先日デパートに寄ったら、もうイチヂクが出ておりました。それがまた
ものすごくデカイのであります。イチゴが入っているプラスチックのパック
ありますよね。ふつうそれに小ぶりのイチヂクだと6コ入っています。
大きいやつだと4コ。
それがなんと2コでいっぱいになっとる(=゜益゜):;*.’:;
リンゴなみの大きさなのですぅ。。。 こりゃ買わねーとw
これに合うのがパルマ産の生ハムですっ! これも買わねーと^^;
そしたら何かいいワインを開けねーとー(^益^)b・・・トナル
というわけで今回は「オー・メドック・ド・ジスクール」にしました。
これはかの有名なボルドーはマルゴー村のはずれの畑で出来るワイン。
カベルネ・ソーヴィニョンが生み出すほどよく熟したなめらかさ、コク。。。
これぞフランス・ボルドーがもたらす正統なる気品!
・・・をちょっぴり垣間見させてくれるお手頃ワインなのです(^益^)
なにせ2000円あまりですぞ^^ しばらく前までたしか3800円だったはず。
これは円高のおかげなのか?
普段1000円ワインを楽しんでいるみなさん、2回を1回にしてこれを
試してごらんなさい。早い安いまずいの牛丼2回より、とんかつ定食
1回のほうがいいかな、と考えたりするでしょう?たまには、ね^^
あとね、イチヂクでもさ、福岡産の「とよみつひめ」があったら、ちょっと
割高だけど試して下さいっ。ねっとり甘く濃厚。ここまできたか日本の果物。。。
先日久しぶりに会った友人が、突然「別荘を買った」と言いましたw(゜゜)w
しええ…。しかしバブルの時代とは違い、いまは(それに比べれば)とても
安くなっているようです。もちろん箱根や軽井沢といった特等地じゃありません。
ちょっと不便なところ。そして「相続するにしても困る」といった理由で手放す
物件だと破格に安いようです。
ネットで少し調べてみたら、タシカーニ「すんごい豪邸!」と思えるようなのが
意外と安い値段の様子。でもねー、たとえば1000マソとしたって、100マソの
豪華海外旅行を10回できますしね…。買ったところで維持費もかかるしね…。
それに車もってないしね^^;
さて栃木市の住宅にもこんなのがあります。これだとだいぶ安いんじゃないか?
こういうのを買ってセカンド・ハウスにするのもいいかもなあ~。。。
左のほうは立派すぎて、きっと手の届かない値段だよ(^益^;
昼飯はこんな「昭和軒」に入りました。超レトロで、まるでタイムスリップしたよう。
「チキンライス」を注文しました。ケチャップ色のごはんが、アーモンド型になって
その上にグリーンピースが3つ。なつかしいなあ^^
しかしねえ、なかはなんと禁煙w(゜゜)w
昭和の時代に食堂で禁煙はねーだろ・・・。。。。。。。。
左は「理髪店」です。すでに閉店されているようですが…。
さて旧街の中心地に行きますと、このように堀が残っています。
こんな水辺に家を構えたら静かでいいでしょうねェ~~~(^益^)
いいなあ、と思いつつも、ここで仕事があるわけじゃなし、想像するだけです…。
石板一枚の簡単な橋。なんかいいよねえ。
喫茶店?と土産店が合体したようなものらしいですが、もちろん昔は大変裕福な
家のお屋敷だったのでしょう。母屋の両サイドに巨大な蔵?
う~ん、母屋に居間、客室、キッチン等を置き、右側に家族の部屋。そして
左側の一階は書庫、そしてワインセラーも置かないとね^^ そして二階は俺の
広い書斎にする!右側の家族エリアと遠く離れているのがミソ!真ん中に大きな
机を置き、ベッドははじに。少し立派なオーディオをセットして、その正面には
リクライニングのゆったりとした椅子を置くのです。そこで音楽を聴いたり
本を読んだり…。
おうおうおう、妄想をそそるような立派すぎる古い建物でしたぁ~(^益^;
末長い存続を願いつつ、塩の湯温泉をあとにして、さてどこに
行きましょうか。。。 途中に「栃木市」という街があります。
栃木県は餃子で有名な宇都宮に県庁がありますが、「栃木市」
というのは行ったことがない。もしや過去の栄光を残すところか?
行ってみると、おお、このように古い建物が残っているではないでーすか^^
帰ってきて調べてみると、やはり江戸時代には栄えており、「小江戸」の別名を
持つとか。宇都宮に県庁が移り、無残な開発から逃れて古い街並みが残ったと^^
こういうところ、好き♪ (^益^;
当然ながら高齢化が進んでいる模様。きれいな街並みで整備された美しいところ
ですが、ひと通りはとても少ないです。街中に巨大な百貨店がそびえたっており
ましたが、なぜか無人。定休日と思いきや、閉鎖されたそうです。。。
肉屋さん。看板をよおく見て下さい。「牛豚馬肉問屋」です(=゜益゜):;*.’:;
こういった古い建物をお土産屋さんにしたり、町おこしをしておりました。
しかしいかんせん人が少ないw
これも看板をよおく見てもらいたい。「不動産」です^^; 朽ちてはいますが…。
古い町並みにはこういう「モダン」な建物もよく似合う(^益^)b
ちょっと裏通りに入りました。神社の入口に、教会からの挑戦状?
こんなんこんなところに貼ること自体が「不義」な気がするが…。
「八百…」という店名は八百屋のはずだが、「鮮魚」を扱っているというのは…?
栃木では「来々軒」が蕎麦屋で「藪」が喫茶店で「コロラド」が寿司屋でいいのか?
泊った宿のまわりは廃墟が続きます。かえって趣がありますね^^;
もちろん散歩していて人とすれ違うことはありません。
「いや~ん、コワイ♪」なんてしがみつかれるような女性と一緒ならいいのですが、
オトコふたりですw ちなみに今回の旅にはカメラを忘れてしまいまして、
これらの画像は同行した友人が撮ったものなんです(^益^;
お土産屋さんも無人となって朽ち果てつつあります。
ガラッと入口を開けたら、奥の暗がりにぼうっとジイサンが座っていて
「いらっしゃぁ~~い」なんて言ったら面白いなぁ~^^
温泉街につきもののパチンコ屋がありました。何台あったんだろうねえ。
たぶん一個ずつ玉を手で入れる旧式のやつが置いてありそう。
さてさて、恒例の温泉旅行で読む古い英国詩は、19世紀の巨匠、
マシュー・アーノルドの「見捨てられた半魚人」という作品です。
ほおひげがナイスな人でしょ^^ 流行ってたのですぅ。
さて半魚人の話ですが、いきなり泣けてきます。。。
おいで、かわいい子供たちよ、もう行こう。
強風が吹き荒れ、海は猛り狂っている。
もう行かないと!
最後にもう一回だけ呼んでごらん。
「お母さ~ん!」と呼べば、悲しみに満ちた子供たちの声も
きっと母親の耳には届くのではないだろうか。。。
半魚人のお父さんが子供たちを連れて海岸に来ています。
お母さんは人間。海の底で幸せに暮らし、何人も子供がいたのです。
しかしあるとき、お母さんの耳に教会の鐘の音が聞こえてきました。
まもなく復活祭。お母さんは海の底で暮らしていると、すべての
記憶を失ってしまうので、このときだけは地上の教会に行って
お祈りをしたいと言いました。そしてやさしい夫はそれを許し、
すぐに戻って来てくれと言ったのですが。。。
子供たちの声が聞こえないのか、母親は振り向きません。
一番小さい子供をひざに乗せ、髪をやさしく撫でていた母親は、
もう戻ってこないのです。
人間は、生き物は、生きる選択を常にせまられます。
住む場所を選択するということは、その他の地を離れると
いうこと。とある人を選ぶということは、その他の人たちを
離れるということです。
それはときにとても辛い選択、他の選択肢を見捨てると
いうことになるのです。アーノルドの生きた時代は産業が
飛躍的に発展し、古き良き生活が失われていった大きな
変革があったので、その郷愁の念がこの詩にこめられて
いるという解釈があります。
たしかに時代の変化も避けようがなく、発展を選択する
ことによってそれまでの生活を身捨てなければならない
のでしょう。その変化はこの詩に出てくるお母さんのように
残酷なものなのかもしれません。