さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

トルファン・ツアーの最後は

2012年10月31日 |  新疆ウイグル



トルファン・バスツアーもメインの火焔山見物を終わり、もう帰るかな~と
思いきや、19時だっていうのにまた葡萄園に立ち寄ります。ウルムチまで
3時間以上かかるんだよ!



もうなすがままに連れて行かれるしかないので、いたしかたなしw(゜゜)w

葡萄園を経営している人たちから、ここで作られたフルーツが出され、また
歌や踊りを見せてもらいました。そこでさらに土産に干し葡萄を買いなさい、と
品質のよさを説明される。朝5時からホテルを出て、すっかり疲れてもう20時。
ホテルへ帰れるのは23時過ぎになるかしら?と考えるとちょっとウンザリ…。

でもツアーの参加者たちは嬉しそうに沢山干し葡萄を買っていましたよ~w

そうそう、切ったフルーツが大皿に出されたとき、朝バスに乗るときにずうずう
しくも横入りしようとしたお嬢さん、大変遠慮しながら「お先にどうぞ」と譲る。

「なんだかとても失礼でずうずうしい人かなぁ、と思ったけれど、意外だなぁ」
…とチェングォに言うと、

「中国では女性は男性に対して先を譲る、という文化があるんだよ」
…ということでした。

そういう儒教的価値観もいいけれど、ゴミを捨てたり列を作らずに割り込んだり
するほうをなんとかするほうが先じゃないかなぁ~^^;



それにしても、このバッチイ通路を見てクレ! 日本じゃありえんわw

さらに荷棚にバックを載せようと思ったら、チェングォが「待て!」とチェック。
すんげー汚くて、とても物を置けません。むぅぅ…。


さて、結局バスがウルムチに到着したのは夜の11時過ぎw
バス・ステーションから市内のバスに乗ろうと思ったが、それが夜遅いせいか
全然来ない。タクシーは沢山走っているが、これがまたどれもこれも客を乗せて
まったくつかまらない。人口が多すぎるせい??? あちこちでタクシーをつかまえ
ようとする人たちが道路わきで手をあげています。

そうこう彷徨っているうちにまもなく0時www

こちとら疲れきっているんだよ!ホテルまで歩いたらいったいどれくらいかかるかw

そのうち一般車両のいんちきタクシーをつかまえる人が出てきています。
やみくもに車を止めて、交渉して乗っていくようです。さすがにボラれる気も
するし、怪しいのでちと気が引ける。

しかーし、もう0時を過ぎて他に選択肢もなし。疲れきっているので
チェングォに「交渉してくれ~。100元までなら出すよ!」と言いました。

公共のバスなら3元。タクシーなら10元(120円くらいだ)。100元だって
1200円くらいなんだから、日本で乗ったと思えば安いもの。チェングォは
「ほへー!」と言いながら、客を探しているいんちきタクシーを止めて交渉して
くれました。あっさり話はつき、乗り込んでホテルまで送ってもらいました。

値段を聞くと、10元。。。

これならすぐに試してみればよかったネ…。 (((゜曲゜)))


火焔山

2012年10月29日 |  新疆ウイグル



トルファン観光で一番楽しみにしていた場所、それがこの火焔山です。
「紅楼夢」や「西遊記」は中国のテレビドラマでひっきりなしに放映されており、
ここはまた特に有名な場所です。なのでこんな像が立っているのです^^



牛魔王の妻、地仙・羅刹女は火焔山の炎を消すことができる扇を持っています。
孫悟空はその扇で吹っ飛ばされるんですね~^^;



それにしてもここはものすごく暑い! ほんとに山肌が燃え立つ炎のように
見えてきますぞ。



観光客をラクダに乗せる商売が流行っております。ここを旅した気分になります
かねェ(^益^;







地表を測る温度計が60度越えを示しています!!!


ベゼクリク千佛洞

2012年10月25日 |  新疆ウイグル



火焔山の裏側に、この「ベゼクリク千佛洞」があります。

6世紀頃から長い年月を経て、数多くの仏教石窟が掘られました。

仏教信者が穴を掘ってその中に装飾を施し、そして生涯をかけて祈っていたの
でしょう。湧水があるので生きてはいられたかもしれませんが、どんなものを食べて
修行していたのでしょうねェ。

外は灼熱地獄ですが、洞穴のなかはとても涼しいです。内部はイスラム教徒に
よって破壊されたり、外国人探検家(略奪家)によって剥ぎ取られたり、かなり
ボロボロです。残念ながら内部は撮影禁止。



水分ゼロ、という感じの山に囲まれています。



生き物も全然いなそう。





ここの出入り口で、西瓜を切り売りして観光客に出していました。

喉が渇いたので、とっても食べたかったのですが、洞窟を見ているうちに
チェングォと離れてしまって買いそびれてしまいました。

ツアーに参加している家族が沢山買って、旨そうに目の前で食べていました。
小太りのおか~さん、何切れも何切れも「シャクシャクシャク…」と平らげて
おりました(゜゜)


灼熱の砂漠

2012年10月23日 |  新疆ウイグル



ここは火星ではありません。しかしそんな感じでしょお~。
ここは世界で最も暑い場所、トルファンにある火焔山のすぐ裏手の渓谷です。



ものすげーアッチッチ!マルコ・ポーロもこんなところを何日も歩いたのか?



この横には地元のおっさんが卵を砂に埋めて「茹で」ではなく「蒸し?」卵を
作っていました。温泉卵なんてレベルではなく、カタ茹で卵が出来るでしょう。



50度は越えていると思われるこの灼熱の砂漠に、突然ホレ!緑の渓谷が!

バケツの水をぶちまけようものなら、ほんの一分もしないうちに全部地面に
吸い込まれ、表面は一瞬で乾いてしまいそうなこの灼熱地獄に、なんと
豊かな湧水があるのじゃ!w(゜゜)w

そしてここでは葡萄を栽培しているのです。この地方では、その最も古い歴史を
持っているんだってさw



なんだか年齢不詳の、まるで妖精みたいな女性が、ここで作った葡萄を売って
おりました。



チェングォがひと房買って、私に少しくれました。なかなか甘く美味しかったです。


蘇公塔

2012年10月20日 |  新疆ウイグル



ご覧の通り、印象的な円柱形の塔で有名な、蘇公塔を訪れました。

新疆イスラム様式の建築です。1779年に当時の王様が、死んだ父親のために
作ったもの、つまりお墓です。こんなん命じられて作った人たちも大変だった
でしょうに。ま、ピラミッドよりはましでしょうが^^;



内部は礼拝堂になっております。以前はあの尖塔にも登れたそうですが、今は
塔が傾いてきちゃったので人を入れていないとか。



近くで見ると、素晴らしい紋様の煉瓦作りです。

ぐるりと歩いて写真を撮りましたけれど、多くの観光客は礼拝堂に入った後は
さっさとバスのほうに戻りました。だって日差しがものすごく厳しくて、もう40度は
越えてるな、という感じなのです。ちょっとでも外を歩きたくない、というのでしょう。

私はわざわざ日本からやってきたんだし、このブログでみなさんにお見せ
しなければ!という強い使命感があったので頑張りました~~(^益^)ホメテホメテ