さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鹿児島をぶらつく

2017年10月30日 | 九州シリーズ



鹿児島市内は前回来た時にひと通り見て回ったので、特に行こうと思うところはなかった。
まあとりあえず市内循環バスに乗り、城山の展望台に行った。桜島と錦江湾がきれいです。

それにしても、中国人観光客がうじゃうじゃだ。函館の展望台もそうだったが、もう周りの
ほぼ全員は中国人という感じである。みなさんすごい勢いで自撮り撮影。ちなみに中国だと
「おまえ写真に入っちゃうだろ!」と突き飛ばされる(特に女性に)ことがありますが、
さすがに海外旅行中は控えているようです。



桜島はいつものように噴火していました。あまり大きいのはなかったなー。
ところで上の画像の右下に、潜水艦らしきものがいるでしょう?



ぐはー。やっぱりそうだー。東京湾にもたまにいますね。



歩いて城山を降りると、前回は見なかった市立美術館があったので、入ることにしました。
空いていてゆっくり椅子に座れたし、シスレーやルノワール、ピカソなどもあってけっこう
楽しめました。



せごどんは顔がデカイ。



堂々たるデパート、山形屋。ちょっと風来坊系の私としては気が引けて入りませんでしたが、
いまから考えれば、こういう伝統あるデパートにはファミリーレストランというか、「お好み
食堂」があるはずなので、行けばよかったかなー。幼い子供が母親に連れられて来ていて、
嬉しそうにチョコレートパフェを食べるといった微笑ましい姿が見られたかもしれん。



鹿児島の繁華街、天文館にやってきました。前回は寒い時期に「白くま君」を食べて
歯がガチガチいったのを覚えています。今回はクソ暑い時期だったのでちょうどよかった
のですが、体調がいまひとつなのと、白くま屋さんの前で迷っていたら、修学旅行の
子供のグループが沢山入っていったので、やめてしまいましたー。



その向こう側には古き良き雰囲気の喫茶店があったので、そこに入りました。東京では
こういうのがすっかりなくなってしまいましたからねー。ちょっと嬉しい^^

しかも、ウェイトレスさんが美形だった。ちなみに九州は美人が多い。特に鹿児島は
町を歩いていてそう思います。散々いろんな町を旅してきたので、けっこう俺の印象は
信憑性があると思うぞ?

な~んかトラディショナルでしょー(^益^)b


ここは鹿児島 旅路の果てか

2017年10月29日 | 九州シリーズ



ついに最終目的地、鹿児島にやってきました。今回は咳がひどくてあまり飲めなかった
なあ。それでもだいぶ焼酎は試しました。



少しは体調が良くなってきたかも。昼飯を食べられるようになりましたしね。

駅の近くにある「かごっま屋台村」にやってきました。ここには前回食べそびれた
真っ黒いラーメンがあるはずですが、見当たらないのでランチをやっている店に入る。
(あとで聞いてわかったのですが、真っ黒いラーメンは場所を変えてやってました)



まあ鹿児島に来たわけですから、きびなごを食べてビールを頂く。気持ちはリセット。
午前中は指宿を彷徨っていて、先日は枕崎を彷徨っていたんだよなあ~。

狭い屋台で客は俺ひとりなので、自然と若いマスターと話すことになる。枕崎出身
なんだってさ。近年は外国人旅行客が多いという話を聞きました。それならば、メニューを
写真付きにして、簡単な英語での説明を入れたらどうか、と助言する。マスターは、たしかに
片言の英語で説明するのは苦労して時間がかかるので、それは検討の余地あり、と納得する。

鹿児島空港には、東アジアの国々から飛行機が着くらしいです。さらに船も来るのかな。

そんな話をしていたら、台湾から4人組の女性が入ってきて、店は一杯になる。そして
この店の名物のひとつであるうなぎを注文。「特上」、「上」、「並」の違いをマスターは
一生懸命説明し、しまいにはこちらに「お願いします」とふってきた^^;

 いいうなぎはね、柔らかくて脂がのっているんだよ!女性と同じだね♪



俺が注文したのは、ものすごく柔らかい豚の角煮。台湾のおばちゃんたちは、これを
横目で見て「私たちにも一個ずつちょうだい」と注文していました。営業に協力^^;



突然夜の酒になります。どんなところでしょう。



立派な魚が出ました。いままでそれほど食べずに来たので、嬉しいやら喉を通らないやら。



鹿児島では焼酎を飲め、という感じです。日本酒党の私でも、ここではしかたありません。
まずは店の名前が入ったブランドを頂きました。



「六代目」なんていうといかめしい感じですが、「百合」とは女性の名前みたい。



川内で食べた「たかしまエビ」の話が出たんだか出なかったんだか、立派なエビを頂き
ました。さすが大都市鹿児島だから、品ぞろえが違います。ただし阿久根でもなかった
「華アジ」はなかったが。



久しぶりの深酒。しばらく飲んでいると、傍らに素敵な若い女性が。また妄想スタート?

 あなた、俺がカナーリ酔っぱらったとき、会津若松や浅草などで現れましたよね?
 もしかして、焼酎の妖精さんだったりするのかなー?
 いや、あまり聞かないほうがいい。消えちゃうかもしれませんからね。
 夢なら醒めないほうがいいということもある。
 しばらくご一緒をお願いしましょう(^益^)b



若干記憶が途切れがちになりながら、見知らぬ街でオサレなバーに私はおりました。
最初はウィスキーで、そのあとはなんだったっけな?

デンマークのリキュール、チェリー・ヒーリングのボトルが見えたので注文したのは
かすかな記憶にあり。

たしか妖精さんは、ここまで一緒に来たと思うのだけど、深夜未明、気づいたら俺ひとり。

あーれー。やっぱり、さきち・のひとり旅。


指宿を歩く

2017年10月28日 | 九州シリーズ



ここは指宿駅前の商店街。かなり寂しいです。砂蒸し風呂の温泉施設には客が来ている
ようなのですが、観光客のみなさんは宿に泊まったり町を歩いて土産物を買ったりはしない
ようです。何もないから客が来ないのか、客が来ないからみ~んな閉まったのか。

地元の方々も、買い物にかつての中心地であった駅前の商店街に来るよりは、車で
おそらくは郊外にあるショッピングセンターに行ってしまうのでしょう。



「中央名店街」という名前が泣いてるな~。。。



通りにはやたらに鳩の糞が多い。なんだろ?と上を見上げてみると・・・



アーケードは鳩の巣になっているのかっ。



こういうふうに歯が抜けたようにもなっているし、シャッター街が続いているし、もう
鳩の糞の掃除にも手が回らないのでしょうか。ううう。



まもなく名店街も終わりました。海岸沿いに出ます。



ユースホステルの廃墟。安く売ってくれないかな。100万円とか。(^益^;



おお、向こうでは雨が降っているようです。



雨はこっちに向かっているのかな? まあ戻りますかー。



美容室は営業中なのだろうか。このクルクルは、片側が壊れて内部が見えてしまって
いますが、それでも回っていましたよ。夜ならお化け屋敷みたいですー。



どこか喫茶店でもあれば、と思って長い散歩をしましたけれど、ようやく駅の近くで
見つけました。上の看板、よお~く見ると「喫茶」って書いてありますよねー。
コーヒーを飲みながらしばし休みました。すると雨が土砂降り。



30分もすると、このようにあがってくれました。



というわけで、いよいよ九州・熊本ー天草ー阿久根ー川内ー枕崎ー指宿と回ってきた旅も
最後の目的地、鹿児島へ向かいます。


開聞岳を見ながら指宿へ

2017年10月27日 | 九州シリーズ



枕崎の見物も終えて、列車で指宿へ向かいます。朝7時台の次の、13時台の列車という
間隔なのに、乗客は私の他に中国人観光客だけでした。天草に行くときも中国人客と
一緒でした。そおだ、彼らは車を使わないからねェ。



枕崎は日本で南端の始発駅。んで北端の稚内と友好都市になったのかー。



おお、鉄道博物館以外で、扇風機のある車両は滅多に見られないぞ。



しばらく東へ走ると、開聞岳が見えてきました。



だんだん近くなります。



反対側に通り過ぎました。前回と同じく、頂上には雲がかかっていました。
海からの風がびゅうびゅう吹いているのに、なぜか雲が吹き飛ばない。前回長い間
眺めていましたが、雲は山から湧いて出てくるようでした。



列車は薩摩半島をぐるりと回り、対岸の大隅半島が見えてきました。



というわけで指宿駅に到着。お宿はここからしばらくバスに乗った大きな施設。

そのローカルバスが到着したら、なんとアジア人観光客を満載。どうやら有名な砂蒸し
温泉に行ってきたらしい。ひとりひとり慣れない料金の支払いをするので、全員が降りる
のにとっても時間がかかりました。地元としてはありがたいことですよねー。でも、駅前
のタクシーの運ちゃんと立ち話をしたのですが、ほとんどの外国人観光客は宿泊しない。
食事や土産物などにお金を落とさない。もちろんタクシーにも乗らないので、とても
冷ややかでした。



駅からバスで15分ほどのところのスパ施設です。この横にある系列のホテルに泊まり
ました。素泊まりです。たくさんのお風呂がある広い施設はいいかな~と思ったのです。
しかし歩いて10分のところにあるはずコンビニはなくなっていました(朝飯がない)。
町に向かって30分ほど歩いたところにいくつか居酒屋があるのですが、喘息の咳が
止まらないこともあり、夕食はこのスパ施設のなかにある食堂で済ませました。

有名な温泉郷に来たのに、なんかどこにでもありそうなスパ施設は失敗だったかなー。
まあ家族連れでやってきた小さな子供が嬉しそうに歩き回っている姿を見て微笑まし
かったですけどねー。



翌朝の朝食は、そのスパ施設で売っていたマンゴープリンいっこ。これと水。

ううむ。。。


鰹のハラ皮を食って鰹節工場に行ってみた

2017年10月26日 | 九州シリーズ



電動自転車で快適に枕崎の港を走る。観光案内所のおっちゃんの話では、ここらには
土産物屋がいくつかあるという。あれがそうだ。2階には喫茶「ハ~バ~ライト」が
あるではないか。



1階は海産物などの土産が並んでいました。まだ旅は続くし、焼酎を何本も買って
しまったので買い物はせず、2階に上がる。おお、前近代的な雰囲気。むかしの役所
みたいな感じかな。



ほとんど意味不明の展示物があった。それを横目に喫茶店へ。



なんかタイムスリップでもしたような気持になる。昭和の映画の中みたいな?



ヲヴァ~サンがやっていました。もうひとり、ヲヴァ~サンのお客さんもいました。



おお、そうめんセットなら食べられそう。久しぶりに昼飯を食べる気がする。それに
カツオのハラ皮の唐揚げもついているとな^^



右上がハラミの部分の唐揚げ。鮭のハラス焼きも好きだし(パリパリに焦げた皮は
最高なり)、博多で食べた小魚のハラの部分を塩漬けにして炙ったのは感動的だった。
あなたは背の部分のしっかりした身が好きですか?それとも柔らかく脂ののった腹の
ほうが好きですか?



食後にコーヒーを頂く。私は毎日2~3杯飲む習慣がありますが、この旅のあいだ、
朝はほとんど何も食べないしホテルは素泊まりにしているし、昼もほとんど抜いていた
ので久しぶりに飲んだ感じ。思わぬオサレなカップで出てきました。イスタンブール?!



食後には海岸線を南下し、鰹節を作っている工場があるあたりまで行ってみました。
歩くと1時間ですが、自転車なら10分です^^



なんか風情のある海辺の町です。



鰹節工場がありましたー。



薪が沢山あるのは、もちろん燻すために必要とするのでしょう。



日差しの中で、薪を乾かしているんだな?



おおお、ありましたー。猫ちゃんが来たりしないのかな。

撮影をしようと思ってカメラを出したら、中から作業着の女性が出てきて目が合いました。
いちおう許可を取ろうと「こんにちは~。写真だけ撮らせて頂いてよろしいでしょうか」と
聞きました。

するとニコッとするのだかなんだか微妙な表情。いいともわるいともわからない。なので
カメラをちょっと持ち上げて見せたら、スッと奥に戻ってしまいました。(゚益゚)?

駅前に戻って観光案内所に自転車を返したとき、あちこち行く場所を勧めてくれた
おっちゃんに、鰹節工場にも行ったことを話しました。すると「あそこで働いているのは
ほとんどベトナム人で、言葉が通じないんだよ」と言ったので、ようやくあの微妙な表情の
意味がわかりました。

はるか遠くの国までやってきて、「研修」と称して最低賃金よりはるかに安い賃金で働いて
いるのかしら。ブローカー(紹介者)に多額のマージンを取られたり、飛行機代を貯める
だけでも大変な苦労をしたり。でも一方で、そんな従業員を確保しないと経営ができない
という現実もあるのですよね。