さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

辰野ー塩尻の短いローカル線(でも中央本線)に乗る

2024年06月29日 | 関東甲信越


ここは辰野。いよいよ塩尻へ向かう路線に乗ります。途中に2駅しかない短い路線
ですが、いちおう「中央本線」です。新線が通ってここはローカル線になってしまった
のに、名前は変えないんですね。


ボックス席と横向きシートが一緒になった車両。乗客は少ないので、写真を撮り
やすいボックス席に座りました。


ここは新宿ー名古屋をつなぐ中央本線だったので、こんなに線路が残っています。
アートですなあ^^;


いろんな種類の草があるもんです。線路の真ん中が生えやすいのかな?


発車を待っていたら、昨日伊那に向かった列車が入ってきた。そうそう、昨日いま
乗ってるやつをあっちから見たんだっけな。


そしてあっちに行ったんだ。


いつもの路線ではもう本を読んだりしちゃいますが、初めて乗る路線は外の景色を
眺めるのも新鮮でワクワク。


山の間の谷あいを進みます。


このあたりは無人駅ばかりですが、むき出しのホームだけっつ~のも^^


谷を走りますから川がある。天竜川の支流、横川川だって。シンプルに「横川」に
すればいいのにな。


しばらく行くと山が迫ってきたぞ。


まもなく塩尻。果樹園が増えます。ワイナリーもあるしなあ。


そして視界が開けたら塩尻だ。


ここで新しい「中央本線」に合流。これで3つの「中央本線」を制覇ということだ。

塩尻駅でこの列車は終点。もちろん降りる。ここが始発の松本行きは20分後だ。
ホームは何番線かな?と思って探してみるが掲示がない。ちと戸惑ってキョロキョロ
していたら、乗って来た列車に人が乗ったままだ。見てみると「松本行」になって
いる! あれえ! そのまま乗ってりゃ松本行きだったんじゃん。戻ると俺が座って
いたボックス席はすでに座られていた。。。 車内放送した?!? ここが「終点」
じゃなくて、辰野から「松本行き」にすればいいだけの話じゃん!(; ・`д・´)


そして松本で予定通り立ち食い蕎麦。小銭がジャラジャラたくさんあったので、それを
使っちまおうと思ったが、「かき揚げ玉子」はなんと840円!ちょい足りなかったので、
玉子はあきらめた。先日のコンビニサンドイッチも400円したし、「インフレ2%」
って、「20%」の間違いじゃねーの?!

券売機には4人も並んでいた。待っていると、2人まえの青年で止まる。異様に
時間がかかっている。何を食べるか長考に入ってるの?店員のおばちゃんたちは
もう手持無沙汰で待ってるよ?

こういうときの5分は途方もなく長い時間だ。人が対応して払えば10秒だろうに。
やっと自分の番が来て、少しわかりました。やりにくいタッチパネル。メニューが
いろんなページになっている。進むごとに下にある「決定」を押すのか!やっと自分が
食べるのを押したら、「トッピング」のページに飛んだりする。とどめは支払い方法の
選択だ。めんどくせ!


伊那から姨捨へ ~まずは辰野へ

2024年06月27日 | 関東甲信越


伊那の朝を迎えました。甲府、諏訪、伊那となじみの酒場で3日連続よく飲んだw


さて伊那市駅。この1泊、飲んだだけだな。。。


そういえば昨夜、一昨日と日本酒を飲んでないな。「井の頭」は昭和のおやじ酒。
ま、ここに来たら駒ケ岳蒸留所のマルスウィスキーだからなあ。


さてこの日は辰野ー塩尻間の「旧中央本線」に乗るのがテーマ。短いローカル線
に乗るためにはブツ切りで細かく4回も乗り換えねばならないw
乗車115分、待ち合わせ79分! 姨捨についたら駅前には何もないので、松本の
約30分で駅蕎麦でも食うか。


田植えを終えた時期なので、田んぼはどこもこんな緑。


こういう寂れた雰囲気がいいよねえ。


伊那松島で乗って来た列車は止まり、次のやつを待たねばならない。ほとんどの
乗客は降りて待つ。


のどか。


おお、白鳥?


生え放題の雑草でも、こんな花も咲く。


線路は谷あいを進みますので、天竜川に沿っています。このままいけばあの諏訪湖。


あちこちで鳥を見ます。田んぼで何を食べているんだろう? まもなく辰野です。


伊那でなじみの酒場に

2024年06月25日 | 関東甲信越


伊那に到着です。特に観光地でもないのに、異様に酒場がたくさんあるもんだから
なじみになっちゃって、年に何度か来るようになってしまいました。。。


駅前の廃墟ビルも、両手を上げたセクシーな銅像もおかわりないようで^^;


まずは町中華で昼飯。冷たいビールを飲みながら炒飯を待ちたかったのに、おばちゃん
は忘れていて一緒に持ってきたw


この天竜川の景色も、一年を通して定点観測だね。


前に見たとんびはいませんでした。


宿のチェックインには早いので、図書館で新聞や小説を読む。ここもなじみ♪


ラドン温泉、やってたら入るのになあ~。


伊那には古い昭和な旅館がいくつかあります。ここは「あいや旅館」。寅さんに
なったような気分を味わえます^^


居酒屋「きりん」は閉まっていました。もしかしたら閉店になったのかも。。。
駅近の旨くないラーメンを食って、いざバー「Ichinana」に。


フルーツのカクテルはメロンでした。好きなブドウはまだ先で、スイカを期待して
いましたけれど^^; リピーターなので入ると「おっ、いらっしゃい」と言われて
すっかりなじみ客^^


小樽で買ってきたワイン、ヤマソーヴィニョンというブドウ品種の「北前」の話を
したら、こちらの地域でもその品種を作っているらしく、マルスウィスキーが
その樽で寝かせたものを出しているとおっしゃる。あるというので喜んで注文。
「そりゃ嬉しいなあー!」とテンションが上がったが、マスターはとっておきの
お勧めを出すようなときの雰囲気ではない。

飲んでみたら、たしかにワインの風味は感じるが、それほどの感動では。。。ナイw
正直に言うと、元々のウィスキーがそれほどの品質ではないのだ。


「こっちはどうでしょう?」と次に出してくれたのが「駒ケ岳」のワイン・カスク・
フィニッシュ。こちらは違うレベルの美味さ。さすが駒ケ岳のブランド!至福♪

美味いは美味いが、流石に次はスモーキーなArdbegを選択。マスターも「甘いのが
続きましたからね^^」と少し笑う。そう、日本酒も甘いの辛いの、順番に飲むのが
いいからねェ~♪


オーセンティックな Ichinana の次は、正反対の雰囲気な「姫」に。とってもいい意味で、
誉め言葉で言うのですが、「場末」感あふれる酒場です。


ハイボールのウィスキーは「ホワイトホース」。内田裕也似の風貌のマスターの
話がいつも楽しい。そぉ~だ、酒場で大事なのは「酒(肴)・人・場所」の3つが
揃ったところとか言うけれど、俺がリピートする店は、マスター、大将、ママさんが
頭がよくて鋭いセリフをさりげなく言ったりするところ。ほおお、と感心させられて
敬意を通り越して尊敬までしちゃうような主(あるじ)のお店ですね。


不思議な中央本線

2024年06月23日 | 関東甲信越


ここは岡谷。諏訪からここで乗り換えて伊那に向かうところです。


岡谷から伊那に向かう途中、山の中に「日本中心の標」なんてものがある。何やら
碑が立っているそうなので行ってみたいが、腰を痛めたあとなので山登りは断念。

日本地図を見れば、確かにこのあたりが日本の真ん中になりそうだが、一体計算式は
どうやっているの? するといろんな考え方があるようで、「日本の中心」を標榜して
いる場所は、なんと国内に28ヵ所もあるとか^^;


この山の上のほうに、その「日本の中心」があるのだ。


さて今回は伊那に寄ってから北上し、松本を通過して千曲方面に行く予定です。

地図を見てみると、私はいつも諏訪に泊り、伊那に行くときは岡谷で乗り換えて
行きます。伊那から松本に行くときは、岡谷まで戻って塩尻を通過して行く。
しかし辰野から、「日本中心の標」の西を行くショートカットの(?)ローカル線
があるではないか。わずか3駅の短い路線で、当然本数も少ないから検索してもその
ルートはほぼ出てこない。まだ乗ったことのないこの路線、どうせヒマなんだし時間が
かかっても乗ってみましょうかー。

しかし妙なことに気づいた。この「日本中心の標」を囲む三角形の路線、不思議な
ことにすべて「中央本線」なのである。東京からずっと西に向かって岡谷を通過し、
塩尻に抜けていく路線が「本線」だと思うではないか。かの有名な「あずさ2号」
だってそのルートだよ?なぜ岡谷から南下して辰野に行くのも、さらに辰野と塩尻を
結ぶ短いローカル線まで「本線」なんだ???

乗り鉄の友人が教えてくれました。元々の「中央本線」は、諏訪から岡谷に来て、
そこで険しい山にぶつかるのでそれを避けて辰野に南下し、それから山間の三州街道に
沿って塩尻に出て、そこから中仙道を通って名古屋に向かうルートだったのです。
そりゃすごいクネクネルートだねーw

しかし岡谷からトンネルを掘って真っすぐに塩尻に向かう新ルートが出来て、辰野
回りの「旧本線」は直行することがなくなった。岡谷からは辰野に向かう場合は
豊橋までつながる飯田線と合体し、辰野から塩尻までは取り残されたローカル線と
なってしまったのです。


たしか岡谷では「飯田線に乗り換えの方は~」とかアナウンスしていた気がするが、
辰野までは「中央本線」でしょう。辰野では、向かいのホームに塩尻に行く列車が
止まっていました。明日これに乗るぞ~。


新線が通ってからは、ここは取り残された山の中。「本線」だった名残りの、沢山の
線路が残っています。線路の真ん中にあれだけ大きな草が生えるって。。。


そしてホームもとっても長い。何せ名古屋に抜ける「本線」だったので、急行特急、
夜行列車も走っていたでしょう。


ここからは飯田線になります。あちらの「旧中央本線」と別れます。


旧中央本線、いまやローカル線は、あの山の谷間を通過して行くのです。


山の景色を眺めながら伊那へ。


諏訪のいつもの酒場に

2024年06月21日 | 関東甲信越


いつも宿泊する上諏訪ネオステーションホテルに行ったら、いつものスタッフがいて
俺の顔を見るなり「いつもご利用ありがとうございます」と迎えてくれた。すっかり
常連モード^^; チェックインも「詳しい説明はいいですね」と省略される。
仕事でもなく、なじみの酒場を訪ねるためだけに諏訪に年に何度も来るやつは滅多に
いないだろう。。。

大浴場にひとりのんびり入る。15時にチェックインしてすぐ風呂に行く奴は少ない。
期待通り誰もいなくて、貸し切りで1時間たっぷり入る(^益^)b

部屋に戻ってベッドに横になると眠ってしまい、起きたらもう7時の出動タイム!
昨日は2時間だったが、今日は3時間も昼寝してしまったぞwww

昼間はぶらぶら散歩、昼食にビール、温泉にゆっくり入って、昼寝してから酒場に
繰り出す。こんな話をしたら、知り合いで「そんな話すると嫌がられるよ」という
のは女で、男では「刺されますよ」なんて言う奴もいました^^;

でも昼寝してたら仕事をしているときの変な夢を見たぞ。これで美しいあの人と
デヱトしてるなんて夢だったら完璧なのになあ~。


日が長いもんだから、7時を過ぎても夕焼けだ。まるでターナーか印象派の絵のよう。


とんちんに入ると、店長も店員さんも、常連の人たちも「ひさしぶり!」と迎えて
くれる。「北海道どうだった?変わったことあった?」なんて聞かれる。ホーム感が
嬉しい。でも住んでいる東京のなじみの酒場のホーム感とはちと違う。ここは生れ
育った故郷の友達に会った気分?年に一度、しばらく滞在する函館や小樽は、盆暮れ
に帰省する田舎の家のような感じかな。こうやってあっちこっちに旅をして知り合い
が出来るのは、「スナフキンみたいだね」とか「フーテンの寅さんだ」なんて
言われたことがありました。カッコイイよね! 函館では「花粉症の人」であちこち
知られたし、小樽では「働かないで酒飲み歩いている人」と笑われたけれどw


突然花火の音が。外に出てみるとやってます。酒場が並んでいるこの通り、ちらほらと
人が出てきて見ていました。


店員さんが「ホテルに誰か金持ちが泊ってるんでしょ」と言っていました。


デジカメで撮影していたら、若者が「今どき珍しいですねェ」と言う。たしかに
今の人はみんなスマホ撮影でしょうね。デジカメには北海道から2000枚の画像が
入っており、それでもまだ1万枚以上撮れるという容量なんだぞ^^


そして隣のポンパドールに。いつも見る常連さんたちがみんないる。そして同じ曲を
歌っている。毎回来るたびにそうってことは、ほぼ毎日来てて同じ歌を歌ってるって
ことなの?

隣りのIさん、いつものようにシャンパーニュを開けてみんなに振る舞っています。
ここに年に何度か来て、これがないことはありません。つまり毎日のようにそうだって
ことなんでしょうね?!!! 月に20本以上開けてるってこと?!?!?