シントラ、ロカ岬の見物も終え、またバスと列車を乗り継いでリスボンへ戻ってきました。
ヨーロッパの夏は日も長いので、もうすぐ8時だというのにこの明るさ(^益^)b
ホテルの近くにある、地元客に人気だという海鮮レストランへ向う^^
期待は大きい(=゜益゜):;*.':;
時間が早い(8時だというのに)のか、まだ客はちらほら。
ケビンが日本に来たときに、居酒屋で「つきだし」が出てきたのに当惑していました。「頼んでないよ」です。ポルトガルでは、頼んでなくてもパンやオリーブなど、また一品料理なども出てきます。断ってもいいのですが、ここでは注文したかったタコのサラダが出てきたので、これ幸いとワインのお供に^^
ポルトガルではワインが安くて旨い。その種類に対して滞在日数は短い。様々な産地を順番に試さねば!お勧めを聞いて出てきたのがDouro地方のEvelというこのワイン。ポルトガルの暑くてカラッとした気候のなかで出来るというのに深い陰性の味わい。空は突き抜けるように真っ青で太陽は燦々と輝いているけれど、鬱蒼とした木々の下で少しひんやりとした空気のなか、まるで森林浴をしているような飲み口です。
私はこれが気に入って、ショップではポルトガルワインは滅多に見ないけれど、便利なネットで注文し、帰国してからも取り寄せて楽しんでいます(^益^)b ちなみにこのタコサラダも簡単なので、一緒に頂いております。タコとさらした玉ネギを、オリーブオイルとヴィネガーに漬けて、ディル(香草)をちらします。一晩たつと味が滲みてぐっと旨いですよ~^^
ポルトガルに来たら、まずこのイワシの塩焼きを食べなければいけません。
うまーーーーーい!!!
ああ、なんて旨いの…(´;д;`) このシンプルな素材の味の豊かさよ…。生きててよかった♪と思いたい人、ポルトガルに行ってこれを食べませう(^益^)b
いろいろなメニューを頼んで分けて食べられないのがひとり旅の寂しいところ(^益^; 昼のチキン&マッシュルームのクリームソースがきいたのか、ワインのハーフボトルとタコサラダがあなどれない量だったせいか、イワシ5匹っつーのも少なかねえ。デザートもいろいろあったのですが、それはあきらめる。。。
そこでしかたなく(^益^)?デザートワインを頼むことにする^^;
うわさのマディラを頼もうとしたらなかった…。マディラ島は本土から少し離れた大西洋上にあるので、こちらのレストランではあまり置いていないようでした。そこでポルト・ワインを注文する。
ポルト・ワインは、「酒精強化ワイン」と言われるもので、ワインの発酵途中にブランデーを加えて作るそうです。アルコール度数は高く、甘みがあってコクが深い。長期熟成されて芳醇なまろやかさを増してゆくのです。ヨーロッパ貴族、特に英国人に好まれ、「ポルトガルの宝石」とも言われるそうです。
出てきた一杯は、ルビー色というよりガーネットに近い。おそらくTawnyという銘柄。甘やかな香りに誘われて、ひと口ふくんで新たな境地へ連れてゆかれた。熟したプラム、いやほとんど干し柿!なつかしい郷愁を誘うような、つつみこむような甘美な世界。ドライ・フルーツをかじったような、ねっとりとした歯ざわりを錯覚させながら、強いアルコールがふわっと口のなかで飛んで広がる。一瞬の出来事です。粘着する感覚と揮発する感覚、濃い甘さとさっぱりした爽やかさという、矛盾した世界が調和して、ここに同時に存在するというこの奇跡!
これを作ったやつ、長い歴史のなかで積み重ねてきたこの伝統を担ってきたやつ、ざぶとん2枚!
・・・じゃねえ、ノーベルなんとか賞!w(^益^)wマジ
ううう、すばらしひ食事であった…。レストランを出てみると、外はもう真っ暗。ここもしっかり調べて地図を確認して来て下さい。見逃しやすいですぞ~^^;
繁華街も人が少なくなりました。見事なタイルの地面が金色のライトを反射しています。
このとき、腹は一杯に満たされていました。しあわせでした。。。 このあと翌日にそなえて寝たわけで、ベッドに入ると腹が重い。こりゃ太るよね…。