中之島フェスティバルタワーの高層階に、この6月「コンラッド大阪」が開業しました。
「地上200mの、天空のアドレスとして誕生」だってさ。オシャンティ~w(゚益゚)w
コンラッドは、ヒルトンの系列で最高級だそうです。東京にオープンしたとき、すげー
たけーなー!!!と驚いたことがあります。今回大阪で宿泊することになろうとは。
こちらオープンしたてだから安いプランがあったのかな。以前に宿泊したリッツカール
トン大阪が、腰が抜けるほどの値段だったので、その半額以下のこちらに決めたのです。
ここもフツーの値段だと、腰が抜けます。
ちなみに、相場がすごく高くなっている京都のしょぼいビジネスホテルくらいの料金
でした。
ロビーは最上階の40階にあります。1階のエレベーターホールで立っていたスタッフに
「お名前をフルネームでお願いします」と言われてここまで連れてこられ、フロントには
行かずにソファーで待てと言われました。(いま写してるところだ)
おお、なんか偉そうな気分、と思いきや、これだけ空いているのに20分待たされました。
自分でフロントに行っていないのでやや不安になり、横に立っていたスタッフに「進んで
いるのでしょうか」と訊ねたら、またフルネームを聞かれる。さらに10分待つ。
30分待って(!)フロントに行くと名前を書かされる。さすがに「なぜこんなに待たされ
たのでしょうか」とむかつきマークをおさえながら聞いてみたが、「すみません」だけ。
ここに採用されるのには、だいぶ激戦を勝ち抜いてきた優秀な方々ばかりの気がするの
だがなあ~。クリスマスイブのラブラブホテルじゃあるまいし、チェックインに30分
というのは全く考えられん。
部屋は広くてゴージャス。
ジム、プール、ジャグジー、サウナなども無料で利用できるし、ウェアや水着、シューズ
まで、全部借りられるので手ぶらで行けてしまう。
しかし、部屋でネットをつなげようとしたら、1日1000円、ブロードバンドなら2000円
という表示が出る。今どき、しょぼいビジネスホテルでも旅館でも、いやさ室戸岬の
民宿でもWifiはフリーだったぞ!2泊3日で6000円かいー!
こういう金持ち限定のところでは、そういう「何がいくら」なんてことは問題にしない
のかーしーら。こちとら庶民限定の居酒屋でビンビール350円、日本酒250円で飲んで
きたんだぞっ。ええわい、ポケットWifi使うもんね、と思ったら、高層ビルだもんで
電波が届いてねえ!弱みにつけこんで、足元を見た商売してやがるな・・・。
さすがに景色は素晴らしい。電波が届かない高さだからな。
部屋はもちろん全室禁煙だ。でも喫煙ルームはあるだろう。フロントに電話して聞いて
みる。呼び鈴0.5回で「はい、さきち・様」と応対するので少したじろぐ。若干はぢかしひ
気分になりながら、「喫煙ルームはありますでしょうか」と聞いてみた。
すると35階の部屋から40階のロビーへ行き、そこから反対側にある吹き抜けの階段か
エレベーターを使って38階に降りるとあるという。客室からのエレベーターで直接行く
ことはできないのですね、と確認する。
そしたらにゃんと、「申し訳ございません。富裕層の方もいらっしゃいますので…」と
きたもんだ! ・・・ふ、ふゆうそう?
むかつきマークの妄想スタート
富裕層の方々は、煙草の臭いなんぞものすご嫌うんですよ。下品な平民が背伸びして
こんなところに来て、ホンマもんの上流階級の方々に不愉快な思いをさせてはいけないん
ですよ。だから徹底的に隔離しているんで、そこんとこ足りない頭で理解して頂けない
でしょうかね。。。と言いたいのか?
クソ丁寧でプライドを感じる態度だけに、そういう言葉にトゲを感じる。
フロント前を通過するときに、「あっタバコ吸いに行くな」と思われてるな、とカングリ
つつ、38階へ行ってみる。かなり見つけにくいところにある。トイレ?あれ、ここかな?
といくつかのドアを彷徨い、"Wedding Salon"かよ、と間違えたり。
薄暗いところに狭い部屋がありました^^; メッチャ太った、上下が金色の(!)
スーツを着た黒人が入ってきて煙草を吸った。きっと富裕層だ。服が光ってたもん。
夜の景色が圧巻。俺には場違いな、富裕層の世界でした。。。
大阪に酒を飲みに行きました。「食いだおれ」の街ですが、「飲み続け」の予定です。
昼に大阪に到着し、環状線に乗って京橋へ。ここはいかにも庶民的な店が並んでいる。
まだ平日の昼なので、商店街も閑散としておりました。
ここは夜になってから元気になるエリアなのでしょう。
しかし昼から開店している居酒屋があるのだ。それは京屋本店。
メニューが多い。値段が安い。素晴らしい大衆酒場なり。さぞかし夜はごった返して
いるのでしょうが、13時頃とあっては静かに飲むことができました。
大阪の大衆酒場は、小皿が基本なの?少食の私としては、値段が安くていろいろな
ものを食べられるのはとても嬉しい。
大阪の人は陽気で明るい人が多いし、気取らずにあけすけなので居心地がいい。
昼から遠慮なく酒を飲んで煙草もスパスパ^^; ゴキゲンのスタートとなりました。
青梅の電話ボックスはいったいどういうコンセプトなの?そもそもいまどき公衆電話を
使う人もほとんどいないよね。
バスの停留所も凝ってます。ちと不自然な脚色という感じがするなあ^^;
さて青梅の居酒屋といえば、この「銀嶺」をおいて他にない。実にここに来たかったの
です。もう16時には開店していて、さっそく先客がおりました。
昭和そのもの。50年くらいタイムスリップした感じです。女将さんも50年くらい
やってる?ってことはないか。ここはおっちゃん&じいさんたちの憩いの場です。
気分はほっこり。しみじみ「いいなあ」という気分にさせてくれる店。「世界遺産」
という言葉があるならば、こういうところを指定してほしいものです(^益^)b
秋田の「レトロ博物館」、会津若松の「昭和なつかし館」もなかなか見ごたえがあり
ましたが、今回は青梅の「昭和レトロ商品博物館」です。青梅の名物である映画の
看板もいろいろ並んでいます。
これ系の博物館で、必ずあるのが駄菓子屋の展示。未就学児は3つまでタダ、小学校
低学年は、1つだけタダ、なんて店をやってみたいねえ。おかーさんに怒られるか?
コカ・コーラ関連商品のコレクターがいたようです。子供の頃によく飲みましたけれど、
あるときからパタッと加糖炭酸飲料は飲まなくなったなあ。酒飲むからかな?
チエゾウの大菩薩峠かー。小説も長すぎて途中で読むのが止まってるな。映画も
一部、二部と途中で途切れているんだよね。あれっというところで「第二部終わり」
とか^^;
「軍事将棋」が展示されていました。小さい頃にやりましたね。お互いに自分の駒が
相手に見えないように配置して、ぶつかったら、それぞれの駒の強さで勝敗が決まるの
です。大将は一番強いのですが、最弱のスパイにだけはやられちゃう。ヒコーキは
飛ぶことができて、地雷は動かせない。
相手の駒が何であるか推測して戦うゲームなので、審判が必要です。ぶつかったら
審判が「こっちの勝ち」と、負けた駒を取り除くのです。全滅させるか、相手の
総司令部を落としたらゲームに勝ちです。
これは普段触らなかったので、私の母や祖母などが懐かしく思うかもしれません。
富山に古い薬の商品が並んでいる博物館がありましたね。
あれっ!「キャンディ・キャンディ」なんて、「レトロ」じゃないんじゃ?!
でも原作者と漫画家との間の争いになって作品がお蔵入りし、それから長い年月が
経っているので、いまの若い人などは知らないかー。
「ウルトラマン80」も80年代なんだから、古くもないよなあ~。「セブン」のアンヌ
隊員だって、まだ元気だぞ?
2階に上がったら、ここは「雪女コーナー」でした。なぜ青梅に雪女なんだ?
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、日本中で昔話や伝説を聞いて回って再編集
しました。そのうちのひとつが有名な「怪談」です。その一編の「雪女」の舞台が
どうやら青梅なんですー。w(゚益゚)w
ハーンの作品の序文に、「西多摩郡調布村のある百姓が語ってくれた」と書いてあり、
ここ青梅は1951年の合併まで調布村だったのです。作品の冒頭には「武蔵の国」と
書いてありますね。川が出てくるから多摩川かぃ。ここは雪深い村だったのか?
ハーンといえば、熊本の住んでいた家を見物したし、ギリシャのナフプリオンの食堂の
おじさんは、突然ハーンの話を出したっけなあ(ハーンはギリシャに滞在し、そこの
娘と結婚したのです)。
静かな雪の夜、白衣の女が現れ、フッと息を吹きかけて老人を凍死させてしまう。
横で見ていた若者は美少年だったので、殺すのをためらい、雪女は「誰にも言っちゃ
ダメよ」と言い残して消えてしまいます。
見たいー。色白の透き通るような雪の精。美少年は勘弁してくれるっていうしー(^益^)b
青年はその後、ほっそりとした美少女と結婚し、10人の子供が生まれて幸せに暮らし
ます(すごい精力だな)。しかしある夜、女房に雪女と出会った話をしてしまいます。
「誰にも言うなって言ったのに~~~!あれは私だったんだよ~。」突然怒り出す雪女。
でも子供が10人もいるので、男を殺さずに雪女は消えてしまうのでした。
禁止事項を破ってしまい、平穏で幸せな生活を失ってしまうという筋立ては「つるの
おんがえし」と同じですね。
私は思ったのですが、透き通るような美女がやってきて息を吹きかけて凍死させて
くれるのなら、おそらくお願いしたい男たちは山ほどいると思うけど。中央線に
飛び込んで大変なことになったり、病院でいつまでも管をつけられているよりずっと
いいよねェ?俺は「うっとり凍死」がいいな。
青梅街道を歩きました。ここはお茶の店。地面が土なら明治か江戸時代。
梅にうぐいす。まるで花札みたいだネ。
2階の窓枠のデザインが素晴らしい。大工さんの腕も一流だったのですねー。
油の店ですかー。窓がクラシックな蔵づくりのようです。
このレトロな建物、じつは不動産屋のサイトで売りに出ているのを見たことがあるの
です。文化財なので、勝手に建て直してはいけない物件だとか。間取りは奥にとても
長いので、中は広いのです。ほしいけどな~と思っていましたが、どうやら買った人が
喫茶店にしたようですね。
その名もズバリ、「回春堂」! 春が巡ってきて若返り、衰えた精力を取り戻せるの?
ちなみにみなさん、近年やたらに新聞の広告で精力剤の宣伝を見ませんか?私はよく
見ます。下4分の1くらいをぶち抜きにしたもので、「最近、夫がすごい…」とか、
「ググ~ンと精力アップ!」だのです。購読している新聞だけでなく、蕎麦屋や
床屋で他の新聞、スポーツ新聞を読んでも同じように見かけます。
全国紙で、下部をぶち抜きにしたら、広告料は百万単位ではなく、千万単位ではない
でしょうか?!それもひっきりなしに見るんだから!
それだけ売れているんですよ!
高齢化社会で、老人が増えているんですよ。長生きしてるんですよ。人生で年寄りの
時間がどんどん伸びているんですよ。衰えてもスケベでやりたいんですよ。でも
金はあっても体がついていかないんですよ。これは嬉しいのか悲しいのか?まるで
笑点みたいだな!
おお、傘屋さん。ホテイヤさん、売れてますか?
陶器店かー。こういう店、どんどん減っているが、青梅街道は頑張っているなー。
その向こうは「染物と洗張」だが、生きているか?
右は陶器の店。左は呉服屋。真ん中は演歌歌手のポスターが並んでいるので、これは
レコード店か? ちなみに往年の名作「シェーン」の看板が出ています。青梅は映画の
看板を描く業界が盛んな町だったので、こんなふうにあちこち名画の看板がおいて
あるのです。