さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

糸魚川 展望台とブラックやきそば

2020年05月28日 | 山陰・北陸日本海


どこの施設も門前払いだが、さすがにここは大丈夫、海岸の展望台です。なんか虹の
イメージなのか? あまり高くはないが、せっかくなので登ってみましょう。


日本海が見渡せる。冬は荒れるんだろうなあ。


防潮のブロックがすごい量。どうやら波しぶきが町に降りかからないように、こんなに
たくさんの量を並べているようです。風情もへったくれもねえなあ。


大火のあったエリア。新興住宅地のようですね。


こういう雁木造りがだいぶ失われたとか。


さて旅のしめくくりは、糸魚川の名物「ブラックやきそば」を食べることに。


いつもガラガラなはずの仏像博物館や古いお屋敷は閉め出しをくらいましたが、
食堂は気持ちよく「いらっしゃいませ~!」と歓待され、まずはビールを頂きました。
人気店らしくほぼ満席です。

ブラックやきそばが来たとき、「大盛りは頼んでませんけど」と言いたくなる量でした。


イカ墨ですね。なかなかうまいぞ。しかし量が多すぎて、休まずに頑張る。止まったら
食べられなくなっちまう。俺以外はほとんど地元の人々のようでした。そしてこれを
注文する人も全然いなかったなあ。


今回は消化不良の旅だった。またいつか来ればいい?う~ん、他にも行きたいところは
いくらでもありますし、直江津や糸魚川にはそれほど見なければならないものが
あるわけでもないしなあ。縁がなかったということかな。


新潟出身の友人がふたりいますが、どちらも「行ったってなあ。。。」と実に消極的
でした。報告したら「ほらな」とか言いそう。ま、そういうこともあるってかw


糸魚川の街を歩く

2020年05月26日 | 山陰・北陸日本海


この日は二つの博物館を周り、それから日帰り温泉にでも入るか、と思っていたのに、
どこの施設もおおかた「東京モンはご遠慮を」となってしまったので、街をぶらついて
帰ることにした。まずは日本海を見る。


街の中心街を歩いてみる。ここも雁木造りの家が多いですなあ。


古い商店があちこち残っています。人の行き来は寂しいけれど。


このあたりは2016年の大火事があったところ。直後は焼け野原が広がっていましたが、
いまはもうこのようにあちこち新築の建物がたち始めています。あんときゃ鎮火まで
30時間もかかったとか。


あの蔵は焼けなかったのでしょうね。さすが蔵。そういえば函館の大火のあとの写真も
焼け野原に蔵だけがぽつんと残っていましたね。


高田で昔の写真を見ましたが、雪が2階までほどに積もると、雁木の下はトンネルの
ようになります。ちなみにこの雁木の下の歩道は私有地じゃないよね?すると公道の
上に家が建っているってことになるのかな?


県史跡の「相馬御風宅」がありました。こういう古い建物があれば、私は必ず見ます♪
ヒマそうな入り口の係員は、いつも「おっ、来たっ」となり、「どちらからですか?」と
なるのです。


こっ、こんな絶対他に誰もいないようなところでも、「東京モンお断り」ですか。。。

やはりさっさと帰ったほうがよさそうですなw


糸魚川夜の酒 そして旅の中断

2020年05月23日 | 山陰・北陸日本海


糸魚川の寂しい通りを歩き、「地魚」と提灯に書かれた居酒屋に入る。


カウンターにテーブル席もあり、久しぶりに賑やかな店に入る。そういえばこのところ
俺ひとり、もしくはあとからもうひとりという感じがこの2日続いたなあ。


新潟では甘エビのことを「南蛮海老」と言います。赤唐辛子(南蛮)に似ている
からだそうです。


イカのワタ、ホイル焼きです。これがうーまーいーw 味が濃いから酒飲みまくり。


一番奥のテーブルに座ったので、なんかはじっこでひとり全体を見渡すことに。
カウンターでは常連さんが2~3人でワイワイ。そして横のテーブルでは、おそらくは
同じ会社の連中が数人で大騒ぎ。

ついに東京では「緊急事態宣言」が出され、これからいろいろと規制が入ることに
なったのだが、ここではどこ吹く風、グループで酔っ払って盛り上がっていました。
その会話の中で、「泊(電車で1時間くらい?)では、ついにひとりコロナが出た
らしいぞ」なんて話が出ていました。

ううむ、なんか平和だ。そりゃ遠くの町でひとり出たくらいじゃ危機感ないよねえ。
しかし観光案内所ではすんごく嫌な感じもあったけどなあ。この夜は一軒で終わりに
なったのでした。


ホテルに帰って、明日行こうと思っていたフォッサマグナ・ミュージアムのページを
開いたら、が~~ん! 緊急事態宣言の出ている地域からの入館はお断り!
ひどいwww 俺、もうひと月以上ほとんど自宅で仕事しているんだけどなー。


そして本命の「谷村美術館」もこうだ!!! いきなり来たよ!
旅に出る前はOPENだったのに。

ここは仏像を展示している静かな美術館。ガラガラで有名なのに。
ドリアン助川が『線量計と奥の細道』という本で、放射能の線量系を持って自転車で
奥の細道のルートをたどるという楽しい本で(俺がやりたいようなこと、やられたな)、
この美術館を訪れているのです。ここが今回の旅のハイライトだったのに。。。

まさかID確認までしないだろうから、「柏崎市から来ました」とか言って適当な住所
電話番号を書いてもいいかな、と一瞬よぎったが、嘘をついてうしろめたい気持ちに
なりたくもない。

そーですか。入れてくれませんか。じゃー帰りますよ。糸魚川に2泊して、明日一日中
行くところもないんじゃどうしようもなかんべよ。

というわけで、さっき前払いで2泊分ホテルに払ったけど、事情を話して1泊にして
返金してもらいました。その場の前日キャンセルなんだけど、おそらくは事情を考えて
あっさり返してもらえました。「あっちもこっちも東京から来たやつはお断りだと
書いてありますよ」と言ったら、フロントのお嬢さんは「えっ!」と驚いておりました。


旅を切り上げて帰るのは記憶にないな。寂しいもんです。不当な差別だ、というの
ではないでしょう。旅に出てから状況が変わったのだから、タイミングが悪かった。
また心晴れやかに旅ができる日まで。。。


直江津から糸魚川へ

2020年05月21日 | 山陰・北陸日本海


夕方の糸魚川です。

昨夜は高田で飲んで、そのあと直江津に行くというのにいきなり糸魚川?

2軒目のバーで飲み過ぎて、朝起きたらカメラがないことに気がついた。
これから直江津で一日歩き回り、それから糸魚川に行こうと思っていたのに、バーに
カメラを取りに行かなければならない(ちゃんとあるか?)。朝っぱらにバーに
電話をかけても出ない。なのでとりあえず直江津に行って街を歩き、それからまた
高田に帰って来なければならない。

バーって開店は遅いよね?早くて18時くらい?まさか定休日じゃないよね?
うまく見つかっても、それからまたローカル線で直江津まで戻って乗り換え、それから
糸魚川に行かねばならぬ。あ~~んwww

悩んでもしかたないので、午前中に直江津へ。街歩きの地図をもらおうと駅前の観光
案内所に入る。ドアが全開になっていて、うすら寒いし風が吹いていたので閉めようと
すると、なかのおばちゃんが「開けといてください!」と奥から注意。そお、コロナねw

普通係員は声をかけてくるものだが、来ないので自分で地図を探す。わずか数分だが、
ちらと奥を見ると、ずっと向こうでこちらをちらちらと見ている。「すぐ出て行けモード」
の目つきに気がつく。感じ悪っ!!!

この街には二度と来ないであろう。親鸞聖人ゆかりのお寺などを歩きましたが、悲しい
ほどに私が関心を持つようなものもなく、カメラがなくても残念には思わなかった。

早めに高田に戻る。バーはまだ閉まっている。電話も出ない。なかなか見つからなかった
喫茶店だが、古い商店を改築したこだわりのコーヒーを出す店を発見。手芸品を置いた
店内で木のテーブルというゆっくりする雰囲気ではなかったが、店員のお嬢さんが
ショートヘアのすごい美人。店の空気にぴったりの、酒好きおやじが近づいてはいけない
ヲ上品な女性でした。ヲ姿を拝見させて頂くだけで光栄でした。

美人はウンコもおならもしない、とか言ったりもするけれど、まさかそれはないと思う
けど、きっと永井豪を読んだりホッピーに鯵のなめろうとか食べたりしないんだろうなあ。
フランソワーズ・サガンを読んで、ブルゴーニュワインに海老のカクテルとかなんだろう
なあ。。。

バーの前を通ると、うまいこと開店の準備が始まっていて、16時前にはカメラを取り戻す
ことが出来ました。酔っ払うとカメラやメガネをすぐに忘れるからなあ。。。


ま、糸魚川には2泊する予定なので、到着は少しぐらい遅くなったっていい。
ちゃんと夜の繁華街もあるではなーいーか♪


ビジネスホテルは、わりと駅から歩いた。


明日は仏像の博物館、フォッサマグナ博物館、そして温泉にでも入るかな~^^


高田 夜の酒

2020年05月19日 | 山陰・北陸日本海


さて高田の夜に繰り出す。繁華街は、半分くらい閉まっている感じだ。魚が美味いという
評判の人気店に行ったら閉まってやがった。このご時世だからか?


開いている店を見つけて入る。


俺ひとりであった。。。 ま、だんだん慣れてきたよw


「彦左ェ門」という店の名前は、この土地で代々続いているお名前だそうです。


お勧めの「八恵」という地酒を頂きました。店がガラガラなのは、もうしばらく
続いているそうで、アルバイトも休んでもらって店主ひとりでやってるそうです。
しばらくすると、奥から店主のおっ母さんが「今日も誰もいないの~?」と言いながら
出てきましたw(^益^)w 若旦那は無言で首を振りながら「ホレ見ろ」と合図。
もう目の前にいて全部バレバレなんだから、「お客さんいるよ!」とはっきり言っちゃえば
いいのに^^;


ふたりきりなもんだから、この街の話なんぞを聞かせてもらいましたが、なんか
ちょっと話が暗くなっちまいますぅ~~w


繁華街だっつーのに、人が全然歩いていない。こちらの街では伝染病にかかった人は
ぜんぜんいないはずなんだが、やっぱりみなさん「こういうときだからやめとこ」と
なっているのでしょう。俺は東京で大変な思いをしている好きな店、つぶれると困る
ので顔を出してるけどなあ。近所の常連さんなんか心配して来ないのかな。


昨夜に続き、街のレジェンドばーさんがやっているようなところは今回はパス。
ちなみに私はテレワークでほとんど外に出ていないから、罹患している可能性は
とても低いと思っているのだが、それでも年配の方とノウコウ接触はいけません。。。


というわけで、モダンな雰囲気のバーを選ぶ。


やはり若いバーテンダーさんでした。それも少し離れて話をしたから、これなら
なんとか。


桜のオリジナルカクテルでスタート。


マルスウィスキー、駒ケ岳の見たことないボトルがあったので、それを頂きました。
マルスといえば、小樽のバーで隣になったウィスキー好きのヲヴァ~サンを思い出す。


そしたらそのヲヴァ~サンがマイボトルにしていたAOがあったので、ここで頂いてみる
ことにしました。ジャパニーズ、アメリカン、カナディアン、アイリッシュ、スコッチ
という5つの国のウィスキーをブレンドしたという企画もの。

実に挑戦的な試み。口をつけるのがワクワク。


しかし。。。 駒ケ岳のほうが美味いな。。。


なんだかな~~、という感想を言ったら、バーテンダーさんは「結局サントリーの
息のかかったところの銘柄を合わせたんですよ」と冷静なお言葉。

そーかー、たしかに世界の5大ウィスキーのブレンド、といったって、何百種類もあって
それも造った年が違う樽がそれぞれあって、その組み合わせといったら無限に近いような
ものなんだから、そんなにものすごい数の組み合わせをブレンドして最高のものを選び
出した、なんてはずもないわけだ。出来る範囲での努力はしたと思うけど。

ウィスキー談義を楽しませて頂きました。

遅くまで飲んだので酔っ払いました。

それでトラブル発生となったのですwww