さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

五島から飛行機で帰る

2024年09月02日 | 九州シリーズ


とうとう帰る日になりました。行きはフェリーで渡ってきましたが、帰りは飛行機を
乗り継いで帰ります。空港へのバスは港から。


おおお、灰皿がある! 古い電車の車両でも、ネジの痕だけが残っていて本体はない。
これを見るのは何十年ぶり? もちろん吸ってはいけないんだろうなあー。


このボタンも郷土資料館の展示物レベルに古いぞ。押してみたい気になったが、
終点の空港まで乗るからな。。。 ちなみに佐賀県、長崎県、そして五島列島を
旅してきましたが、私が持っているPASMOとSUICAは電車でもバスでもほぼ使えました。
もちろんコンビニでも。これって、地方のカードは他所では使えなくて、首都圏の
2つは全国で使えるという一方的なしくみになっているんですよね。それってどうよw

でも、この最後の最後に空港に行くバスだけが使えませんでした。現金のみ!


自転車で鬼岳に行ったときの道筋で、バスは空港に到着。


小さいプロペラ機だから、飛行機まで歩いて搭乗。


ネットでは前もって席を選ぶことは出来ませんでした。神津島に行ったときは
空港への先着順で席が決められていました。今回はチェックインの際、「もう
非常口の横しか残ってません」と言われる。みんなどうして席を選べたの?

非常口の横の席に座った人は、非常の際にまわりの客を座ったままにさせるとか、
非常口を開けたときには避難する人をサポートするとかを要求されます。敬遠され
る席ですが、前の空間は広いじゃないか。大きな飛行機では窓がふさがれていた
ような記憶があるが、これはちゃんと見えるし。

しかも、斜め前にキャビンアテンダントの人が座る席がこっちを向いている。つまり
お見合い状態だー。これはいいぢゃないか♪ 嬉し恥ずかしぢゃないかね♪
しかし、そこにはおねいさんは座らなかった。。。俺だからじゃないと思うがw


プロペラが豪快に回ります。


昨日登った鬼岳が見えているぞ。


離陸するとすぐに島を離れて海の上。


五島よサヨウナラ~^^


大小さまざまな島がたくさんある五島列島でした。


雲の上~。


お、風力発電の風車?


長崎までのフライトはわずか30分あまり。


すぐに九州本土が見えてきます。


長崎も半島が伸びていて、大小さまざまな島があるんですよね。


長崎空港で羽田行きに乗り換えです。JALだと一旦外に出ないといけません。その
短い時間にお土産を買いました。


右のカステラは、長崎でしか買えないとか。五島の土産は「かんころ餅」。切って
あぶって食べる五島のソウルフード。もち米と芋を練ったものです。明日食べよっと。


五島最後の夜

2024年09月01日 | 九州シリーズ


五島最後の酒場は、繁華街ではなく川を渡った向こう側の住宅地にあるところを
選びました。さあどんな店だろう?


最後まで雨が降らなかったなー。ま、ひっきりなしに降ってたんだけど、不思議と
俺が外を歩く時間帯には降らなかったのです。


おお、いい感じの木造の家。


住宅地を進みます。調べておかなければ絶対行かない方向。


で、ここを進むのかー。


グーグルマップを見ながら目的地に近づいているわけですが、ホントにあるの?


はっはっは、という感じ。もう近いぞ。


ありました~、その名も「きんぎょ」。


わりと早い時間帯なのに、満席! カウンターがひとつ空いたところらしく、
店員さんは一瞬ためらいがありましたが無事入れてくれました^^;
混んでいてなかなか料理が出せないので、先に大皿の総菜を食べて待っててくれと
言われる。別に急ぎませんからね^^


しかしそれほど待たずに刺身の盛り合わせが到着♪ 隣の常連さんは「いつもは
こんなに早く来ないよ!」と、俺が池麺だから贔屓されているんじゃないかという
顔をする。ちなみに店のママさんもスタッフも女性。


この焼酎のボトルを見たら注文しますよねェ。芋と麦。私は芋のほうが好きなんですが、
いちおう両方飲む。店員さんが「芋のほうが人気なんですよ」という通り、芋のほうが
旨かった。


奥のテーブル席に、気になっていた「あおさの天ぷら」が運ばれていくのを見た。
旨そうだけれど、一人前ひと山あの量は持て余しそう。。。と思っていたら、あとで
ママさんが「少しどうぞ♪」とサービス(^益^)w ううう、嬉しいぞ~♡


「町に戻るのはあっちよ♪」とママさんとスタッフの女性が外まで出てきて教えて
くれました。とっても親切で、いい店でした。最後はこうじゃなくちゃなあ^^


レンズが明るいけれど、もう結構暗くなってきてるんです。


おー、カッコイイ家。


こりゃ昭和なアパートだ。裏にも同じ建物が並んでいました。夫婦喧嘩なんかしたら
内容までみんな聞こえちゃいそうw


まもなく町に出るはずだ。


港に戻ってきました。


では2軒目を探しませう。


お、やはり「勝江」にするか~。昭和のヲヴァ~サン間違いなし!


「こんばんわ~♪」と入ってみると、中には誰もいない。もう一度声をかけると、
奥から予想通りのママさん登場。しかし「ちょっといまこれで♪」と、頭全体に
ピンカ~ル(っていうの?)。むかしのサザエさんで、こんな絵面があったような。

やはり長いことこちらの店をやってるそうです。期待通り、五島の歴史、この界隈の
歴史などをいろいろ聞かせて頂きました。あとで気づいたのですが、いつの間にか
ピンカ~ルはなくなっていました(^益^)w

旅の最後の晩ということでだいぶ飲みました。会計を済ませたあと、「奢るから
一杯飲んで行きなさい。ブランデー、高いやつ♪」とサービスしてくれました。
ブランデーなのに、氷と水を入れる!いい香りが薄まっちゃうw 「ブランデー、
水で割ったらアメリカン」とかいう宣伝あったなあー。

一杯頂いて帰ろうとすると、「もう一杯飲みなさいよ♪」とサービス満点w しかし
五島を去る最後の晩に恋が芽生えてもなあ(^益^)w


千鳥足で帰るとき、足元にミャ~ミャ~泣く声が。手のひらに乗るくらい小さくて
生まれたすぐあとだぞ。それも4匹あまり固まって泣いている。酔っ払った風来坊の
をぢさんでなく、子供なら持って帰っちゃうよ。「だって可哀想。死んじゃうよ!」
なんて言われたらおかあちゃんも困っちゃうよ。私は翌日にカメラを見て、こんなの
いたなあ~、とうっすら思い出したのでした。


五島観光歴史資料館

2024年08月31日 | 九州シリーズ


福江城址は学校になっているようで、その敷地内にあった新しい建物、歴史資料館に
入りました。入るとまず映像室の鑑賞を勧められる。それぞれ20分ほどの島の歴史と
バラモン凧の紹介ビデオ。同じ少年が出てきてストーリーものになっている。なんか
素人っぽい作り^^; 教会でお祈りしている美女が佐々木希みたいな美人ww
それって、をぢさんが作ったってことか?俺は嬉しかったけど、今どきなあ^^;


さて展示物だが、最初はお祭りに使われるもの?


例によって古道具。全国で判を押したようにありますね(^益^)w


お~、鯨漁の道具。右上の写真を見て下さい。あんなのを小さい船と銛で獲れるのかー。
そして獲ったやつを、こんな刀(?)でさばくわけだ。


そして隠れキリシタンの資料。これは聖母マリア様とイエス・キリストです。
仏教の像に似せて誤魔化していたのですね。


面白かったのがこの3部作。最初は「善人の最後」。ちょんまげの日本人が死ぬとき、
天から天使が迎えに来るわけだ。


こりゃ「悪人の最後」ですな。悪魔に囲まれているぞw


これが「最後の審判」。上に神様。中段に上からお迎えが来ている様子。そして
一番下は悪魔に捕まっているではないか。


一番下のところをアップにしよう。私はこれを覚悟しておかなければなりません。。。
気持ちが落ち着かない上にいるよりは、いっそ身分相応の下にいたほうが気が楽かぁ?


こういうのにひたむきにお祈り出来る人は救われるのだろう。別に素直になれない
わけじゃあないが、私には出来ませんな (´⊙ω⊙`)


これで酒飲めって言われりゃ別に抵抗なく飲めるんですが^^;


そして五島ですから遣唐使の船。模型はあるけど、あまり詳しく語られてはなかったぞ。


自転車で鬼岳にも行ったし、これでもう思い残すことなし。佐賀県一週間、そして
五島に渡ってきて一週間、たっぷり観光しました。そして今宵は最後の酒です。


鬼岳の上から

2024年08月30日 | 九州シリーズ


鬼岳の上に登ってきました。頂上というよりは丘の上という感じです。


丸く凹んでいるから、噴火口だったのでしょうね。


福江の港がよく見えました。


もうちょっと晴れていればよかったけれど、雨が降らなかっただけ幸いです。


こちらは空港の滑走路が見えます。


ここでポツポツと雨が降ってきたので、屋根のある展望台に戻りました。弁当を
広げていた子連れの家族も、カポーも女の子グループもみんな帰った。

スマホで雨雲レーダーを見ると、この雨は数分後に止み、それから10分ほどして
少し強い雨が降って20分ほど続く。すると30分ほどここで雨宿りをしていれば
いいわけだ。

しかし家族連れは雨のなかを帰っていき、そのあとに来た初老の3人組も、まもなく
雨が止むというのに傘をさして帰っていきました。みんなスマホ持ってるのに、
誰一人雨雲レーダーを見ないんだなぁ?


雨雲は時間通りに過ぎて行き、雨がやんだところで降りていくことにしました。


さっきまでいっぱいいた車はすべて消え去り、誰もいなくなっていました。


さあて自転車で帰りましょう。


雨上がりの道のりは少しだけ涼しくなって快適。


帰りは下りなので、ほとんどペダルをこがずに帰れます。


シャー!っと下っていくと、行きに頑張ってこいだのを思い出す。電動アシスト
なのに、アシストの力が弱かったんだよw 以前に佐田岬半島に行ったときは、
アシストが強くてぐんぐん進み、すごく快適だったのに、性能の違いって大きいん
だなあ~。


たまにブレーキを使うだけのスピードで走り下りてきたので、帰りは10分かそこら
くらいで降りてきちゃいました。


自転車を返し、昼飯は港の近くで魚でも食べるか? 「つりバカ食堂」なんて名前
だから荒っぽい兄ちゃんが出てくるかと思いきや、店員は女性ばかりの店でした。


いちおう汗かいて運動したので、ビールが美味いぞ!


この2週間、梅雨の時期で大雨警報も何度も出てきたのですが、不思議と傘をさす
こともなく、雨をすり抜けてきた旅でした。


鬼岳に登る

2024年08月29日 | 九州シリーズ


「福江観光」と検索すれば必ず出てくるのが、あちらに見えている「鬼岳」。
木が全然ない芝生の山?当然、火山だからです。噴火して盛り上がったときは
溶岩の山だったのでしょうが、それがあそこまで草が生えたと。

標高315m、登るのはたやすくあそこに見えているわけですが、路線バスがあるわけ
ではなく、歩いてはだいぶかかってしまう。そういうときは貸自転車だ。ただ雨が
降ってしまっては自転車は辛い。降水確率は70~80%だってさ! ただ午前中の今、
とりあえずは降ってないよ。それほど空も暗くない。せっかくなので頑張ろう^^


貸自転車はフェリーの到着した港にありました。


ネットの口コミを見たら、「自転車が古くてひどかった」とか「電動アシストの
電源がすぐに切れて大変な思いをした」とか書かれてる。気仙沼でそういうことが
あったな^^; しかし行こうと思えば借りるしかないではないか。いざ出発!


自転車ならあそこまで30分くらいで着くんじゃないか?行きは上りである。ただ
最後の山にさしかかったときに電源が切れては困るので、なるべくOFFにして
自力で頑張る!


やはり自転車での移動は早くて気持ちがいい。


山登りはヒーコラ。たまに自動車が追い抜いていく。自力で頑張るのがいいんだよ♪


五島ワイナリーがここにあった。ちと寄りたくなったが飲むわけにもいかず、
買い物もする気になれないので通り越した。


鳥の声が聞こえたり、こういった林や森があったり、自転車なら自然に触れ合えるぞ。


展望台の下にある駐車場に到着です。けっこう汗かいたよ。さすがに自転車はいない。
はじっこに止める。どこ行っても自転車は俺だけだw


10分も登れば展望台。飛行機が飛んで行きました。


福江の空港が見えていますからね。明日あれに乗って帰るんです。プロペラ機で
まわりに何もないから、ブンブンいう音が響き渡っていました。


向こうには福江の町が見えます。あそこにあるホテルの窓からこっちを見ていたと。


さあて展望台のベンチで10分ほど休んで広げたハンカチが乾いてきたら、あの上まで
登っていこうか。。。


コレ草刈り機で整備したんだよね?


登ってくるとだんだん港の先の海が見えてきた。


天文台が下に。星空を見るのも憧れるなあ。