民宿の窓から南の山を眺めています。今日はあの山の向こう側に行ってみます。
一昨日は島の東にある多幸湾に、そして昨日は北の赤崎遊歩道に行きました。
明日は島中央部の天上山に登る予定です。なので今日は南の飛行場まで行って
戻ってくるという予定なのです。
明後日に帰るときには飛行機に乗って帰ります。しかし飛行場に行くバスは
なんと朝の9時に1本だけ!それは9時台の第一便に間に合うようになってる
わけですが、俺が予約してあるのは昼過ぎの第二便。バスに乗って行ったら
おそらくは何もない飛行場で3時間も待たなければならない。タクシーは島に
3台あるそうだが、運転手がバスの運行をしていたり、なかなか予約さえも
難しいそうだ。だったら歩いて行くしかないわけですが、最初の写真の通り
山の向こうにあってかるく1時間以上はかかりそう。荷物もあるしな。。。
というわけで、歩くことも考えて一度偵察しておこうと思ったのです。
バス(といってもワゴン車ですが)に乗れば坂道を登っていっても10分でした。
でもやっぱりけっこうな坂なので、やっぱり乗って行ったほうがよさそう。
飛行場の手前にある南の展望台で、バス停でなくても降ろしてくれるというので
そうすることにしようか。
飛行場に行くには一日に1本しかないバスに乗りましたが、乗客は俺ひとりでした。
ちなみにほぼ毎日3便とも満席です。20人も乗れないんだもの。島民のみなさんは
「島民割引」で1万円せずに東京に飛んでいけるので、長い時間がかかる船よりも
飛行機を好むらしい。そしてみんな車で飛行場にやってくる。無料の駐車場は車が
たくさん止まっていました。「これみんな置いて東京に行ってるんだよ」と運転手
さんは言っていました。
滑走路はとっても短く感じます。
空港には用がないので、すぐに歩き出す。空港に徒歩で来る人は皆無でしょう。
バスもタクシーも使わない。小さい島だからみんな軽自動車。
しばらく歩いて灯台にやってきました。
プロペラの回るエンジン音が響き渡る。9時台の第一便が飛び立つ。向こうのほうに
飛んで行きました。小さい昆虫みたいだ。
灯台に登ってきました。急な階段を登ると汗をかくほどの陽気。11月だってのにねェ。
北を見れば島の中央にある天上山が見える。左は滞在している村。右は先日に行った
多幸湾。明日あの山に登ります。1時間ほど急な坂を登っていくと、山の上は台地に
なっていてぐるりと回れるそうだ。
天気がいいと海が青い!
白い雲も映えるよ。
歩くときに気をつけないと、蜘蛛の糸にひっかかります。一度頭にくっついたよw
海岸沿いを歩くと、なかなか高低差があったりして息が切れる。日差しが強いので
登るときは暑いし日焼けしそうだ。
部屋の窓から日の入りが見えました。西向きですから水平線に沈むまで見えるぞ。
太陽をまともに写すので、レンズを思いっきり絞るから画像は暗くなってしまう。
もちろんこんなに暗くなってはいないんですよ。
着水!
玉子の黄身みたい?
少しセンチメンタルな気分になりますよねェ。。。
もう直射日光じゃないから、少しレンズを開きます。
水平線の向こう側にいっちゃった。。。
さあて、昨夜は2軒目で入った「たつみ」に、今宵はスタートから入りました。
女将さんが俺を見て「お、また来たな」とご挨拶♪
昨日他の客が注文しているのを見た「うつぼの唐揚げ」。うつぼって、海の中にいる
ヘビみたいなやつだよね。。。でもここに来たら食べませんと^^; つまみには
いい感じでしたよ♪
この日もまたほぼ満席となり、店内は酔っ払いのカオスと化す。どうやら島で一軒
しかないこの酒場、毎晩こうなるらしい。次々に注文が入るので、目の前の厨房は
もう休む暇もなくずっと頑張っています。地元の常連たちといっても小さな島なので
もうみなさんほとんど家族状態。もちろん老若男女入り乱れています。私は部外者
ですが、その雰囲気を楽しんでいました。
さあて三脚を持って星空撮影のために「よたね広場」に行った。真っ暗!
少し明りのある図書館の階段で三脚にカメラをセットする。すると1台の車が
やってきた。あちらさんも星を撮影するのかな?と思いきや、せっかくここまで
車で登ってきたのにすぐに帰って行きました。おそらくはカポーだったのでしょう。
俺の姿を見て、すみませんねwww 田舎なんかではありがちですが、離島ですから。
デヱトも人のいないところに行かないとみんなお互いを知ってる人たちですからね。
さて空は満天の星空! すごいよ!!! で何枚も撮影しました。画像をご覧下さい。
一応写っているんですよ。。。 何せ真っ暗だもんだから、どんな画像になったのか
全然見えません。三脚を立てて、こっちのほうを、ぐらいで写す。シャッターを
押すときにブレるから、ちゃんと3秒のタイマーで撮る。シャッターは一番長い
8秒にセットした。
部屋に帰って見てみました。何枚も撮影したけれど、みんな暗い ((+_+))
絞りを最大限に開いておかなきゃいけなかったんだー!!! 後の祭りwwww
昨夜は雨で、今日は快晴になったのに (´;ω;`) 明日も晴れてくれるかな。。。
神津島温泉保養センターに到着し、付属のレストランで昼食。ビールが美味しい!
目の前に酒を持ったおっさんがいるでしょう。最初は斜め後ろの席から声をかけて
きた式根島の人です。お姉さんと来たそうだが、昼間から酔っ払っているんだか、
普段から酔ったような人なのか、どうも後者のようだが俺に白羽の矢が立って
グダグダ話しかけてきて、ついには前に座ったわけです。俺が食事を始めても延々と
話すので、お姉さんは「迷惑でしょ!こっちに戻りなさい!」と注意するんだが
全く聞かずに、ついには式根島の歌まで歌い出したw まもなく閉店時間になって
支払いになるのだが、それも店員さんにグダグダグダグダやって時間のかかること^^;
で温泉に入る。レストランと同じ建物なんですが、入り口が反対側なのです。
こんな海辺の露天風呂があるのですが、いまは工事中で内風呂だけの利用。ここ
楽しみにしていたのになー。HPを見たら工事は「当面の間」だそうです。
まあ内風呂もよかったよ。大きな湯舟が3つ。どこでもそうですが、地元の常連の
おじいちゃんたちがパラパラと入ってきてみなさんのんびりと湯に浸かる。しばらく
すると、なんと侍みたいなちょんまげをした人が入ってきた。いま風のうしろに
縛っているとかいうレベルじゃなくて、江戸時代の人が入ってきたみたいだよ!
その人は体を洗ってから少し熱めの湯舟に入り、ルーティンワークのように出て
行きました。地元の人なんでしょうが、ぬるめの湯舟に集まった常連さんたちとは
一線を画しているような空気がありました。後日その人に再会するんです。小さい
島ですからね。
風呂から出たら少し日は傾き、もう宿に帰ります。
いい天気になってよかったよ♪ 向かいに見えるのが温泉施設です。こんな海を
眺めながらの露天風呂に入りたかったなー。
それにしてもどっぱぁ~~ん!は見ていて飽きないよー。
すごいすごい。
赤崎から神津島港に向かって歩いて帰ります。どしゃぶりだったのが嘘のように
晴れてきました。海岸にありがちですが、海風を絶え間なく受けて育った木は
枝や葉が突風に吹かれた髪の毛のようになっています。
歩き出して少し進むと、先に歩き出していた中年夫婦に追いつきました。すると
「歩いて帰るんですか!」と驚いていました。車社会の田舎の人なんだろうなあ~w
せっかくこういうところに来て、2時間ぐらい歩きませんかー。2時過ぎまで待って
バスで帰るのかぁ。
知らない場所に行ってみたいという旅好きの俺ですが、こういう海を見て乗り出して
いきたいとは思いませんね。やっぱり陸でいい^^;
どっぱぁああ~~ん!という音を想像して下さい(^益^; すごい迫力なんです。
*大きなディスプレイで見ている人は、画像をクリックして大きくしてご覧ください。
ここが「東京」だとは思えませんよね。
「ぶっとおし岩」です。少し降りて行くとわかります。
こういうことなんですな^^
宿に戻るまで、ついに観光客には誰も会いませんでしたよ。
逆光なので絞りを開きました。あの岩の模様がどうやって出来たんだかw
単調のようで、なかなか変化に富んでいて飽きない景色です。やっぱり歩かないと^^
さっきの岩の反対側です。 どっぱぁ~~ん!があって。。。
ザザザザ、、、と引いていく。いやいや見てて楽しいよ(^益^)w
これまたすごいでしょう~! 波はもうずっと繰り返し打ち寄せますが、それが
毎回違うんです。どっぱぁ~~ん!のあるときとないときと。そしてその形、大きさも
毎回全部違う。
音も迫力だし、これはライブで見ないといけませんよー。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
翌日の朝はどしゃ降りだ。。。 これじゃあ外に出る気にならない。しかし天気予報に
よると、11時頃には雨があがるということだぞ? 雨雲レーダーを見るとそうなっとる。
あれは直近のはかなり正確で、何度も「あと15分で雨が止む」とか「降る」とか、
その通りになってるからな。
この日に行こうと思ってたのは島の北端、赤崎遊歩道。そこまで行くバスが11時だ。
そこから歩いて帰ってくればいいだろう。帰りには「神津島温泉保養センター」で
温泉に入ろう♪
というわけで民宿の部屋で11時までのんびり。共同トイレ、共同シャワー、共同の
水回りなんだが他にはひと組しかいない様子なのでまあ悪くない。
11時頃には雨が止むといっていたのに、また振り出したぞ。。。
例のワゴン車バスがやってきた。昨日と同じ初老の運転手さん。「雨がなあ」と
言いつつ雨雲レーダーを見てくれたら、あと1時間くらい降るとなってるじゃないかw
行ってしまったら帰りのバスは3時間後。やめておくべきか少し迷ったが、もうバスに
乗っちゃったし。バスには中年夫婦も乗り込んだ。ザーザー降りのなかで傘をさして
歩くのはやだよなあー。
赤崎遊歩道に着きました。歩くと2時間以上かかるでしょうが、車だと15分だ。
やはりかなり降っている。幸いバス停には屋根とベンチがあった。運転手さんは
「帰りのバスは14:20だからねえ~」と言い残して走り去っていった。「こんなところ
で3時間もどうするの~」という意味でしょう。俺は歩いて帰るんですよ。。。
地元の人は歩くことなんか考えもしないようですが、きれいな景色を見ながら散歩
するのが観光客なの!雨雲レーダーを見ると、あと1時間ほどで雨はあがるしw
神津島は星空観測にいいというのが売りです。よく見えるように、町の明りも抑えて
いるんです。天の川もよく見えるらしいが、11月は水平線に近いので季節はよくない
とか。この左の写真で天上山から見るのが一番きれいそうだけど、夜なかに山の上は
無理でしょうに。。。
一緒にやってきた中年夫婦は、雨のなかをフードだのフル装備して「もう行きます!」
と出て行きました。まもなく止むのに、時間が押してるのかしら?
ちゃんと1時間で晴れてきたよ(^益^)b じゃあ~行くとしましょうかー。
そのときに中年夫婦が戻ってきました。「景色がすごくきれいですよ!」と嬉しそう。
あと30分座ってりゃよかったのにねェ。青空が見えてきたよ。
岩の間を遊歩道が整備されています。あの橋の上から海水浴客が飛び込むんだって。
おお、たしかに絶景だ。向こうに式根島が見えるよ。
遊歩道はあちこちに張り巡らされています。だから中年夫婦が帰ってくるのにだいぶ
時間がかかったんだ。
風がびゅうびゅう吹いていますよ。
波の砕ける音がすごいんです。海の色が青いよねえー。
さっきまでどしゃ降りだったくせに、日差しが強くなって暑いくらいになったぞ。
それでは島の西海岸沿いに歩いて行きましょうか。。。