まだ夜の灯がわずかに残っている明け方5時。こんな時間に目が覚めたのは、昨夜
飲み過ぎてホテルに帰るなりバタリと寝てしまったからだ。枕元には夜中に何度か
飲んだ水のペットボトルがほぼカラになっている。
そういえば変な夢を見た。見たこともないバーのオーナーに「昨夜は飲み過ぎて
すみませんでした」と謝ると、「いやあ私だってひどいことになった経験もありますし」
とか言われている。連日飲んでいる設定で、失態をしでかしたのを否定せず?!
まあいい。今夜も飲むぞ!
やたらに電気製品やコードを持ってくるようになったもんだ。PCにスマホに、今回から
本は持ってこずにKindleにした。旅が長くなると本の量も増えて重くなるからなあ。
フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』は児童文学の傑作。西村賢太の『苦役列車』
はまた濃いドロドロ小説。どちらも面白いが、灼熱の砂漠と冬の北極圏、寿司とキムチ
鍋、室伏広治と江頭くらいの違いがあるなあ。
Amazonは嫌いで、できるだけ使わないようにしているのだが、Kindleのいい所は
旅先で検索・購入・ダウンロードをすれば、本を追加できるところだ。あと薄暗い
部屋でも明るく読めるところか。
さてさて函館山へ出発。道路に雪はなくなっている。山は大丈夫かな?
道路の左側に、汚れた山があるでしょう?あれが雪の最後の残骸です。
コロナのおかげで旅行者が激減し、ロープウェイは夕刻の日暮れ時まで止まっています。
というわけで登山道へ。1時間くらいで山頂に着くとか?こんな道なら楽そうだ。
少し雪があるが、特に歩くには問題ない。しかしこれは杉???
だいぶ登ってきて100mまで来たが、まだ1合目?たしか山頂は9合目だったようなw
少し心に響くw
やっぱり杉でしょコレw スギ花粉から逃れて北海道までやってきたっていうのに、
杉並木かよっwww 花粉飛んでないのか???
登ってくると、だんだん雪道になってきた。革靴でバーに行くような格好なんです
けど俺ーww ちなみにすごいスピードで降りてくる奴と、サッサカ追い越していった
奴がいるんですけど、どちらも登山フル装備でした。やっぱりまずかったか?
だんだん雪山登山の様相になってきた。柔らかい新雪の上を踏むと、靴がズボッと
雪にめり込み、靴に雪が入ると冷たい。チラホラと登山者はいるが、道はそれほど
踏み固められてない。ここまで来て途中で降りたくはないからなーw
だいぶ頑張って、頂上が見えてきたよ。なんとか最後まで登るぞォーw
ベイエリアから路面電車に乗って、いまは寂れつつある昔の繁華街、松風町へ。
むかしは路地裏だったのに、裏は大きな駐車場になり、手前は更地になったりで
すっかり丸見えになってしまった山吹さん。大将は健在でした(*´ω`)
目の前に牡蠣が見えたので、さっそく生で頂く。大将が大声で「ちっちゃな頃から
悪ガキで~♪」と歌う。「悪ガキ」=「わる牡蠣」とひっかけているのである。
隣の客は、説明を受けてようやく理解する。大将の選曲は古いのである。ちなみに
ウニを注文すると「ウニ(海)はよォ~~♪」と絶叫するのである。さらに何だったか
突然ウルトラマンタロウの歌を歌いだすのも定番だ。
大将の名前は「大久保たかし」さん。自己紹介をするときは「大久保清です。
ついでに宮崎勤です♪」と言います。だんだん誰にもわからなくなってきています。
(。´・ω・)?
ホタテのカラ焼き、味噌味卵とじ。向こうの人が注文したので、一緒にお願いして
焼いてもらって、俺が食べていたら隣の人も注文しました。カウンターで並んでいると、
他の人の食べているものが旨そうに見えるものです^^;
ちなみに隣のおねいさん二人組は、イカ刺しを注文しました。俺もそれを考えていたの
ですが、一パイまるごと出てくるので、半分を過ぎたあたりで持て余してくるので
(何度も経験済み)やめておきました。でもちょっと食べたいな~スルメイカ♪
炉端は目の前に食材が並んでいるので、つい美味そうに見えるものを食べることになる。
横のおねいさんがとうもろこしを食べたそうにしているので、ひとつあげたら喜ばれ
ました^^一緒にいる向こう側のおねいさんにも勧めたら、「あたしとうもろこしは
いらないw」とガツンと拒否。しかしトマトのほうは食べていました。密かに期待
していた「お返しにイカを少しどうぞ」はありませんでした。。。
グーグルマップで目についたすぐ近くの「スナック ママさん倶楽部」というに名前に
惹かれてやってきました。口コミによると、「ママさんではなくババさん」と
書いてあるので、それに期待(^益^)/
期待に十分にこたえるナイスな女性でした♪
実はまもなく記憶が飛んでしまいました。。。
でも楽しかった気分だけは覚えているので、そういう酔っ払いに寛大でやさしく
対応してくれる店でした^^;
帰りは遅くなったので路面電車は30分待ちとわかり、結局歩いて帰りました~w
一度は下北半島にだまされたが、今度はホントの北海道、函館山がお迎えだ。
おおお、ドローンで見ているというか、遊覧飛行を楽しんでいるというか、函館山を
飛行機は一周してくれる。
雪はそれほどなさそう。ロープウェイが昼間は動いていないので、明日は山登りで
行こうと思っているのだが、これなら大丈夫そうかー?
きれいに一周してくれます。こんなのが見られるんだったら、是非座席は右側の窓際だ。
反対側からのアプローチで、ずっと東の海岸線のときもあったけど。
港の真ん中に砲台、山の頂上にも砲台、そして五稜郭のところにも大砲を置いて
この街を守っていたのです。
高度が下がって街並みも良く見える。ほぼ中央にある大きな建物が滞在するホテルだよ。
こちらからの「裏夜景」というのもなかなかいいらしい。車じゃないと行けないけれど。
おお、函館3~4泊目のホテルがチラリと見えた。左下です。
アップにすると、屋上の露天風呂が見えたゾ。右が男湯で左が女湯。女のほうは
初めて見たなー、当たり前だけど。裸で歩いてたら写ってたよ!?
このお風呂に入っていると、離着陸体制の飛行機がすぐ近くに見えて迫力なんです。
というわけで、無事に函館空港に到着です。
さっき見えたホテルに到着。この時期はいつも空いているのに、「どうみん割」やら
「はこだて割」などという半額セールが始まったもんだから、いきなり混みやがった!
俺みたいなひとりモンには「ご希望のプランはありません」っつーのになー!
いつもは狭いシングルだが、今回は豪勢に1000円プラスしてひとりツイン。
割引なんかが始まる前の予約だから、最上階の広い部屋も割安で取れたようだ。
コロナでまん延防止のときはガラガラだっただろうからなあー。
使わないベッド、微妙にもったいない。誰か素敵な女性ならタダで泊まってもらっても
いいんですが。。。
函館山ビューというのもお値段が違うのだ。
荷物を置いてすぐに屋上にある風呂へ。まずはサウナで汗をかく!積年の仕事疲れ、
肌にしみ込んだ花粉などをすべて流し去る!どばーん!と水風呂に入ってシャッキリ!
機内にあった雑誌で、自称サウニスト、浅田次郎のエッセイを読んだ。それによると、
「サウナではやせない」と断言していた。水抜きしても、飲めばすぐに戻るだけで、
確かに皮下脂肪が減ることはなさそうだ。しかし汗をかけば老廃物が出ていくので、
肌はきれいになるそうだ。だからスポーツ選手や太った汗かきの人は肌がきれいだとか。
ううむ、蛭子能収やまいう~の石塚なんかは肌がきれいだったかな?
昼間っから頭も洗って、これで東京から持ってきた花粉は全部洗い流したか?
せっかくなのでコンディショナーなんてものも使う。普段はシャンプーだけの私である。
たしかにコンディショナーを使うと若干サラサラになる。しかし言われてもわからない
くらいの違いのために、わずかだろうが金も手間もかけて汚染水を増やすこともなかろうと
やっていないのだ。しかしこういうときはヒマだしタダだし、せっかくだからと(o^益^o)v
というわけで、風呂上がりのビールを飲んで、サウナと温泉でお肌ツヤツヤ、髪もサラサラ
に整えて、いざ熟女のバーへ! いやその前に赤提灯の酒場へGo!
飛行機が羽田を離陸しました。久しぶりのフライト。コロナでずっと自粛を強いられて
いたからなあー。今年はとにかく花粉症がひどい。まん延防止が明けたらすぐに
北海道だ!
飛び上がるとすぐに急旋回。座席はいっぱいで満席だ。窓際でカメラをパチパチ
やっているのを見て、横の乗客は「よっぽど嬉しいんだろうな」と思ったことだろう。
東京湾アクアラインが見えている。
マリンスタジアムを見て、東京湾とはおさらば。
また旋回して向きを変える。飛行機が傾くと地面が正面に見えるぞ。
東北の山の上を通ると雪の冬景色。
快調に飛んでおります♪
東北の米どころを通過中。
いよいよ北国だ。寒そう。北海道は雪なのかー?
海に出た。これで本州とはおさらば。
あっという間に対岸へ。これで北海道上陸か。
ありゃ、なんか違うぞ?北海道に到着したらすぐに函館なんだが・・・?
そぉ~か、本州を離れたと思ったら、陸奥湾に出たところだったんだ。下北半島は
マサカリみたいな形をしているから、その刃の形をしたところに出たんだ。
というわけで、半島の北端がマグロで有名な大間の岬だ。これで本当に本州とサヨウナラ。
タイトルで「函館へ」と書いたのに、まだ本州を出たところで今回は終わります。
ちと画像を取りすぎて長くなりましたので。。。(^_-)-☆
今年は花粉症がひどい。目はものすごくかゆいが、鼻が完全に詰まっている。鼻の奥が
腫れあがってふさがっている。PCR検査なんかできるのか?綿棒入らんぞ!
ラーメンや蕎麦を食うときは、呼吸ナシになる。ワインの味は3割くらいな感じだ。
こんなときにお見合いなんかあったらどうするんですかっ。幸いないけど。
Chu♪なんかすることになったら、窒息状態になるではないか。する機会ないけど。
寝るときがたまらん。しかたなく口呼吸。口の中が乾いて目が覚める。舌がガチガチに
なっているので、指で触ってみたら亀の甲羅みたいだ。枕元に置いた水を飲んで湿らせる。
しばらく口に含んでおきたいけれど、息が出来ないからすぐに飲むしかない。
花粉のないところに行かなきゃいけないよ!北海道だよ!ようやくマンボウが終わって、
東京から移動しても白い目が半分くらいになるだろう。ガイコツに行きたいけれど、
飛行機はロシアをよけていくから遠回りですごい値段になってるよ!みんな仲良く
しようよ!俺がロシアを旅したときは、みんな感じ良い人たちばっかりだったぞ!
今回泊まるのは数字で書いたところ。1.函館にまず4泊。ベイエリア2泊に湯の川温泉に
2泊!この間に腫れあがった鼻の奥は開通してほしい!なじみの酒場はやってるかー?
北上して、長万部の山奥、2.「二俣らじうむ温泉」に。世界で二つしかないという
石灰の湯の華で出来た「巨大な石灰華ドーム」を見ながら露天風呂。ここで生き返る!
そして3.洞爺湖を眺めながらの温泉。参考までに「ウィンザーホテル」の値段を見てみたら
1泊で酒場10回分くらいだった。私の知り合いには、「マック〇個分」とか「牛丼〇杯分」
とか、「スイスロール〇本分」とかいう人たちがいますが、俺の場合には「お銚子〇本分」
とか「居酒屋〇回分」という数え方である。あなたは何で数えますか?(^益^;
4.室蘭に。「英国館」のおばちゃん、「どんぐり」のじっちゃんは元気か?
それから白老のウポポイ、アイヌ資料館を訪れて5.苫小牧に。その先の「二風谷」にある
アイヌ資料館にも行きたかったのだが、バスがないようでレンタカーしかなさそう。
雪の山道を行きたくはないので、今回は断念。夏の避暑のときかー。
6.小樽に行って「千里」や「バニラ」に行かねば。今回はさらに酒場を開拓するぞ。
7.最後は札幌。夕張にも行きたかったのだが、5月になるまで行きたい施設が見られない
ので、これも夏まで待とう。冬の北海道は雪に閉ざされるので、一年の半分くらい施設が
閉まっていたりするのだ。
するとおととい、突然に「はこだて割」(宿泊費半額割引!)などという発表がっ!
半額ですよ半額w このままじゃいけない。予約を取りなおしたら半額になるのか?
聞いてみるとそうだという。いままでとった予約をキャンセルしようと思ったら、もう直前
なのでキャンセル料が20%やら40%かかるという規約があるではないか。キャンセルじゃ
なくて「変更」なんだから、どうなんです?と問い合わせると、キャンセル料は取りません
ので、予約を取り直してから連絡してくださいという。今日の昼から「はこだて割」が
始まるというので、ページを開こうとしたら「ただいま混みあっています」と開かない!
しばらく経ってようやくつながると、「ご指定のプランはありません」ときたもんだ。
もともとひとり旅の設定はないのかしら?それともあっという間に一杯になったの?
普通に料金を全部半額にしてくれるなんて甘いもんじゃないのね。。。
というわけで、いろいろやって骨折り損のくたびれ儲けw
・・・ただ宿はどこも混むだろうw (눈‸눈)