さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

富岡製糸場 1

2020年11月30日 | 関東甲信越


さて富岡製糸場に入ります。この建物、木材で骨組みを造って、壁にレンガを用いた
「木骨煉瓦造」という工法で建てられました。明治初期に、フランス人技師を呼んで
工場建設、運営までやってもらったのです。


最初は製糸場の歴史を学ぶビデオを見ました。ローティーンの女の子たちが全国各地から
集められたのです。いまでいうとナントカ48のオーディション? 。。。違うかw

最初はね、呼ばれてやってきたフランス人がワインを飲んでいるのを見て、「若い娘の
生き血を飲む」というデマが流れて、女工の募集が全然集まらなかったそうです。そこで
初代製糸場長の14歳の娘を働かせることにして、それで3ヵ月も遅れてようやく始まった
そうです。

 俺なら生き血、飲みたくないなーw


岡谷の製糸工場といえば、「あゝ野麦峠」=「女工哀史」ですよねー。
中学生くらいの娘が実家から働きに出され、7年契約とかで毎日13~4時間も働かされる
なんて、児童虐待以外の何物でもないように思えます。産業革命時代のイギリスもそう
だったですね。

でも、低賃金&重労働のおぞましい搾取だったかというと、そうでもないとか。というのは
こういう女の子の雇用の場は国中であまりなかったから、貧乏人にはとても助かる現金
収入の場所だったし、農家の仕事のほうはもっと過酷だったというし、きちんと食事が
出たこと自体がありがたかったとか。

俺が経営者だったら、一日8時間労働にして、教養をつける学びの時間とレクリエーション
の時間をつくるけどね~。・・・と思ったら、確かにあとでそういうのが出来たそうです。


というわけで、工場内を散策します。


繰糸所。繭から生糸を取る作業をするとか。
天井に注目です。柱が三角形に組み合わされているでしょう?これは当時日本には
なかった「トラス構造」といいまして、柱を真ん中に建てないで済む造り方なんです。
だから内部に広い空間が出来て、巨大な機械を入れて作業ができるわけ。さ~すが
おフランスざんすね^^;


蒸気機関で巨大な機械を動かした。ヨーロッパでは産業革命がありましたからね。
それがついに極東までやってきたと。


首長館、別名ブリュナ館とも言います。指導者として雇われたフランス人、ポール・
ブリュナが家族と暮らした住居です。煉瓦造りの地下室があり、ワインの貯蔵庫にして
いたのか、女工の生き血を吸っていたのか(^益^;


寄宿舎が並んでいます。女工は最盛期に3万人を超えていたとか。


蒸気を抜く越屋根というそうです。なんか昭和の原風景の、その元か。


なんかレゴの展示があるとか。さらに有料なので、見ないw
世界中の世界遺産の建物をレゴで作ってあるとか。頑張って作ったのねー。


ここはフランス人女性教師の住居だったっけな?


これ、なんで廊下が切れているんだろ?と思っていて、あとで全体の地図を見てわかり
ました。いま見学できるように、建物を一部壊して道路にしているんです。そ~か、
大勢の見物客がゾロゾロ歩くには、狭く入り組んだ構造を変える必要があったと
いうわけかぁ。


上信電鉄に乗って上州富岡へ

2020年11月28日 | 関東甲信越


ここは高崎駅。これからローカル線の上信電鉄に乗って、上州富岡に向かいます。
ここの鉄道むすめは、「富岡しるく」ちゃんでしたww

改札の切符切りの人が、なんか若い女性でした。オォ、と思ったら、降りてくる奴が
無人駅から乗ったらしく、俺の目の前で財布を出してゴソゴソゴソ。。。しかたなく
待っていたら、向こう側のおじさんが「こちらへどうぞ~」とご親切にw

そういえば、こないだもスーパーできれいな女性店員のレジに並んでいたら(わざわざ
そこに行ったんじゃなくて、たまたまですぞ)、目の前でヲヴァ~サンが財布をゴソゴソ。
すごく遅くて、でも別に悪い気はしてなかったんだけど^^;、向こう側のレジの
おっさんが「こちらへどうぞ~~」とやりやがりました。

「いえ、僕はこっちがいいんです!」って、そりゃさすがに言えませんがな。


上信電鉄もなかなか味わいのあるローカル線です。


あ~、製糸場が世界遺産になったからなあ~。


でもなんか、駅が立派になってるぞ?


うわー! ローカル線かよコレ―!


10年前に来たことあるんです。これがなあ。。。


おそるべし世界遺産登録。しかしこういう古い食堂が寂れているのは変わらない。


富士屋は何だったんだ?


わー素敵な出窓。こういうのはどこもかしこも閉店か?


「ラーメン&スナック」、いいね~。入り口は埋まってしまったかw


ん? よ~く見ると、なんとか出入りしているのか? 内部は真っ暗だよね?


富岡製糸場の前までやってきました。ちらほらと観光客向けの飲食店が何軒か
やっていて、ソフトクリームなんかを売っている。地元のおばーちゃんなどが
「いらっしゃいませー!」と声を張り上げていました。賑やかになったのは入り口
付近の数軒だけか。


寄居で病院の廃墟を見る

2020年11月26日 | 関東甲信越


城址も見たし、駅に戻ることにしよう。城址公園のすぐ横に住んでいる人は、大きな
緑の公園が庭になっているようで、こういうのもいいねェ。


うわー、道路の上にたくさんの柿がなっていて、これじゃあトラックは通れないねェw


おっおっ! これはすごい廃墟だ。真ん中の三角屋根の跡、おそらくはかつて玄関に
なっていて、ドサッと落ちたのかしら?


屋根も抜けてきているよ。いったい廃墟になって何年経てばこうなるんだ?


奥に進むと、こちらのほうはまだ原形をとどめている。


立派な旧字体で「野原醫院」。病院だったのかー。


火事になったり、崩れ落ちたりが心配ですよねえ。片付けるのにもお金がかかるし、
放置されちゃっているんだね。


「お買い物は寄居町で」か。でも店がどんどんなくなっているんじゃ。。。


ここからはJR八高線に乗って、高崎に向かいます。
いまは珍しくなった貨物列車が砂利を運んでいました。


鉢形城公園を歩く

2020年11月24日 | 関東甲信越


荒川です。荒川区を流れているバッチイ川の上流です。まるで別物。そういえば、
ロシアのアムール川も、上流と下流では「澄んだ清流」→「濁った汚染水」だった
もんなあ。人間もそうだよ。例の老人政治家だって(誰か心に浮かべてみて^^)、
むかしは素直で天使のような子供だったりしたんだろうからねえ~。


長い橋にでっかいトラックが通ると、けっこう揺れてちょっと怖いぞw


荒川のほとりに、こんな立派な旅館があるんです。泊めてもらおうと思ったのに、
2名からでないと受け付けてくれないんだってさ。ひーどーいーwww


こんな鮎料理、食べたいと思ったのにさ。。。


さて寄居には鉢形城というお城があったのです。いまは址だけですが。そこの公園に
入ってきました。


うむぅ。やはり神社とか城址などは、きちんと残していかないといけませんね。
貴重な緑です。


きれいな女性もそうだけど、やはり緑は目の保養になるのです。大事大事。


ほー、きれいなところだよ。鉢形城の中心部は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の
上に築かれていて、天然の要塞となっていたそう。この地は、交通の要所に当たり、
上州や信州方面を望む重要な地点でした。


~というのは、こちらの鉢形城歴史館で学んだことです^^;

武具が展示されており、中でも兜や軍配(相撲でしか見ませんよね)が面白かったです。
でも撮影禁止でしたからお見せできません~。
ま~こじんまりした施設でした。
さてそろそろ戻るか?


寄居へ

2020年11月22日 | 関東甲信越


長瀞の朝を迎えました。抜けるような青空っつ~の?


本数の少ない電車だっつ~のに、乗る人もいないみたいだな。だから廃線に
なっちゃうんだよぉ~。


味わいのある待合室じゃないかぁ~~。残してくれよー。


お隣の駅は昨日来た長瀞。やっぱりここでは何人も降りる。


ハグレの人は、「はぐれもん」になっちゃうねェ~。ちなみに秩父鉄道をずっと行くと、
「小前田」という駅があって、「次はオマエダ」と表示されます。


ハグレは、こう書くんだな。


寄居に到着しました。ここで秩父鉄道とはお別れです。


あ~昨日登った宝登山だ。こんな雲海は、明け方とかじゃないと見られないんじゃ?


あ~、コレ食べたかったんだけどー。クーポン券があったけど、チェックイン時に
にもらうから、翌日の昼しか使えない。しかしもう長瀞は離れてしまったからなー。
有効期限が泊った次の日までってひどくねーか?


さて寄居はどんな町かなー。駅にコインロッカーがあるかと思いきや、ナイ!
ずっと荷物持って歩かなければwww 連れがいるとするよね。300円で、町歩きの
間、ずっと俺の荷物持って!って言われたら、絶対持たないよね? あ~んw


お~、憩!


住宅地の真ん中に小さなパチンコ屋。そういえば、むかしは住宅地にこういうの
あったなぁ。20~30台くらいしかなくて、まず出ない。でも地元の常連がいてなあ。


おおお? ローカルプロレス!


ジャガ―横田、若い頃の写真だよね?いや、激しく修正はいってるってか?
( ゚Д゚)「怨霊」、「魔苦怒鳴門?」、「マドレーヌ♪」、「モンゴルメ~ン」w
しばらく見入ってしまいました。 見に行きたいな。。。


石屋さん。左の、ローマにあるやつだよね? どんな人が買うの?
あ、売りものじゃない展示品かw