さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ウラジオストクから成田へのフライト シベリアの旅最終回

2018年11月08日 | ロシア



ロシアの飛行機は、こういう背中の上に翼があるタイプが基本なのかしらねェ。
このほうが客席から下界の眺めはいい。



緑のシベリア航空は、このように日本で普通に見る形。俺は翼の上の席だ。。。



ウラジオストクを飛び立って、すぐに南の海に出ると思ったが。。。



ぐるりと旋回して内陸部へ。



なんか陸地を延々と飛ぶ。まさかモスクワへ行くんじゃないだろね?と頭をよぎるが
そんなハズはない。



ちゃんと日本海へ出ました^^;



やはり日本を往復する路線だと思いますが、あっちにもこっちにも飛行機。空は結構
混んでるのねw



さあて日本海は狭い。すぐに日本の上空だ。グーグルアースで調べてみると、やはり
ここは新潟。



新潟の少し北でした。以前に佐渡の上を通って、あの形がきれいに見えたことがあります。



そして内陸部。川の形をみれば、これがどこだかすぐわかる。



会津若松だったか~。盃爛処のマスター、元気にしてるかなー。



会津を東へ進めば、すぐに猪苗代湖ですね。



視力のすごいジョン万次郎だったら、鶴ヶ城が見えたのかな。



そして飛行機は一度太平洋に出ます。ここは福島。



そして右に旋回して陸地に戻ってくると思うよね?それがしばらく太平洋をずんずん行き、
それから予想しなかった左旋回。なんかぐるぐると海の上を周り、そしてようやく陸の
上に戻ってきました。



ここは茨城上空です。



そしたら、まーた海のほうに行くんだよ!きっと成田空港が混んでいるのだろうけれど、
何度もぐるぐる回って、ウラジオストクから成田まで直線でやってくればだいぶ早い
だろうに。



というわけで、まーた太平洋に出たあと、ぐるりと回って銚子から入ってきました。
銚子は地図で見ると尖っていますが、室戸岬と同じで、近づいてみれば別に尖ってない
のです^^; 万年筆のペン先を拡大したみたい。



霞ケ浦を通過して、またぐるりと旋回してようやく着陸態勢。



すが~ん、と成田に着陸しました。羽が出てくると、ロシアの踏切を思い出します。



ロシアのお土産で、「シベリア鉄道でもらったお手拭き」です。若いお嬢さんに
これをあげようとしたとき、きっちりと説明しました。

これはマジほんとレアだよ!なにせシベリア鉄道に乗ったときだけ、ひとりに
ひとつしかもらえないんだから。貴重だから、大切に使ってね。あ、外国ではだいたい
そうだけど、ウォシュレットは普通ないから、そういうときに最後にこれで拭くと
いい。水洗トイレに流せない?あ、ロシアとか中国などもそうだけど、多くの国では
拭いた後の紙は便器に流せないので、横にあるゴミ箱に捨てるから問題ないですよ^^
あ~、たしかに、そこでたまに色のついたやつが目に入るなあ~w



       
          「いらない」って言われました。。。


ウラジオストクの空港へ

2018年11月07日 | ロシア



ウラジオストク最後の朝を迎えました。2週間の旅を終え、空港へ向かいます。



空港直行の列車を利用しました。旅の終わりは、いつもちと悲しい。



列車は港を北上。



長い高速道路を通過しました。



シベリア鉄道でも何度か見かけましたが、ロシアの踏切は事故防止のために、このように
着陸する飛行機の翼みたいに、車止めが地面から出てきます。



こんなところに住んだら、夜は星がよく見えるだろうなあ。



おお、最後にまた窓が地面にめり込んだような造りの家。



冬は雪一面で、きっと寒いぞ。



さあて空港に到着。やはり中国人や韓国人が多かったです。



最後まで暑かったー。



ロシアよ、さようなら。人もいい感じだし、食事は旨いし、また来たいねェ。



おお、北海道のチョコレート屋さん、ロイズがありました。



日本のウィスキーも売ってました。え?やたらに高い値段がついてるじゃないか!

 
私が奮発したのはコレ。旨かったアルメニヤのブランデーです(^益^)b


ウラジオストク最後の食事はふたたびノスタルギーアへ

2018年11月06日 | ロシア



夜の20時は日没。だいぶ天気もよくなりました。



この日はロシア最後の夜。波止場にはカポーがちらほら。



こちらはすでに暗くなり始め、遠くの丘に、最後の光が当たっています。



さて食事に行きましょう。



ロシア最後の晩の夕食は、フォーマルなロシア料理を出す「ノスタルギーア」に行く
ことにした。ここには日本語を勉強しているお嬢さんがいるのである。前回はひと部屋を
俺が貸し切りの状態だったが、この日は何組も客がいました。中には6人連れの3人が
日本人というグループも。商談のようでした。片言の英語でやりとりをしているのだが、
商談に特有の作り笑いが連発なので、聞こえてくると酒がまずくなる。しかたないけど
ねー。



ロシアを代表する海鮮スープ、「ウハー」。いろいろな種類の貝、イカ、魚が乱切りに
入っており、スープの味が素晴らしいこと!



魚料理が旨すぎて、ロシア料理の定番ビーフストロガノフをまだ食べていなかったので、
最後にこれを食べました。とっても美味しかったです。でも魚料理の感動が強すぎて。

さて例の片言日本語のお嬢さんが俺に対応してくれました。「今日がロシア最後の晩
なんです」と言うと、「ロシアはどうでした?」と聞かれた。あちらさん日本語は片言
ですが、英語は流暢なので、ここからは英語。「最初はちょっと暗いイメージを持って
いたのだけれど、人々はにこやかで感じがよかったです。ソ連と日本は敵国だったという
歴史もあるからかな」と言うと、「プロパガンダかしら」というので「そうでしょ」と
答える。「だってロシア人はハリウッド映画なんかじゃ必ず冷たくて恐いキャラでしょ」
と言うと笑っていました。「こちらでは米国人が悪いイメージでしょ?」というと、
苦笑いで「そうだわね」と同意。こちらでは米国人は、ずるくて横暴なキャラなのかな。

食事を終えたところで、お嬢さんは嬉しそうに覚えた日本語で「ごちそうさまでした!」
と言うので、「それはね、食べた人が言うんだよ^^;」と教えてあげました。すると
思いのほかどぎまぎして、かわいく照れるのでした。「日本語は全部独学で勉強したから、
まだわからないことが多い」と恐縮する。「そりゃあ難しいですよ。でもすごく頑張った
んですね♪」とかわいいお嬢さんをほめる(^益^)b

こちらに長期滞在するならば、昼間のアニメ好きのお嬢さんといい、こちらのウェイトレス
さんといい、も~日ロ友好のしるしというか下心というか、いくらでも日本語を教えて
あげるのになあ~^^



最後の夜も、ロシアのワインを堪能しました。この日は昼も夜も赤白何杯も飲んだなー。


マリーナ・レストラン アニメ好きなロシアの女の子

2018年11月05日 | ロシア



雨はほぼ上がり、なんとか傘をささずにすむ。ウラジオストクも3日目で最終日。まだ
歩いていないエリアを散歩した。



また駅にやってきました。駅の裏側、波止場のレストランに行くことにした。



黄金橋も雨雲のもやにかかっている。この波止場の2階がマリーナ・レストラン。



レストランに入ると、ブッフェスタイル。俺はあまり食べないので、案内してくれた
お嬢さんに英語で「ブッフェは嫌で、アラカルトを希望なんですが」と伝える。英語は
苦手なようで、かなり苦しい片言で「どこから来たのですか」と聞いてくる。「日本ですよ」
と答えると、「わたし、すこし日本語が話せます♪」とにっこり。外の港が見えるテラス
席に案内してもらいました。さすがに「マリーナ」という名前だけに、魚料理が充実して
おり、サラダとオヒョウの料理を注文。さらにロシアのワインを白と赤、グラスで
両方注文。すると戻ってきてすまなそうに(この態度がヨーロッパではなかなかないん
だよ)「ないんです」という。そして白のボルドーのボトルを持ってきて、「これなら
グラスで出せますけれど」というので、それにしました。赤はポルトワインがメニューに
あったので、それにすると「それもなさそう」といいつつ、また往復させてしまいました。
結局赤はイタリアになりました。ロシアに来たのに、フランスとイタリアかー。


「サラダは村の野菜ですから、とてもおいしいです」とにっこり。少し照れながらも
笑顔でもてなしてくれる。すごくかわいいぞぉー!



韓国人が多いせいか、鉄製の箸もありました。これで食べたほうが私には楽^^;



カモメ君、おそらくエサを投げてくれることを期待しているのでしょう。



近年日本では食べられなくなったオヒョウ。ロシアでは何回も食べたなー。バイカル湖の
オームリも旨かったし、ホワイト・サーモンも絶品だった。なんといってもフライやグリル
だけではなく、魚料理は生やスープでも豊富なので、シベリアは本当に食べ物がよかった。



たしかにグリーンサラダは野菜がどれもシャキシャキで、魚料理も素晴らしかった。
なんとか日本語を話せるお嬢さん、隣のテーブルの食器を下げに来たときに、また
「料理はどうでしたか」などと話しかけてきた。「この街には韓国人が多いですね」と
言うと、目の前の船着き場を指さして見てみろという。立ち上がって下を見ると、中国、
韓国、日本の国旗が掲げられており、この港には主に3か国の旅行者が来るのだという。
「どうして日本語を学んだのですか」と聞くと、「アニメです♪」ということでした。
「ここには中国の文化も入ってきていますが、わたしは好きじゃない。日本の文化が
好きです」ということでした。「アニメだとたとえば?」と聞くと「ナルト♪」ときた
もんです。「あれは忍者の戦いの話で、あなたのような女性はもっと違うものに関心が
ないのかな?」と聞くと、「ナルトは長い話ですが、もっと短いのでいろいろ好きなもの
があります。それと、久石譲なんかも好きです」と目がキラキラしてきました。「おお、
私は宮崎アニメのボックスシリーズを持ってますよ」というと、「わたしもです!」と
嬉しそう。「ロシア語の吹き替え?」と聞くと、「そうです。千と千尋の名前なんて、
変なロシアの名前になっているんですよ」と笑っていました。両手に食器をたくさん
持たせたまま、ついつい長話になってしまい、お嬢さんは「もう行かなくちゃ」と戻って
いきました。

嬉しそうに眼をきらきらさせながら、その素朴で控え目な話し方は、西洋というよりは
東アジア特有の女性の雰囲気。外見は白人でむっちり肉感的だから、こちらの人はその
ギャップがとっても
魅力的でした。


アルセーニエフ記念沿海州総合博物館

2018年11月04日 | ロシア



ウラジオストク最後の見物は、その名も「アルセーニエフ記念沿海州総合博物館」。
すごくでっかいぞ。ちなみにこの画像は博物館のHPから拝借したものです。全体を撮るの
忘れてたもので。



最初は渤海や女真などの出土品。むかしはロシアではなく、大中華圏の辺境地でしたからね。



むかしのサイコロ、つまり賭け事の遺跡だって。



古代や中世の展示物はかなりすっ飛ばします。博物館のカタログみたいになって面白く
ないと思われるので。こういう古道具は好きなんですけどね^^;



途中でちょっとひと休み。腿の白い線、大雨でここまで濡れたんです。初日のびしょびしょは
ズボンを洗って乾かしました。しかしせっかく乾かしたのに、翌日また濡れたので、頭に
きて、そのまま干しました。するとこうなったというわけ。晴れたらもう一本のほうを
着ようと思ってたけど、まーた雨模様なので、きれいなほうはとっておいて、汚れたほうを
着たんです。ちと恥ずかしいな(^益^;



おお、この皺がナイス・リアリズム。魅せるねェ。



ううむ、こんなになるまで生きられたら素敵。シワシワなだけで、眠いわけではないって?



こういうニッコリした人、いますよね。シワシワなだけで、笑っちゃいないってか?



おお~、ナイス・カポー♪ シワシワなだけで、怒っているわけではありませんってか?



嬉しそうだな。魚が沢山捕れたからかな。



探検隊ですか。何日も森の中を進むので、荷物が多くて大変そう。



これくらい立派な家を建てると、しばらく滞在したのでしょうね。



ロシア人とシベリアの原住民は、仲良く一緒に写っている写真が多い。探検家は侵略者
ではなく、うまくなじんだように見えますね。アメリカ大陸に移住した白人は原住民を
抹殺しました。大和の日本人はアイヌ人を追っ払いました。ロシア人はそれなりに
共生への道を歩んだ印象を受けましたが。。。