが大の字。というか、「大」ではなく、なんと言えばいいのか?
ところで先日「タコの口はどこか」という話になりました。俺は8本の足の真ん中、
なにやらケツの穴みたいな部分だろうと言いました。だって足で獲物をからめ捕え、
そしてバリバリ食べちゃうんでしょ?

すると友人の奥さんは、「あそこはお尻でしょー!頭の付け根、目の横に墨を吐く
ところがあるじゃない。それが口でしょ」と主張。いま調べてみたら、どうやら
俺のほうが正しかったようです(^益^)b



人気の食堂の前に、山盛りになったカサゴの唐揚げ。これうまいんだよな。しかし、
これを食べるの?展示用にただ置いてあるだけ?冷えたら旨くないもんね。



まぐろの頭。これは食べるように売ってあるようでした。頭といっても、目の周り
だけですね。宴会で、この目ん玉をモリモリ食べるやつがいたなー。いや~んw



こっちはブリの頭ですな。どこを食べるのだろう?やっぱり目ん玉?
右上隅には、タワーのような海鮮かき揚げ。横にいたおばちゃんが「すごーい!」と
感嘆していました。グループじゃないと食べられないよねェ。



とある食堂に入りました。「ヒゲナガエビの唐揚げ」。って、ヒゲないじゃん!
まだ二日酔いで頭が痛いので、心を鬼にしてビールを我慢。なにせ今夜も飲む
からなあ~。



「特選刺身定食」だったか。実に刺身の量が半分でよかった。実に旨かったのですが、
まぐろ6切れに、重なっていてよく見えませんが、大ぶりの刺身、全部2切れずつ
だったのです。24切れもあったのだ。。。

店では高校生みたいなアルバイトのお嬢さん。丁寧で一生懸命にマニュアル通りなの
ですが、「大丈夫ですか」の連発。「ご注文は○×で大丈夫ですか」、「お茶は大丈夫
ですか」ときたもんだ。

「~よろしいですか」「~いかがですか」と直してやりたくなる。「大丈夫ですか」
って~のは、具合でも悪そうなときに使うもんだよ。こちら健康は大丈夫だよ。いや、
二日酔いは残っているし、最後は腹がパンパンで苦しかったんだけどね^^;

ま~こんなことで文句をつけてもしかたがねえ。最近は耳につく「~でよろしかった
ですか」ってのを聞かなくなってきたので、これもいずれ消えるだろう。。。



食堂の横の駐車場の屋上に登れたので、そこから富士がよく見えました。手前には
1600円もするので入らなかった深海水族館。



市場のはずれから。この町に住む人たちは、毎日富士山の違った姿が見られるの
ですな。しかし、電柱と電線がうざいねェ。地下に埋めると費用がかかるのだろう
けど。。。