ブルゴーニュ・ワインのなかでも特に人気の高い造り手、ジョルジュ・ルーミエ。
自然派をポリシーとして、化学肥料や除草剤などを使用せず、頑固に
テロワールの持つ個性を守り続けているという。
ピノ・ノワールという葡萄は酸味が強いが、それが決して酸っぱくない
柔らかさと、落ち着いたまろやかさを実現している。そして芳醇な香り!
まるで手の届かないマドンナと思いもよらずお話しできる機会が持てた
ような気分。
話は下賤になりますが、日本が抱える借金は、まもなく1000兆円に
届きます。1年で使っているのが90兆。収入は40兆あまり。借金返済に
20兆あまり使っているので、本当は使うのが20兆以下にしないと借金は
減りません。つまり90兆も毎年使うということは、もう返す気は全くない、
ということです。
莫大な借金をし、その利子だけで収入の半分が消えるというのに、
収入の倍もカードで使っているようなもの。典型的な破滅型のアホウです。
それでも圧倒的多数の支持によってアベノミクスという愚かなアイデア、
すなわち「もっと借りましょう!」という作戦が導入され、破滅への道を
まっしぐらに邁進しています。
株は2割も上がりました。1000万円持っているひとは200万円、1億
持っている小金持ちは2000万円も資産が増えました。ホクホクでしょう。
*破滅型で行くぞ、という意思表示をすると信用がなくなり、円が安く
なります。そうすると輸出業者がもうかります。安売りできるからです。
そうすると貿易で儲けている日本の企業の株価が上がるというわけ。
これで「もうかった!」というのか?
でもね、それは紙に書かれた数字に過ぎません。だってお金って、信頼
されている限り通用するだけのものですから。借金まみれの人が刷った
金券は、それが怪しくなったら誰も相手をしなくなり、ただの紙になります。
そんなことないと思いますか?いままで国の借金というのは、だんだん
増えてきて戦争が起こり、そしてただの紙切れになるというのが何度も
繰り返されてきたのですよ。戦争が起こりにくくなってきたから、いったい
どうやって棒引きにするのかしら。たぶんバブルがはじけておしまい!
でしょう。大騒ぎになると思いますが。
つまり壮大なババ抜きが行われているのです。鐘がち~ん!と鳴った
とき、そのババになる資産を持っていたやつがバカを見るのです。
いまのところ、それは自分じゃなくてこれから生まれてくる人だと思って
みなさん快調に増えてゆく資産をほくほく眺めておりますが。
円の信用がなくなって(もう実質ないんですが)、このババ(円の金券)を
どうするか、となったとき、恐ろしいインフレが起こるでしょう。そしたら
モノが買えなくなる。私は少し心配だ。ワインを買っとかなくちゃ!
空前の円高で、以前に4000円もしたワインが2000円台になり、ちょっと
嬉しくて飲んだりしていましたが、これが1万、2万になっちまったらwww
どうするドウスルw(゜曲゜)w そうだ!!! 円がまだ十分に通用するいま、
一生分買っておけばいいんだ!300本くらい?いや500本くらいかー。
幸いワインは寝かせておけば熟成し、逆に価値が高まる。なんとグッド・
アイデ~~ア(^益^)b
…けっこう高いのね、ワインセラーって…。さらにどこに置くの…?
そして地震が起こったら? ヽヽ(゜益゜≡゜益゜)ノノ
これこそブルゴーニュの至宝!今回飲んだのはエマニュエル・ルジェの
ヴォーヌ・ロマネ2007である。
「今日は行きましょうよー!さきち・さんっ!!!」と、まるで食い詰めた
ビンボー人が高級ナントカ店に入ろうとでもいうような勢いで注文した
のが、この憧れの一本なのであ~る。
なにせルジェは、いまや伝説の神ともいえる、アンリ・ジャイエの甥っ子
であり後継者。ワイン・リストを見たときに目が釘付けになったわけ
であるが、おお、ついに注文してしまったあ~!!! (゜曲゜)
グラスに注いでクルクルと回しただけで広がる魅惑の芳香。これぞ、
人を別世界へといざなうバッカスの秘宝ではなかろうか。
このような酒は、紫のドレスにルビーを飾った妖艶な女性と飲むべきで
あろうことは痛いほど感じるのであるが、目の前にいるのはハゲた
おっさんである。ひと口この魔酒を含んで、暑苦しいガッツポーズを
しているぢゃねーか。鼻の頭に汗がプツプツしてるぞ、コルァ!
こやつとはお互い20代も前半の修行時代に知り合った仲。修行に専念
するということは、時間を作るために徹底的に食い詰めて、とりあえず
生き延びるだけのために、ボクサーがぎりぎりの減量をするように
生活するということである。
私の部屋は三角形であった。同じフロアの他2軒は普通の2DK。
残ったすきまに風呂もない、ひとり用の空間があったのだ。鋭角な
三角形の角を押し入れにしているため、そこを開けると両手を前に
水平に伸ばして、左右の指先を合わせたようになっている。
残りの空間が微妙な5角形になっていた。初めて来た人には印象的
だが、住むには問題ない。冷蔵庫はなかった。そもそも本棚と机以外に
家具はなかったのだ^^; 人が泊りに来たときには、発泡スチロールの
箱に氷を買ってきて入れて飲み物を冷やした。
朝食には乾パンを愛用した。木の切り株みたいにでっかい缶を買って
くれば、3ヶ月は生き延びられる。そもそもそういう意図で作られた
食べ物ではないか?3つ4つ食べて、たまに乾パンをかきわけて
氷砂糖を探し、ひとつ口に入れる。貴重な糖分も摂れるのだ。
飽きていくつも食べられないのが乾パンのいいところだ。
さて目の前で鼻息荒くヴォーヌ・ロマネを飲んでいる我が後輩、
こやつも髪がまだスダレだった頃、全日本耐久生活選手権に参加
しているようなボンビーであった。こやつの下宿はまた凄まじいもので、
薄暗い6畳一間のボロアパートなのだが、不思議とそこには床の間
があり、本来掛け軸でもあるべきところの壁に水が滲み垂れていた。
2階の住民がトイレを使うとそのシミが広がるらしい。
そいつは俺が乾パンを常食にしていると聞き、なぜか嬉々として
自分は小麦粉を大量に買ってきて、水でこねて焼いて食べているのだ
と自慢(?)した。
いやあ~^^ 安くて悪い粉を使うと、胸やけして腹が一杯になり、
あまり食えないから助かるんですよぉ~^^
俺も乾パンをかじっているときには「戦争孤児かよ」などと思った
ものだが、そいつは安い小麦粉を水でこねてフライパンで焼いて
りゃ、まるで南米奥地の土人とかわらねーぢゃねーかw
それもこれも、むかしの話だ。いまや二人してエマニュエル・ルジェの、
至極のブルゴーニュを飲んでいる。素晴らしい夢の旅も、この魔法の
液体がすべて喉を通ってしまったときに終わりを告げる。
おねえさ~ん、まだもうちょっと飲みたいので、グラスでもらえるのを
出してくれませんか~~(^益^)ノシ
などとリクエストしてしまったものだから、出てくる出てくる。
今度はボルドーでいこうと思って…と言ったら出てきたのが、このように
すんばらすいオン・パレード! 次々にグラスで注文する。グラスだとすぐに
終わっちゃうwww
「ブルゴーニュも、いまこんなのが開いていますよ」と店のおねいさんは
悪魔のささやき。こちとらいい気分で酔っ払っているものだから、気がすっかり
大きくなって次々にテイスティング!
ああ、夢って覚めるのね。。。 そして厳しい現実に戻るのね。。。
請求書に丸がひとつ多いような気がしないでもないが、それくらいには
なるよね、といくらか正気も残っている私なのでありましたw
近所の高級スーパーに行って見つけたのがコレ、「塩尻メルロ 2009」。
いい値段するんだよ。日本のワインもカナーリレベルが上がり、前に飲んだ
マンズワインのソラリスもなかなか旨かったので、サントリー君はどうかな、と
買ってみたわけだ。
値段がご立派ならば、味もご立派なハズ?
なにせ日本は資本主義社会だ。このシステムでは人がほしがるものは高くなる。
それは厳しい世界だ。旨いラーメンには人々は900円でも行列を作る。しかし
まずければ600円でも人は来ない。町に一軒しかない店ならばそれでも
そこそこはやっていけるだろうが、大都会であれば選択肢が多いので、当然
競争原理は厳しく働く。つまり高くても需要があれば、それは旨いだろうという
保証になるのだ。
この酒は立派な高級スーパーの目につくところに置いてあった。んで高い。
ということは、ある程度は味の保証がされているということではないか?
いそいそと買って帰って、すぐに開けてみる。ぢつわまだ飲んでいる途中の
やつがあるのだが、そわそわしてしまって待てない(^益^;
あ~~、ワインのコルクを抜くとき、グラスに注ぐとき、ひと口含むときって
ナンテしあわせなのぉ~~^^
ぬ? な・なんだ…?
まずくはない。しかし期待するように旨くもない。。。
高額の福袋を開けるときって、多分こんな気持ちになるんじゃないかな…。
買って持って帰って、開けるときまでが嬉しい、つーかw
おいおい、資本主義の原理はどーなっとるねん。ま~これでも需要はあるの
かな。。。 趣味というか、嗜好は人それぞれ。考えてみれば、日本中の
街にある携帯ショップのスマホなんて、おれタダでもいらねーし。それでも
多くの人がほしがっているではないか。ナンマンエンも出してw 逆に
日本中の街から本屋が消えつつあるが、おれ人が買いそうもない高~い
本、苦労して買い集めているしな。。。
そういうことなのか…?
今回ご紹介する酒はすごいですよ!
ポルトガルから大西洋に出て南西に1000kmの離れ小島(アフリカだ)、
マデイラ島で作られるマデイラ・ワインをついに手に入れました。
これはシェリーやポルトと並んで世界の三大酒精強化ワインと言われて
います。そのなかで一番手に入れにく~い^^
普通のワインと違って、作っている途中で強いアルコールを加えて作った
「濃い」酒なのです。むかし大航海時代に、ワインを樽につめて船に
載せたわけですが、保存性を高めるために加工したのでしょう。
さらに赤道を通過する際、その温度はすごく上がったのです。普通
痛みそうですが、酒精強化されているために、その味わいは逆に深まり、
深いコクを持った極上の酒に変わったのです。
ですからこのブランディーズというメーカーは、日中の温度がとても高くなる
屋根裏部屋に樽を並べて酒を熟成させているのです。
なかでもこのブアルという葡萄は爽やかな甘さを持つ、俺の一番のお気に
入り。しきゃも今回見つけたのは40年以上も寝かされた1968年もの!
清水の舞台から3回転半ひねりを加えた気持ちで飛び下りて、買ったのだ!
グラスに注ぐと、深い琥珀色。アルコール度数の高い、立ち上がる香り。
ひと口ふくめば、こってりした甘さと同時にそよ風が吹くような爽やかさ。
凝縮された葡萄が、長い年月を経て醸し出される密度の高い熟成を
生み出している。極上の、至高の味わい!
人の造り出すものが、ここまでの高みを経験させてくれる感動!!!
生きててよかった…と思わされる酒です(^益^)b
冬になると飲む酒がコレ。阿部勘の発泡にごり酒である。
人気が出てきたせいか、早めに予約注文をしないと手に入らなくなったw
というわけで、今シーズン(昨年になるが)は早~く言っておいたわけ^^
きた~ぞ、きたぞっ、きったっぞぉ~~♪
これがね、栓を開けるときに気をつけないと、なにせ半分飛び出してくるんだよ!
シェイクしまくったシャンペンってなくらいだw
注文するときに酒屋は言った。
開けるとき、注意して下さいよ~~~。
わかってます。ものすごいですからね。。。
蔵元に、知らない人には売らないでくれって言われているんですよ。。。
~というくらいなのですw(゜゜)w
毎度そうなんだが、でっかいボウルを下に置いておくくらいではすまない。
最初の頃だが、どばっと出るのはわかっていたのでボウルをしたに置いて
おいた。しかし予想以上に吹き出したため、ボウルを構えていた女性が
ボウルの外にまで噴水のように吹き出るやつを手で受けた!
しかたがないからその両手で受けたやつを飲んだ!
その人はいきなり沢山飲んだので、すぐに酔い潰れてしまいました… (^益^;
去年は友人が開けたのだが、栓が飛び出して横の奥さんの頭にガツン!
旦那が「大丈夫か?」と唖然と見守っている間に、絨毯の上に酒が半分も
こぼれたのであった…。もったいないことをして、部屋は酒の匂いで充満
したのだが、あの瞬間に「もったいない!」と酒を確保することに気が
いってしまったら、奥さんは怒ったことだろう。旦那さんはまず奥さんの
頭を気づかったので、あとでほめられたのであった。。。
というわけで、それからは下に大ボウル、上にお椀を逆さに構え、一気に
吹き出すやつを上のお椀で受けて下に落とす、という作戦に変更した。
これで完璧のはずだった…。
前に両手で受けた女性がお椀を逆さに持った。下にはでっかいボウルを
置いた。俺が金属製のカバーをぺりぺり、とはがし始めた。それを取ったら
栓をおさえて、ゆっくりとはずそうと思ったのに… _| ̄|〇
カバーをペリペリ…とやり始めたら、
ボウンッ
いきなりカバーごと栓はブワッと吹っ飛んで、俺の頭は真っ白!酒は容赦
なくお椀をかざそうと構えていた女性にぶっかかった…。
酒まみれにしてしまいました…。
一升瓶には半分、残りの半分はボウルのなか、あとは床と女性にぶち
まけられました^^;
来年こそは、完璧に、一滴たりとも無駄にせず、飲んでやるぞぉ!!!
というわけで、来年はですね、瓶をまず丸洗いして、ボウルの上に垂直に
立てて、上にはでっかいデキャンタを逆さにかざし、真上に噴水のように
吹き出すやつを全部下に落とすという作戦をとるのだ!
ビデオで撮るかな…?