さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

網走 釧路の旅は終わる

2018年05月31日 | 北海道シリーズ



さてさて、いよいよ釧路を去る時間となってしまいました。夕暮れで、俺の足も長い。



今度はここを拠点に、東は根室、西は十勝、襟裳岬、そして室蘭かなー。



エアポートバスに乗ると、まーた日本製紙方面へ走ってゆく。



ぐはー、鳥取神社だ。本日5回目の通過~w



たんちょう釧路空港に到着しました。旅は終わりなのね。仕事に戻るのねー(´;д;‘)ノ



こんなに暗くなったのに、働く職員さんは手を振ってくれました。



東京湾が見えてきたところです。



千葉とか幕張のあたりかな。



スカイツリーが見えています。あの辺が浅草に近いんだな、とわかるねェ。



最初の女満別空港に降りるときは強風でピンチだった。流氷は見られなかった。
網走で飲んでホテルへ帰る道は凍りつくような空気だった。釧路の赤ちょうちん横丁は
楽しい思い出。 ん・・・ やり残したことは、恋が芽生えなかったことかー。



土産は福司の「海底力」(そこぢから)。大酒のみの友人と開けたら瞬殺だったなw


釧路 なつかし館

2018年05月30日 | 北海道シリーズ



バスから見えた「なつかし館」。「アイヌ資料館」もあるとなれば、これは行くしかない。

入ると1階はオサレなカフェだった。「おやき食べますか?」と聞かれたので、「資料館を
見せて下さい」と言うと、「あら、では2階へどうぞ」と通された。基本的にカフェなの?



2階に行くと、こういう「今や骨董」が並んでいました。



うわー、ラジオより、その下の木製の机と椅子がなつかしい。1セットほしいな。



奥のほうにはアイヌ関係の品々。



アイヌに興味があるなら、池澤夏樹の「静かな大地」がお勧め。漫画の賞をとった
「ゴールデンカムイ」は読んでみないとなあ。



まもなく死刑になる、どこかの教祖に似ているな。。。



うあー、これらも骨董? たしかに半世紀経っていますからね。



そういえば、釧路の歌で有名になったのってあったっけ?「霧のヌサマイ橋」とか
「釧路の夜」とか、聞いたことないけどねー。



昭和1ケタの女性だと、これを見て涙が滲んでくるかもねェ^^;



むかしの幣舞橋。走っている車が実にレトロ。もちろん女性の像は、まだない。



さて一階に降りて、コーヒーを頂くことにしました。お勧めの「おやき」も頂くことに。
これは東京では「今川焼」と言います。「おやき」は長野の親戚のうちで食べた、野沢菜
なんぞが入っている「おかず玄米パン」みたいなものです。でもこちらでは、これが
「おやき」なんだって。

「いま黒豆が焼けたばかりだから、それがお勧め♪」というのでそれを注文したが、じつは
「クリーム」が出来たばかりということで、それを食べることに^^; とてもおっちょこ
ちょいの人なんだそうです。ここで働いている女性2人は、とてもほんわか、のんびり、
やさしくてほがらか。

どおりで、昼間っから常連のおっさんたちがカウンターに3~4人座っています。
居酒屋やスナックにも、やさしい女将さんやママさんに甘えに来る連中がいるものですが、
こういう喫茶店にもいるんだなー。



帰るときに、「黒豆が焼けたから持って帰って♪」と1つサービス。
家に帰ってから、おいしく頂きました。

癒し系の素敵な女性2人が和気あいあいとしているカフェ。そりゃあ俺も近くに
住んでいたら、常連さんになっちまうよなあ。(^益^)b


釧路湿原へ

2018年05月29日 | 北海道シリーズ



片道30分、往復1時間のバスに乗っていったのに、鳥取神社の滞在は正味10分!(´;д;`)

まあとにかく釧路駅に帰ってきて、釧路湿原行きのバスまで約90分待たねばならぬ。
公共交通機関を使う旅は、田舎に行くほど効率が悪い。ふっふっふ。効率がなんじゃい!

というわけで、釧路駅近くにある市場をぶらつき、そこの寿司屋に入って一杯ひっかける。



握り寿司は3段階あった気がするが、一番下のにする。値段が高くなると、あまり好きでは
ないウニが入るのである。ちなみに場所によって味が違う(ウニも違うのか?)サーモンと
イカが好きだ。北海道の鮭は特に旨いからね^^

一番下のを頼んだとき、店のおばちゃんが「ウニが入りませんけれど?!」と聞いてきたので、
「あまり好きじゃないんですよ^^;」と答えると、納得しておりました。ウニの1貫よりも
鮭の一貫、いや酒の一杯だったりして。(^益^)w



さて釧路駅からバスで北に40分ほどだったか、釧路湿原展望台に到着しました。ところで、
その途中、「鳥取神社」を通過しました。。。 _|\O_

釧路近郊のバス全路線図なんて見る機会がなかったからね!鳥取神社前で必死に釧路駅に
戻る時刻表を見ていたときに、それがわかればそこから直接来たのにさ!!!
30分かけて釧路駅に戻り、90分湿原行きのバスを待ち、そこから30分かけて神社をまた
通過したんだから、2時間半以上の時間と金の無駄!w(゚益゚)w



さてさて、先ほどの展望台施設に入ってみたら、上階の展望室は有料!いらんわ!
というわけで、さっそく湿原の散策に出る。



20分ほど歩くと、「サテライト展望台」に到着です。ちなみに湿原をぐるりと回る遊歩道
の、ここはちょうど半分の反対側。残り半分は通行禁止になっており(冬の間だけ?)、
またここから同じ道を戻ることになりました。



おおお、広い。タンチョウヅルが来たりするらしいのだが、何も見えません。



ここに何匹くらい小さな虫がいるのかなー、とか考える。



しばし座ったりしてのんびりする。まわりには全然人がいません~。

…と思ったら、うしろに女性がいました。そういえば、バスには俺のほかにもう一人、若い
女性が乗っていて、同じところで降りたのでした。俺の後ろから歩いてきていたのですね。

これだけ広い所にふたりきりだと、10mや20m離れていても、なんか意識せざるを得ない。
恋の予感を振り切って、私は展望台へ向かって再び歩き始めるのだった。。。



はるばる、まさにはるばるやってきて、こういうところを離れるときは「もったいない」と
思うものです。



風の音もしないくらいに静かな日でした。こういう時間は、いろんなことを思い出したり
するものです。ふたりだとおしゃべりしちゃって、あれっと時間が過ぎてしまうものですが、
こういうところはやっぱりひとりで過ごしたほうがいいかもなあ。

帰りのバス停でも、行きのバス&サテライト展望台で一緒になった女性とまた一緒になりました。
なにせバスの本数が少ないからねえ。バスに乗るときにちらりと見たら、すごい美人!
だからってどうしようもないんですが^^;




鳥取神社すぐ近くの日本製紙釧路工場。本日4回目の通過~w


釧路 鳥取神社

2018年05月28日 | 北海道シリーズ



釧路も最終日。この日は午前中に「鳥取神社」、午後には釧路湿原に行こうと思った。
さて画像の街灯、湿原に現れるタンチョウヅルです。



マンホールもタンチョウヅル。



さてバスに乗って釧路駅から西へ30分ほどのところに「鳥取神社」があります。
小さなお城みたいですが、これは神社。
なぜ鳥取かというと、ここには鳥取からの入植者がたくさんやってきたから、その名が
ついたというわけ。なので「鳥取大橋」、「鳥取大通り」、「鳥取小学校」、「鳥取プール」
なんてのもあります。



「くしろバス」に乗ってやってきたわけですが、バスを降りたらすぐに反対側の停留所に
行き、帰りのバスの時刻をチェック。するとあと20分後、その次だと1時間30分後!
20分だとすごく短いし、神社を見るのに90分は長すぎる。それに90分後のバスだと、
午後に行く予定の湿原行きのバスにぎりぎり間に合わない! というわけで、超特急で
ここを見物することに決めたのでした。



鳥取からはるばる団体さんでやってきて、入植して100年になるんですね。



入り口では、いかにも神社にいそうな、知的で落ち着いた雰囲気の女性がおりました。
「どちらからお越しですか」「こちらのノートに日付とお住まいの都道府県を・・・」などと
始まる。「すみませんー。バスの時間が迫っていて、10分ほどで行かなければなりません。
それを逃すと90分後でして・・・」と言うと、「さらっと見ることもできますよ」と
おっしゃるので、そうさせて頂くことにしました。



いろんな記念物が展示されているが、じっくり見る暇はない。



入植した人たちって、仕事というか身分を失った武士の家だったりするんですよね。
だからお城みたいな神社を建てたのかな。慣れない農作業には苦労したでしょう。



ラジオや、ハイカラなレコードプレーヤーまで。



こういう古道具を見るのも楽しいが、90分はもたないだろう~^^;

恥ずかしながら、さっさと失礼してバス停に急ぎました。するとー!

バス停の掲示を見たら、裏に「阿寒バス」ってのもありましたwww
「くしろバス」の裏面に「阿寒バス」!!!
時刻表を見たら、あと30分後ぐらいに、釧路駅行きがあるじゃないかー。
これから神社に戻って「やっぱりあと20分ぐらい見せてもらいます」なんてのもw

それに乗れば、少しゆっくり見られたのに。わざわざ片道30分以上かけて来たのに、
10分ちょっとの悲しい見物。釧路駅に戻っても、湿原行きのバスが出るまでだいぶ
待たなきゃならないし!

 ヘマこいたなーwww


釧路最後の夜は赤ちょうちん横丁で

2018年05月27日 | 北海道シリーズ



厚岸から釧路に帰ってきて、時間も遅かったのでホテルには帰らず、駅からそのまま
赤ちょうちん横丁に突入だ。もちろん数人で満席の小さい居酒屋。先に老夫婦と初老の
男性が飲んでおりました。女将さんも初老。

ふくらんだバッグを置いたら、「何が入っているの?」と聞くので「酒ですよ」と答える。
「うっそ~^^」と笑うので「ほんとだってば」と厚岸で買った「海底力」のビンを見せる。
たしかに居酒屋に酒瓶を持ってくるやつは珍しいかもしれないが。



寒いので、スタートから熱燗だ。ここはコップ酒なんですなあ。



女将さんは、自宅に焼き鳥の串をまとめて忘れてきてしまったそうで、何度もボケだの
おっちょこちょいだのといじられていました^^; 狭いL字型のカウンターで、もう
楽しく語り合うしかない環境。



誰かが「ししゃも焼き」を注文すると、火が入ります。すると全員が追加注文で、みんなで
食べることになります。なんか自然にこうなるしかないような?お隣の初老の男性が、俺が
旅人だとわかって、「なんだー、すっかり常連客だと思っていたよー!」と驚いていました。
お互いが常連だと思う程に、みんな最初からなじんじゃって。(^益^;



釧路では3泊目だと聞いて、他のどこで飲んだか聞かれました。「デミナミ」も「ちゃりんこ」
も、とてもいい店だったので情報交換。最初は「釧路の炉端といえば」で有名な店も考えたが、
「ぼったくり」で有名になってしまっているそうで、と言うと、「あそこは観光客ばっかりで
評判がよくない」という話。お隣の男性は、「むかしは感じが良くてよく行ったけれど、
有名になってからはすっかりお高くなって行かなくなった」とこぼしていました。悲しいような、
行かなくてよかったような^^;

そのうち話も佳境に入り、恋バナとなる。(=゚益゚):;*.’:;
ここからはプライバシーを公開するわけにいかないので、残念ながら書けません~^^;
あ~書きたいけどな~。みんな初老なんだけど、メンタリティは中学生の修学旅行の夜。
しかし中身は長い人生を振り返っての山あり谷あり、一線を越えての修羅場あり!
10年くらい経ったら書いてもいいんだろうなあ~^^;



誰かが入ってきました。お客さんが来たのかな、と思ったら、酒を持ってきた人でした。
俺が日本酒ばかりを飲んでいるので、女将さんがこの赤ちょうちん横丁ラベルを注文して
くれたのでした。だいぶ飲んだのですが(といっても盛り上がりまくっているのでまだ
帰ろうとは思っていなかったのですが)、「あなたのために頼んだんだから飲んでいってよ」
と言われ、宴は延々と続くのであった。