今年のプロ野球日本シリーズ第1戦は、セ・リーグ代表の阪神がパ・リーグのソフトパンクに勝利を収めました。
エースが好投し、主軸のバッターがCSシリーズからの好調を持続して、先制からビッグイニングの5点を追加し、2度のピンチも最少失点に抑えるという理想的な試合運びでした。
これで阪神は、ポスト・シーズンを引き分けを一つ挟んで負け無しの快進撃振りです。
短期決戦はよく心理的なコントロールが難しいと言われています。確かにペナントレースのような長丁場であれば、シーズンを通して同じ雰囲気が続くことはないのですが、CSや日本シリーズのような場合は心理的な流れが変え難いものだと想います。
特に巨人に4連勝した時はそれを感じました。ペナントレースでは7ゲームも離されて優勝を逃したのに、CSのアドバンテージは1差から始まるというのですから、阪神のチーム心理にしてみればラッキーこの上無いでしょう。負けて元々の気軽な気持ちで行けました。逆に巨人の選手にしてみれば、納得できないルールと感じられたのではないでしょうか。
結果的には阪神の溌剌としたプレーと対称的に、何となく元気無く終わった感のあるジャイアンツでした。僕は大阪で阪神サイドの人間なのですが、巨人が少し気の毒に想う気持ちになりました。
そもそも、7ゲームも離してリーグ優勝したチームが代表になれないのはおかしいと想います。来シーズンはルール改正して、3ゲームで1アドバンテージくらいで良いのではないでしようか。
大リーグでも地区2位だった青木選手のいるロイヤルズがリードしました。日米野球はともに下克上の真っ最中です。
【追記】その後、福岡に乗り込んでから4連敗して日本一は成りませんでした。セ・リーグを優勝でなく2位でCSを通過した代表だったためか、僕の周りでは余り悔しくないという感じの受け止め方が多いようです。