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うどんの冷やだれ

2012-08-29 14:36:11 | Weblog

 先日、NHK「今日の料理」で日本料理人の野崎洋光さんが福島県に帰省し、故郷の夏の味として「うどんの冷やだれ」を地元の人達に振る舞い美味しそうに食べていました。
 エゴマ(無ければ白胡麻)を磨りつぶし醤油と出し汁でのばし、キュウリや紫蘇の葉・生姜など夏野菜と薬味を添えて、手打ちで作られた小麦の香り立つうどんに掛け、故郷の季節感を丸ごと涼しく頂くご馳走です。
 故郷のある人は誰も同じように、母親や祖母の作ってくれた田舎料理を想い出すのではないでしょうか。僕は最近よく子供時代に食べさせて貰った、母親手作りのお八つを懐かしく想い出します。
 それは牡丹餅や柏餅また外郎(ういろう)などの季節の行事に食べるものだったり、黒糖を使った蒸しパンや蜜柑の缶詰で作った寒天など日常のお八つだったりします。それは時代を感じさせるものばかりではありますが、素朴に手作りされた美味しさが練り込まれていたように想います。粒餡や漉し餡も前夜から小豆を浸して手作りしていました。味噌もそれぞれの家で手作りしていた時代で、炬燵の温熱を利用して糀を育てていたので、その過程でできる甘酒も飲ませて貰いました。
 そんな母親自身も甘いものが好きだったので良く作ったのだとは想いますが、最近その頃に食べさせて貰ったものを忠実に再現してみたいとよく想います。

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