さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

気仙沼に到着してみると仮設商店街がない

2018年03月31日 | 東北シリーズ



気仙沼駅です。ずっと移動してきたので、腹へった。。。
しかし駅前にはほとんど店がないw(゚益゚)w



港までしばらく歩くが、昼飯を食う店もなし。。。



港に近づいてきました。変わってないなあ、と懐かしい気持ちになる。



ここまで来りゃ、ヴァンガードでコーヒー付きのランチ500円か~と思いきや、「都合に
より13:30までの営業」なんて書いてある。あひー、老人2人でやってる店だからなあ。



その先の仮設商店街に行ったら、更地!!! 門だけ残ってる!



3年前はこうだった。門があるでしょ。



もうちょっと進むと、あー、建物が建ってるー!



こんなときに来たんだよ。



こんなピカピカの店が出来てるもんだから、昼間から寿司ですーw



中は新築でツヤツヤ。何人も働いていて、生き生きとしていましたー。



うむう、思わず贅沢^^; 何もかも津波に流されて、仮設商店だけだった3年前とは
大きな違い。旦那はまだ中年にさしかかるくらいの若い人でした。



あああ、こちらの仮設商店街もなくなっている。



うしろの建物だけが同じでしょ?店をやっていた人たちはどこに行ったのだろう?
だってみんなが新築の店で再出発したわけじゃないでしょ。
そういえば、石巻でも仮設商店街は更地になっていた。7年を過ぎ、もうみんな
なくなっちゃってるの?なんかじわ~んと寂しくなってきました。
そりゃあ「仮設」ですからね。当初は7年なんて考えてなかったでしょう。でも
みんなが数年で店を新築して、再開できたはずがない。



仮設ではない、新しいショッピングセンターが出来ていました。消えゆくところもあれば
新しく始まるところもあるってことかー。



港を見下ろす、山の上の温泉に泊まります。ここは前回とてもいい感じだったので。



一番安い、「部屋はおまかせ」というプランで予約したら、おお、素晴らしい和室。
恋人がいれば、ふとんから飛び出してゴロゴロ&いちゃいちゃできる!
恋人がいなくても、寝っ転がってリラックスできる!
できればいてほしいが!

うむ・・・


BRTで柳津から気仙沼へ

2018年03月30日 | 東北シリーズ



ここから線路がなくなっているので、BRT に乗り換えです。これはBus Rapid Transit
の略で、「バス・早ええ・移動」という意味です。線路だったところを舗装して、バス
専用レーンにした代替輸送設備なのです。

それにしても、柳津駅前には、な~んにもないです。バスを待つのは、俺の他におじさんが
ひとり待っていました。



バスが走り出すと、すぐに「元線路」が見えて、そこは工事中。運行再開したら便利に
なるから、また来なきゃなあ。



左は駅だったところです。このあたりは津波で全部流されたわけですね。そこがバス専用
レーンになって、先のトンネルにつながっています。しかしいまはそこを線路にしようと
工事しているのでしょう。バスはこちらの道路を走っています。



右のは高速道路だと思います。ずがーんと出来たら、まーた鉄道利用者が減るよー。



右側は、橋だけ先に出来てきたようです。



これは町だったところ。盛り土をして、それを平らにしてから町を再建する予定なんだろう
けれど、これだけ年月が経って、みんな戻ってきて家を建てるのか?町なんかできるのか?



ここ、驚くことに「志津川」という駅だったところです。まわり一面、何もなくなり、
いまはポツリポツリと建物が立ち始めています。このバス停の横には店がありました。



そのうち家がぎっしり建つの?みんな造成地ができるのを待ってるの?そうは思えんなー。



右は新しく出来る高速道路の橋。正面は津波で壊された鉄道の高架線。



もと鉄道の線路。ここにレールを敷いて復活するのかしら。



できるんだろうなあ~。立派な橋が架けられていますからねー。



高速道路のほうがずっと規模が大きくてスゲーや。



この橋は壊されたやつでしょう。



いつの間にか、バスは専用レーン(もと線路)を走っています。



この横に盛り土をして、少し高い所に線路を敷いて、それからあの橋を通るのでしょう。
だいぶかかるよねー、時間も金も!



線路のところが道路になっていて、ホームの横を通るって変な眺めでしょ。左の駅は
すっかり壊されて歩道橋だけ残っているのです。
前の記事(女川駅前にぎわい拠点)の最後の画像をご覧ください。




でたっ、踏切。信号がある。降りてくる遮断機が、レーンをまたぐほうにではなく、こちらの
バスのほうを止めるのです。普通の逆でしょ^^;



もともと線路は単線なので、バスもすれ違うときはこのように一方が待たなければなりません。



気仙沼に到着です。ここより北には電車が走っているので、駅には電車とバスの両方が
入ります。ちょっと不思議な光景です。



ね、ホームの右は電車が通る線路、左はバスが通る舗装道路になっているのです。


石巻から柳津へ

2018年03月29日 | 東北シリーズ



この日は石巻から気仙沼へ向かいます。まずは電車で前谷地(まえやち)へ。
広大な平野の真ん中を進みます。他に乗客もいないので、窓から左右の景色を眺める贅沢。



内陸部に入ると雪景色になってきました。さすが石巻の街なかとは違うんだなあ。



前谷地駅で乗り換え。前回はここでだいぶ待ち合わせ時間がありましたけれど、今回は
15分あまり。乗り換えたのも俺ひとりでした。



おおお、360度平野の広がりの真ん中を行く。上田の別所線もちょっとこんな感じで
素敵でしたけれど、こちらのほうがずっとスケール大きいよ!



ワンマン電車で車両のうしろには誰もいませんので、窓から写真を撮れるわけ。他に
乗客もいませんしね(^益^)b



ここは是非、雪景色のときに来るべきです。



これは旧北上川。



そしてこちらが北上川。上流に向かえば花巻、盛岡に至り、下流に行けば、悲劇の
大川小学校だぞ。(´;д;`)ノ



さて柳津駅が現在の終点。ここからは代行バスに乗り換えです。



あーらー、ここから工事してます。それにしても、こんな内陸部まで津波は来なかった
よねえ??


石巻では「こまち」へ行かねば

2018年03月28日 | 東北シリーズ



旧観慶丸商店。現在は歴史・文化展示施設として利用されています。それにしても、
ほれぼれするような立派な建物。今回は内部を見物させてもらおうと行ってみたら、
休館日!!! 明日には朝から気仙沼に向かうので、これも次回かー。



というわけで、この日の夜は「こまち」へ。前回は「昔リーゼントだった」人たちなどが
いて、とても楽しかったのです。



この日も一番乗りでした。前回の話に花が咲く。外は寒かったので、まずはお燗から。



続けて「綿屋」に。この器がしゃれてるでしょ?片口に酒を注いでゆくと、溢れてお猪口に
いくのです。シャンペンタワーみたいな?(^益^)w



この店にはメニューらしきものがなく、女将さんが適当に「これ食べる?」という感じで
次々に頃合いを見て出してくれたのです。今回はメニューの一覧があって、焼き魚を
作ってもらいました。

しばらくすると、常連さんたちが次々にやってきました。港で働くおじさんは、やって
くるなり「仕事辞めてきた!」といきまいてます。なんだか上司と折り合いが悪く、
もう我慢できない!と喧嘩別れしてきた感じ。ほっこり系の女将さんは、話を聞いて
説教するわけでなく、事情を詮索するわけでもなく、「大変ねえ」という雰囲気で相手を
してやるのでした。



反対側に座ったおじさんも、なんと仕事を辞めたばかりだとか。でもこちらはにこやかで、
飄々といろんなことをやっているらしい。ニッカのウィスキーを手に入れた、と酒の話で
盛り上がり、みんなに御馳走してくれました。なんだかこの店に来る人たちは、ちょっと
子供のようで、女将さんのほっこりまったり系のやさしさを求めて集まってくるようです。
学校が嫌いな子供たちが、やさしい養護教諭のところに集まってくるよう。



この日も遅くまで飲み過ぎてしまいました。「復興バー」もやってないし、一軒だけ、
といっても十分に濃かったのですが、それで終わりとなりました~。


石巻 日和山からの眺め

2018年03月27日 | 東北シリーズ



女川から石巻に帰る電車の車窓から。ガラス越しにしてはきれいに写りました。



マンホールのデザインも悪くない。



あ~、こっちのほうが「らしい」ねェ。デンガラガッター、デンガラガァッタ~♪



前回はバスであっち側まで行って、オバケと思われたんだよなー。
「それなあに?」と思う方は、前の記事を読んで下さい~^^;



3年前の写真です。あれから手前にでっかい数階建てのビルができました。
しかし元のように家がびっしりの町には戻らないのでしょう。



反対側。7年経っても津波がさらっていった跡は変わりません。



前は夏の終わり頃だったので、まだ緑がある分だけましに見えるか?



昔の様子の写真が設置されていました。川沿いに家がぎっしりw