さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ザルツブルク一望

2013年10月31日 | オーストリア・チェコ



朝の散歩は続き、ザルツブルクの街を一望できる展望台に昇ろうかと思いました。



ザルツァッハ川から南へ向かうと、垂直に切り立った「メンヒスベルクの岩壁」が
あります。これらの建物に入ったら、うしろのほうはどうなっているのでしょうねェ。



この岩壁の上には近代美術館があり、そこに行くためのエレベーター(有料)が
あります。それに乗っちゃえば楽ちん^^;



おおお~♪であります (^益^)b こちらは城塞が見える東。



んで新市街が見える北。



そして西側です。三枚続けてパノラマのようにご覧ください^^



ちと北東に戻って。。。 右手の山のふもとに、我が滞在中のホテ~ルが見える
ではないかね。



ズームアップ!

真ん中の透き通ったガラスのところが、エレベーター前の通路。そしてその下に
白いパラソルがあるでしょ?そこが3階から出られるバルコニーになっていて、
灰皿がある喫煙エリアになっているんです^^ 何度も煙草を吸いに行ったので、
ちとなじみ深い場所なのですw 連れでもいたら、手を振って合図したい気分(^益^;



近代美術にはあまり関心がないので、景色を堪能したら下に降りました。



徒歩専用の橋(わりと好きだ)を渡ってホテルへ戻ります。遠くから見たら何やら
装飾なのかなあ、と思っていたコレ、近くで見たら「鍵」じゃないですか。

おそらく恋人たちが願をかけていたりするのかなー。



ホテルのすぐ裏、モーツァルトの住んでいた家のすぐうしろがカラヤンの家でした。

クラシック音楽史上最高の指揮者であり、芸術家であると私は思っています。
とにかくカッコよすぎる。最高峰の高みにまで到達した人間のオーラが出ております。

私はアントニオ猪木や加トちゃんの言うことなら、だいたい何でも聞くでしょう。
 焼きそばパンも走って買ってくるし、「一気に三杯飲め!」と言われれば喜んで。

 ヤマト艦長の沖田十三なら、どんな命令でも聞きます。ただ実在ではないので…。

そして唯一、付け人でも運転手でも、いや召使になってもイイ!と思える人が
 このカラヤンです。頼んでも言葉もなく「あっちいけ」とやられそうですが^^;


カフェ・クラシック

2013年10月30日 | オーストリア・チェコ



ホテルの朝食は立派なのですが、どこも似たようなブッフェ。朝からモリモリ
フルコース食べるより、カフェでゆっくりするほうがいい。

というわけで、ホテルからすぐのところにモーツァルトが住んでいた家があり、
そこの一階が「クラシック」というカフェになっているので、そこに行きました。



「音楽関係者がよく来る」ということで、いつも混んでいるという話でしたが、朝一番は
空いております(^益^)b

ウェイトレスさんも感じよく、「朝食のメニューはこれよ^^」と英語版をくれました。
なかなか立派なセットがいろいろありましたが、「ケーキひとつでいいのですが」と
聞くと、ドイツ語でいくつも並びたてて「どれがいい?」とおっしゃるw

「よくわからないのですが…(^益^;」と言うと、「いま焼けたのがほら、そこに運ばれる
から見なさいよ^^」と言ってくれました。



選んだのはチーズケーキでした。日本でよく食べるクリーミーなタイプではなく、
けっこうコッテリなチーズの塊がガッツリ入っている、という感じでした~。



いやあ、朝はやっぱり静かなカフェでのんびり過ごすのがいい。他の客も地元の
人が新聞を読んでいたり、女性同士でおしゃべりしていたり、思い思いにゆったり
しておりました。

まだ街は活動が始まりつつある朝の時間なので、ぶらり川沿いを散歩です。



小高い丘の上には、ザルツブルクのシンボルともいえるホーエンザルツブルク城塞
がそびえています。約1000年も前に作られ始めたとか。そして増築が続き、今の
ような姿になったのは17世紀頃だそうです。

この日の夜は、このお城で開催されるクラシック・コンサートに行くのです♪


ザルツブルクの夜

2013年10月28日 | オーストリア・チェコ



ザルツブルクのレストランはいくつか調べておきました。順番に試していかないとね^^
初日の夜は、代表的なオーストリア料理が食べられるという評判のレストラン、
ゴルデネ・エンテ。



夏が旬だというキノコのソテーがあるそうで、こいつを食べねば、と思いました。
その名は"Eierschwammerl Gebraten" w(゜゜)w おぼえられんわっ!


ウロ覚えでウェイターに「これ、マッシュルームだよね?」と聞いてなんとか注文^^;
ナイスな味付けでした~。



オーストリア定番の白に続いて、赤を注文。これもなかなかコクがあってGOOD!
「旨いな~♪」と思ったら、メニューをデジカメで撮っておいたりしなきゃ忘れちゃう。
このテーブルではあとから中年夫婦が相席になったりしたので、あまりカメラを
パチパチやっていると、ちとはじかしかったしなぁ^^;



レストランを出ると、すぐ目の前に大聖堂が見えるモーツァルト広場です。
食事が済んだら雑音の大きい地下鉄などに乗ったりしないで、こうやってのんびりと
散歩するのが一番ですよねェ。



だんだん暗くなってきました。



古き都には必ず川がある。ロンドンにはテムズ川、パリにはセーヌ川、ウィーンには
ドナウ川、我が故郷には隅田川、そしてここザルツブルクにはザルツァッハ川なの
です。


ザルツブルクへ

2013年10月27日 | オーストリア・チェコ



この日はザルツブルクへ移動です。列車でオーストリアを東から西へ横断。
ウィーンから「ミュンヘン行き」に乗りますので、寝過ごしでもしたらドイツまで
行ってしまいます^^;

プラットホームに灰皿があるでしょ。ちょっとうれすい(^益^;




乗り過ごすこともなく無事にホテルに着きました。
部屋は最上階なので天井が傾斜しておりましたが、大変きれいで快適。テレビでは
クラシックを流すチャンネルがあったので、ずっと聞いていました。

裸で歩いたりしていると、あの足元の小さい窓を通して外から見えるかな?なんて
ちょっと気になったり。ちなみにひとりで旅行していると、けっこう裸のまんまで
いたりするのです。みんなそうじゃない?


ところでここに来るときザルツブルク駅前のバス乗り場では、切符の自動販売機が
大変複雑。
なにせ100コぐらいボタンがあって、旧市街に行く路線はいくつかある
はずなの
ですがよくわからない。たった10分もかからない距離なんですが…。

乗車時に運転手から買えると知っていたので、「旧市街を通りますよね?」と
乗車時に確認し、財布を出して払おうとしたら、ウンちゃんは「早く乗って席に
行け!」と指示。「まさか降りるときに払うシステム?違うと思うんだが…」と乗って
しまいました。

ちなみにほとんどの乗客は定期やら前売りの切符を持っていて、現金を払う人は
ぜんぜんいない様子です。途中停車場でバラバラと降りてゆくので、うしろめたい
気持ちになりながら降車しました…。タダ乗りw これって検札があって切符を
持っていないと大変な罰金を払わされます。オーストリアで一度も検札を見ることは
ありませんでしたが。。。



長い列車の旅をしてきたので、まずビールですねえ。
これはレモンの果汁が入ったもの。日本ではまずやりませんよね。なかなか
悪くなかったですよ^^



ザルツブルク近郊には湖がたくさんありますので、魚料理が楽しめます。楽しめ鱒^^

  (^益^;



ホテルは旧市街と新市街を南北に分けるザルツァハ川、そこにまたがる
シュターツ橋のすぐ近くを選びました。街中のどこへ行くにも徒歩圏内♪



ホテルの裏手は賑やかな通り。とりあえずスーパーに行って2Lの水のペットボトル
を購入。数十円で買えました。移動を少なく滞在型の旅にすると楽でいい^^



オーストリアの商店街の店は、こんなふうに何を扱っているかすぐにわかるような
飾りをしてあります。字が読めない人が大多数だった頃のなごりなのです。


メルクのドナウ川へ

2013年10月26日 | オーストリア・チェコ



修道院の裏にはきれいな庭園があり、入場のチケットは一緒になっておりました。

天気は良く、夏の盛りが過ぎて秋の気配を感じる最高の季節でした。



日本の田舎に行くと「過疎」、「高齢化」、「地場産業の衰退」、「車で行く大型
ショッピングセンター」なんてのばかりですよね。こういう景色を見ていると、
そういう殺伐とした問題点が感じられず、うまくほのぼのとやっているのかなあ、
などと想像してしまいますがどうなんでしょうね。。。



さてメルクの小さな街中に戻り、昼飯タイムです。ここはイタリア料理だったかな。
でもオーストリア産の白ワインをいつものように注文したら…。

これが不味い!葬式のときに匂ってくる「お香」みたいな???w(゜゜)w

「これおかしーんじゃねーの?」とか言いたくなりましたが、「こういうものなの!」
と言われたら自信もないので、しかたなく我慢するw



白身魚のムニエルは悪くなかった。



さてまだ帰るには早い。修道院裏手を行くとドナウ川に出るはず。その道のほうに
行ってみると、他の観光客もそちらのほうにパラパラと向かっている。



おー、10分余りでドナウに出ました。これがウィーンに続いている、とー。

メルクには桟橋があって、船でやってきた観光客が降りるのです。それで気が付いた。
メルクの駅ではほとんど列車を降りる人がいなかったのに、あの大きな修道院には
それなりに人がいました。その観光客たちは、こうやって船でやってきていたのです。

おそらく船を降りて修道院に行き、「2時間後に出発ね」てなことになっていたので
しょう。そういう優雅な旅もいいねえ~♪ ひとりじゃなきゃね。。。



空は青く、涼しい風はそよそよと吹いています。「美しく青きドナウ」が似合うのは
ウィーンではなく、こんなところですね~。 (=゜益゜):;*.’:;



ウィーンに帰ればまた酒。ワインの気分か、ビールの気分かで店が決まります。

これは「無濾過」。"Gösser Zwickl"と書いてあるので、「ツヴァイクル」と発音
したら誤解を招き、「ツウィックルだよ」と直されました。ドイツ語圏だとあたふたw



このカボチャのクリームスープは絶品でした! 肉や魚料理はちと重い気がしたので
つまみっぽいものだけにしたかったのですが、そういうのはないのね~www

なので夕食はビールのつまみに(?)スープだけ、という変な感じになったのですが、
これはこれでとてもよかったです^^



「〆」には"Dunkel"、すなわち「黒」でした。この3枚を並べてお見せしたのは、
うまいからです。味を変えるとエンドレスになるのです。灰皿もあるでしょ♪
最近はどこもかしこも「禁煙」ヒステリー。コーヒーや酒を飲んだら煙草でしょっ!

そりゃあ子供のいるところ、高級レストラン、ワインを楽しむところ、いろいろ煙草の
煙が大迷惑になる場所があるのはよーくわかります。

わたしのささやかな希望は、カフェや居酒屋の「一部」で、そういった嗜好品を
気兼ねなく楽しませてくれるところが少しぐらいあったっていいじゃないですか、
というくらいなのです。