千里山駅ホームと千里山団地周りの桜並木の紅葉が、いつの間にか本格的な美しい色合いとなりました。このところの雨模様にひらひらと落ち葉も多く見られるので、春の散花のように潔く一瞬の彩りとなるのかも知れません。
それにしても街の中に豊かな自然の感じられる、千里山のような住環境は本当に恵まれていると思います。季節の移り変わりを生活の中で視覚的にも楽しめるのは、現代の都市生活では贅沢なことになりつつあります。大阪の域内でも千里自体が街路樹や公園など、田園都市的なコンセプトで作られていることがあると想いますが、千里山はその千里ニュータウンに大きく先立つ大正時代に、ロンドンの郊外都市レッチワースを意識して開発された住宅地であるだけに、まだまだ公共空間や個人の庭など自然が豊かに残されています。
今日その千里山団地周りの桜並木の幹に巻き付いた、ツタまで鮮やかに紅葉しているのを見つけました。その側で山茶花のピンクが彩りを添えています。春夏秋冬このような小さな発見を通じて、きっと癒されている部分があるのだろうと改めて感じています。
・千里山駅ホームの桜(1、2、3)