さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

小湊鉄道に乗って

2017年08月30日 | 関東甲信越



小湊鉄道の列車がやってきました。おお、2両!



機械油とワックスが混ざったような、独特の懐かしい匂いがする。乗客はほとんど
いない。東京湾の近くになれば乗客も増えるのでしょうが、なにせ房総半島を横断する
いすみ鉄道と接続しなきゃしょうがないので、赤字覚悟でここまでか。



なつかしい扇風機があるじゃないか。んん?つり革のひとつがハート型。ようやるわ。

それにしても、フレンドリーな対応だったいすみ鉄道に比べて、どうもこちらの
小湊鉄道はぶっきらぼうな雰囲気。JR気質?
う~ん、今やどちらも民間とはいえ、
地元の惣菜屋さんから税務署にでも行ったような空気の違いを感じました。



途中の駅は、このように何もないようなところにもあったりします。



原生林のような山の中を走ってゆくと、とても東京からすぐとは思えません。



トタン屋根?ここに駅を作る必要があったのか。



たま~に列車がすれ違います。



おおお、田んぼしかない所に駅。一日の乗降人数はいかほど?



のどかだ。。。



トロッコ客車といって、オープン型の車両もあります。蒸気機関車が連結されるときも
あるとか。そんなときは満員になるのでしょうねェ。


いすみ鉄道 終点の上総中野へ

2017年08月28日 | 関東甲信越



大多喜駅に戻り、再びいすみ鉄道に乗って進みます。

時間に縛られずに大多喜の街を散策して駅に戻ったのですが、次の列車はまもなくの
発車。12時台の列車でやってきて、次の15時台の列車です。3時間あくのだな。
その次となると17時台。これを逃さなくてよかった。1日に6本の運行なのです。



さて、いすみ鉄道終点の上総中野に到着しました。ここから小湊鉄道に乗り換えです。



左のいすみ鉄道の線路を見て下さい。ここがターミナルでしょう?



反対側を見ると、左の線路、ここが小湊鉄道のターミナルなのです。

房総半島の内房と外房をつないで、1本の路線にすれば便利ではないか、と思います。
しかしいすみ鉄道は元国鉄で、小湊鉄道は安田財閥から京成電鉄に売られ、その後
九十九里鉄道が出資するという私鉄。国有と民間という歴史があるのですなあ。



ホームに、車両の出口の場所だけに小さな屋根。傘をさしているみたい。



駅前には店もありませんでした。2つの路線のターミナルなんですがねェ。



なんか立派な造りの建物。よく見ると。。。



おお、セブンアップ! 年代物ですなー。



駅舎はポツンとかわいい造り。左の景観を壊すような竹を切ったデザインの建物、
それはトイレです。駅舎よりも目立つ。せめてもっとくすんだ緑にすべきだったか。


大多喜の散策は続く

2017年08月26日 | 関東甲信越



大多喜の散策は続きます。ここも立派な蔵造りです。



古風な商店がありました。ちと失礼して内部を撮影。品が少ない?



ここは新聞屋さん。営業しているのかしら?トタンのファサードが見事に変色。



これは? 上の「平」でわかりました。「ひらばやし」ですね^^



ここはお茶屋さんかな。すごく素敵な造りですよねー。



おう、ザ・蔵、という感じ。利用されているのかしら?



豊乃鶴酒造。さすがに造り酒屋は格式が感じられます。



お、休憩所。なんか廃墟となったところに椅子と灰皿があって、日陰があるので
ちょっと休憩しました。



下に鳥のウンコが落ちていたので、上を見ると燕の巣がありました。子供が産まれて
数羽いるのを見たことありますが、ウンコは尻を出して外に落とせ、とどうやって
しつけるのでしょうね。



今回大多喜を散策して一番気に入った建物です。看板には何と書かれていたのでしょうね。



窓枠が斜めになってしゃれた台形。ハイカラな美容室とかだったのかしら。こういう建物
はサッシにしては台無し。しかし木の枠は劣化してゆきますから、メインテナンスも
大変でしょう。もう住むのは無理かなー。



まだ機材は現役のように見えますが、オフィスは廃墟のよう。



ここは醤油の醸造所と商店だったそうです。立派過ぎて、ほしいなと考える圏外。



大多喜小学校。すごーくオサレなデザイン。是非クリックして大きくして見て下さい。
右奥に大多喜城が見えています。元は1590年に造られたそうですが、今のコレは昭和
50年に復元されたモダンなもの。現代建築という感じなので、訪れるどころか写真も
撮らなかったなあ^^;


房総の小江戸 大多喜

2017年08月24日 | 関東甲信越



いすみ鉄道で大多喜にやってきました。ここは城下町で、「房総の小江戸」と呼ばれる
そうです。古い街並みが残っているとか。



駅前にあるのが番所だそうです。交通の要所に作られた、役人の詰め所というわけです。
ちなみに正面の鏡、画像をクリックして大きくしてみると、カメラを構えている私が
小さく映っています^^;



駅のすぐそばに、こんな古い建物がありました。憧れますね~。



しばらく歩くと、閉店した古風な喫茶店。「電話がある」という掲示が出ていました。
まだ電話が普及していない頃、近所の人たちが利用したのでしょう。こういう建物も
すごく魅力があります。



ここは「房総中央鉄道館」となっていました。ジオラマや鉄道グッズの展示があるとか。
とにかく日差しが暑くて、ヒイコラ歩いていたので悠長に見物する気分でなくスルー。



左が活版、右が毛糸の商家だったそうです。撮影するにあたり、車にどいてほしいw



こんな文化財級の建物が並んでいます。大多喜はすごいねェ。



右の出っ張っているところが気になります。タバコ屋さんみたいに人が座ってたの?



入口は利用頻度が高いので劣化しやすく、結局便利なサッシにしたのでしょうが、
部外者としては少し残念。しょうがないんだろうけどねー。



こちらは土蔵造りですね。質屋と金物屋をやっていたそうです。ちょっと敷居が高い。



おおお、これは俺がもっとも好きな造り。大正時代の雰囲気?とても素敵です。


いすみ鉄道に乗って

2017年08月21日 | 関東甲信越



さてビイルを飲んでブタ肉塩焼き定食を食べ、そのあとまたナイスなロウカルレストランで
コフヒーを飲んで一服。余は満足状態でいすみ鉄道へ乗る。「いすみ」は「夷隅」と書き
ます。JR
大原と同じ駅舎ですが、別会社なのでお隣のほうへ行くという感じです。

いすみ鉄道のおばちゃんは、JRと違って親しげに声をかけてきて、いすみ鉄道グッズを
紹介したり、記念乗車券を出してくれたり、とてもフレンドリーです。ちなみに「あ~
人が来てよかった~」とつぶやいていました。誰も乗らないときがあったりするのでしょう。
応援の意味を込めて、「ベビースターラーメン・勝浦タンタンメン風味」を一袋
買いました。

           



内陸部に入ると、あっという間にこういう風景に変わります。これって何か作物を
作っているわけではなく、なんとなく手付かずになっているってことかしら。もちろん
土地の持ち主はいるのでしょうね。。。



駅舎というより、バスの待合所くらいの感じですね~。



運転手さんのアナウンスが入り、「右手にムーミンがお迎えします。ご覧ください」と
説明が入りました。子供が喜ぶ?しかし近年はアニメもやってないし、原作を読んでいる
人も少なかろう。ちなみに原作は北欧特有の暗さに満ちており、若干気味の悪い妖精の
物語なんだがなあ。



「沼が見えます。スピードを落としますので、写真の撮影をどうぞ」というアナウンス。
せっかくなので、ご指示に従う。

「沼のほとりに美女が立っている伝説があります。運が良ければ見られることがあります」
というアナウンスをして、年に何度かホントに千葉美人を立たせておいたらどうだろう。
息絶え絶えのローカル線に乗客が増えねえか?「美人」つったって、地元のおばちゃんを
向こう向いて立たせておけばいいんだって。(^益^)b



このコンクリートの劣化具合、雑草の生え方、いいでしょう?(^益^)b



素晴らしい緑の絨毯!

実は千葉は質の良いコメをたくさん作っています。「こしひかり」だとか「あきたこまち」
だとかいったブランドには縁がありませんが(そういう売り込みをする気がない?)、
千葉の親戚からもらったコメは、様々なブランド米よりワンランク上の味わいなのです。

ちなみに、この味わい深い1両のローカル線は、こういう開けたところをゴトゴト走って
いる姿がとても絵になります。だからあちらからこちらを撮れば良い写真になるのに、
乗っているもんだから風景だけしか撮影できないのですー。

「いすみ鉄道」で画像検索してみると、とってもきれいな写真が沢山出てきますよ^^



止まっているやつがありました。ドアの感じを見ると、もうお役御免になった車両かしら?
それにしては朽ちていませんけどねェ。



ずっと外を見ていて、カメラをパシャパシャ。観光客まる出し^^;



たまにこちらに向けてカメラを構えている「撮り鉄」君を見ました。2~3時間に
1本ですから、じっと待っていたのでしょう。



川面の色合いが、印象派の絵を思わせますねェ。これからここを「ルノワールの渓谷」
と呼びませんか?(赤シャツ風)
こんな渓谷を見ると、東京から1時間ちょっとで来られてしまうとは驚きですよね。



さて大多喜で降りて街の散策。しかし「デンタルサポート」ってナーニ?調べて見たら、
「ネーミングライツ」だそうです。あー、宣伝ね。。。 「福岡ドーム」が「福岡
ヤオフクドーム」になったような。名前つけるだけで金になるっつっても、なんか
消費者にとってはまぎらわしいし、うざいね。うざいCMを見させられると、覚えて
おいて「そいつだけには金を使わねーぞ」という気になりますね。しかし駅につけ
られてしまっては抵抗のしようがない。「ソフトバンク浅草」とか、「高須クリニック
鶯谷」なんてつけられたら、日々不愉快になってたまらんよなあ。