さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

登別温泉の夜に地震発生!

2019年03月31日 | 北海道シリーズ



湯元オロフレ荘の窓から。まだ夕方まで少し時間があるので、外を歩いてみることにした。



登別温泉でも、このあたりは「カルルス温泉郷」と呼ばれるところで、宿がいくつか
集まっています。雪を片付けるのに頑張っておりました。ショベルカーで集めて
川に落としているのです。



宿の方の話によれば、このあたりをぐるりと回れるとか。



スキー場が見えました。中国人が多いとか。どおりで駅に多かったなあ~。



海外からの客は、ただ温泉でまったりするという人は少ないようで、ここらを歩いて
いる人も全然いませんでした。雪は音を吸収するので、とっても静か。自分ひとり
だけで、いろいろとりとめもなく考える時間となります。



歩道は雪の中。しかし車も通ってないので問題なし。なかなかいい散歩だったぞ。



ゆっくり風呂に入って北海道クラシック。



それなりに宿泊客はけっこういました。赤ワインがあるので、「これは北海道のですか?」
と聞くと、キュートなおねいさんは「札幌です♪」というので飲んでみた。むか~し
飲んだ、「らしきもの」という味。少しへこんで、日本酒に行く気になれず、この日は
期せずして休肝日となる。昨夜は飲み過ぎたしな^^;

部屋に帰って、少し休んでまた風呂に入った。酔ってませんしw

すると目覚まし以外に鳴ることがない俺の携帯電話から異様な警告音。見るとなんと
地震警報!2秒後にガタガタと揺れた。震度2くらい?



いちおうテレビをつけると、はぁ~~!?震源地はすぐ近くというかこのあたりで、
震度6???NHKは通常の放送を中断して、地震のニュース一色。「気を付けて下さい!」
とテンパった感じの話し方に続いて、去年の厚真町の映像が映っていまの様子と混同したり。



今朝いた苫小牧も映る。あの煙突が倒れたら100m以上離れていてもぺしゃんこに
なっちまうかあ~?それからメールが次々に届く(スマホじゃねーからラインじゃ
ねえのよ^^)。安否を気遣って頂きありがとうございます。ここらは地盤が固い
のか、あまり揺れませんでした。熊本地震では温泉地の温泉が止まったというところが
あったそうですが、登別は大丈夫のようですねー。よかったです。加トちゃんも
歌ってる場所なんだからなあ~。


苫小牧から登別温泉へ

2019年03月30日 | 北海道シリーズ



苫小牧最後の見物は美術博物館。マンモスの像やらアイヌの歴史などの常設品を
見ましたが、写真撮影禁止なので、ここでは私がお伝えするだけ。



このときの企画展は開拓時代の鹿肉缶詰工場の遺品でした。帯広で晩成社のを
見ましたが、同じように初期の方々が苦労したという話。エゾシカの缶詰は
海外の万博に出品して立派な賞をもらったりしたのです(表彰状が展示されて
いました)。しかし乱獲のおかげでエゾシカは激減。会社はすぐに立ち行かなく
なってしまいました。

工場跡地から掘り出された機械や道具、錆びた缶詰などが展示されていました。
これだけガラガラなんだから、写真撮ってもいいじゃないかなあ~。



というわけで、登別へ移動するべく苫小牧駅に戻ってきました。



少し時間があったので、駅前にあった「DON DON」という伝統的喫茶店でナポリタン。
近年東京ではすっかり食べられなくなったですからねー。日替わりランチでハンバーグ
などをお勧めされましたけれど、これをメニューに見つけてははずせねえ。ちなみに
古典的な洋食屋さんでは、「ハンバーグステーキ」とか「ピザパイ」と言わなければ
なりません。(^益^)b



コーヒーも旨かった。どうやら常連さんたちが沢山いる人気の店のようで、けっこう
店が一杯になっていました。てきぱきと頑張っているママさんもいい感じでした。



これだけ大きな駅なのに、まわりを見ても銀行がない。現金が尽きて来たのでATMを
探しに駅の北側へ。



駅に直結したMEGAドン・キホーテ。もんのすごくデカい。町中の人たちも、郊外からでも
み~んなこういう巨大ショッピングセンターに来るもんだから、街の商店街がみ~んな
寂れちゃうんだよ。だから俺は絶対こういうところで買い物はしません。ATMくらい
あるだろうと入ってきたけれど、広いフロアだなあ~。



うわー!地平線まで売り場じゃねーのー?俺も小さい子供を連れてたりしたら、喜ぶ
だろうから来ちゃうかもなあ~。



子供の頃、こういうゲームコーナー大好きだったからなあ。。。



というわけで、広い店内をたっぷり歩いて現金を補充し、次の目的地は登別温泉。



意外とたくさんの観光客が降りてゆきました。寂れた古い温泉地だと思っていたが?



はるかむかし、クマ牧場行きました。歩いてはいけなそうな距離だねえ。

温泉宿はネットで予約しておきました。ここから車で15分くらいでしょうか。送迎を
お願いしておいたら、きちんと宿の青年が来てくれていて、声をかけてくれました。

車中で旅の目的などを聞かれたので、震災復興応援もかねて、泊まって飲んでを続けて
いると言ったら笑って感心していました。公共交通機関を使って、前日は苫小牧で翌日は
室蘭。これだけスローな旅は珍しいかもしれません。聞けば昨年の地震以来、この
1~2ヵ月でようやく再開した宿や店も多いとか。ちょうどいいタイミングだったか。

なので昼は地元の食堂、そして喫茶店。夜は居酒屋なんです。

地元の商店などを使うわけですね。じゃあスタバなんか入らない?

絶対入りません。

ははは。明日に室蘭なら、あそこはいい喫茶店がありますよ。
「英国館」といって、なかなか味わいのある店です。

そりゃあいいこと聞いたなあ~。

と、次の街の情報もゲット♪



「いい湯だな♪」にも出て来た登別温泉。さすがにこういうところではビジネスホテルや
居酒屋ではない。



部屋は広くてひとりではもったいないほど。暖房も石油で温風が出てくるやつではなく、
セントラルヒーティングっつーの?空気が異様に乾いたり二酸化炭素中毒になりそうに
なったりはしないやつ。温泉はさすがに広く、湯舟がいくつもあって「ぬるめ」「適温」
「熱め」といろいろあったのも嬉しい。混浴じゃねーけどな。。。


苫小牧市科学センター&ミール展示館

2019年03月29日 | 北海道シリーズ



苫小牧市科学センターにやってきました。名前からしてウルトラホーク1号でも飛び
出してきそうな近未来的な建物かと思いきや、過疎地の図書館みたいな風貌でした。



スパイダーショットを持った、オレンジ色の制服を着た隊員に止められることもなく、
入場無料なのでそのまま誰もいないところに入ります。事務室にはうしろ頭が見えたけど。
人類の進化と共に、科学が発展したという意味なのでしょうか。ちなみに私の知り合い
には、右から2番目みたいのと、せいぜい3番目みたいのもいます(^益^)w



小学生低学年向けの展示が中心でした。おばーさんが掃除をしていて、朝のご挨拶^^
災害救助に使われていたヘリコプターがありました。



初めてヘリのなかに入りました~。



さて別館に行くと、そこは「ミール展示館」。ソ連時代の宇宙船です。これは本物。
本物といっても「予備機」といい、あらかじめ2機同じものを作成していて、使わ
なかったほうを後にソ連が売りに出して、それを粋狂な日本人が買ったというわけです。



「スペースカレー」って、それゆっちったら他のも全部「スペースチキンライス」とか
「スペース鯖の味噌煮」ではないかね?



いや宇宙に「もんじゃ」持ってく必要あるのかー。あれは鉄板の上で焼かないと
全然別物になってしまうような気がするが。。。



とらんぷとジョンウンを宇宙船にブチ込んで、1ヵ月くらい二人でこの景色を眺めさせ
たらどうだろう?少しは心が広くならないかな。



冷戦時代は米ソが宇宙開発にしのぎを削っていたから、ソ連が「宇宙滞在新記録!」に
こだわっていたんですよね。しかし行かされたほうは、1年半も大変だっただろうなあ~。



側面についている折りたたまれたパネル、なんかフツーのイベント会場にあるやつ
みたいに見えましたよー。



中に入れるぞ!



宇宙戦艦ヤマトの操縦室みたいのを想像していたら、すごくちゃちく見えますね。



個室は電話ボックスかシャワーストールのよう。しかし無重力状態だと、フワリと
立っている状態でいいので、これでいいんだそうです。縦になったカプセルホテル?



トイレは排泄物を出した瞬間にフワフワあちこちに浮遊してしまうので、ご覧の通り
吸引式だそうです。あの黄色いところにティムポを差し込んで、吸い取られるのかっ。



こんなふうに合体して宇宙ステーションができるというわけだ。



古いオンボロの自動車みたいだけれど、これで宇宙に行って長い間稼働していたんです
よね~。宇宙船が売りに出るって、技術の流失が気になりそうですが、そんな心配は
はるかに遠い過去の遺物ということなんでしょうか~。



それなりになかなか楽しめましたよ。市場にはうじゃうじゃいる観光客も、こういう
ところには全然来ないんだな~。



苫小牧の夜は日本酒で

2019年03月28日 | 北海道シリーズ



さて苫小牧、夜の出動タイム。大きな街なので、ホテルは駅から少し離れているが、
夜の繁華街には近い。寒いところでは、ホテルは駅近ではない。繁華街に近いで
選ばないといけないのだ。松本で深夜に彷徨って凍死しそうになったり、釧路で
遭難しそうになったこともあるからなあ~。寒くさえなければ、「ここはどこですか…」
と歩き回ればいいんだけどねー。



北海道のこういうところは、だいたい観光客向けだったりするぞ。。。



今回はなかなかピンとくる店がなくて、しばし彷徨う。居酒屋よりスナックが多いな。



ようやくあった。俺好みのしぶいオヤジ系酒場。「千とせ」かあ。



年配のご夫婦が二人でやっている店。最初から最後まで俺の他に誰も来なかった。
しかし、すごいぞ酒の種類が。まるでオーセンティック・バーみたいじゃないか。
まずは北海道の酒からスタート。近年北海道の酒が良くなったのは、おそらくは米が
だいぶ改良されているからではないかなあ。以前の何を飲んでもひどい、という
イメージはほとんどなくなりました。



マスターは寡黙でほとんど会話をせず、まったりと酒を飲み続ける。ずらりと並んだ
おそらくはこだわりのコレクション、こりゃあ飲み過ぎ必至のパターン。



2軒目はバーに、と思っていたのだが、日本酒を飲み過ぎて断念。



日本酒を飲み過ぎた夜は、未明に何度か起きてペットボトルの水を飲み干してしまう。
つぶれて寝ると、翌朝は早起きだ(^益^;シアワセデスネエ


苫小牧の街歩き トーチカを見たりする

2019年03月27日 | 北海道シリーズ



さてまだ昼なので、苫小牧の街を歩きます。こんな建物、いいなー。



30分ほど歩いて、街から西の海岸までやってきました。



だいぶ街から離れましたね。



こんなところにやってきた理由というのは。。。



あったあった、これか~。わかりますか?



これは「トーチカ」というものです。太平洋戦争のときに造られた、やってくる攻撃に
そなえて銃や大砲を構えているところなのです。北海道の南岸にずらりといくつも
造られたそうです。帆船とかで来るなら対応できたかもな~。むかしはフェイクで
丸太で作った大砲もどきを並べて威嚇したこともあったそうですよ。
そういえばウラジオストクの砲台で見たやつはすごかったけどなー。



30分歩いてきて、トーチカも見た。ここから海岸沿いに小1時間歩けば、港の市場が
あって食堂もあるとか。のんびりというか優雅というかヒマというか。。。



王子製紙の煙突は苫小牧の街のシンボル。



さすがに歩き疲れ、ようやく港の「マルトマ食堂」に到着。ここの名物は「つぶカレー」
だとか。



到着したのは昼の営業が終わりそうな14時にも近くなった頃。なのに満員だ!誰も
いないところを歩いてきたのに驚くじゃないか。みんな車でくるわけか?どうやら
多くは観光客、そして中国人だ!なんかネットで評判の店なのか?



狭いカウンター席のひとつ空いているすきまに入れてもらいました。だいぶ歩いたので
ビールを頼み、そして名物の「つぶカレー」。ビールは栓を開けるだけなのですぐに
くるかと思いきや、なかなか来ない。すると店のおねいさん、いきなり味噌汁を置く。
それからしばらくしてカレーが届き、もうビールはあきらめて食べだした。声をかけて
ビールはキャンセルしようと思ったところで、ドン!とビールを置かれる。ううむ、
飲み屋じゃないんだからしかたないってか?



ホテルは嬉しい和室。ゴロリと寝転がれるからなあ~。最近はどこの街にも大浴場つきの
ビジネスホテルがあるし。実に今回の2週間、一度も便器を見ながらプラスチックの
箱の中にしゃがむというユニットバスには入らなかったんですよ(^益^)b

ちなみにこのホテル、実に普通ですが、フロントの女性は藤圭子似の美人でした。
さらにチェックアウト時間には、かわいい女子学生たちがひよこの行列みたいに並んで
各部屋の掃除に出動するところとすれ違いました。これだけで「いいね!」連打!!!