本間家旧本邸にやってきました。
北前船による商いで栄えた本間家のお屋敷です。この建物は幕府の使いのために
本陣としても利用され、武家屋敷と商家造りが一体となっているのが特徴です。
すごく広くて内部は立派でした。しかし撮影禁止なので、みなさんにはお見せできませんw
立派なお屋敷でした。。。
そして酒田市立資料館にやってきました。
酒田といえば日本海の交易、そして戊辰戦争の歴史(酒田は会津と一緒に最後まで
戦った)、くらしの道具といった民俗資料、酒田を何度も襲った大火の記録などが
ありました。
どこに行ってもありますねー。昭和の電器製品^^
か~ちゃんが頑張ってたタライの洗濯。右のボールは、あの中に洗濯物を入れて、
お湯と洗剤を入れてハンドルでぐるぐる回すやつだよね?
おお~アンカ、もう部屋が暖かくなって使わなくなりましたねェ。
酒田では街中が焼けてしまうような大火が何度もあったのです。
戊辰戦争や火事よりも、こういう道具のほうに目が行ってしまう私です^^;
北前船の錨~。別な所でも見たなー。
「あいおい美術館」というのも、街の観光案内に出ていたので来てみましたが、
入り口には携帯電話の番号が貼ってあり、おそらく電話するとオーナーが近所の
自宅からやってくるのでしょう。そこまでしなくてもなーと思い、通り過ぎましたw
こちらはグーグルマップに「舞娘茶屋 相馬楼:酒田舞娘の踊りと美術品を鑑賞
できる観光施設」と書いてありました。しかし、入り口にはついたてがあって
入れない雰囲気だぞ? 踊りの鑑賞なんて飛び込みですぐに見られそうにない
気がするし、ここもスルーしましたw
「白バラ」とは、日本でも絶滅危惧種というか特別天然記念物というか、もう
ほとんどお目にかかることのできなくなった「キャバレー」なのです。名古屋の
キャバレー花園、行ったなあ~(^益^)w
調べてみたら、やはりコロナで経営が難しく、客は併設のホテルの宿泊客だけに
限ったり、週末だけのOPENになったりと、飛び込みでは入れないようです。。。
庄内米歴史資料館を見たあとは、山居倉庫をぶらつきました。川に面したこの建物は
事務所だったのかしら。それにしてもこれほど真っ赤に紅葉する蔦がお見事!
ズラリと並んだ倉庫の内部がチラリと見えました。ひとつひとつの建物が並んでいる
のかと思っていましたが、中はブチ抜きなんだなあー。
裏はこんなふうになっていました。インスタ映えするってか。
木の横に素敵な女性を立たせたら映えるだろうがなあ。。。
一番奥の建物は、いくらか展示があってお土産屋さんでした。ここに来たら、他に
観光客がバラバラといました。どこも土産屋と食べる所には人がいるもんです^^;
またおしんちゃん! まだ小さいのに家を出て住み込みの仕事に出される場面。
7歳で奉公に!!! この横にビデオ映像があって、「ばっちゃ~~ん!」と叫ぶ
場面をやっていました。泣きそうになってしまい、すぐに離れるwww
「おしん巻き」ってやつですね^^
さて次の目的地へ行きますか。この日は酒田をぐるりと回る予定なのです。
ここから日本中に米が送られたのです。
お、さっきのツタの建物。
アップに。おそらく船が出入りするところを管理する建物だったのでしょう。
紅葉するのとしないのとが混じり合っているんですね。
こちらは山居倉庫。目の前が川で、この倉庫に集められた庄内米が北前船に乗せられて
酒田から日本海を西に向かい、関門海峡から瀬戸内海を通って大阪まで届けられたのです。
ここには庄内米歴史資料館があります。
倉庫ではこんな感じで人が働いていたとー。
おっ、ご苦労様です♪ (*´Д`)…
うわー、おしんちゃんーーー!!! かわいいカワイイ、泣いちゃう泣いちゃう(´;ω;`)
あの川は最上川だったか。。。
わーここにもおしんちゃんがーw
こんなふうにみんな働いていたんですね。そりゃトラックもフォークリフトも
なかったからなあ。
こんにちわーw
まだ朝なので、まわりには観光客がいません^^
お。女の人、5俵かついだの?!?!吉田沙保里とか中井りんみたいだったのか。
1俵を持ち上げてみるというコーナー。60㎏です。ちょっとやってみて、すぐに
やめました。こんな旅先でぎっくり腰になったら目も当てられん。それにしても
女性が300㎏をかついだとは( ゚Д゚)・・・
俺なら頑張って1俵を何度も運ぶしかないと思いますが、そんなんじゃ効率が悪いので、
1度に何俵も何回も運んだということですよね???
「男は力があるから働いて・・・」という言葉が聞かれることがありますが、力仕事は
いままでどこでも女性が担っていたと言われています。たしかに水を運んだりするのは
女性がやっていたりするし、こんな米を運ぶのも女性が中心だったのか?
頼りなくてスミマセン。。。
この腰を曲げて一日中作業するのもたまらない。そういえば腰が曲がっている
おばーさんは昔よくいましたよね?働きづめの一生を送って。。。_| ̄|〇
左下、やっぱり担いでいるのは女の人たちだーwww
男はやらなかったの???
この変なやつで庄内米の歴史のビデオを見ました。
繁華街の真ん中なので、バーやらスナックやらが沢山あって、どこに入ったらいいの
やら。近くをぐるりと回って、引っ込んだ2階、漢字の店名なら寂れた雰囲気で年配の
女性がやってるんじゃねーかと、ここにした。
常連のおじーさんがひとり飲んでいた。予想通りのママさん(^益^;
東京から来た旅行者と聞いても嫌がられない雰囲気^^ 最上屋旅館に泊まっていて
久村の酒場で飲んできたと言ったら、隣のおじーさんが「向かい側に座っていたよな」と
つぶやく。そういえば、対面式のカウンター席で真向かいに座っていたおじーさんだ!
ママさんは「偶然ですねェ!」と喜ぶ。
「どうしてここに来たの?」と聞かれて、「おばーさんがいそうだから」とは言わずに、
「なんとなく落ち着いた雰囲気がよさそうだったから♪」とウソではなくに答えました^^
おじーさんが帰っていくと、入れ替わりに聞きなれた元気な声のおばさんが入ってきた。
「4人いいですかー?!」 ここまで来たかwww
ママさんに宿泊先を聞かれて大きな声で「最上屋旅館です!」と答えると、ママさんは
「まー偶然!こちらのお客さんも最上屋旅館ですよ!」と私を紹介。
「はいはい。旅館の部屋にいたら元気な声が聞こえてきて、久村の酒場で飲んでいたら
4人で入ってきて、最後に残っていた芋煮を注文してましたよね^^;(実はカウンター
で次に狙っていたのをかっさわれたのだったw)」と言うと、「きゃー!ずっと一緒
だったのね♪」と大騒ぎ。
旅館も酒場もスナックもいくらでもあるのに、全部追っかけてこられるとはなんという
偶然。まるでストーカーかパパラッチ? しかしあちらは仲良く4人組で楽しんでいる
ので、俺なんか関係なく、逆にどこに行っても俺が先回りしていたような?
実に俺が生まれ育った東京の下町の人たちで、それも偶然で話に花が咲いてこの夜は
遅くまで賑やかに飲んだのでした。
そういえば昨夜の天童でも、同じホテル(なんと隣の部屋)のやつとスナックの
はしごをしたんだっけなあ。。。
元気な4人組は明日東京に帰るという。俺みたいに一週間旅するやつはあまりいない。
俺は明日も酒田で飲むと言ったら、ママさんは「ここらは日曜は休みばっかりよ。
あなたのために開けてもいいけど?」と親切に言ってくれたけど、さすがに俺ひとりの
ために開けて待っててもらうのも気が引けるし、それはお断りしたのでした。
定休日にふたりきり、、、愛が芽生えたら大変。ゆきずりの恋になっちゃう(^益^;
最上屋旅館のすぐ近くにある「久村の酒場」にやってきました。宿で風呂に入ったあと、
感じのよさそうな古い酒場を検索してみたら、ここが出ました。そんときゃ雨。天気の
雨雲レーダーを見ると、いまはザァザァでも、15分あまりで雨雲が抜けていくとわかり、
17:35分頃に出れば雨が止んでるな~と出て行くと、ピッタリあがっている。
便利だなーw
酒場が開くのは17:30。ピッタリじゃねーかー、と思って暖簾をくぐると、もうすでに
何人かカウンターに座って飲み始めていました。そして10分もしないうちに満席!
雨雲レーダーの予報で、雨が上がるのがあと10分遅いと出ていたら座れなかったぞw
「自慢あげ」という短冊が目についたので、それを注文すると「厚揚げですねー」と
おっしゃる。たしかに自慢するだけあって、揚げたてが出てきたので、まわりがパリっと
してて旨かったぞ。
カウンターは対面式になっていて、その間に店員さんたちが通る。御覧の通り、カウンター
は、ウィンドウケースのようになっていて、料理が見えており、定番の「もってのほか
(食用菊)」や「煮込み」、「芋煮」などが並んでおり、注文するとサッと出てきます。
常連さんたちが多いらしく、向かい側ではもう満席になっている椅子のさらに向こうの
はじっこにあとから来た常連さんが入れてもらい、その人はいつものように(?)
ズンドウの上にお盆を乗せて、その上に飲み物や料理の皿を乗せて飲み食いしていました。
「太田和彦が好きな酒」なんて書いてあるし、吉田類も来たという話が聞こえてくる。
この二人は俺の好きな古い感じの酒場に、それこそ全国を回っているから、あちこちで
「来た」というしるしが残っている。俺が行ったところにあとからこの二人がやってきた
というのも何軒もあるんだぞ(自慢)(^益^)w
このおふたりが行った店は、とてもいい所が多いのですが、なかにはテレビで見たのとは
大きく違って店員の態度がひどく悪かったり、とんでもなくぼったりするところもある
ようです。そりゃあ何百軒も取材しているんだからそういうこともあるだろうねえー。
しかし昨今は口コミで暴かれるので、助かるところもあるし、恐いという気もしますねえ。
地酒の「麓井 雪女神」を注文。雪女神とは酒造りに使う高級米です。これがグラス
900円と出ていたので、「どうせ小さいグラスだろう~」と思っていたら、コップに
あふれさせて出てきます。 安い! ただの「日本酒」だと300円くらいなのですが、
ここはせっかく来たんだから、安くてたっぷりだし、高級限定酒を順番に行くかー!
と思ったのですが、こんなん何杯も飲んだら、一軒目で終わっちまうwww
というわけで、酒田には2泊するし、次は「礼文島の昆布焼酎~これはうまい!」と
書いてあるのに惹かれてロックで注文。たしかにほんのりと昆布の香り。俺も鹿児島で
焼酎の妖精さんに導かれて、ビール→日本酒→焼酎のフルコースを楽しむように
なりましたw これって泡→白→赤っつーワインのコースにつながるものがあるのか?
ちなみにワインだと白(リースリング→シャルドネ)、赤(ピノ→カベルネ→グルナッシュ)
というコースの細分化があるのだが、日本酒にも甘口→辛口、香り豊か→キレという
味変があるよなあ~。
ここでとあるグループが到着。元気のいいおばちゃんの「4人入れますかぁー?!」
という大声が響き渡る。この声は聞き覚えがある。。。 最上屋旅館で夕方まったり
していたとき、他のグループ客が隣の部屋に到着し、ひとりのおばちゃんが大声で
「うわー!古くて素敵!!!!写真撮っちゃおー!お風呂ドウスルー?あたし先に
入る―!!」うんぬんと、宿中に轟いていたのである。酒場でもはちきれていました^^;
威張ったりからんだり、自己中に振る舞うような連中に比べれば全然罪がない。
明るくて楽しいBGMです(^益^;